第2次行政改革大綱の概要

第2次三豊市行政改革大綱 【概要版】
推進期間:5年(平成 28 年度∼平成 32 年度)
平成 28 年 4 月
1.行政改革の必要性
○
人口減少・高齢化による市税等の歳入の減少や社会保障費などの増加、地方交付税の合併
算定替えの段階的縮減、高度成長期以降に整備した公共施設の老朽化など、今後も本市を取
り巻く環境は依然として厳しい状況となることから更なる行政改革が必要です。
平成 27 年 8 月 28 日付総務大臣通知「地方行政サービス改革の推進に関する留意事項につ
○
いて」においても行政サービスのオープン化・アウトソーシングの推進や自治体情報システ
ムのクラウド化拡大など ICT の活用や民間委託の推進などが求められています。
2.社会経済情勢の変化
(1) 三豊市を取り巻く環境は大きく変化
・地方分権の進展と総合戦略推進の必要性 ・少子高齢化の急速な進行と人口減少
・住民ニーズの高度化・多様化 ・高度情報化社会の進展 ・今後の財政需要
(2)行財政改革の二つの側面
①
行政機関そのもののスリム化・効率化 → 「量の追求」
②
聖域のない市の事務事業・サービスや守備範囲の見直しと大胆なスリム化、そして、市
(行政)の役割の再定義 → 「質の追求」
3.第2次行政改革大綱
「入るを計って出るを制す(財政運営の基
第 2 次行政改革(平成 28∼32 年度)において、
本原則)
」の下、公的分野に関わる者(市職員、事業の受益者たる市民など)の意識改革の徹
底、市が担うべき分野における「効率的で機能する市役所組織」の確立に向け、更に「市民
の参画と協働」
「民間経営手法の導入」という視点をより強め徹底した取り組みを進めます。
※ 第2次行政改革の基本理念・基本視点・基本方針・推進項目(裏面体系図参照)
4.第 2 次行革の効果目標額
平成 27 年度普通交付税額の決定通知における段階的縮減額が 28 億 4,600 万円となって
いることから、第 2 次行革の推進期間(5 年間)における予算削減目標を「30 億円」と設
定し、集中改革プランにおいて進行管理(取組状況の公表を含む。
)を進めます。
5.行政改革の推進体制
市長を本部長とする行革推進本部において進行管理、内容検証、見直しを行います。
また、三豊市行政改革推進委員会(外部有識者)による会議を必要により開催し、広く提
言や意見を求めます。
第 2 次行政改革大綱の体系図
[基本理念]
強く やさしく 楽しい 三豊
これまでの管理重視の行政運営(内部の改革) から
地 域経営型の行政 運営(市民等との新しい仕組みづくり )へ
①市民志向
②適切な役割分担と連携
③経営資源の有効活用
④持続的発展可能性の確保
⑤職員の意識改革
改革の視点
[基本方針]
量から質を重視する持続的発展の基礎づくり
「 量」 の 追求
「 質」 の追 求
簡素で効率的・効果的な行政経営
市民目線を重視した行政サービスの向上
行 政 改 革に おけ る「 最少 の経 費で 最大 の効
果 を上 げる 」と いう 原則 を堅 持す ると とも
に 、 多 様 化す る市 民ニ ーズ への 対応 や厳 しい
財 政 環 境 など に的 確に 対処 して いく ため 、簡
素 で 効 率 的・ 効果 的な 行政 経営 をよ り一 層推
進します。
さ ら に 、市 民生 活の 向上 に寄 与す る投 資的
経 費 の 確 保の ため 、一 層の 経常 経費 の節 減と
財 政 力 の 向上 を図 る自 主財 源の 確保 対策 に取
り組みます。
市 民 の 目線 によ る質 の高 い行 政サ ービ スを
提 供 す る ため に、 新し い公 共経 営の 考え 方を
も と に 、 成果 を重 視し た行 政運 営や 目標 管理
手 法 な ど の民 間の 経営 手法 を積 極的 に取 り入
れ 、 前 例 や慣 習に とら われ ない 柔軟 かつ 戦略
的 な 行 政 経営 を推 進し 、行 政サ ービ スの 質の
向上を図ります。
ま た 、 従来 の延 長線 上に はな い大 胆な 発想
を も っ て 事務 事業 の執 行に 努め 、新 しい 成果
の確立を図ります。
[推進項目]
②
持
続
可
能
な
財
政
構
造
の
構
築
③
公
共
施
設
の
効
率
的
な
運
営
④
定
員
管
理
・
給
与
の
適
正
化
⑤
効
率
的
な
組
織
・
機
構
の
構
築
A
人
材
の
育
成
と
活
用
B
住
民
サ
ー
①
事
務
事
業
の
見
直
し
ビ
ス
の
向
上
C
住
民
と
の
協
働
の
推
進
D
公
正
の
確
保
と
透
明
性
の
向
上
E
電
子
自
治
体
の
構
築
※今後5年間に取り組む改革(集中改革プラン)を10分類で整理します。
◎ 具体的な取り組みを集中的に実施するため、大綱の推進期間に実施する計画(集中改革プラ
ン)を別途策定し、具体性の確保とその着実な進捗に努めます。