1 南城市次期防災システム構築業務仕様書 1.本依頼業務の概要 (1

南城市次期防災システム構築業務仕様書
1.本依頼業務の概要
(1)背景
南城市では、阪神淡路大震災や東日本大震災の教訓を踏まえ、地震・津波・土砂災害・台風災害等
から市民を安全に守るため、災害に強いまちづくりを目指して地域防災計画を策定いたしました。
そのような取り組みの中で、既存の防災システムの老朽化等に伴い、新庁舎への移転時期(平成29
年12月末)を見据え、防災システムを刷新することとしており、次期防災システムは、地域特性に
応じた情報通信技術等を活用し、災害の予防、災害対策、災害復旧・復興まで総合的に支援可能な、
災害に強い防災システムの構築を図る。
2.業務範囲
システム整備における調査・設計業務は下記の通りである。
(1) 調査業務
① 既存システム・ネットワーク・設備調査
既存のシステム・ネットワーク・設備で利用可能なものがあるか調査を行うこと。
② 農林水産部が実施する「南城市情報基盤施設整備(防災監視システム)
」を考慮し、設計を行
うこと。
【概要】農林水産部では農地保全の観点から 28 年度以降、無線を活用しての監視カメラ
の構築を予定している。総務部では今回の防災システムと農林水産部のシステムとの連携
を行う予定。※別添図面参照(資料では玉城庁舎を拠点としているが新庁舎が拠点になる予
定)
③ 電波伝搬現地調査
4.9GHz等広域無線網を整備する上で南城市役所と接続拠点との電波伝搬調査を行うこ
と。
④ その他
・強度計算、地質調査、測量等必要があれば調査を行うこと。
・調査等に必要な機材等の準備は、受託者が行うこと。
・調査等に必要な諸手続きの一切は、受託者が行うこと。
(2) 設計業務
① 要件定義
機能要件、非機能要件について明確化し基本要件を定めること。
② システム機能設計書の作成
システム機能設計、画面設計、帳票設計等を行うこと。
③ システム基盤設計書の作成
システム構成設計、ハードウェア設計、ネットワーク設計等を行うこと。
④ ネットワーク構成設計
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システムを構成するネットワーク、ネットワーク機器等の設計を行うこと。
⑤ テスト計画
単体テスト・結合テスト計画を作成すること。
⑥ 机上設計
無線回線設計、音達設計を行うこと。
⑦ 設計工事仕様書の作成
機器仕様書、回線構成図、システム系統図等を作成すること。
⑧ 設計図面の作成
機器を設置する場所等の図面を作成すること。
次期防災システムが備えるべき機能として、情報収集系システム、意思決定支援系システム、情報
伝達系システム及び防災ネットワークシステムとする。
(3) 情報収集系システム整備工事
地震災害(津波、斜面崩壊、液状化等)、気象災害(強風、高潮、土石流、河川洪水等)発生
時には、現況を迅速かつ正確に把握する必要がある。そのために、情報収集に必要な機能につい
て整備すること。
① 監視カメラ機能
津波等への備えとして沿岸部に監視カメラを設置する。カメラ映像は南城市役所へ収集し、
モニタリングができること。なお、設置箇所については、必要と思われる数を考慮すること。
運用時に関わる費用(例:通信費、サービス利用料等)についても、整備範囲内に含めるこ
と。
② リアルタイム災害情報表示機能
災害現場からリアルタイムに写真、映像等の情報を災害対策本部に表示できること。
なお、映像送信装置、映像受信装置は必要と思われる数を考慮すること。
③ 雨量計表示機能
雨量計を南城市内 4 か所に設置し、雨量データを南城市役所にてリアルタイムにモニタリン
グできること。
※提案においては①~③の他に有効な手段があれば提案上限額及び提案制限ページの範囲内で
追加提案すること。
(4) 意思決定支援系システム整備工事
警戒本部・災害対策本部の設置時における災害対策活動では、被害状況、避難所の運営状況、
被災者の安否情報、備蓄物資の配給状況などの詳細を把握したうえで意思決定を下すことから、
意思決定に必要な機能について整備すること。
① 災害対策本部会議機能
・災害対策本部会議を円滑に行うための災害状況把握・情報共有・状況報告を効率化できる
機能を有すること。
・島尻消防、清掃組合消防本部との情報共有が可能なこと。
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② 避難行動要支援者支援機能
要援護者の情報を管理し、実際に災害が起きた場合に、安全かつ円滑な避難行動を支援でき
ること。管理情報については地図情報との連携が可能であること。
③ 画面表示機能
災害対策本部において画面表示装置を設置し、災害情報の把握を行えること。なお、防災室
のスペースを考慮して機器を選択すること。
※提案においては①~③の他に有効な手段があれば提案上限額及び提案制限ページの範囲内で
追加提案すること。
(5) 情報伝達系システム整備工事
市民等への防災意識を高揚させるための情報配信、津波等発生時の避難勧告、被災後の被災情
報の配信、安否確認、災害復旧・復興情報の配信ができること。また、情報弱者等への情報配信
方法を考慮し J-ALERT 等からの情報を迅速に情報伝達する方法を整備すること。
① 音声告知放送機能
津波浸水想定エリアに迅速な避難勧告が行える防災スピーカーを設置すること。
停電時の備えとして48時間以上電源バックアップの対策を行うこと。
② 緊急防災情報伝達機能
J-ALERT 受信機からの情報を、複数の情報伝達を介して自動(手動操作も含む)で情報を伝
達できること。
③ 防災メール機能
メール登録者へ属性(グループ)に応じて必要な防災情報を配信・受信できること。
④ 避難施設への防災情報配信機能
指定避難所等に対し、被災後の被災情報、災害復旧・復興情報等、随時、詳細な情報配信が
行えること。
⑤ 防災情報ポータル機能
