第56回地域経済産業調査(平成28年1-3月期)

平成28年4月20日
中 部 経 済 産 業 局
「第56回地域経済産業調査(平成28年1-3月期)」
の結果の公表について
~東海地域の経済は、緩やかに改善している~
中部経済産業局は、各地方経済産業局(電力・ガス事業北陸支局、沖縄経
済産業部を含む)とともに、地域の経済動向と産業実態を把握するために四
半期ごとに地域経済産業調査を行っています。
今般、第56回(平成28年1-3月期)地域経済産業調査(東海地域)
の結果をとりまとめましたので、お知らせします。
総括判断は、「緩やかに改善している」と据え置き(平成27年7月発表
以来、4四半期連続。)としています。
○地域経済産業調査とは
(1)目的
管内主要企業への個別ヒアリング等に基づき、地域経済動向を定性的な側面から把
握する。
(2)調査期間(四半期ごとに実施)
平成28年2月26日~平成28年3月28日
(3)調査内容
業況、生産、海外動向、設備投資、雇用動向、個人消費、住宅建設、公共投資、物
価動向、為替動向、資金繰り、経営課題 など
(4)調査対象企業
東海地域
88社(愛知、岐阜、三重の3県)
(お問い合わせ先)
中部経済産業局
総務企画部
調査課長
出村
担当:木村
電話:052-951-2723(直通)
中部経済産業局(東海地域)管内の経済動向
(第56回 平成28年1-3月期調査)
東海地域の経済は、緩やかに改善している(→)
<スーパー>
飲食料品は引き続き堅調となっている。
一方で、節約志向もみられる。
衣料品は気温の影響もあり苦戦してい
る。
パートやアルバイトは時給を上げても集
まりにくい状況が続いている。
<陶磁器組合>
良質で値頃な台所・食卓用陶磁器
は、アジア向けや米国向けの輸出
が堅調なことに加え、国内の量販
店向けや景品向けに大口受注の動
きも続いている。【中小】
平成28年4月20日
【全体の動向】
① 生産は、持ち直しの動きがみられる。(→)
主力の自動車関連は、鉄鋼メーカーで発生した事故に伴う工場稼働停止の影響により
減少がみられるものの、北米向けが堅調なことに加え、国内向けに新型車効果による持
ち直しの動きがみられることから、全体の基調としては緩やかに持ち直している。金属工
作機械は、これまで堅調であった海外向けが弱含みとなったことに加え、補助金等の政
策効果もあり緩やかな持ち直しとなっていた国内向けも弱含みとなっている。電子部品・
デバイスは、スマートフォン向けを中心に弱い動きとなっている。
②
設備投資は、増加している。(→)
製造業では、引き続き積極的な合理化・効率化投資や維持・更新がみられることに加え、
自動車部品や金属工作機械の一部には生産能力増強投資がみられる。非製造業では、
百貨店やスーパー、自動車販売などの小売業で改装などがみられる。
③
<百貨店>
高額商品、催事は、好
調であった。
訪日外国人売上は、
売上全体に占める割
合は大きくないものの、
高額商品や化粧品を
中心に、好調を維持し
ているものの、伸びは
鈍化した。
衣料品の販売低迷が
続いた。
アルバイトの採用が困
難な状況が続いてい
る。
<金属工作機械>
国内向けは、中小企
業向けの動きが鈍く
なっている。大企業向
けは計画通りの設備
投資が続いている。
米国向けは弱含みと
なっている。
中国向けは全体的に
減少しているものの、
高付加価値機種への
需要は引き続き高い。
雇用は、着実に改善している。(→)
製造業では、自動車関連を中心に生産増加に対応する非正規社員の採用の動きがみ
られる。非製造業では、スーパーやコンビニエンスストアなどの小売業で非正規社員の
不足感が継続し、募集しても人が集まりにくい状況が続いている。
④
個人消費は、緩やかに持ち直している。(→)
百貨店では、催事効果や高額商品に動きがみられるものの、衣料品が振るわなかった。
なお、売上全体に占める割合は大きくないものの、訪日外国人売上は伸びている。スー
パーでは、衣料品が振るわなかったものの、飲食料品は堅調に推移している。家電販売
