淀川労働基準監督署 - 大阪労働局

大阪労働局
Press Release
淀川労働基準監督署発表
平成28年4月21日
労働基準法違反の疑いで書類送検
( 36 協 定 の 限 度 を 超 え て 長 時 間 に 及 ぶ 時 間 外 労 働 を 行 わ せ た 疑 い )
平 成 28 年 4 月 21 日 、 淀 川 労 働 基 準 監 督 署 ( 署 長 谷 本 晃 ) は 、 下 記 の と お り 毎 日
マーク株式会社及び同社の代表取締役を労働基準法違反の疑いで、大阪地方検察庁に書
類送検した。
記
1
被疑者
まいにち
(1)毎日マーク株式会社
本社所在地
大阪府大阪市淀川区宮原
事 業 内 容
ス ポ ー ツ 関 連 衣料品のマーク制作
(2)同社 代表取締役 A
2
違反条文等
労働基準法違反
同 法 第 32 条 第 1 項
同 法 第 36 条
同 法 第 119 条 第 1 号 ( 罰 則 )
同 法 第 121 条 第 1 項 ( 両 罰 )
3
事件の概要
被疑者毎日マーク株式会社は、大阪市淀川区宮原に本店を設けてスポーツ関連衣
料品のマーク制作を行う事業主、被疑者Aは、同社の代表取締役として同社の労働
者に関する事項について統括管理する使用者であるが、
同 人 は 、 同 本 店 に お い て 、 平 成 27 年 1 月 16 日 か ら 同 年 6 月 15 日 ま で の 間 、 労
働 者 B に 対 し 、時 間 外 労 働 ・ 休 日 労 働 に 関 す る 協 定( い わ ゆ る「 36 協 定 」)で 定 め
た 時 間 を 超 え て 労 働 さ せ た 結 果 、1 か 月 あ た り 74 時 間 9 分 乃 至 100 時 間 7 分 の 時 間
外労働を行わせたものである。
4
参考事項
適用法条文は別紙のとおり。
別紙
適用法条文
労働基準法
(労 働 時 間 )
第三十二条
使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間
を超えて、労働させてはならない。
2
使 用 者 は 、一 週 間 の 各 日 に つ い て は 、労 働 者 に 、休 憩 時 間 を 除 き 一 日 に つ
いて八時間を超えて、労働させてはならない。
(時 間 外 及 び 休 日 の 労 働 )
第三十六条
使用者は、当該事業場に、労働者の過半数で組織する労働組合
が あ る 場 合 に お い て は そ の 労 働 組 合 、労 働 者 の 過 半 数 で 組 織 す る 労 働 組 合 が な
い 場 合 に お い て は 労 働 者 の 過 半 数 を 代 表 す る 者 と の 書 面 に よ る 協 定 を し 、こ れ
を 行 政 官 庁 に 届 け 出 た 場 合 に お い て は 、第 三 十 二 条 か ら 第 三 十 二 条 の 五 ま で 若
し く は 第 四 十 条 の 労 働 時 間 (以 下 こ の 条 に お い て「 労 働 時 間 」と い う 。)又 は 前
条 の 休 日 (以 下 こ の 項 に お い て 「 休 日 」 と い う 。 )に 関 す る 規 定 に か か わ ら ず 、
そ の 協 定 で 定 め る と こ ろ に よ つ て 労 働 時 間 を 延 長 し 、又 は 休 日 に 労 働 さ せ る こ
と が で き る 。た だ し 、坑 内 労 働 そ の 他 厚 生 労 働 省 令 で 定 め る 健 康 上 特 に 有 害 な
業務の労働時間の延長は、一日について二時間を超えてはならない。
(罰 則 )
第百十九条
次の各号の一に該当する者は、これを六箇月以下の懲役又は三
十万円以下の罰金に処する。
一
第三条、第四条、第七条、第十六条、第十七条、第十八条第一項、第十
九 条 、第 二 十 条 、第 二 十 二 条 第 四 項 、第 三 十 二 条 、第 三 十 四 条 、第 三 十 五
条、第三十六条第一項ただし書、第三十七条、第三十九条、第六十一条、
第 六 十 二 条 、第 六 十 四 条 の 三 か ら 第 六 十 七 条 ま で 、第 七 十 二 条 、第 七 十 五
条 か ら 第 七 十 七 条 ま で 、第 七 十 九 条 、第 八 十 条 、第 九 十 四 条 第 二 項 、第 九
十六条又は第百四条第二項の規定に違反した者
(両 罰 規 定 )
第百二十一条
この法律の違反行為をした者が、当該事業の労働者に関する
事 項 に つ い て 、事 業 主 の た め に 行 為 し た 代 理 人 、使 用 人 そ の 他 の 従 業 者 で あ る
場 合 に お い て は 、事 業 主 に 対 し て も 各 本 条 の 罰 金 刑 を 科 す る 。た だ し 、事 業 主
(事 業 主 が 法 人 で あ る 場 合 に お い て は そ の 代 表 者 、 事 業 主 が 営 業 に 関 し 成 年 者
と同一の行為能力を有しない未成年者又は成年被後見人である場合において
は そ の 法 定 代 理 人 (法 定 代 理 人 が 法 人 で あ る と き は 、そ の 代 表 者 )を 事 業 主 と す
る 。 次 項 に お い て 同 じ 。 )が 違 反 の 防 止 に 必 要 な 措 置 を し た 場 合 に お い て は 、
この限りでない。