国立市まちづくり条例施行規則(素案)の構成について

国立市まちづくり条例施行規則(素案)の構成について
第1章 総則
用語の定義
・規則で使われる用語の意義は、条例の例によるもののほか、次のとおりとします。
(1) ワンルームタイプ住戸 1居室、1台所及びその他の設備からなるもので単身
者用に使用される住戸をいう。
(2) ファミリータイプ住戸 前号に掲げる住戸以外の住戸をいう。
近隣住民の範囲
・条例第2条第1項第6号の近隣住民の範囲は、下記の別表第1のとおりとします。
〈別表第1〉
開発事業の区分
近隣住民の範囲
条例第26条第1項第1号から第4号
に掲げる事業(条例第20条第1項各
号に掲げる事業を除く)
事業区域の境界からの水平距離が15メートル以
内において住所を有する者、土地又は建物を所有す
る者、事業を営む者
条例第26条第1項第5号に掲げる事
業(条例第20条第1項各号に掲げる
事業を除く)
事業区域の境界からの水平距離が当該建築物の高
さの2倍の範囲内において住所を有する者、土地又
は建物を所有する者、事業を営む者
条例第20条第1項各号に掲げる事業
事業区域の境界からの水平距離が当該建築物の高
さの2倍又は50メートルのうち大きい範囲内に
おいて住所を有する者、土地又は建物を所有する
者、事業を営む者
集客施設
・条例第2条第1項第13号の集客施設は、次に掲げる施設とします。
(1) 物品販売業を営む店舗、飲食店、サービス業を営む店舗その他これらに類する
もの
(2) 劇場、映画館、演芸場
(3) スポーツの練習場、ボーリング場、ゴルフ練習場、バッティング練習場
(4) ぱちんこ屋、カラオケボックスその他これらに類するもの
(5) ホテル、旅館
(6) 公衆浴場
(7) 葬祭場(葬儀等を主たる目的とする集会場をいう。
)
まちづくりに関する計画等
・条例第7条第1項第3号のまちづくりに関する計画等は、次に掲げるものとします。
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(1) 国立市南部地域整備基本計画
(2) 国立市都市景観形成基本計画
(3) 国立市環境基本計画
(4) 国立市緑の基本計画
(5) 上記のほか、市長が必要と認めるもの
第2章
市民参加によるまちづくりの推進
地区まちづくり計画
地区まちづくり計画の手続に係る各種様式及び添付図書等について、規則において定
めます。
地区まちづくり協議会の要件
・条例第9条第1項の規定により認定することができる団体の要件は、次に掲げるも
のとします。
(1) 団体の目的及び活動の方針が基本理念に即し、かつ、明確であること。
(2) 地区まちづくり計画に係る地区の区域をあらかじめ定めており、団体の目的及
び活動の方針に照らして当該区域の設定が合理的かつ明確であること。
(3) 地区住民5人以上で構成され、構成員が地区の一部に偏ることなく参加してい
ること。
(4) 地区住民の自発的参加の機会が保障され、かつ、構成員に重要な意思決定に参
加する権利が保障されていること。
(5) 団体の設立について、地区住民の多数の支持を得ていると認められること。
(6) 会則、規約等の定めがあること。
地区まちづくり協議会等に対する支援
・市長は、必要があると認めるときは、地区まちづくり協議会及びその設立に向けた
準備活動を行う団体に対し、まちづくりに関する情報の提供、技術的な支援等を行
います。
・市長は、地区まちづくり協議会のまちづくり活動を支援するために必要があると認
めるときは、その活動に要する経費の一部を助成します。
地区まちづくり計画素案の提案
・条例第11条第1項の規定による計画素案の提案は、次に掲げる図書を添付して行
うものとします。
(1) 代表者の氏名又は協議会の名称及び構成員の氏名を記載した書類
(2) 提案をする理由を記載した書類
(3) 計画素案に係る区域を示す図面
(4) 上記のほか、市長が必要と認める図書
・条例第11条第2項第3号の規則で定める方法は、計画素案の作成に当たっての地
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区住民からの案の募集、計画素案に関する説明会の開催、地区住民の意向調査の実