は、洗濯機や冷蔵庫などの白物家電に動きがみられる。乗用車販売は、軽自動車に車
体課税の見直しの影響がみられるものの、普通車に新型車効果がみられる。
【鉱工業生産指数(東海)の推移】
(季節調整済指数、平成22年=100)
120
115
110
105
<半導体素子・集積回路>
高機能スマートフォン向けを中心に弱い
動きとなっている。
スマートフォン市場が成熟してきたことも
あり、販売鈍化がみられる。
<自動車部品>
国内向けは新型車効果もあり忙しい時期が
続く見込み。
生産増加に対応するため非正規社員の雇
用や残業を増やしている。
鉄鋼メーカーで発生した事故に伴う自動車
メーカーの工場稼働停止分の挽回生産は、
4月以降を予定。
100
95
97.8
90
93.6 85
全国生産指数
80
東海生産指数
・鉱工業生産指数(東海)(季節調整済):97.8(平成28年2月速報)、110.0(平成27年1-3月期)
・百貨店・スーパー販売額指数(中部)(季節調整済):103.9(平成28年2月速報)、103.2(平成27年1-3月期)
・有効求人倍率(東海)(季節調整値):1.56倍(平成28年2月)、1.47倍(平成27年2月)
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
75
2013年
2014年
2015年
2016
年
平成28年1-3月期地域経済産業調査
ヒアリング概要
1.全体の動向
~緩やかに改善している~
① 生産は、持ち直しの動きがみられる。主力の自動車関連は、
鉄鋼メーカーで発生した事故に伴う工場稼働停止の影響に
より減少がみられるものの、北米向けが堅調なことに加え、
国内向けに新型車効果による持ち直しの動きがみられるこ
とから、全体の基調としては緩やかに持ち直している。金属
工作機械は、これまで堅調であった海外向けが弱含みとなっ
たことに加え、補助金等の政策効果もあり緩やかな持ち直し
となっていた国内向けも弱含みとなっている。電子部品・デ
バイスは、スマートフォン向けを中心に弱い動きとなってい
る。
② 設備投資は、増加している。製造業では、引き続き積極的な
合理化・効率化投資や維持・更新がみられることに加え、自
動車部品や金属工作機械の一部には生産能力増強投資がみ
られる。非製造業では、百貨店やスーパー、自動車販売など
の小売業で改装などがみられる。
③ 雇用は、着実に改善している。製造業では、自動車関連を中
心に生産増加に対応する非正規社員の採用の動きがみられ
る。非製造業では、スーパーやコンビニエンスストアなどの
小売業で非正規社員の不足感が継続し、募集しても人が集ま
りにくい状況が続いている。
④ 個人消費は、緩やかに持ち直している。百貨店では、催事効
果や高額商品に動きがみられるものの、衣料品が振るわなか
った。なお、売上全体に占める割合は大きくないものの、訪
-1-
日外国人売上は伸びている。スーパーでは、衣料品が振るわ
なかったものの、飲食料品は堅調に推移している。家電販売
は、洗濯機や冷蔵庫などの白物家電に動きがみられる。乗用
車販売は、軽自動車に車体課税の見直しの影響がみられるも
のの、普通車に新型車効果がみられる。
前回調査(平成27年10-12月期調査)との比較
前回
今回
(10-12月期)
(1-3月期)
全体の動向
緩やかに改善している
緩やかに改善している
生
持ち直しの動きがみられる
持ち直しの動きがみられる
設 備 投 資
増加している
増加している
雇 用 情 勢
着実に改善している
着実に改善している
個 人 消 費
緩やかに持ち直している
緩やかに 持 ち 直 し て い る
産
-2-
変化
2.個別の動向
(1)生産 ~持ち直しの動きがみられる~
主 力 の 自 動 車 関 連 は 、鉄 鋼 メ ー カ ー で 発 生 し た 事 故 に 伴 う 工 場 稼 働 停 止 の 影 響 に
