HAKONE HOSPITAL 02

2016
APRIL
Summer
Vol.
02
独 立 行政 法 人 国 立 病 院 機 構
〒250-0032 小田原市風 祭 412
TEL:0465-22-3196 FA X:0465-23-1167
Q UA R
T E R LY
MAGA ZINE
HAKONE
H O S P I TA L
い の ち 輝 く 、癒 し の 病 院
2016
APRIL
Summer
そこ に い ると、ほ っと 心 が 安 らぐ
Vol.
02
嬉 し い 時 は とも に 喜 び
辛 い 時 に は とも に 立 ち 向 か う
真 剣 に 取 り 組 ん で い る 時 に は 影 で サ ポ ートし
悩 ん で い る 時 に は そ っと 手 を 差 し 伸 べ る . . .
患 者 さんも 職 員も 箱 根 病 院 で 過 ご す 全 ての人 が
そ ん な あ た た か い 思 い や り でつ な が る 家 族 の よう な 病 院
箱 根 病 院 で 過 ご すことで 自 然 と 心 が や す ら ぎ
そ の人 の良 い 面 が 引き出され
ひとり ひとり が 輝 く 場 で あり た い
箱 根 病 院 に は そ ん な 理 想 が ありま す
「 い の ち 輝 く、癒 し の 病 院 」
理 想の 病 院を目指 す 箱 根 病 院 の旅 を
み な さまと 共 有 し な が ら
その 一 歩 一 歩 を 楽しみ な がら
歩 み を 進 め て いき た い
Contents
1, T H E
SCENE
2, P E O P L E
............................. 02
箱根病院を支える人々
............... 08
3, & H O S P I T A L I T Y .......................
10
4, 箱 根 病 院 N E W S .......................
11
5, 院 長 か ら の 言 葉 ............................
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The Scene
No0 1
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No0 3
The Scene
No 0 1
ぽ か ぽ か 陽 気 、さくら 道 を 散 歩
The Scene
日 々 の 生 活 は 一 つ ひと つ の シ ーン の 積 み 重 ね で す 。
人 の や さしさ を 感 じ たり 、植 物 に 癒 さ れ たり 、
何 か に 挑 戦 して み たり
素 敵 な シ ーン に 溢 れ て い る 日 常 こそ 、
理 想 の 病 院 の 姿 だ と 思 って い ま す 。
箱 根 病 院 で日々生まれる
「 い の ち 輝 く 、癒 し の 病 院 」らし い
シ ーン を 覗 い て み まし た 。
The Scene
No0 1
No0 2
No0 3
No0 4
春 の 温 か い日に 照らされて 、 お 花 見を 楽しむ
花 は 人の 心 を 穏 や か にし 、癒しを与えてくれま
毎 年 春 に なる と 桜 が 箱 根 病 院 の 周 りを 彩 り
す 。気 分 が 塞 が ってい る 時 や 少しイライラして
ます 。
しまってい る 時 に 、花 を 眺 め ていたら自 然 と心
赤 い屋 根 が目印 の旧 本 部 棟の 脇を抜けると 、そ
が 落 ち着 いた 、な んていう経 験 をされている人
こには 桜 のアー チ が 。い つもの 散 歩 道 でも 、桜
も少なくな い の で は な いでしょうか 。そん な 人
が 咲くと 、そこまるで 別 世 界 。患 者 さん や 職 場
の 心 を 癒 や してくれ る 花 の 中 で も 、日 本 人 に
の 仲 間 たちと一 緒 に 、桜 に囲まれて歩く散 歩 の
とって 、特 別 な 存 在となってい る 桜 。日 本 の 春
時 間はとても贅 沢なひとときです 。
を 象 徴 する 美しい 花 で す 。
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No0 4
The Scene
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The Scene
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プ ラ ン タ ー を 通 じ て 、花 を 育 て る 楽 し み
だ け で なく 、たくさん の 人 との つ な がりや
コミュ ニケ ー ション が 生 まれて います!
The Scene
No 0 3
夏 祭 りを 楽 し む
The Scene
No 0 2
草 花 を 楽 しむ
箱 根 病 院 の 夏 祭 り( 縁 日 )
日 本 の夏!といえ ば お 祭り 。箱 根 病 院 は3年 前
から8月のホームカミングディに 、縁日と称して
草 花 を 楽 し む こと か ら 、つ な が りが
夏 祭りを 開 催しています 。患 者 さん やそのご 家
生まれる
族に夏を感じてもらいたい、楽しい時 間を過ごし
あ な たにとって 花 や 観 葉 植 物 はどん な存 在 で
ていただきたい 、そんな 想いを胸 に 箱 根 病 院 の
すか。
「 見ていると心が 癒 やされ る 」
「育つ過程
職 員自らが立ち上げた 縁日です。
を見るのが 楽しい」...