施等、計画素案への地区住民の意見の反映及び賛同を得ていることが確認できる方
法とします。
地区まちづくり計画の軽微な変更
・条例第15条ただし書に規定する規則に定める変更は、次に掲げるものとします。
(1) 法令等の改正による地区まちづくり計画に用いられている用語等の変更
(2) 上記のほか、地区まちづくり計画の変更の程度が軽微であると市長が認める変
更
届出が必要な建築行為等
・条例第16条第2項の規定による届出が必要な建築行為等は、次に掲げる建築行為
等のうち、地区まちづくり計画ごとに当該計画において指定するものとします。
(1) 土地の区画形質の変更
(2) 建築物の建築又は工作物の建設
(3) 建築物等の用途の変更
(4) 建築物等の形態又は意匠の変更
(5) 木竹の伐採
建築行為等の届出等
・条例第16条第2項の規定による届出は、次に掲げる事項を届け出るものとします。
(1) 建築行為等の種類
(2) 建築行為等の場所
(3) 建築行為等の計画内容
(4) 上記のほか、市長が必要と認める事項
・地区計画等が定めている区域で建築行為等を行う場合において、地区まちづくり計
画に定めている内容と当該地区計画等に定められている内容とが同一のときは、当
該地区計画等の届出があれば、当該地区まちづくり計画の届出があったものとみな
します。
第3章 開発事業の手続
大規模土地取引行為に関する手続
大規模土地取引行為に関する手続に係る各種様式及び添付図書等について、規則にお
いて定めます。
大規模開発事業に関する手続
大規模開発事業に関する手続に係る各種様式及び添付図書等について、規則において
定めます。
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大規模開発事業標識の設置方法
・条例第22条第1項の規定により設置する標識は、事業区域内の道路に接する部分
(事業区域が2以上道路に接するときは、それぞれの道路に接する部分)に、地面
から当該標識の下端までの高さがおおむね1メートルとなるように設置するものと
します。
・大規模開発事業者は、容易に破損・倒壊しない方法で標識を設置するとともに、設
置期間中記載事項が不鮮明にならないように標識を維持管理するものとします。
大規模開発事業に関する近隣住民への説明
・大規模開発事業者は、条例第23条第1項の規定による近隣住民への説明会の開催
に当たっては、説明会の開催日の7日前までに、説明会開催の周知を説明会資料の
投函又は郵送等の方法により行うものとします。
・大規模開発事業者は、条例第23条第1項の規定による近隣住民への説明会を行う
に当たっては、必要に応じて、事業区域が属する自治会等の長へも併せて周知を行
うよう努めるものとします。
開発事業に関する手続
開発事業に関する手続に係る各種様式及び添付図書等について、規則において定めま
す。
一連の事業
・条例第26条第2項に規定する一連の事業は、次に掲げる事項のいずれにも該当し
ており、それぞれの事業が密接な関係にあると認められる複数の事業とします。
(1) 同一の者が行う事業で、かつ、土地の利用目的が同一の事業
(2) 同時期に行われる事業
(3) 先行する事業と当該事業の完了日(条例第40条第3項又は第5項の規定によ
る開発事業完了確認証の交付日又は建築基準法第7条第5項の規定による検
査済証の交付日)から3年以内に行われる事業
開発事業標識の設置方法
・条例第28条第1項の規定により設置する標識は、大規模開発事業とは別の様式で、
設置方法は同様とします。
開発事業に関する近隣住民への説明
・事業者は、条例第29条第1項の規定による近隣住民への説明を行うに当たっては、
必要に応じて、事業区域が属する自治会等の長へも併せて周知を行うよう努めるも
のとします。
中間検査又は確認の実施
・条例第37条の中間検査又は確認は、市長が別に定める基準により行います。
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第4章 事前調整制度
大規模開発事業及び開発事業における事前調整制度
大規模開発事業及び開発事業における事前調整制度に係る各種様式及び添付図書等に
ついて、規則において定めます。