よ り 減 少 が み ら れ る も の の 、北 米 向 け が 堅 調 な こ と に 加 え 、国 内 向 け に 新 型 車 効 果
に よ る 持 ち 直 し の 動 き が み ら れ る こ と か ら 、全 体 の 基 調 と し て は 緩 や か に 持 ち 直 し
ている。
金属工作機械は、これまで堅調であった海外向けが弱含みとなったことに加え、
補助金等の政策効果もあり緩やかな持ち直しとなっていた国内向けも弱含みとな
っている。
電子部品・デバイスは、スマートフォン向けを中心に弱い動きとなっている。
【輸送機械】
■自動車部品
国内向けは、車体課税の見直しにより軽自動車の販売が回復していない。北米、欧州
は引き続き堅調。中国は小型車の優遇税制の効果もあり堅調。
■自動車部品
国内は新型車効果もあり好調。北米は引き続き好調。中国は景気減速の懸念があるも
のの、小型車の優遇税制の効果もあり堅調。
鉄鋼メーカーで発生した事故に伴う自動車メーカーの工場稼働停止の影響により2
月の生産は減少。挽回生産は数か月続く見込みで、例年は生産が落ち着いている来期
も高水準の生産となる見込み。
■自動車部品
国 内 向 け は 堅 調 。中 国 は 景 気 減 速 が 感 じ ら れ る も の の 、小 型 車 の 優 遇 税 制 の 効 果 も あ
り堅調。
鉄鋼メーカーで発生した事故に伴う自動車メーカーの工場稼働停止の影響により2
月の生産は減少。3月は通常生産。4月以降に挽回生産を実施。
■自動車部品
国内自動車向けは、鉄鋼メーカーで発生した事故に伴う自動車メーカーの工場稼働停
止の影響を除けば、新型車効果により堅調に推移している。北米向けは、良い状況が続
いている。中国向けは、小型車の優遇税制の効果もあり良くなっている。ASEAN向
けは、引き続き厳しい状況となっている。
鉄鋼メーカーで発生した事故に伴う自動車メーカーの工場稼働停止分の挽回生産は、
4月以降に予定されており、今後も堅調に推移する見込み。
-3-
■自動車部品
前 期 と 比 較 す る と 増 加 。国 内 は 新 型 車 効 果 も あ り 増 産 傾 向 。北 米 向 け は 引 き 続 き 好 調 。
原油安の影響もあり、大型車の売行きが良い。
鉄鋼メーカーで発生した事故に伴う自動車メーカーの工場稼働停止の影響により2
月の生産は減少。挽回生産は未定。
■自動車部品
国内向けは新型車効果もあり忙しい時期が続く見込み。
鉄鋼メーカーで発生した事故に伴う自動車メーカーの工場稼働停止分の挽回
生産は、4月以降を予定。
■自動車部品【中小企業】
納入先自動車メーカーの海外現地生産拠点の再編の影響から受注の増加が継
続している。
■素形材団体【中小企業】
前期と同水準の売上を維持している。
原油価格等の下落によって、収益改善につながっている。
■航空機体部品
航空機体メーカー向けは順調に推移している。
【はん用・生産用・業務用機械】
■金属工作機械
国内向けは、中小企業向けの動きが鈍くなっている。大企業向けは計画通りの設備投
資が続いている。米国向けは弱含みとなっている。中国向けは全体的に減少しているも
のの、高付加価値機種への需要は引き続き高い。
■素形材団体【中小企業】
工作機械向けは、補助金効果が落ち着き、昨年夏をピークに減少している。
中国向けの工作機械向けの落ち込みの影響も大きい。
【電気機械】
■制御装置・機器
海外向けは、中国向けのスマートフォン関連向けが減少している。国内向け
は、工作機械向けは減少しているものの、産業機械向けは中小機械メーカー向
けが回復してきている。
【電子部品・デバイス】
■半導体素子・集積回路
高機能スマートフォン向けを中心に弱い動きとなっている。スマートフォン市場が成
熟してきたこともあり、販売鈍化がみられる。
-4-
■液晶素子
スマートフォン向けを中心に弱い動きとなっている。低付加価値品の中国ローカルメー
カーのスマートフォン向けは生産調整を継続している。
【金属製品】
■ガス機器
住宅着工の持ち直しと買換需要が戻ってきていることから、受注、販売、生