花 や 観 葉 植 物 は 、そんな 癒しや 生きる楽しみを
一人の 職 員の 想いからはじまった縁日
与えてくれます。
箱 根 病 院 の 恒 例 イベントとして定 着してきた 縁
日は 、発 起 人 、看 護 師 の 田 辺さん の 想いから 始
まりました。
難 病と共 生 する 箱 根 病 院 の 患 者 さん にとって
「毎年花火大会の日は、職員みんなが出勤します。
病 院とは 生 活の 場でもあります。
反 響はどうでしたか?
生 活 の中に 変 化や 癒しをもたらしてくれる花 や
自然とコミュニケーションが生まれ 、たくさんの人
こういう状況はなかなかありません 。病院として普
「 とても好 評 で 、患 者さんからも「 楽しみにして
観 葉 植 物 は と ても 貴 重 な 存 在 。で す が 、そう
たちが関わってくれるようになりました 。
段よりも余力があるこの日に 、患者さんにもっと楽
る 」なんて声をかけてもらえたり 、とても嬉しかっ
いった 癒しや 変 化 だけ で はなく 、花 や 観 葉 植 物
患者さんやそのご家 族 、職員が日にあたりながら
しんでいただくことができるのではないかと考えま
たですね 。企画スタート当初は2 ,3店 舗が限界
は 別 の 効 果も箱 根 病 院 にもたらしています 。箱
一緒に花に癒やされている姿を見ると 、とてもうれ
した 。そこで考えたのが 、縁日のような夏祭り 。患
でしたが 、次第に手伝ってくれる人も増えて 、今で
根 病 院 のプランター 設 置プロジェクトを推 進し
しい気 持ちになります 。また 、育てたお花を患者
者さんは縁日気分を感じる機会は少ないので 、そ
はスピードくじや 、釣り大会 、わなげなど6店 舗く
た担 当 者にお 話を伺いました。
さんが病室に飾ったり 、他の患者さんにあげたり
ういう場をつくれたらと考えました 。」
らい出せるようになりました 。」
企 画 実 施にあたり苦 労したことは?
患 者 さん に 楽しいひと時 を 届 け たい 。ひとりの
するなどして 、お花を中心としてたくさんのつなが
「 箱根 病院では患者さん自らプランターの花を育
りが生まれている気がします 。」
てています 。プランターを設 置した当初はボラン
「 お店の中身の検 討から 、テントの設 営 、品 物の
熱 い思いから始まったこの 企 画も沢 山の人を 巻
ティアの人にきちんと依頼しないと管理できないと
お花を中心として生まれる、たくさんのつながり。
発注 、ポスターづくりまで最初は一人だったのでと
き込 み 、今 で は 箱 根 病 院を象 徴 するイベントに
思っていました 。しかし 、誰に言われるわけでもな
箱 根 病 院 にとってお 花 や 観 葉 植 物 は 、多くのコ
ても苦 労しました 。人手も少なく 、やれることは
なっています 。
く 、箱根病院の職員が水をあげたり 、患者さんの
ミュニケーション 、つな がりを つくってくれるか
ちょっとしたこと 。2,
3店 舗 のお店をなんとか
患 者さん やそのご 家 族 だけ でなく 、一 般 の方 で
ご家族やボランティアの方がお手伝いしたり...
