null

<資料12 :キャリア教育関係授業科目の概要>
授 業 科 目 の 概 要
(工芸学部共通)
科目区分
授業科目の名称
日本語表現法
英会話Ⅰ
美術工芸英語
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
科
目
教
養
教
育
科
目
英会話Ⅱ
講義等の内容
論文やレポート、特に企画書、作品解説等を含む、書き手の意
図を明確に表現する文章の書き方をモデルケースの分析と実作
を通じて学ぶ。論理的な思考に基づく「記述力」と、それを読み手
が理解しやすいように明確に伝えるための「解説力」を高めるため
の準備段階として、文の構成や組み立ての分析・読解を実施し、
論理的で明確な文章を書くための基礎的な事項と具体的な表現
を段階的に身に付けていく。各段階は、表現する力と両輪関係に
ある、文章を読み取る力を養うことにも配慮する。
コミュニケーションの手段として広く使われている英語の「聞く」
「話す」訓練を主体に行い、日常会話で相手の話す英語をおお
まかに理解し、自分の意志をある程度伝えられるようにすることを
目標にする。また、その過程において、高校までに学んだ基礎的
な文法事項を復習し、自由に使える語彙数を増やす。
日本の美術工芸を紹介した海外の文献を読み、日本の伝統技
術や美術史がどのように紹介されているかを見る。技術や材料を
表現する英語には、今までの学校教育では学んだことがない現
場の専門用語が使われるが、それらに慣れることで、自分が本学
で行っている活動を英語で説明できるようにする。また、英文で
書かれた作品解説を数多く読んで、解説スタイルに慣れること
で、海外の図録や展示を見る際に、問題なく解説内容を理解で
きるようにする。
「英会話Ⅰ」で学んだコミュニケーション手段としての英語能力
を一層上達させることを目指す。自由に使える語彙数をさらに増
やし、「リスニング」「スピーキング」を並行させて訓練することで、
一般的日常会話で相手の話す英語をほぼ理解し、自分の意志を
ほぼ正確に伝えられるようにする。具体的には、日本語を使わな
い人々から日本の伝統工芸や自分の専門分野について質問を
受けた時に、簡単な英語を使って口頭で説明できるようにする。
英語コミュニケーション
1年次、2 年次に習得した読み、書き、話す、聞くの4技能を使
い、日常生活と専門分野の両方において、英語でコミュニケー
ションをとる技能を高める。英語での解説や質疑応答等の実践t
きな会話に加え、英文による書簡、e-mail、履歴書の読み書き、イ
ンターネットの英文サイトから必要な情報を読み取る等、実生活
で必要な技能を身につける。また、海外のニュースを視聴し、異
文化コミュニケーションの一環とする。TOEIC の対策練習を行う。
情報基礎演習
パソコンの基礎および実務用ソフト(Word、Excel、PowerPoint)
の活用方法を習得する。実務用ソフトの活用では、思い通りの書
式で文書を作ることや、効率的な計算処理および処理結果の表
示・表現方法を習得する。また、プレゼンテーションとは何かを研
究し、ソフトの使い方を学ぶのみにとどまらず、相手に理解しても
らう効果的なプレゼンテーションの方法を習得する。
総合コミュニケーション
社会人としてのコミュニケーションの役割を理解する。クラス内発 共同担当
表と議論、ノート・テイキング技術、論理的思考力を身につけると
ともに、日本や世界が直面している時事問題を理解し、論じる。
併せて、SPI に代表される言語(国語)能力、非言語(数学)能力
など就職に必要な様々な技術や力を身につける。
しごと論Ⅰ
入学して間もない学生には、多くの分野の「しごと」をとおして、 オムニバス方式
人の心のありようを知ることや、人の知恵、努力の様を学ぶことが
大切である。そこで、さまざまな講師の経験を踏まえて、これらの
ことを学生に伝える。
(オムニバス方式 / 全15回)
(7 河野 元昭 / 1回)
第1 回 僕の海外調査、講義失敗談
(56 若林 卯兵衛 / 2回)
第2回 京都の伝統工芸と祈りの文化について
第3回 京の文化を支えた職人について
キ
ャ
リ
ア
形
成
科
目
備考
(49 西堀 耕太郎 / 2回)
第4回 伝統工芸との出会い:転職、修行から生まれた可能性
第5回 「伝統」とは:可能性への挑戦~世界を超えて
(48 湯浅 勲 / 2回)
第6回 人生における仕事の位置づけ:「やりがい」と「生きがい」に
ついて
第7回 自己解決力と自己責任:仕事に向かう姿勢のありかたにつ
いて
(47 徳川 輝尚 / 2回)
第8回 障害のある人に視点を置き「しごと」のもつ意義と価値を考
察
第9回 全ての人が共に生きる「ユニバーサル社会」の構築につい