産は順調に推移している。
■ばね
生産計画では増加する見込みであったものの、鉄鋼メーカーで発生した事故に伴う
自動車メーカーの工場稼働停止の影響により2月の生産は減少。3月以降に挽回生産
を実施。
■ 鋳 鍛 造 品 【中小企業】
想定していたほど良くなっておらず横ばい。自動車向けは戻りつつある。
米国からの新規受注があり、米国向けの輸出が下支えしている。
【鉄鋼】
■特殊鋼鋼材
事故により生産は大きく減少。事故による減産の一部は、他ラインでの代替生産や
同業他社への生産委託で対応。
設備の復旧は完了し、操業の安全が確認できたことから、生産を再開。
■特殊鋼鋼材
自 動 車 向 け 鋼 材 は 、 同 業 他 社 の 事故に伴う応援生産によって予定よりも増産。
■普通鋼鋼材
主力の自動車関連向けは、停滞が続いている。
海外需給は、中国の景気減速に伴う鋼材流出量の拡大により、市況が悪化し
ている。
鉄鋼メーカーで発生した事故に伴う自動車メーカーの工場稼働停止の影響もみられ
る。
■棒鋼
公共工事向けに動きがみられるものの、民間建築向けは減少している。
【ファインセラミックス】
■プラグ、ガスセンサ素子
北米の自動車向けは、堅調に推移している。欧州の自動車向けは懸念してい
たほど悪くなっておらず堅調に推移している。ASEANや中国の自動車向け
は弱い動きとなっている。
-5-
■触媒担体・セラミックフィルタ
北米、欧州の自動車向けは堅調に推移している。中国の自動車向けは弱含み
が続いている。
■ フ ァ イ ン セ ラ ミ ッ ク ス 【中小企業】
スマートフォン向け材料の受注が多く、高い生産水準が続いている。
ス マ ー ト フ ォ ン の 販 売 鈍 化 が み ら れ る も の の 、高 機 能 化 の 進 展 に よ っ て 、今 後 も 高 い
需要が維持される見通し。
【繊維・陶磁器】
■ 繊 維 【中小企業】
低水準で推移している。
気温が高く推移したことから、冬物衣料品が伸び悩んでいる。
■陶磁器組合【中小企業】
良質で値頃な台所・食卓用陶磁器は、アジア向けや米国向けの輸出が堅調な
ことに加え、国内の量販店向けや景品向けに大口受注の動きも続いている。
【化学】
■ゴム・プラスチック製品
自動車関連製品を中心に、例年、売上、生産が増加する時期であったが、鉄
鋼メーカーで発生した事故に伴う自動車メーカーの工場稼働停止の影響により2月の
生産は減少。
先 行 き は 、自 動 車 関 連 製 品 の 挽 回 生 産 は あ る も の の 、 基 調 と し て は 横 ば い を 見
込んでいる。
-6-
(2)設備投資 ~増加している~
製 造 業 で は 、引 き 続 き 積 極 的 な 合 理 化・効 率 化 投 資 や 維 持・更 新 が み ら れ る こ と
に加え、自動車部品や金属工作機械の一部には生産能力増強投資がみられる。
非 製 造 業 で は 、百 貨 店 や ス ー パ ー 、自 動 車 販 売 な ど の 小 売 業 で 改 装 な ど が み ら れ
る。
■輸送機械(自動車部品)
国内は、品質向上のための設備投資と生産能力増強投資。
■輸送機械(自動車部品)
国内は、維持更新、自動化対応投資。海外は、北米、アジアを中心とした能力増強対
応が続く見通し。
■輸送機械(自動車部品)
国内は、高機能部品生産に向けた設備投資。海外は、米国、中国等で生産能力増強投
資。
■輸送機械(自動車部品)
国内は、先を見た積極的な合理化・効率化投資。海外(メキシコなど)は、生産能力
増強投資。
■輸送機械(自動車部品) 【中小企業】
納入先自動車メーカーの海外現地生産拠点の再編の影響から受注が増加しており、生
産能力増強投資を実施。
■輸送機械(自動車部品) 【中小企業】
受注増への対応に加えて、省エネ対応、BCP対応のための国内新工場を建設。
■輸送機械(航空機体部品)
航空機の生産増加に対応して、国内の生産能力増強投資を進めている。
■ はん用・生産用・業務用機械