けがえのない 存 在なのです。
作って運営する 、というような感じでした 。」
も参 加 出 来ますので、お 気 軽にお 越しください。
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箱 根 病 院 、花 火 大 会
箱 根 病 院の 花 火 大 会 は 患者さんだけではなく、
そして 夜の 帳 が 下りる頃 、花 火 が 打 ち上 がり 、
職 員もとても 楽 し み にしてい るイベントで す 。
歓 声とともに 夜 空 を 彩ります 。打 ち上 が るひと
一 般 の 方 にも公 開 され 、毎 年 、たくさん の人 が
つひとつを 噛 み 締めながら 、音と光 の 芸 術を 楽
訪れます 。
しみます。
その歴 史は長く20 年 以 上も続いています 。長 期
花 火 大 会 のクライマックスは 迫 力 満 点のナイア
夏の 夜 空を 彩 る美しい 花 火 。日本 人 はひとと
的 に 療 養される箱 根 病 院 の患 者さんに 、少しで
ガラの滝 。
きの 余 韻とともに一 瞬 にして消え去る夜 空の
も日本 の夏・楽しいひと時をお届けしたい 、患 者
箱 根 病 院 の 旧 本 部 棟 の 赤 い 屋 根とナイアガラ
花 を見 な がら 、日 本 の夏を 感じます 。箱 根 病
さんをおもう心はいまも昔も変わりません 。
の滝 がとても美しく、感 動 的 です 。
演 奏 とともに 、 夜 空 に 咲 く花 を 楽 し む
そん な 箱 根 病 院 の 花 火 大 会 、一 般 の 方も参 加
院 で は 毎 年8月に 、花 火 大 会 が 行 われ 、沢 山
の人 が 打ち上 がる花 火を 楽しみます 。この 花
縁日を 楽しんだ 後 、いよいよ 箱 根 病 院 恒 例 イベ
火 大 会 は 箱 根 病 院の歴 史となるイベントのひ
ント 、花 火 大 会 が はじまります 。そのスタートを
とつです。
切 るの は ボラン ティアの 方の 演 奏 。力 強く美し
できますので、ぜひお 気 軽にお 越しください 。
【 In f o r m ati o n 】
開 催日:2016 年 8月17日
い音 色 が 夕空に響き渡り 、みんなが 音 楽に酔い
場 所:国 立 行 政 法 人 箱 根 病 院 駐 車 場
しれます。
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No0 4
箱 根 病 院 を支えるスタッフたち 。
どん なことを 考え 、どん な 未 来 を見 据えて仕 事 に
取り組 んでいるの か 、その 想 いを 伺いました 。
PEOPLE
∼ 箱 根 病 院 を 支 える 人 々 ∼
看 護 師 を 志 し た きっ か け は?
「 結 婚して子 供 がいるのですが 、実 は子 供 が1歳 半 の 時に
PEOPLE -003
みよ
看護師
旦 那をなくしているんで す 。そこから私の人 生 は 大きく変
あかね
御 代 あかね
わりました 。ひとり親 で 子どもを 育 てる大 変さや 、この 状
況で 娘を幸 せにしてや れるのだろうかと 、日々不 安 ば かり
PROFILE
パソコンのインストラクター 、派 遣 会 社 のコーディネーターを 経 て 、
でした 。でもそんなこといっていたら 子 供を育 てていけな
2 014 年から 現 職 。箱 根 病 院を 愛し 、仲 間 や患 者さんを 愛 する彼 女
い 。私 のような 経 験 をしている人 は 少ない 、こういう経 験
の周りにはいつでも笑 顔が溢れています。趣 味は苔を見ること。美し
をしているからこそ 、私にしかできないことが あるので は
い苔を探しに登 山にいくことも。
ないか 、そう考え た 先 に 、人の 心 に寄り添える看 護 師とい
ひとこと...一 緒にいい苔を探しに行きましょう!
う職 業を 選びました。」
箱
根 病 院 は もう 一 つ の
家 族 の ような 場 所
箱 根 病 院で 働き始めて感じたことは?
「 箱 根 病 院 は 、本 当に 暖 かくて 、私のもう一 つ の 家 族 みた
沢
過 ご す 時 間 が 楽 し い
山 の 患 者 さんと一 緒 に
「 仕事 内 容 は 、患 者さんから寄 せられる相 談 の内 容によっ
患者さんの意 見を取り入れながら企画を行っています。」
んです 。いろんな事がありますけど 、箱 根 病 院 が大 好きだ
「沢 山の方々が 関わるイベントはとても大 変ですね。例えば
看 護 はコミュニケーションがとても大 切 。患 者さん の 状 態
い 。これまで3 年 間 やってきた 土 台をより強 固 にしていき
によって 、コミュニケーションの 仕 方 が 全く異 なるの で 、
な がら 、ゆくゆくは 認 定 看 護 師を目 指して 、幅 広く色々な
患 者 さん の 意 図 を 汲 み 取 れ るように 出 来 る 限り丁 寧 に
方々と連 携しな がらよりよりサ ービス・箱 根 病 院 にしてい
やっています 。とはいってもまだまだ 完 璧とはいきません
きたいと考えています 。」
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加 率は高くありません。なるべく多くの患者さんが 楽しめる
のは、患者さんの部屋をまわってもらって、普段 参加できな
い人も参加して頂けるように、出 来る範 囲の中でプログラム
を工夫しています。」
花 火 大 会 は 箱 根 病 院 の 各 部 署だけ でなく 、花 火 師さん や
ボランティアの方々、演 奏をされる方々など多くの人との調
整 が 必 要になります。色々準 備していても、当日にならない
とどうなるかわからないこともありますし、当日は 対 応に追
われますね 。ただそれでも患 者さんが 喜んでいるのを見る
と、それまでの苦 労なんて忘れてしまいます(笑)。」
イベントを 企 画・進 行 する際 に 気を つけ ていることは あり
ますか?
