にっしん版DMO構想推進支援等業務委託プロポーザル仕様書

にっしん版DMO構想推進支援等業務委託仕様書
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業務名
にっしん版DMO構想推進支援等業務
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目的
日進市は、都市近郊にありながら市内には田畑の緑や里山、河川やため池の水辺等、
生活に潤いと安らぎを与えてくれる自然環境が多く残っている。こうした地域の自然環
境や地域観光資源として登録されている愛知牧場、岩崎城を含めた様々な地域資源を活
用するため、商業者、工業者、農業者をはじめ大学、交通事業者など多様な関係者(以
下「外部関係者等」という。)が、日進市の現状を踏まえた事業展開に対し支援するこ
とで、誘客につながる観光プロモーションを実施する。
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履行期間
契約日の翌日から平成29年3月25日まで
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にっしん版DMO構想の概要
日進市への来訪客に関するデータの収集・分析とともに、地域の関係者と地域資源
を掘り起こし、にっしん版DMO構想推進に必要な組織の立ち上げに向け、市内の
自然環境、農業、商工業、文化、スポーツなど、様々な観光資源を外部関係者等に
よる意見交換を通して、コンセプト及び方向性を検討する。
また、外部関係者等を含む多くの関係者が実施する事業を組み合わせ、モニター
ツアーを通して市場ニーズを把握し、商品として定着させるとともに、日進市への
来訪を促すことを目的にWEBサイト、PR動画等多様な媒体を活用したプロモー
ションを実施する。
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業務の構成
にっしん版DMO構想推進支援等業務(以下「本業務」という。)は、以下の業務
で構成する。
(1)日進市観光等実態調査分析業務
1)日進市への来訪者調査
2)関係主体への調査
3)潜在的なマーケット動向調査
4)観光に関する市民意識調査
5)課題整理・分析
(2)にっしん版DMO構想推進に必要な組織の設立に向けた支援業務
1)外部関係者等による意見交換実施支援
2)先進地視察等設定
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3)にっしん版DMO構想推進に必要な組織の自立に向けた支援
4)データ収集・分析を行うことができるマーケティング手法の支援
(3)モニターツアーの企画・催行業務
1)本市の観光地、食の魅力、体験プログラム等を取り入れたモニターツアーを実
施
(4)観光情報の効果的な発信業務
1)WEBサイト、PR動画を含め情報発信・プロモーション支援
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日進市観光等実態調査分析業務
(1)日進市への来訪者アンケートによるマーケット調査
観光マーケティングを行ううえで必要なアンケート項目の設計を行い、市内主
要イベント(にっしん夢まつり、にっしん市民まつり)、施設(市内5箇所以上)
における来訪者アンケートを実施する。
●サンプル数
・主要イベント回答:各200票以上とする。
・施設回答:各100票以上とする。
(2)関係主体ヒアリング調査
日進市内の観光関連事業者(観光施設、商業施設、飲食施設等)、キーパーソン
へのヒアリング調査を行い、現状と課題等について把握する。
●サンプル数
・観光関連事業者回答:10箇所以上とし、対象事業者は日進市と協議のうえ
選定する。
(3)日進市の観光に関する潜在的なマーケット動向調査
日進市の観光に関する潜在的なマーケットに対して、日進市の観光に関する意
識調査を日進市以外の地域から行う。
なお、対象地域は、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県等を想定しており、日進
市と協議のうえ決定する。
●サンプル数
・対象地域回答:500票以上とする。
(4)観光に関する市民意識調査
日進市民に対し、日進市が有する観光資源の魅力や埋もれている観光資源につ
いて調査を行うとともに、市民生活上のニーズについて意識調査を行う。
