H28年度春の自然観察会 [460KB pdfファイル]

4 月 17 日(日)、尻屋崎周辺にて「第 1 回自然観察会・春の野鳥観察!」を開催しました。
あいにくの空模様で、尻屋埼灯台周辺は強風に見舞われ、鳥たちも姿を現すこともできず、観察できませ
んでした。急きょコース変更をし、旧尻屋小学校までの林道の中を通っての観察会となりました。
それでも参加者全員、それぞれに鳥たちの歓迎をうけ、春の音を感じ楽しむことが出来ました!
本来は、あまり姿を出さない鳥も見ることができ、今年度の観察会も上々のスタートを切れました!
いよいよ鳥との対面に、全員期待
にワクワクの様子です!
下北野鳥の会の皆さんにご協力
いただいて、観察にあたっての注
意事項・コース説明を聞いたあと
は、足取り軽やか?に出発です!
「イスカ」・・・全長15~18cm。スズメよりやや大き
い。オスは翼と尾羽が黒褐色になっている。イスカの
くちばしは、左右互い違いになっており、このくちばし
を使って針葉樹のたねをついばんで食べる。
この交差するくちばしですが、下のくちばしが右に出る
か・左に出るかは決まっていません。
それに、あまり姿を見せたがらず 見られてラッキーで
した。
*このイスカさん、くちばしはどっちが下になって
いるのでしょうか?
この他に、おなじみの「オオセグロカモメ」や「ウミネコ」、「トビ」「ハシボソガラス」「ハクセキレイ」などの
姿も見られました。観察会の前半は、寒さとの戦いでもありましたが、次第に鳥見つけに没頭するように
なり、鳥のさえずりがきこえる度に、「えっ どこどこ?」「聞こえた 聞こえた!」の声が多くなりました。
そんな皆さんの熱意に、つい サービスしたくなっちゃったんですよね、 ねっ「イスカ」さん!
*コースも半ばに差し掛かると、林の中に入り 風あたりもやわらかくなりました。さあ、後半へ!
「コムクドリ」・・・全長19cm ぐらい。オスは頭部や
喉にかけて淡いクリーム色をしている。繁殖期には
つがいで生活するが、渡りのときは群れをつくる。
秋の渡りの方が群れは大きい。
人家の屋根の隙間や、巣箱などを利用して巣をつ
くる。さえずりは、ジョイ・ジョイ・・と濁った声を混じ
らせながら鳴く。
あちらこちらから聞こえる鳥の声に、一斉に木々
の枝向きに目をやる参加者たち。そのうち周り
全体から「ホーホケキョ」「チュッ チュッ」「ピッピ
ッ」と、まるで迷わせるがごとくに鳴き出しまし
た。
*鳥のさえずりを「ソング」、
*鳥の地鳴きを「コール」というそうです!
観察会の最後は、「鳥合わせ」という作業をして締めくくります。野鳥チェックリストを見て、姿を見たり声を
聞いて、存在を確認できた鳥をチェックしていきます。みんな真剣に自分のリストを見合わせています。
様々な鳥の特徴や習性を知ることができて、みな満足そうです!さらなる学習意欲につながったようです。
ご協力いただきました「下北野鳥の会」の方々、ご参加下さった市民の皆さん ありがとうございました。
*次回の観察会は「夏の自然観察会・水中生物を見て見よう」の予定です*