調整会
調整会に係る各種様式及び添付図書等について、規則において定めます。
調整会の会議等
・調整会の会議は、公開とします。ただし、会議において取り扱う情報が国立市情報
公開条例(平成14年12月国立市条例第35号)第6条各号のいずれかに該当す
るときは、当該会議の全部又は一部を公開しないことができるものとします。
・調整会は、条例第47条第5項の規定に基づき調整案の提示を行うに当たっては、
必要に応じて、審議会の意見を聴くことができるものとします。
・調整会の開催は、1 つの開発事業につき3回までとします。ただし、調整会が必要と
認める場合であって、近隣住民及び事業者の双方が同意するときは、3回を超えて
開催することができます。
・審議会は、条例第47条第7項の規定により調整を打ち切ったときは、近隣住民及
び事業者に通知するものとします。
・調整会は、調整会の開催のために必要があると認めるときは、近隣住民及び事業者
の中から代表者を一人又は数人選定するよう要請することができるものとします。
・近隣住民及び事業者は、調整会からの求めに応じ代表者を選定したときは、調整会
に届け出なければいけないものとします。
第5章 開発事業の基準
公園及び緑地等の基準の特例
・東京における自然の保護と回復に関する条例(平成12年東京都条例第216号)
の適用を受ける開発事業については、条例第49条及び第52条第1項で定める基
準に基づき設置される緑地及び公園等の面積に、東京における自然の保護と回復に
関する条例施行規則(平成13年東京都規則第39号)に定める基準により設置さ
れる地上部の緑地面積を含めることができます。
緑地面積の算定
・条例第52条第1項の規定による緑地は、事業区域に接する道路沿いを中心とした
地上部分に、樹木又は生垣により設置するものとします。(敷地形状により樹木によ
る植栽を行うことに支障があるときは、芝、草花等による緑化とすることができる。
)
・緑地面積の算定方法(緑地面積が重複する場合、二重算定することはできない。)
(1) 緑地帯 当該緑地帯の面積
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(2) 樹木による植栽 高木:3㎡/本、中木:2㎡/本
(3) 既存樹木の存置・移植 樹木ごとの樹冠の水平投影面積の合計
金銭納付
・条例第52条第2項の規定により緑地の設置に代えて金銭を納付する場合は、規則
で定める申込書を市長に提出するものとします。
・金銭納付の額の算出
事業区域内における土地の地目(固定資産土地評価証明書に記載されている課税地
目)に応じた1㎡当たりの価格に、確保できない緑地面積を乗じて得た額
・金銭納付は、条例33条に規定する協定を締結する日までに行うものとします。
建築物の高さの特例基準の適用等
・条例第53条第1項ただし書の適用に当たっては、良好な地域環境の創出のため、
次に掲げる事項についての計画を市に提出するものとします。
(1) 事業区域の面積が3,000㎡以上であること。
(2) 幅員6m以上の道路に接していること。
(3) 道路境界線及び隣地境界線からゆとりある空間を確保していること。
(4) 公開空地等により安全な空間の創出が図られていること。
(5) 上記のほか、市長が必要と認める事項
・事業区域が条例別表第2に掲げる区分の2以上の区分にわたる場合における建築物
の高さの基準の適用については、それぞれの区分ごとに当該区分内に存する建築物
の全部又は一部について、当該区分における建築物の高さの基準を適用します。
その他の開発事業の整備基準
条例第54条の規則で定める基準を定めます。
※以下、一部の開発事業についてのみ該当する場合は、次のとおり該当事業を示す。
開発事業① 条例第26条第1項第1号に該当する開発事業
開発事業② 条例第26条第1項第2号に該当する開発事業
開発事業③ 条例第26条第1項第3号に該当する開発事業
開発事業④ 条例第26条第1項第4号に該当する開発事業
開発事業⑤ 条例第26条第1項第5号に該当する開発事業
道路計画等との整合
・国立市南部地域整備基本計画等における道路計画への適合
事業区域に接する道路
・事業区域に接する既存市道が幅員6m未満の場合、既存市道の中心から水平距離で