「はい。私は沢山の患者さんに楽しんでいただきたいと思っ
ています。でもどうしてもベッドで 寝たきりの患者さんの 参
けどね( 笑 )」
ひとこと...指 導 室に遊びに来てください!
ように、バイオリンやオカリナなど場 所を選ばないようなも
いて 、い つも声 を か け てくれ たり 、手 を 差し伸 べてくれ る
思っています 。自 分 の 知 識 も 増 やして 定 着 させ ていきた
ことが 好きで、ロックフェスにもよく行くそうだ。
ベントは患者さんが中心となって楽しんで頂くものなので、
事ぶりの裏にある想いに迫ります。
アにいたるまで24 時 間 対 応 で 行っています 。箱 根 病 院 の
院 の 様々なイベントを手 掛 け ている。プライベートで はライブに行く
のコンサート、カラオケなどのイベントを企画しています。イ
一 緒に働く仲 間、患者さんはどんな存 在なのか?彼 女の 仕
「 しっかり箱 根 病 院 で ステップ アップ をして いきたいと
行 事( 花 火 大 会 やクリスマスケーキ 会 食 )・カラオケ 活 動 等 、箱 根 病
です 。日々の 生 活を 楽しんで頂けるように 、歌や 楽 器 演 奏
これまで 沢 山の 企 画をやってこられたと思いますが 、苦 労
したことは?
療 養 されている患 者 さん の日常 生 活 の 援 助 から 処 置・ケ
の 生 活・福 祉 に 関 する 相 談 援 助 業 務 や 、毎 月のコン サ ート・ 季 節 の
す 。また 、長 期 療 養 の方々にとって 、箱 根 病 院 は 生 活 の 場
良くしていただいています 。み なさん 私の 状 況をわか って
御 代さん の 今後 の展 望について教えて下さい。
山中 沙 希
新 卒から箱 根 病 院 で 働き始 め 、現 在3年目 。今 で は 、入 院 患 者さん
説明や手 続きの代行・関 係 機 関との連 絡 調 整などを行いま
きだと話 す 彼 女にとって、箱 根 病 院 はどんな場 所なのか?
「 箱 根 病 院 は 神 経 難 病 を専 門とした 病 院 で す 。長 期 的 に
さき
PROFILE
て、様々です。趣 味 活動の支 援・外出時の調整・福 祉 制 度の
いな存 在 で す 。スタッフも 、患 者 さんもそのご 家 族 からも
御 代さん の 仕事について教えて下さい。
や まな か
児童相談員
山中さん の 仕事について教えて下さい 。
看 護 師として4 年目をむかえた御 代さん 。箱 根 病 院 が大 好
から、いままで 続けられているのだと思います。」
PEOPLE -004
山中さん の 今後 の展 望について教えて下さい。
「 もっと沢 山 患 者さんと関わっていきたいです 。今 は 、自分
自身の 知 識 や 経 験 不足 から、行 政 手 続きや 書 類 作 成 等 の
デスクワークに時 間がかかってしまうことも多いです。病 院
関 係 者 や行 政 機 関の方々と連 携をしていくためには、やっ
ぱりある程 度の 知 識 が 必 要で すし 、沢 山 の 知 識を身につ
けて、仕事をスムーズに進められるようになって、患者さん
との 時 間をもっとつくれたらなって思っています 。そして 、
目標とする先 輩 職 員の方々から多くのことを学びながら 、
成長していきたいです。」
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2016 Summer APRI L
& Hospitality
& ホ ス ピ タリ ティ
Vol.
