MALDI LTQ XL 質量分析イメージング - Thermo Fisher Scientific

I M A G I N G
S O L U T I O N
Thermo Scientific
Mass Spectrometry Imaging Solution
MALDI LTQ XL
使いやすさを手に入れよう
すべての人が思いのままに
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LCMS051_A1511CE
Thermo Scientific Mass Spectrometry Imaging Solution MALDI LTQ XL
使いやすさを追求したMSイメージング
MALDI LTQ XL MSイメージングシステム
初めての方でも簡単に作成できる
イメージング画像
近年、生体組織内の薬物やその代謝物、内因性物質などの分布情報を把握できる質量分析イメージング( MSI )が注目されており、
MALDI LTQ XLによって得られたデータから、ImageQuest
病理学やがんの診断、代謝経路の研究など、多くの研究分野で応用されています。また、化合物を組織からダイレクトに分析するため、
ソフトウェアを使ってカラーのイメージング 画像を作成でき
組織をホモジナイズして抽出する標準的な技法と比べて、迅速かつ効率的な分析を可能にします。しかしながら、MSIシステムは
ます。ImageQuest ソフトウェアは、鮮明な MSイメージング
MALDI LTQ XL 質量
画像を誰でも作成できるよう、操作性を徹 底的に追求しまし
一 般的に非常に高額であり、かつ操作が煩雑であるため、広範な普及に至っていません。Thermo Scientific
TM
TM
た。マトリックスイオンを除去するためのしきい値の設 定や、
分析計は「価格」
「
、性能」
「
、使いやすさ」を追求した MSIシステムです。
対数あるいは均等目盛による強度軸などをユーザーがすべて
直 感的に設 定できます。また、複 数の分析データを重ね合わ
MSIのルーチン分析を実現
● せたイメージ ング 画 像の 表 示や 光 学 画 像とリンクさせたレ
組織切片の光学画像作成やレーザー照射の条件設定も容
ビューも可能で、ターゲット化合物の MSイメージング画像を
易で、すぐに測定を開始できます。
鮮明に表示させ、詳細な局在を確認することができます。
高品質かつ再現性のある MSIデータを提供
ImageQuestのレビュー画面
● 上段左:2 D イメージ、上段中央:光学画像、上段右:3 D マップ、中段:スキャン No. 、
下段:スペクトル画面
高感度なリニアイオントラップ技術により多段階 MSスペク
トルを取得でき、複雑な組織試料から目的化合物を選択的
確かな信頼性でターゲットの
組織内分布を確認
に検出できます。
ターゲット化合物の組織内分布を容易に確認
● Thermo Scientific ImageQuestTMソフトウェアを用いれ
組織切片をダイレクトに分析する MSIでは、サンプルが複雑な
ば、直感的な操作でスペクトルデータを解析でき、簡単に鮮
明なイメージング画像を作成できます。
Thermo Scientific MALDI LTQ XL
お求めになりやすい価格で MSIシステムを提供
ため、ターゲットとなる薬物やその代謝物、内因性代謝物など
を確信を持って同定するために、高い選択性が求められます。
MALDI LTQ XLによる MSIでは、MS、MS/MSスペクトルだ
● スタンダードタイプの LC-MS/MSシステムと変わらない投
けでなく、多段階 MSデータを取得できるため、高い選択性で
資額で MSIを始められます。
ターゲット化合物を特定でき、化合物同定の確からしさが 向
上します。さらに装置の高い堅牢性により、再現性良くデータ
を取得できるため、薬物やその代謝物など一連の化合物の組
織内分布を確かな信頼性で明らかにすることができます。
すべてのラボでルーチン分析を可能に
イリノテカンの代謝経路
一般的に MSIでは、分析する組織切片の光学画
像を撮影し、レーザー照射の条件設定や位置調
整などを行う必要があります。しかし、その操作
A
B
FaDu tissue 1
FaDu tissue 2
FaDu Tissue1
FaDu Tissue2
FaDu tissue 3
FaDu tissue 4
は非常に煩雑で、高度なテクニックが要求され
る場合もあります。
1
1
MALDI LTQ XL 質 量 分析計では、光学スキャ
ナーでプレート全体を撮影し、組織切片の光学
2
2
FaDu tissue 3
3
画像ファイルを作成することができます。また、
FaDu tissue 4
3
FaDu tissue 5
4
5
その光学画像を使った ROI(関心ある組織の領
FaDu tissue 5
4
5
域)の指定やレーザー照射の開始・終了位置の
設定などは自由度が高く、直感的に行うことが
できます。レーザーのステップサイズやレーザー
パワーなどの条件設 定も分かりやすく、直ちに
測定を開始できるため、MSIの画像解析におけ
る煩わしさが大幅に軽減されます。
測定条件の設定画面と組織切片の光学画像
設定した条件は「.MALDIpos 」ファイルとして保存可能
代謝物 SN-38の MS/MSフラグメント
イオン(m/z 349)の分布
代謝物 SN-38 Gの MS3フラグメント
イオン(m/z 349)の分布
代謝物 SN-38の MS/MSフラグメント
イオン(m/z 349)の分布
代謝物 SN-38 Gの MS3フラグメント
イオン(m/z 349)の分布
マウスの腫瘍組織(FaDu腫瘍)
における代謝物のイメージング画像
イリノテカン単独 A 、およびイリノテカンと MSC( Methylselenocystein )B を投与したもの。 代謝物 SN-38 Gの MS3フラグメントイオン( m/z 349 )の
分布では、五つの連続切片においてすべて同じ感度スケールでマッピングでき、高い再現性が示された。
出典 ISSX 2009 technical poster : Imaging Mass Spectrometry of Irinotecan and its Metabolites Directly off Tissue, Appliction Note 422 : Distribution of Irinotecan
in Liver and a HumanTumor Xenograft Model by Tissue Imaging Mass Spectrometry.