人員を増やさずに受注増に対応するため、国内の合理化・効率化投資を進め
ている。
■ はん用・生産用・業務用機械
国内での合理化・効率化と生産能力増強を目指した設備投資を予定。
-7-
■金属製品
数年をかけて合理的生産体制構築、災害リスク分散の観点から国内における
生産拠点の再編を進めている。
■ファインセラミックス
国内、海外ともに自動車向け部品の生産能力増強、効率化投資を実施。
■ファインセラミックス
国内、海外ともに自動車向け部品の生産能力増強投資を実施。
■ 繊 維 【中小企業】
新規の設備投資なし。維持・管理・修繕のみ。
■素形材団体【中小企業】
団体内の二極化が進んでいる。 収 益 が 好 調 な 上 位 2 割 の 企 業 は 、 補 助 金 等 の 施
策も活用して積極的な設備投資を実施しているものの、残りの8割の企業は、
設備投資の動きはほとんどない状況となっている。
■百貨店
衣料品や食料品の売場改装、店内照明交換、トイレ改装を実施。店舗内の環
境整備を引き続き実施。
■百貨店
顧客層の拡大を図るための大規模改装を進めている。
■スーパー
既 存 店 舗 の 改 装 を 中 心 と し た 複 数 年 の 投 資 拡 大 に よ り 、集 客 力 向 上 を 目 指 す 。
一方で、不採算店舗の閉店も実施予定。
■コンビニエンスストア
新規出店を進めている。店舗運営オーナーの不足が継続しており、新規出店の制約要
因となっている。既存店の店内整備も進めている。
■乗用車販売
大規模店舗改装や店舗の耐震工事によって設備投資額は増えている。
-8-
(3)雇用情勢 ~着実に改善している~
製 造 業 で は 、自 動 車 関 連 を 中 心 に 生 産 増 加 に 対 応 す る 非 正 規 社 員 の 採 用 の 動 き が
みられる。
非 製 造 業 で は 、ス ー パ ー や コ ン ビ ニ エ ン ス ス ト ア な ど の 小 売 業 で 非 正 規 社 員 の 不
足感が継続し、募集しても人が集まりにくい状況が続いている。
■輸送機械(乗用車)
生産増加に対応するため、期間従業員を増やし、社内応援、社外応援も増や
している。期間従業員の定着率を高める取組も進めている。
■輸送機械(自動車部品)
生産増加に対応するため、期間従業員を増やし、社内応援も実施して対応し
ている。期間従業員は、他の自動車部品メーカーとの取り合いになっている。
■輸送機械(自動車部品)
生産増加に対応するため非正規社員の雇用や残業を増やしている。
4月以降も忙しい時期が続くことが見込まれるため、非正規社員の契約延長
などで対応する。
■輸送機械(自動車部品)
現在の生産水準であれば適正な雇用体制となっている。生産増への対応は、
残業と社内応援、派遣社員で対応している。
■輸送機械(自動車部品)
現状では、人手不足感はあまりない。残業で対応できている。
■輸送機械(自動車部品)【中小企業】
生産増に対応するため、派遣社員を増やしているものの、派遣社員の確保も
難しくなってきており、外国人労働者も活用している。
■ 金属製品
受注、販売、生産が増加しており、残業、休日出勤に加え、他工場からの人
員応援も継続している。
■ ファインセラミックス
生産が堅調なことから、一部では休日出勤が継続している。社内異動や社内
応援も実施している。
-9-
■ファインセラミックス
生産が堅調なことから、残業で対応できない部分について、社員の配置転換
で対応している。
■輸送機械(自動車部品)【中小企業】
正社員が不足している。募集してもほとんど応募がなく、中小企業に対する
応募者が少なくなっていると感じる。
■ 金属製品
会社説明会には多くの参加があるものの、自動車メーカーや自動車部品メー
カーが新規採用者を増やす見込みのため、優秀な人材の確保が難しくなること
が見込まれる。
■素形材団体【中小企業】
団体内の二極化が進んでいる。比 較 的 企 業 規 模 の 大 き い 上 位 1 割 の 中 小 企 業 は 、
