平成28年 4月20日 生産性向上設備投資促進税制を活用した事例をご紹介します! 平成26年1月より施行された産業競争力強化法に基づく『生産性向上設備 投資促進税制』においては、業種を問わず様々な設備投資に活用されています。 様々な業種で多様な設備投資に活用されていることを広く周知するために 事例集を作成しました。 多角化経営の後押しとなった事例や省エネ投資を促進した事例など、持続的 な成長に繋がることが期待される質の高い設備投資を中心に優良な事例をご 紹介いたします。 1.制度概要 (生産性向上設備投資促進税制) 質の高い設備投資の促進によって事業者の生産性向上を図り、もって我が国 経済の発展を図るため、 「先端設備」(A類型)や「生産ラインやオペレーションの改善に 資する設備」(B類型)を導入する際の税制措置。 ○平成 28 年 4 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日まで 特別償却(50%。ただし建物・構築物は 25%)と税額控除*( 4%。ただし、建 物・構築物は 2%)の選択制 ○産業競争力強化法施行日(平成 26 年 1 月 20 日)から平成 28 年 3 月 31 日まで 即時償却と税額控除*( 5%。ただし、建物・構築物は 3%)の選択制 *税額控除 5%とは、対象設備の取得価額の 5%相当額を当期に支払う法人税 額等から控除する(差し引く)ことを指す。ただし、本税制による控除額 の上限は、当期の法人税額等の 20%。 2.事例集紹介内容及び企業 (全6社) ①株式会社インテリックス(和歌山県和歌山市) 拡大する製品需要対応のため、本税制が工場の拡大投資の後押しとなっ た事例です。 ②株式会社キンダーキッズ(大阪府大阪市) 増加する入園希望者への対応のため、本税制が保育所の新設、移転、増 設等を実施する後押しとなった事例です。 ③株式会社呉竹(奈良県奈良市) 本税制の優遇により、次年度投資の前倒しや、投資意思決定の後押しと なった事例です。 ④兵庫ベンダ工業株式会社(兵庫県姫路市) 本税制を「既存事業の生産力強化」に活用すると共に、 「新規事業の拡大」 への後押しとして多角化経営に活用した事例です。 ⑤株式会社ATR-Trek(大阪府大阪市) 他社に先んじて技術開発を行うことが求められる業界において、多言語 音声認識、翻訳対応製品開発を短縮するための設備投資を本税制が後押 しした事例です。 ⑥山陽特殊製鋼株式会社(兵庫県姫路市) 排気ガスの持つエネルギーを利用して燃焼用空気を余熱することで高い エネルギー効率を実現するリジェネバーナーの導入など、本税制等を活 用することに効果的に設備投資を行うことができた事例です。 (本発表資料に関するお問い合わせ先) 近畿経済産業局 地域経済部 地域経済課 担当者:滝谷、山田、津田 電 話:06-6966-6011
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