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HAKONE HOSPITAL
News
- 箱 根 病 院 ニ ュース -
箱 根 病 院 の 働 き 方 の 理 想 、そ れ は 相 手 の こと を 思 い や る 優 し さ に 満 ち た 働 き 方 で す 。
職 員 同 士 の 心 温 か い コミュ ニ ケ ー シ ョ ン が あ る か ら こそ 、患 者 さ ん へ 心 温 か い サ ー ビ ス
を 提 供 す る こと が で き ま す 。い つ も の 仕 事 に 次 の 人 へ の 思 い や り 添 え る
「 風 祭 展 」は 箱 根 病 院 に入 院している患
者 さん による絵 画 や・絵 手 紙・パソコン
「 & H o s p i t a l i t y 」を テ ー マ に 箱 根 病 院 の 働 き 方 を 紹 介 し ま す 。
画 等 の 作 品を 発 表する展 示 会 です 。
作 品 の 多くは 、神 経 難 病 である筋ジスト
ロフィーで 、日常生 活 や 社 会 生 活 に大き
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な 制 限 のある患 者さんによるものです。
患 者 さ ん の 施 術 を す る 際 、例 え ば そ の 患 者 さ ん が 次 に 食 事 を す る
患 者 さん が 自 分 の 持 てる力 を 発 揮 し 、
と い う 場 合 に 、看 護 師 さ ん が そ の 仕 事 に 移 り や す い よ う に 、患 者
取り組 んだ アート作 品 。ぜ ひ 、皆 様 足を
さん の 体 位 な ど を 調 整 し た 上 で 仕 事 を 終 える ようにして いま す 。
運 んでみてください 。
日程 :2016 年 6月9日(木)∼6月13日( 月)
開 催場所:飛 鳥画 廊 住 所:神 奈 川県 小田原 市 栄町2-13-12
お問 合 せ:0 465-24-2411
理学療法士
加 藤 さん
i
No.02
各 勤 務 帯 で 看 護 師 は 呼 吸 器 の チ ェ ッ ク を し ま す 。夜 勤 の 場 合 、病 室 内
は 真 っ 暗 な の で 、患 者 さ ん に 装 着 し て い る ベ ッ ド サ イド モ ニ タ ー を 探 す
こ と に な っ て し ま い ま す 。そ の た め 、私 は 夜 勤 の 看 護 師 が 探 さ な く て も
い い よ う に 常 に わ か り や す い 位 置 に 置 くよ う に し て い ま す 。
動 物とのふ れ あいってほんとに癒されますよ
ね 。実 は 一 か月に一 回くらい 箱 根 病 院 に「 介
助 犬」と書かれた胴 着をつけたワンちゃん(ク
ロエ )が 来 ています 。介 助 犬とは 体 の 不自由
な 人をお 世 話 するワンちゃんで 、盲 導 犬 、聴
No.03
導 犬とともに 身 体 障 害 者 補 助 犬として 法 律
で 認 められている犬 です 。クロエは 来るたび
看護師
に何人 か の患者さんと会ってくれるのですが
j
御 代 さん
その 時 の患 者さんの 嬉しそうな様 子(涙 がで
患 者 さ ん の 一 日 が ど うし た ら よ りよくな る の
てしまう方もいます )をみていてこの 癒しを
もっとたくさん の患 者さんにもっと身 近 に 届
か 、患 者 さ ん の1日 の 流 れ を 考 え 、次 の 人 に ど
う バトンタッ チ す れ ば い い の か を 考 え る よう に
病 棟の 食 堂にてワゴンサービスを実 施しました。長 期 療 養 の患者さんにとって食 事は
けたいと思いました 。現 在日本 介 助 犬 協 会と
して い ま す 。例 え ば 患 者 さ ん が ご 飯 を 終 え てし
何よりも楽しい日常のイベントですが、飽きのこない工夫がより必 要です。そこで 昨 年
一 緒 に 箱 根 病 院 で のワン ちゃん による 癒し
から新しい取 組みとして、毎月、季 節 感のあるスイーツを、患者さんのご 要 望にお応え
の プ ロ ジ ェク
しながら目の前 で 盛り付 け する箱 根 病 院 のワゴン サービスを実 施 することとしまし
トを 準 備して
た。患者さんだけではなく職 員のみなさんにも好 評です。今 回ご用意した「あんみつ」
い ま す 。皆 さ
には 、寒 天 、黄 桃 、いちご 、抹 茶ムース 、こしあん 、黒 みつのトッピングをご 用 意しまし
ん 楽し み にし
た。今後も人 気の高いスイーツを取り入れ、パフォーマンスを盛 大に患者さんがより楽
て い てくだ さ
しんでいただけるワゴンサービスを実 施していきたいと思います。
いね!