3mの道路後退【開発事業①、②】
・事業区域に接する既存道路が建築基準法第42条第2項道路の場合、道路の中心か
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ら水平距離で2m以上の道路後退部分の整備【開発事業③~⑤】
歩道状空地
・事業区域に接する道路に歩道がある場合は、当該歩道の幅員と合わせて歩行者の利
用に供する幅員2m以上の歩道状空地の設置
・周辺環境の状況により、事業区域に接する道路沿いに歩道状空地の設置
事業区域内の道路
・原則、通り抜け型道路とし、市に帰属可能な道路の配置【開発事業①】
・東京都が定める都市計画法の規定に基づく開発行為の許可等に関する審査基準によ
る新設道路の整備【開発事業①】
・東京都が定める位置指定道路の手引きによる道路の基準による新設道路の整備【開
発事業②】
・事業区域内及び事業区域に接する道路への道路排水施設その他道路管理に必要な施
設の設置【開発事業①、②】
道路の構造
・都市計画法施行令(昭和44年政令第158号)
、道路構造令(昭和45年政令第3
20号)
、及び国立市道における道路構造の技術的基準に関する条例(平成25年3
月国立市条例第6号)に基づく構造
・占用物件の設置に関する、道路法(昭和27年法律第180号)
、国立市道路占用規
則(昭和53年4月国立市規則第19号)その他の関係法令等の規定の遵守
・市道における自動車の乗入れの位置及び構造に関する協議
道路の帰属
・国立市道路線の認定等ならびに道路の区域変更等に関する取扱規程(昭和47年6
月国立市訓令(甲)第12号)に規定する市道の認定条件に適合する道路の市への
無償譲渡【開発事業①、②】
特定公共物
・特定公共物が事業区域内に存する場合及び事業区域に接して存する場合の協議
道路の安全施設
・新設道路及び後退道路における街路灯その他の道路の安全施設の整備【開発事業①】
(1) 街路灯の設置数(間隔はおおむね20m)※ 構造・仕様は市の指定
道路種別
街路灯数
延長30m未満
1以上
延長30m以上50m未満
2以上
延長50m以上
道路延長から50mを減じた延長を20mで除
して得られた数に2を加えた数以上
(2) 市に寄附する街路灯に管理番号表示板の設置
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(3) 道路の後退部分その他の開発事業に起因する不整形部分等必要な箇所に視線
誘導標の設置
(4) 道路その他地形上必要と認められる場所に防護柵及び道路反射鏡その他の道
路の安全施設の設置
防火水槽等の設置
・防火水槽の設置
(1) 開発行為の場合 事業区域3,000㎡以上の場合は40㎥以上の容量【開発
事業①】
(2) 集合住宅である場合【開発事業④】
住戸数
容量
30戸以上50戸未満
40㎥以上
50戸以上80戸未満
60㎥以上
80戸以上
100㎥以上
・受水タンクから採水できる設備の設置
水利標識の設置
・防火水槽等を設置した箇所への消防水利標識の設置【開発事業①、④】
防火水槽等の譲渡等
・開発行為において設置された防火水槽等及び水利標識の市への無償譲渡【開発事業
①】
・集合住宅の建築において設置された防火水槽等の消防用水について、市の無償使用
【開発事業④】
建築物の敷地面積の最低限度
・土地の造成における建築物の敷地面積の最低限度【開発事業②】
(1) 第一種低層住居専用地域のうち、建ぺい率が30%であり、かつ、容積率が6
0%の地域 130㎡以上
(2) 第一種低層住居専用地域(
(1)の地域を除く。)及び第二種低層住居専用地域
110㎡以上
(3) (1)
、
(2)以外の用途地域 100㎡以上
※区画数が2以下の場合や、事業区域内に現に既存建築物がある区画が含まれてい
る場合は適用しない。
※敷地が異なる地域にまたがるときは、当該敷地に占める面積が最も大きい用途地
域の区分に関する規定を適用する。
下水道施設の整備
・下水道法(昭和33年法律第79号)
、国立市下水道条例(昭和54年7月国立市条
例第15号)
、国立市下水道条例施行規則(昭和46年2月国立市規則第1号)等関
係法令の遵守及び国立市下水道事業計画への適合
