解 答 Sect. 12 《READING COMPREHENSION》 解答 1.プラスチックが人々の生活を改善してくれたという点。 2. ① プラスチック製品は都市や企業から排出される廃棄物を収容するのに使うた めの広大な土地スペースをとる。 ② 地中ではプラスチックは自然で無害な物質には分解されない。 3.有害物質を使わずに作られるプラスチック。 4.プラスチックの環境に及ぼす影響が増大していること。 5.分解されるときに有毒ガスや有害物質を出すから。 6.Besides [Moreover / Also / Additionally] 7.たいていのプラスチックは非常に多様な物質からできているので。 8.プラスチック製品を最初人の手によって分別すること。 9.costs 10.plastic materials 設問の解説 1.big success「大成功」と言っているので,プラスチックが人々の生活にもたらし たプラス面を探せばよい。 2.下線部(2)に続くHowever以下にプラスチックの問題点が述べられている。 3.第4パラグラフにa plastic that can be made without harmful substancesとあ る。 4.前文の内容を受けてthis problem「この問題」と言っているので,前文から問題 となっていることがらを探せばよい。 5.下線部(5)のうしろに<理由>を表すbecause~が続いていることに着目しよう。 6.in addition「さらに」 7.so「それで,だから」は前文の内容を受けている。 8.「そうすることは新しいプラスチック製品を作るよりもさらにコストがかかる」 とあるので,前文からコスト高をもたらす行為を探せばよい。 9. doesは前に出た動詞の繰り返しを避けて用いられる代動詞。文全体は比較の文な ので,何と何が比較されているのかを考えて,doesが受けている動詞を探す。 10.l.22のInstead~から下線部(10)onesまでの話の展開を押さえてnew ones「新し いもの」が何を指しているのかを考える。 本文解説 l.1 as~「~として」 ll.2-3 the way + S + V「SがVする仕方,やり方」 l.3 it is difficult to imagine... itは形式主語で,真の主語はto imagine以下。 l.6 take up~「(場所)をとる」 ll.6-7 used to contain wastesはground spaceをうしろから修飾する過去分詞句。 l.7 produced by cities and industriesはwastesをうしろから修飾する過去分詞句。 l.8 break down into~「~に分解される」 l.9 be concerned about~「~のことを心配する」 l.14 above-mentioned「上述の,前記の」 l.16 wouldは「~だろう」という現在における<推量>を表す。 l.16 enzyme「酵素」 ll.16-17 made by cellsはproteinsをうしろから修飾する過去分詞句。 ll.19-20 when (they are) broken down ( )内の語句が省略されている。 l.22 instead「それどころか」 全訳 人造のプラスチック製品は1860年代に発明されたときには「大成功」ともてはやさ れた。多くの人が,プラスチックは人々の生活様式を改善してくれたと意見が一致し ている。実際,プラスチック製容器,おもちゃやプラスチック用品のない現代社会は 想像できない。 毎年100億キログラム以上のプラスチック製品が合衆国内で生産されている。しか しながら,そうしたプラスチック製品は都市や企業から排出される廃棄物を収容する のに使われる広大な土地スペースを必要とする。また,地中ではプラスチックは自然 で無害な物質には分解されない。 多くの人がプラスチックの環境に及ぼす影響が増大していることを心配している。 2人のアメリカ人科学者が現在,新しい種類のプラスチックをこの問題を解決するた めに作れると信じている。その科学者とはアラン・ラッセルとエリック・ベックマン である。2人はペンシルバニアのピッツバーグ大学に勤めている。ある新聞が最近彼 らの研究についての記事を書いた。 上記の2人の科学者は,有害物質を使わずに作ることのできるプラスチックを実験 している。彼らは彼らの製品を「バイオプラスチック」と呼んでいる。彼らは,それ は炭酸ガスと細胞から作られるたんぱく質である酵素を用いることになるであろうと 言う。 大部分のプラスチックは石油を基盤とした化学物質からできている。それらは容易 には再利用できない。というのは,それらは分解されるときに有毒ガスや有害物質を 排出するのである。 さらに,大部分のプラスチックは非常に多様な物質からできている。 それでプラスチックは簡単には再利用のために混ぜたり一緒に溶かしたりすること ができない。それどころか,プラスチック製品は最初人の手によって分別されねばな らない。企業にとってはそうするには新たにプラスチック製品を作るのにかかる以上 の費用がかかるのである。 《GRAMMAR USAGE COMPOSITION》 解答 A 1.(c) 2.(d) 3.(c) 4.(a) 5.(b) 6.(b) 7.(d) 8.(a) B 1.by means of 2.in advance 3.At first 4.in other words 5.nothing but 6. instead of C 1.look on 2.do without 3.look after 4.do away with 5.hand in 6.look into 7.turn down 8.figure out D 1.It takes her more than two hours to go to school. 2.neither of which I have read 3.I am at a loss which car to buy. 4.He is better off than he was ten years ago. 5. fell asleep with the radio on E The more she knew about him, the more she came[got / grew]to respect [look up to]him. / As she knew more about him, she came to respect him more. 