すぐに新規採用が決まっているようであるものの、残りの9割の中小企業は、
募集してもほとんど応募がない状況となっている。
■ ファインセラミックス【 中 小 企 業 】
生産量の増加に伴い、中途採用、非正規社員の募集を積極的に続けており、
再雇用も実施しているものの、不足感が継続している。
■陶磁器組合【中小企業】
生産の増加に伴い人手不足との声を聞くようになっている。
新規採用の説明会に中小・小規模企業が参加するようになっている。
■百貨店
パートやアルバイトが集まりにくい状況が続いている。同地区での同業他社も同様で
あり、取 り 合 い に な っ て い る 。
■百貨店
繁忙期対応のアルバイトの採用が困難な状況が続いている。
販売職の人気が低迷していることもあるため、販売員の採用も厳しい状況となってい
る。
■専門店
各テナントのパート、アルバイトの人手不足が続いている。対応策として、パート、
アルバイトの時給を引き上げたり、正社員の募集に切り替えたりしているものの、人が
集まらない状況が続いている。
- 10 -
■スーパー
パート・アルバイトは時給を上げても集まらない状況が続いている。
新規のパートの時給を上げると、雇用している全てのパートの時給も見直す必要が
あるため、時給を上げることも難しい。
■スーパー
学生アルバイトが集まらない状況が続いている。不足分は、年配の方の活用やパー
トの年齢上限を引き上げて対応している。
■コンビニエンスストア
パート、アルバイトは、他社との取り合いになっており、人員不足は深刻な状況と
なっている。福利厚生の充実を図っているものの、状況は変わらない。
■乗用車販売
自動車整備部門の人手不足は継続している。収益増を図るためには自動車整備部門を
充実させることが必要なため、新規採用や中途採用を増やしていきたいと考えており、
募集地域も広げているものの、優秀な人材は他社との取り合いになっている。
■テーマパーク
時給を上げて人員の確保に努めているものの、パートの人材不足は継続している。
■ドラッグストア
薬剤師の不足が続いており、新規出店にも影響が出ている。
店舗運営職の新規採用は、良い人材は他業種(地元金融機関、スーパーなど)に採用
されてしまっている。
アルバイトの不足が継続している。
■ホームセンター
パートの募集環境は他社との競合が厳しく、かなり深刻な状況となっている。
店舗でのパートの割合が高く、時給を上げると総人件費が大きく上昇することになる
ため、時給を上げることも難しく苦慮している。
また、パートは配偶者控除を意識して仕事をするため、残業を増やしてもらえず、人
手不足を残業で対応することも難しい。
■人材派遣
自動車関連向けの人材派遣が伸びている。
需要に対して供給が足りておらず、派遣をお待ちいただく状況となっている。
- 11 -
(4)個人消費 ~緩やかに持ち直している~
百 貨 店 で は 、催 事 効 果 や 高 額 商 品 に 動 き が み ら れ る も の の 、衣 料 品 が 振 る わ な か
っ た 。な お 、売 上 全 体 に 占 め る 割 合 は 大 き く な い も の の 、訪 日 外 国 人 売 上 は 伸 び て
い る 。ス ー パ ー で は 、衣 料 品 が 振 る わ な か っ た も の の 、飲 食 料 品 は 堅 調 に 推 移 し て
いる。
家電販売は、洗濯機や冷蔵庫などの白物家電に動きがみられる。
乗 用 車 販 売 は 、軽 自 動 車 に 車 体 課 税 の 見 直 し の 影 響 が み ら れ る も の の 、普 通 車 に
新型車効果がみられる。
■百貨店
時計や宝飾品などの高額商品は、堅調に推移している。
衣料品の動きは、中間層向けを中心に鈍くなっている。
飲食料品は、催事効果や改装効果もあり好調を維持している。
訪日外国人売上は、売上全体に占める割合は大きくないものの、高額商品や化粧品を
中心に、伸びは鈍化しているものの、好調を維持している。
■百貨店
高額商品、催事は、好調であった。