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・事業区域外であっても、既設の下水道施設との関連上必要な施設の整備
・下水道施設の整備並びにその帰属及び管理についての協議
雨水浸透施設の設置
・国立市雨水流出抑制指導要綱(平成13年4月国立市訓令17号)に基づく協議
自動車駐車場
・自動車駐車場の設置基準及び規模(幅2.3m以上、奥行き5m以上とし、自動車
を安全に駐車させ、出入りさせることができるもの)
【開発事業③~⑤】
住戸のタイプ
自動車駐車場
ワンルームタイプ住戸
当該住宅の戸数に6分の1を乗じて得た台数以上
ファミリータイプ住戸
当該住宅の戸数に3分の1を乗じて得た台数以上
店舗、病院及び事務所
当該用途に供する床面積200㎡ごとに駐車台数1台(当
該用途に供する床面積200㎡未満の場合は駐車台数1
台)
その他
その他建築物の用途及び当該用途に供する床面積に応じ
て、別に市長と協議する。
・上表による自動車駐車場の設置が困難であると市長が認める場合、以下の式により
接道緑化へ振替できる。
(設置が困難な台数÷設置基準台数)×(事業区域面積×2%)=緑地面積
・30戸以上の集合住宅は、荷さばき用等の一時的な自動車の駐車施設(幅3m以上、
奥行き7.7m以上、はり下の高さ3m以上)を1台以上設置(事業区域が大学通
りの沿道の場合は協議)
【開発事業④】
自転車駐車場
・自転車駐車場の設置基準【開発事業③~⑤】
(1) 集合住宅は、1戸当たり2台分以上(ワンルームタイプ住戸は、1戸当たり1
台分以上)
(2) 事業所及び店舗等は、従業員等を含めた利用人員等を勘案し、必要台数の確保
廃棄物の処理等
・国立市における廃棄物等の発生の抑制、循環的な利用の促進及び適正な処分の確保
に関する条例(平成15年3月国立市条例第15号)及び国立市における廃棄物等
の発生の抑制、循環的な利用の促進及び適正な処分の確保に関する条例施行規則(平
成15年6月国立市規則第35号)の遵守
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廃棄物保管場所等の整備
・廃棄物保管場所の設置基準 ※市の清掃事業により処理する場合【開発事業③~⑤】
(1) 廃棄物保管場所の面積
住戸のタイプ
必要面積
ファミリータイプ住戸
1戸当たり 0.2㎡以上
ワンルームタイプ住戸
1戸当たり 0.1㎡以上
事業所等
1事業所当たり 1㎡以上
(2) 事業所が集合住宅と併設される場合、事業所専用の廃棄物保管場所を別途設置
(3) 廃棄物保管場所への収集日等の明示された表示板の取付け
(4) 廃棄物保管場所の仕様、構造等
廃棄物保管場所等の管理
・廃棄物保管場所の衛生面等の管理【開発事業③~⑤】
防災備蓄倉庫の整備
・30戸以上の集合住宅の建築を行おうとする場合、事業区域内に防災備蓄倉庫を設
置(80戸以上の場合、防災備蓄倉庫の床面積は5㎡以上)
【開発事業④】
・防災備蓄倉庫であることの表示、救助用具、災害用トイレ等、災害時に必要とされ
る用品の常備【開発事業④】
集会施設
・80戸以上の集合住宅の建築を行う場合、集会施設の設置(ワンルームマンション
は除く。
)
【開発事業④】
浸水被害の対策
・建築物の周囲の地面又は道路面より低い位置に床を有する建築物としないことによ
る豪雨等による建築物への浸水の未然防止
・事業区域内から雨水等の表面排水を市道側へ流出させない措置
安全・安心まちづくり
・東京都安全安心まちづくり条例(平成15年東京都条例第114号)の遵守
福祉のまちづくり
・東京都福祉のまちづくり条例(平成7年東京都条例第33号)及び東京都福祉のま
ちづくり条例施行規則(平成8年東京都規則第169号)に基づく施設の整備
居住水準の確保
・住生活基本法(平成18年法律第61号)第15条第1項の全国計画に基づき定め
られた最低居住面積水準の確保【開発事業④】
ワンルームマンション
・ワンルームタイプ住戸で構成される集合住宅を建築する場合の基準【開発事業④】
(1) 1住戸当たりの面積(共有部分及びバルコニー等を除いた面積)は、原則とし
て20㎡以上