解説 A 1.「彼は京都へと出発しました。彼の家族もそうです。」肯定文のあとに続けて 「Sもまた~だ」と言うときは,so + 助動詞[be動詞]+ Sとする。Sect. 8,A-8の解 説を参照。 2.「虫歯を抜いてもらいなさい。」have + O + 過去分詞「Oを~してもらう」Sect. 3,C-4の解説を参照。 3.「けんかをやめなさい。もっと分別をもつべきです。」know better「分別をも つ」cf. He knows better than to do such a thing.「彼にはそんなことをしないだけの 分別がある。→ 彼はそんなことをするほど愚かではない。」 4.「しばらく彼をそのまま放っておきなさい。」as「~のまま,~のように」は< 様態>を表す接続詞。 5.「その大学は約100年前に創立されました。」 found「~を設立する,創立す る」 活用はfound ‐ founded ‐ founded。 6.「彼は非社交的というよりむしろ内気なのです。」more A than B「Bというより むしろA」= He is not so much unsocial as shy. / He is shy rather than unsocial. 7.「彼が住んでいる家は大きい家です。」he lives inのinに着目。関係代名詞を選 ぶ。 = The house where he lives is a large one. 8.「万一また世界戦争が起こったら,それは文明の終焉(しゅうえん)となるだろ う。」break out「(戦争・火事などが)急に起こる,勃発(ぼっぱつ)する」 If S should~は起こりそうにないことがらを仮定する表現で,「万一Sが~したら」とい う意味を表す。 B 1.「私たちは言語によって思考を表現します。」by means of~「~によって」 meansは「手段」の意味。 2.「前もって席を予約しなさい。」in advance「前もって、あらかじめ」 (=beforehand) 3.「最初はいろいろと困ったことがありましたが、あとですべてがよくなりまし た。」 at first「最初は」cf. first「最初に、一番に」ex. He came first.「彼が一 番に来ました」/ for the first time「初めて」ex. I saw a giant panda for the first time in my life.「生まれて初めてパンダを見ました。」 4. 「ジムは拒絶しました。言い換えれば、彼の返事は『ノー』だったのです。」 in other words「言い換えれば」 5.「彼女はベジタリアンです。彼女が食べるのは野菜だけです。」nothing but~ 「~だけ」(=only) butは「~以外」の意味で、「野菜以外は何も食べない→野菜しか 食べない」となる。cf. anything but ~「~どころではない、決して~でない」 Sect.16, B-6の解説を参照。 6. 「彼は仕事に行かずに終日寝ていました。」instead of -ing「~しないで」 C 1.「私たちは彼を私たちのリーダーと見なしています。」look on A as B 「Aを Bと見なす」(= regard A as B / think of A as B) 2.「車なしではやっていけません。」do without~「~なしですます」(= dispense with~) 3.「私たちが留守の間,犬の世話をしてくれますか。」look after~「~の世話をす る」(= take care of~) 4.「私たちはこれらの古い習慣を廃止すべきです。」do away with~「~を廃止す る」(= abolish) 5.「月曜日までにレポートを提出しなさい。」hand in~「~を提出する」(= submit / turn in~) be supposed to do「~することになっている→~しなさい」 6. 「警察はその事件を調査し出しました。」look into~「~を調査する」 (=investigate) 7.「私は彼の要求を断らなければなりませんでした。」turn down~「~を断る, 拒否する」(=reject) 8.「私はこの新しい携帯電話の使い方を理解できません。」figure out~「~を理解 する」(=make out, understand) D 1.It takes + 人 + 時間 + to do「人が~するのに…時間がかかる」cf. It costs + 人 + お金 + to do「人が~するのに…お金がかかる」cf. Sect. 1,D-4とSect. 6,Eの 解説を参照。 2.← Tom lent me two books. + I have read neither of them. neither of themの themを関係代名詞whichに置き換えて,先行詞booksのうしろに置く。 3.be at a loss~「~がわからない」= I don't know which car to buy. cf. be at a loss for words「言葉につまる,何と言っていいかわからない」(= be at a loss what to say) 4.be well off「裕福だ」の比較級でbe better off「以前より裕福だ,以前より暮し向 きがよい」。⇔ be badly off「貧しい」< be worse off「以前より貧しい,以前より 暮し向きが悪い」 5. with the radio on 「ラジオをつけたままで」は、<付帯状況>を表すwith+A+副 詞。 Sect.2.B-2とSect.11, D-1とSect.13, A-2の解説 を参照。 E 「~すればするほど…」はThe + 比較級, the + 比較級の構文を用いる。接続詞as 「~するにつれて」を用いて表すこともできる。「~するようになる」はcome to do。
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