訪日外国人売上は、売上全体に占める割合は大きくないものの、高額商品や化粧品を
中心に、好調を維持しているものの、伸びは鈍化した。
衣料品の販売低迷が続いた。
■百貨店
衣料品は、引き続き苦戦した。
飲食料品は、催事効果もあり動きがみられた。
訪日外国人売上は、引き続き動きがみられた。
高額商品は、高額商談が成立している一方で、ボリュームゾーンである中間層向けの
伸びが低下している。
■スーパー
飲食料品は引き続き堅調となっている。一方で、節約志向もみられる。
衣料品は気温の影響もあり苦戦している。
■スーパー
例年と比較して気温が高く推移したことから冬物商品が伸びなかった。
既存店の改装効果や販売促進効果から全体としては堅調に推移した。
- 12 -
■スーパー
良い感じはしないものの、それほど悪いわけでもない。
野菜であればカット野菜、魚であれば骨なし切身など、お客様の利便性やライフスタ
イルに合わせた商品が売れる傾向にあり、販売方法の意識改革の必要性を感じている。
■コンビニエンスストア
売上はほぼ横ばい。
カウンター商材は引き続き好調。
■商店街
消費税率引上げ後、厳しい状況が続いている。
店主の高齢化に伴う廃業が続いている。
■ドラッグストア
売上は横ばいとなっている。
全体的に目立った動きがない中で、売上全体に占める割合は小さいものの、訪日外国
人への売上は目立っている。
同業他社の進出は続いており、オーバーストア状態で競争は激化している。
■乗用車販売
ほぼ計画通りの販売状況となっている。
新型車の受注は好調で、納車は数か月待ちとなっている。
■乗用車販売
主力車の売行きは順調。
納車待ちの受注残もあるため、しばらくは現状の売上が続く見込み。
■乗用車販売
軽自動車の車体課税の見直しの影響は長引いており、主力車の販売もおおむね計画を
下回っている。
■家電販売
冷蔵庫、洗濯機などの大型白物家電は買い換え需要もあり好調。
商品選びが価格志向から機能性重視になり、高機能・高付加価値商品の販売が堅調。
■家電販売
大型テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの白物家電など一部の商品の販売単価は上がってい
るものの、全体としては厳しい状況が続いている。
同業者との競合だけでなく、ホームセンターやインテリアショップ、ドラッグストア
といった異業種との競合も目立つようになってきている。
- 13 -
■住宅
住宅ローンの低金利や住宅ローン減税制度の拡充など、住宅を建てる環境は
悪くないため、回復傾向にある。
■住宅
マンション価格の上昇により厳しい状況が続いている。
高価格帯のマンションの販売は順調であるものの、ボリュームゾーンのファミリー向
けのマンションの販売は苦戦している。
■旅行
国内旅行は、前年を下回っている。
北陸は、北陸新幹線効果もあり前年を上回っているものの、その他の地域は
前年を下回っている。
海外旅行は、テロ発生による情勢不安もある欧州方面をはじめ前年を下回っ
ている。
■観光(地方自治体)
北陸新幹線の開業に伴い、富山からの直行バスや金沢からのバスツアーを利
用した北陸からの観光客が順調に増えている。
台湾、中国からの外国人観光客が多くなっている。
■観光(地方自治体)
例年を上回る宿泊者数となった。
要因としては、前年の御嶽山噴火の影響による宿泊者数の減少の反動増があ
った、例年よりも降雪が少なく自動車利用客が来やすかった、花火やイルミネ
ー シ ョ ン な ど の イ ベ ン ト 企 画 が 好 評 で あ っ た 、外 国 人 観 光 客( 韓 国 、中 国 な ど )
が増加したことなどが考えられる。
■観光(地方自治体)
前年と比べて天候が良かったことから、参拝者は前年を上回った。
三重県志摩市賢島において5月に開催される伊勢志摩サミットは、国内外へ
情報発信する効果的な機会であるとの大きな期待があるものの、警備が強化さ
れることに伴う通常の観光客への影響を懸念する声も聞かれる。
- 14 -