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(2) 管理人室の設置(全住戸の戸数が30戸未満の場合又は建築物の管理会社等が
一括管理する場合は除く。
)
(3) ワンルームマンションを適正に管理するための措置
テレビ受信障害調査
・テレビ受信障害の調査、電波障害を受けることが予想されるものに対する周知、障
害が生じた場合の措置【開発事業⑤】
周辺景観との調和
・国立市都市景観形成条例(平成10年3月国立市条例第1号)の遵守
文化財の保護
・文化財保護法(昭和25年法律第214号)及び東京都文化財保護条例(昭和51
年東京都条例第25号)に定める諸手続について、教育委員会との協議
・事業区域の全部又は一部が文化財保護法の規定に基づく埋蔵文化財包蔵地に該当す
る場合、教育委員会と協議
店舗、事務所等の設置
・商業地域又は近隣商業地域において開発事業の対象となる建築行為を行う場合、1
階及び2階部分に店舗、事務所等の取り入れ【開発事業③~⑤】
用水路の保全措置等
・用水路の通水及び管理機能の保全措置についての協議
・事業区域内の雨水等の用水路への放流の規制
・用水路及びその周辺の整備を行う場合、自己の負担による整備
・開発事業によって周辺の用水路の水利権者等の関係権利者に影響が生じる恐れがあ
る場合、当該関係権利者との協議
・用水路に架橋する場合、必要最小限の幅員とすることによる自然護岸の保全
・地下水の保全に支障を及ぼさないような措置
農地への配慮
・事業区域に農地が隣接する場合、農地への日照、通風、夜間照明等の影響について
の配慮
・事業区域に農地が隣接する場合、農地及び農作業の特性等への理解
緑の保全、育成等
・東京における自然の保護と回復に関する条例、国立市緑化推進条例(昭和62年1
2月国立市条例第31号)及び国立市緑化推進条例施行規則(昭和62年12月国
立市規則第29号)等の緑の保全、育成等に関する関係法令の遵守
樹林、樹木等の保全
・事業区域内に良好な緑地、樹林、樹木等がある場合、その存する土地を公園又は緑
地として配置する等の措置
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第6章 国立市まちづくり審議会
審議会の委員
・条例第55条第3項第1号に掲げる学識経験者の委員は、法律、都市計画、建築、
環境、行政、色彩、緑化等の分野に関して優れた知識及び経験を有する者とします。
会議の運営等
・会長は、審議会の会議に際し、必要があると認めるときは、委員以外の者の出席を
求め、意見聴取や説明を求めることができます。
・審議会の会議は、公開とします。ただし、次のいずれかに該当する場合は、非公開
とすることとします。
(1) 会議において取り扱う情報が国立市情報公開条例第6条各号のいずれかに該
当するとき。
(2) 会議を公開することにより公平かつ円滑な審議が著しく阻害されるおそれが
あると認められる場合であって、審議会が非公開とすべきと認めるとき。
第7章 補則
条例第7章補則に係る各種様式等について、規則において定めます。
公表
・条例第60条第1項の規定による公表は、国立市ホームページへの掲載その他の広
く市民に周知することができる方法により行うものとします。
・条例第60条第1項の規定により公表する事項は、次に掲げるものとします。
(1) 事業者の氏名(法人にあっては、名称及び代表者氏名)
(2) 事業者の住所(法人にあっては、主たる事務所の所在地)
(3) 勧告の内容及び正当な理由がなく当該勧告に従わなかった旨
(4) 上記に掲げるもののほか、市長が特に必要と認める事項
意見陳述の機会の付与
・条例第60条第2項の規定による通知は、次に掲げる事項を記載して行うものとし
ます。
(1) 公表しようとする事実並びにその根拠となる条例及び規則の条項
(2) 公表しようとする理由
(3) 意見を述べることができる旨
(4) 公表に関する意見の提出先及び提出期限
・条例第60条第2項の規定による意見陳述は、当該公表に関する意見を記載した規則に
定める様式の提出により行うものとします。この場合、証拠書類等を提出することがで
きます。
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