●サンプル数
・市民アンケート回答:500票以上とする。
(5)日進市の観光を取り巻く状況整理・分析
上記(1)から(4)の結果を踏まえ、日進市の観光資源の整理及び観光を取
り巻く SWOT 分析を行うとともに、課題の整理を行う。
また、回答率を高めるための方策(モバイル端末等を活用した調査方法等)を
検討すること。
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(6)地域経済分析システム(RESAS)の活用支援
地域経済分析システムの効果的な利活用についての提案及び支援を行う。
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重要業績評価指標KPIの達成度評価・検証
受注者は、本事業の目的を鑑み、日進市が設定したKPIの達成度評価や検証作
業を行い、効果的な改善策を提案する。
(1)本事業における重要業績評価指標(KPI)
1)本事業の現状値
①滞在人口率:平日2.02倍(168,600人)、休日1.93倍(161,700人)
※地域経済分析システム
愛知県日進市2014年
②モニターツアーコース:1コース
③観光拠点の設定:5箇所
2)平成31年度(目標年度)
①滞在人口率:平日2.3倍、休日2.2倍
※地域経済分析システム
愛知県日進市2018年
②モニターツアーコース: 8コース
③観光拠点の設定:10箇所
3)日進市人口ビジョン・総合戦略(平成28年3月策定)における目標と数値目標
①市内総生産額:初期値247,445百万円、目標値260,000百万円
※平成24年度あいちの市町村民所得(平成27年3月策定)市町村内総生産
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にっしん版DMO構想推進に必要な組織の設立に向けた支援業務
1)外部関係者等からの意見徴収について、企画提案の内容に基づき実施する。
2)にっしん版DMO構想推進に必要な組織の立ち上げや次年度以降の運営などに
ついて、日進市若しくは外部関係者等による地域での意見交換の場などにおいて
専門的な見地からの支援をすること。
3)日進市若しくは外部関係者等による先進地視察や現地での意見交換の場を設定
すること。
4)にっしん版DMO構想推進に必要な組織の自主的な財源確保に向けた、ビジネ
スモデルの確立について支援をすること。
5)地域の特性に合わせた観光地域づくりを進めるため、継続的なデータ収集や分
析を行うことのできるマーケティング手法の構築に向けた支援をすること。また、
マーケティング手法の構築に合わせ、にっしん版DMO構想推進に必要な組織の
人材が、データ収集・分析についての実務的なノウハウや知識を得られるよう支
援をすること。
6)意見交換の実施には、外部関係者等の人選、日程調整、謝金等の支払い、報告
書作成を含むものとする。
7)日進市は、外部関係者等の人選等に対して、必要な協力を行うことができる。
8)意見交換の実施時期、回数等について、適切な段階に複数回実施する提案とす
る。
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モニターツアーの企画・催行
1)市内の観光地、日進市の食の魅力、通年や季節の体験プログラムを取り入れた、
本市ならではの企画提案や関係者との調整、将来の可能性を含めた実際の催行を
行う。
2)モニターツアーを企画するにあたり、観光としての課題とその解決策の抽出、
及び将来の可能性が導き出される内容とする。
3)モニターツアーを通して市場ニーズを把握し、ツアー商品として定着を図る。
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観光情報の効果的な発信業務
1)来訪客に対して地域一体となって戦略に基づく一元的な情報発信・プロモーショ
ンを行う。
2)PR・プロモーションにあたっては、WEBサイト、PR動画のほか多様な手
段で周知を図る。
3)WEBサイトの構築にあたっては、以下の内容を具備すること。
(ア)観光WEBサイト
下記Ⅰ~Ⅲに基づき、WEBサイトの全体設計、ページデザイン・レイアウト
作成、キャッチコピー作成、掲載写真の調達、原稿のリライティング、コーディ
ング作業を行うこと。
Ⅰ.デザイン・レイアウト
まちの魅力を簡潔明瞭に伝えることができるよう、直観的に日進市の街の魅力