て
(51 川北 英 / 2回)
第10回 サステナブル社会の中のものつくり
第11回 デザインは『かたち』の遊びではない
(52 太田 達/ 2 回)
第12 回 「京菓子」 有職儀式典礼 茶道からの発達を考察する
第13 回 「祈りの都市」 都市における信仰からの産業デザインを
考える
(50 藤原 勝紀 / 2回)
第14回 心の営みとしての人間関係と< 私> のしごとについて
第15回 悩みを活かす知恵と工夫を学ぶ< 私> の心理学につい
て
1
科目区分
授業科目の名称
しごと論Ⅱ
講義等の内容
1年次の「しごと論Ⅰ」では、新入生ということで具体的にイメー オムニバス方式
ジすることのできなかった社会人としての自覚の高揚を改めて3
年次に実施する。就職への助言にとどまらず、改めて仕事に向か
うべく姿勢を再認識させ、社会に対して新たな視点をもつ機会と
する。
(オムニバス方式/全15回)
(8 安藤 眞吾/ 1 回)
デザイン関連業界におけるプロデューサー、ディレクター、デザ
イナーのそれぞれの役割の理解、また、教員自らのデザイン業界
での関わりや経験の紹介をとおして、学生が将来の活躍の場とし
ての具体的なイメージを把握することを目的とする。
(14 横山 直範/ 1 回)
現在の各地の陶磁産業の現状を説明し,京焼・清水焼が置か
れている状況を説明する。陶磁器産業だけでなく、文化財・考古
学・工芸史としての陶磁器の研究などを紹介し,各大学,美術
館,博物館や,京都府市の埋蔵文化財研究所の取組なども紹介
し,幅広い観点で陶磁器美術工芸を把握する。
(9 新谷 裕久/1回)
企業や会社、工房等で就労するうえで安全・衛生管理は重要な
ことである。特に建築や工芸分野は切削道具や化学物質を扱う
場面も多く、健康保持増進や快適な職場を確保するために必要
な基礎知識を論じる。
(15 宮本 貞治/ 1 回)
「木工」という仕事を通して会得してきた職業観について語る。
(2 竹下 賢治/1回)
建築分野における様々な職能と現状について講義し、具体的
な職能として設計分野における職能、仕事の展開、就職形態、責
任と社会的役割、建築士資格制度について紹介する。
(13 村上 隆/ 1 回)
学芸員をはじめとする博物館や美術館関係の仕事を概観し、
文化発信のこれからのあり方について考える。
教
養
教
育
科
目
キ
ャ
リ
ア
形
成
科
目
備考
(53 小堀 脩 / 2回)
京都には世界的企業であるワコール、日本電産、京セラ、オム
ロンがあり、その源流は1200年の歴史を持つ京都の匠の技を理
念とする「モノづくり」である。これら京都の先端産業から伝統工芸
の可能性を論じる。
(55 日向 進/ 2 回)
近世京都の数寄屋大工、堂宮大工、町屋大工の職能、技とそ
の特色について論じる。
(56 若林卯兵衛/ 2 回)
職業人として成功するため大学3・4回生ですべきことを自身の
経験に基づき語る。
(54 濱田 泰以 / 2回)
長年の熟練と経験に支えられた伝統工芸産業のものづくりにお
ける技、コツ、見極めを理解するために匠の技の暗黙知を解析
し、理解しやすい形式知にすることにより、新たな価値の創造と、
新たなものづくりビジネスへの応用や展開を論じる。
(66 下出 祐太郎/ 2 回)
ものづくり文化に内在する膨大な知恵、自然観や哲学に根ざし
た美意識、伝統工芸技術。それらが現代の産業の礎となっている
ことへの理解を促し、自らが社会で切り開く世界があることをも含
めた職業観を語る。
社会活動Ⅰ
社会の諸活動に積極的に参画することによって、人々とともに
社会を担い社会の課題を解決するという市民性を身につける契
機とする。そのため、学生は与えられたメニューを受動的に消化
するのではなく、目的意識を明確にもち、社会と自らをより良く変
革する課題を設定して社会活動に臨むことが求められる。
社会活動Ⅱ
社会の諸活動に積極的に参画することによって、人々とともに
社会を担い社会の課題を解決するという市民性を身につける契
機とする。そのため、学生は与えられたメニューを受動的に消化
するのではなく、目的意識を明確にもち、社会と自らをより良く変
革する課題を設定して社会活動に臨むことが求められる。
インターンシップ
卒業後のキャリア人生を輝かしいものとするため、社会人として
の仕事を実体験するカリキュラムである。3 年次前期の事前学習
(5 回)を通じて、就業体験を希望する企業等を選択あるいは自
己開拓し、夏期休暇中の10 日間(各日8 時間)を実習期間にあ
て、レポート作成やプレゼンによって振り返りを行う。特に仕事現
場での問題解決や自己の成長を図るため、適切な課題設定を
行って実習に臨むことを重視する。
2