南城市防災ポータルサイトを構築する。構築にあたってはCMSサーバーも導入すること。
⑥ 職員参集機能
職員の安否や登庁の可否等を確認できること。
⑦ 行政放送機能との連結
本市では独自のイントラネット網を活用し行政放送ができる仕組みを構築しているが、新し
くネットワークの仕組みを更新する予定もあり、将来を見据えて対応可能な連結機能を有す
ること。
⑧ 防災アプリケーション
市民や観光客へのスマートフォン向けアプリケーションとして下記の機能を有すること。
ⅰ)南城市の防災情報の配信ができること。
ⅱ)避難所や公共施設をマップ上に表示し、ルート案内機能を有すること。
ⅲ)安否確認ができること。
※提案においては①~⑧の他に有効な手段があれば提案上限額及び提案制限ページの範囲内で
追加提案すること。
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(6) 防災情報ネットワークシステム整備工事
次期防災システムでは、新たに情報基盤として新防災ネットワークを整備する。冗長性を考慮
したうえで4.9Ghz等を活用した広域無線網を整備すること。なお、接続拠点は、出先機関・
音声告知放送設備を想定していることから、必要と思われる設備を考慮すること。
また、本市に整備されているコミュニティFMの活用についても考慮すること。
(7) 災害復旧・復興支援システム整備工事
東日本大震災等を教訓に、被災後の復旧・復興に必要な支援システムについて整備すること。
(8) 将来の発展性
防災・減災の向上を図る将来構想の参考とするため、情報収集・意思決定支援・情報伝達
・防災ネットワークについて将来の拡張性・発展性について考慮すること。
(9) 業務運営体制
① 実施体制・役割分担
業務を実施する上でのプロジェクトの実施体制、役割分担について記述すること。
② 経歴
プロジェクトメンバーの経験年数、経歴、資格について記述すること。
③ プロジェクト管理手法
システムを導入するための進捗管理、課題管理、品質管理についての手法について記述するこ
と。
④ スケジュール計画
システムを導入するまでの工程を具体的かつ詳細に記載すること。
(10) 南城市内業者の活用
事業を行う際に市内業者の活用について考慮すること。
(11)運用保守業務
下記内容について考慮すること。
①
障害対応
受付時間、故障修理対応、定期点検等
② ランニング費用
ハードウェア及びソフトウェア保守、ライセンス費用など全てのランニングコスト
※運用保守については事業費とは分けて、年間にかかる見積書を別途提出すること。
(12) 整備工事における諸手続、立会、検査及び引き渡し
① 諸手続
関係官公庁に対する申請届等の諸手続きは、受注者がこれを代行すること。なお、関係官公
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庁その他に対して交渉を要するとき、又は交渉を受けたときは遅滞なくその旨を南城市に申
し出て協議すること。
② 立会
本システムの基地局、屋外拡声子局等の設置位置や施工要領等に関して発生する交渉は発注者
が行い、受注者が立ち会うものとする。
③ 検査及び引き渡し
中間検査は実施設計、本システムの整備工事、その機器製作工程において必要により行う。
また、発注者は必要と認めた場合、工場検査及び中間検査を行う場合がある。
(13)不要となる設備機器及び構築物の撤去
本システムの施工において発生する撤去材、梱包材は法令に基づき、受注者の負担において
適切に処理するものとする。
(14)納品物
下記に示すドキュメント及び電子データについて適時、遅延なく提出すること。
① 操作マニュアル(管理者・利用者)
② 設備台帳(システム構成図、機器台帳等)
③ 打合せ協議簿
④ 経費明細書(計算書)
⑤ 着手届
⑥ 下請通知書
⑦ 完了(竣工)届
⑧ 完成図書
⑨ 引渡書
⑩ その他南城市が提出を求める書類
⑪ 上記ドキュメントを保存したCDまたはDVD
(15)その他業務遂行上の留意点
① 本事業の設計、製作、工事については、次に掲げる法令等に準拠したものとする。
 日本工業規格(JIS)
 日本電気規格調査会標準規格(JEC)
 日本技師標準規格(JES)
 電気設備技術基準
 電波法及び関連規則、告示
 電波法関係審査基準
 電気通信事業法及び関係規則、告示
 有線電気通信法及び同法施行令、同法施工規則
 消防法及び同法関係規則等
 電気設備工事共通仕様書
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 電気通信設備工事共通仕様書
 日本電機工業会基準(JEM)
 建築基準法及び関係規則、告示
 その他関係法令、告示等および南城市が定める関係条例、規則
② 著作権
本業務で作成されたドキュメント、データに関する著作権については、原則として南城市に属
する。
③ 第三者の著作権
本仕様書に基づく作業に関し、第三者との間に著作権に係る権利侵害において紛争等が生じた
場合は、当該紛争の原因が南城市の責めに帰す場合を除き、受託者の責任、負担において一切
を処理すること。
④ 情報の保護(守秘義務)
本業務の遂行にあたり、受託者は業務上知りえた事項を第三者に漏洩しないよう十分注意する
こと。
⑤ 賠償責任
受託者の責に帰すべき事由について、南城市又は第三者に損害を与えた場合は、受託者がその
損害を賠償すること。
⑥ 疑義に関する事項
本仕様書において、明示なき事項または疑義が生じた場合、その都度、南城市担当者と協議す
るものとする。
⑦ 工期変更
本事業は南城市新庁舎への移転時期(平成29年12月末)と連動するため、新庁舎への移転
時期変更が理由となる工期変更が生じた場合には受託者が提出する工期変更協議資料に基づ
き、別途南城市と受託者にて協議を行うものとする。
⑧ 次の場合、受注者は、あらかじめ南城市の承認を得ること。