ば ら くゆ っ くりし た い 、そ ん な 時 に 患 者 さ ん の
意 向 を 次 の ス タッフ の 人 に き ち ん と 伝 え た 上
で 仕 事 を 終 わ ら せる ように 心 が け て いま す 。
看護師
治 田さん
l
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from
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o
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c
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D
Hospital
【行事】
6月9日(木)∼6月13日(月) 箱根病院風祭展開催
箱 根 病 院の患者さんの 作 品 展を開 催します。
開 催場 所:飛 鳥画 廊 住 所:神 奈 川県 小 田 原 市 栄 町 2-13 -12
春 の 風 、新 し い 力
電 話 番 号:0 4 65 -24 -2411
6月17日(金) ケアラーズカフェ第3回
第3回「患者・ケアラー会 箱根 茶屋∼明日のために今日は一息∼」を6月に開催します。介護されている方々(ケアラー)
の息抜き・交流の場としてプログラムをご用意しております。お気 軽にご参加ください。
※日程が 変 更する場 合が 御座いますので、詳しくは箱根 病院までお問合 せください。
新たな年度を迎えました。
それに先立ち 、これまで病院を支え発展に力を尽くしてくれた仲間が新しい
職場・環 境・人生へと羽ばたきました 。昨年度は 、院内におけるそれぞれの病
棟の役割を明確化させ 、働きやすい病 棟を目指して他部門からの協力をわか
MAP
りやすく進展させるなど、箱根病院の進化と将来像が見えた年度でした。
そして、春の柔らかな風が病院に吹き込んできました。ようこそ、箱根病院へ。
昨年に引き続き 、多くの新社会人がフレッシュな風を吹かせてくれます 。他の
機構病院で豊かな経験を持つ人々は、病院に知恵をもたらしてくれるでしょう。
あわてなくとも確実に病院に溶け込み 、病院のコンセプトである「 命輝く 、癒し
の病院」をともに作る仲間になって欲しいと願っています。
箱根 病院では 、準備を重ねた訪問診療を4月に開始しています 。地域にお
ける在宅 療 養を含めた難 病医療 への貢献に一層邁 進する決 意の現れです 。
また 、先進的な3T-M R Iの地域での利用促 進も進めています 。神奈川県西部
を中心としながらも神奈川県全域 、東 京 、静岡 、山梨など広い地 域の神経 難
病患者・家 族の皆様に寄り添う病院を目指して 、職 員みんなで力を合わせる
今年の春です 。
【交 通 案内】
自動 車 利 用の 場 合
1. 小 田 原 厚 木 道 路 、または 西 湘 バ イバ ス等を 利 用の 場 合
箱 根 口インターチェンジで 降りて最 初 の 信 号「 風 祭 」を右 折し 、次の 信 号「風 祭 駅 入り口 」を左 折
2 . 国 道1号 線を 利 用の 場 合
「 風 祭 駅 入り口 」の 信 号を 、小 田 原 方 面からは 右 折 、箱 根 湯 本 方 面からは 左 折
鉄 道 利 用の 場 合
J R 東 海 道 線 、東 海 道 新 幹 線または 小 田 急 線 小 田 原 駅 乗り換え 、箱 根 登 山 線 風 祭 駅 下 車 、徒 歩2 分 。
( 駅より病 院 正 門まで 約 4 0 m)
【外来診 療】
【採 用情 報】
外来 診 療 受 付 時 間:平日8:30∼11:30
私 たちは 共 に「 い のち輝く 、癒 やしの 病 院 」づ
くりを行っていく仲 間を求めています。採 用に
関する詳しい 情 報はホームページの 職 員募 集
を御覧ください。
※ 外 来 診 療 は 原 則として予 約 制です。
箱根病院 神経筋・難病医療センター 院長
http://hakonehosp.com/
予 約受 付 電 話 番 号:0465-22-8731
予 約受 付 時 間:平日14:0 0∼17:0 0
編集後記
「QUARTERLY MAGAZINE HAKONE HOSPITAL 夏号」を発刊しました。今回の表紙は箱根病院の一大イベント花火大会
&縁日の準備シーンを切り取った一コマ。箱根病院のスタッフが思いを込めてつくり上げるひとつひとつが、箱根病院の未来につな
がります。
「 いのち輝く、癒しの病院」理想の病院に向けてスタッフ一丸となってしっかりと積み上げていきたいと思います。
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