が伝わるような魅力的なデザインとすること。また、利用者の使いやすさ、楽し
さ、心地よさを向上させるような効果を工夫しつつも、利用者が目的の情報に容
易にたどり着けるよう整理されたレイアウトとすること。各コンテンツのデザイ
ンには統一性を持たせること。
Ⅱ. コンテンツ
下記①~④のコンテンツを掲載すること。構築作業は、受注者がキャッチコピ
ーの作成や原稿のリライティング、写真の調達を行い、ページデザイン・レイア
ウト案を作成し、その都度、協議しながら構築していくものとする。
WEBサイトの構築にあたっては、ソフトウエアの調達、コンテンツ・マネジメ
ント・システム(CMS)の構築、デザインの作成、運用マニュアルの作成、当
該システムの操作教育、当該システムによるWEBサイト作成のためのガイドラ
インの作成及びWEBサイトの運営管理を行う。
①
トップページ
トップページは、以下の点に留意して作成すること。
・日進市の魅力が伝わるよう画像等を活用し印象的なデザインとする。
・日進市PR動画を画面上で再生。
・ロケーションとアクセス情報
日進市の位置、鉄道情報、道路情報、交通アクセスのしかた、利用する交通機関を
わかりやすくみせる。
・Facebook等にリンクする。
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②
日進市の概要
観光、ビジネスやショッピングなど、様々な目的をもって訪れる方に、日進市の観
光情報やハイライト等を簡潔に伝えるページを構築する。
③
観光等の情報
・観光スポット情報
写真を中心に、四季が織りなす風光明媚な景色を掲載する。
・食の情報
飲食・名産品・お土産などの食に関する情報を掲載する。
・イベント情報
年間のイベントを紹介する。
・観光等コース情報
モニターツアー等観光ルートを紹介する。
④
体験プログラム情報
体験するプログラムを紹介する。
Ⅲ.スマートフォン等に対応したページの構築
PC版のほか、スマートフォンやタブレットなどの環境にも対応したページを構築
する。
(イ)SEO対策の実施
本サイトが検索エンジンを対象として、適切に検索結果の上位に表示されるように、
適切な検索エンジンの最適化の工夫を行うこと。また、そのために、適切な検索キー
ワードを検討する。
(ウ)ウェブアクセシビリティの水準を保つ
JISX8341-3:2010「高齢者・障害者等配慮設計指針一情報通信における機器、ソフ
トウェア及びサービスー第3部:ウェブコンテンツ」の達成等級A以上とする。ページ
によっては達成基準を満たすことが困難な場合が想定されるので、都度、協会に連絡
の上、調整を図ること。
(エ)その他
Ⅰ.テスト計画・報告書
テスト範囲やテスト内容及び合否の判断基準を作成し、テストを行いその結果を報
告書として提出する。
(オ)サーバ環境
レンタルサーバ等を活用する。将来的に独力での対応を可能にするためCMS
(Content Management System)が充実したレンタルサーバ等を選択する。SEO
対策のためにはハイスペックサーバ等の選択が必要となるが、その判断等を含め検討
する。
CMSについては、日進市が指定した者に対し教育を実施する。
(カ)特記事項
①
受注者は、この契約による事務を処理するためのデータを適切に取り扱い、デ
ータの漏えい、亡失、改ざんまたは消去などの発生時に実施すべき事項・手順等
について明確にすること。
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②
本業務履行のための受注者の人件費、旅費、通信費、印刷製本費及び契約費の
一切の経費は、本業務の委託料に含まれる。
③
受注者はやむをえない事情により、本仕様書の変更を必要とする場合には、あ
らかじめ協会と協議の上、承認を得ること。
④
成果物に使用された写真、イラスト、その他の資料等については、本WEBサ
イトに関連する目的で日進市が行う広報活動に必要な範囲内で、二次使用(印刷
物の制作等)できるものとする。
4)PR動画の製作にあたっては、以下の内容を具備すること。
(ア)動画については、短くインパクトがありつつも、印象に残り、本市への来訪意
欲を喚起するものであること。
(イ)制作する動画は、約1分以内とする。
(ウ)視覚的に訴えるデザインでありながらも、簡潔で分かりやすいこと。(写真や
地図・イラスト・アニメーション・3D等の使用も可。)