下請け業者に作業を委託する場合

監督員詰所及び物品倉庫の仮設を必要とする場合

やむを得ない事情により、本要求仕様書の変更を必要とする場合

工事中に事故が生じ、その処置をする場合
⑨ 南城市より提供可能な資料は以下の通りである。必要に応じて参照すること。
 南城市地域防災計画(平成 28 年 3 月)
 南城市地震・津波避難計画(平成 27 年 3 月)
 南城市洪水・土砂災害避難計画(平成 27 年 3 月)
 本部事務局マニュアル(平成 28 年 3 月)
 職員初動マニュアル(平成 28 年 3 月)
 避難勧告等判断・発令マニュアル(平成 28 年 3 月)
 避難所開設・運営マニュアル(平成 28 年 3 月)
 南城市備蓄計画(平成 28 年 3 月)
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 第 3 次南城市情報化基本計画(平成 27 年 3 月)
 防災監視システム平面図(農林水産部)
 南城市庁舎等複合施設実施設計(CD にて配布。総務課窓口での受け取りお願いします。設計は
まだ調整段階のため、関連事業所以外への提供は禁止願います。
)
 なんじょう情報マップ(平成 25 年 3 月) 冊子
※南城情報マップについてはデータ化できないため総務課窓口での受け取りお願いします。
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