(エ)視聴者にとっても面白いと感じる内容であり、日進市民にも魅力を感じてもら
える内容となるよう工夫すること。
(オ)テーマ、題材については、外部関係者等の意見を参考にし、政策案を市に確認
とること。
(カ)個人、団体や施設等を被写体とする場合、撮影していることを伝えること(個
人、団体や施設等を特定できる場合は、原則行うこと。なお、施設の場合はその
管理者等に伝えること。)。
(キ)被写体以外に不適当なものや人が撮影されている場合や映像が不鮮明なときな
どは、再度撮影・編集を命じることがある。
(ク)必要に応じて撮影前に撮影候補地の確認(ロケーションハンティング)を行う
こと。
(ケ)撮影現場へは基本的に市職員が同行する。
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成果品
1)上記 6日進市観光等実態調査分析業務 から 10観光情報の効果的な発信業務
までの業務内容について、資料、記録、報告書等を「調査等結果報告書」として
まとめた電子データ(ワード又はエクセル形式及びPDF形式でCD-R等の電
子記録媒体に保存)と印刷物2部を提出すること。
また、本業務において使用した基礎データ等について、電子データと印刷物2
部を提出すること。
2)10観光情報の効果的な発信業務 にあっては、下記データ等の納品をすること。
(ア)WEBサイトデータ等の納品
WEBサイトのHTML ファイル等のデータ、画像、サイトマップ、動作確認時の
検証完了チェックシート(及びそれに準じるもの)を、DVD-R 等により納品する
こと。
また、イラストデータについても、windows 版adobe「IllustratorCS5」で加工
可能なデータファイルを納品すること。なお、画像データについては、高解像度
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のデータも併せて納品すること。
(イ)PR動画データ等の納品
①
DVD-Video形式による納品(5枚)、ブルーレイディスク(1枚)
②
WEBサイト用にWMV形式、FLV形式によるデータ納品
③
撮影素材(未使用分も含む。編集・加工が可能なもの)をAVI形式によるデータ
納品
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その他
(1)関係法令等の遵守
本業務の実施にあたっては、本仕様書のほか、関係法令等に準拠するものとす
る。
(2)権利の帰属等
①
本業務の成果品にかかる著作権については、市に帰属するものとする。
②
受注者は、市の了解なしに本業務により得られた調査等結果などの成果を他に
流用することを禁止する。
(3)機密の保持
受注者は、本業務を通じて知り得た情報を、目的外に利用し、第三者に開示し、
又は漏洩してはならない。契約終了後もまた同様とする。
(4)個人情報の保護
受注者は、本業務を履行する上で個人情報を取り扱う場合は、個人情報保護法
等を遵守しなければならない。
(5)協議・打合せ等
受注者は、本業務の実施にあたり、市と綿密な協議、打合せ等を行い、その事
項を記録し、相互に確認しなければならない。
(6)権利義務の譲渡等
受注者は、本業務の契約により生ずる権利又は義務を第三者に譲渡し、又は継
承させてはならない。ただし、市の承認を得た場合はこの限りではない。
(7)効果的な提案
本業務の仕様について、受注者の専門的な立場から、他市の事例や今後の技術
革新を見据え、本業務の費用範囲内で効果的な提案がある場合には、この仕様に
記載する。
(8)JIS規格
受注期間中に上記JIS規格が改正された場合は、改正後のJIS規格を業務の基準
とする。また、その改正内容の概略を速やかに協会に説明すること。
(9)瑕疵担保責任
納品・検収から1年間は、システムの不具合が発生した際には受注者の責任の下、
改修作業等を行い対処すること。
(10)その他
①
市は、受注者の求めに応じ、本業務を進める上で必要な協力を行うものとする。
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②
本仕様書に定める事項について疑義を生じた場合、本仕様書に定めのない事項
については、市と受注者との協議の上、定めるものとする。
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