ひっこしのおはなし

4 月
ひっこし
のおはなし
『ぼくらのおうち』さとうゆみか/さく
小川忠博/写真
福音館書店
(こどものとも年少版 2006 年 11 月号)
のはらでゆうびんぽすとをみつけたねずみのおやこ。おうちにちょうどいいとおもいます。でも、
なかみがからっぽ。そこでにひきは、ごみすてばへ。てーぶるになるものやべっどになるものなど、
つぎつぎにひろってきました。おかあさんをよんできて、いろいろならべて、おうちのできあがり
です。ひろったものはなにになったでしょう。えをじーっとみてみると、わかってきますよ。
(E/オ)
『14ひきのひっこし』いわむら
かずお
童心社
ねずみの 14ひきの かぞくが もりのおくを めざして ひっこしです。みんなで いわをのぼり
かわをわたり いたちや ふくろうに たべられないかと どきどきしながら すすみます。やっとみ
つけた すてきなねっこ。14ひきは ちからをあわせて ここに みんなのいえを つくります。
著者の代表作“14ひきシリーズ”。1983 年に初出版されたシリーズ 1 作目の絵本です。
(E/イ)
『こもものおうち』
こいで やすこ/さく
福音館書店
もぐらのこももはおおきくなったので、おとうさんとおかあさんとわかれて じぶんのうちをつ
くることにしました。すてきなばしょをみつけたこももは、がりがり がりがり と あなをほって
いきます。とちゅう、きのねっこやおおきないわにぶつかりながら、どんどんほりすすめていきま
す。どんなおうちができるのでしょうか。(E/コ)
『たろうのひっこし』
むらやま け い こ
ほりうち せいいち
村 山 桂子/さく
堀 内 誠 一 /え
福音館書店
あるひ、たろうはおかあさんに「ぼく、じぶんのおへやがほしいな」といいました。すると、お
かあさんは、ふるいじゅうたんをもってきて、「このじゅうたんをひろげたところが、たろうのお
へやよ」といいました。たろうはさっそく、かいだんのしたにじゅうたんをひろげて、おきゃくさ
まをまちました。するとねこのみーやがやってきて、「まどがあったら、もっといいのにな」とい
うので、たろうはじゅうたんをまるめて、ひっこすことにしました。(E/ホ)
『ふたりとにひきが
すむいえは』
直江みちる・作
今井俊・絵
福音館書店
(こどものとも年中向き1999年3月号)
うみのそばの ちいさないえに、おじいさんとおばあさんが、いぬとねこといっしょに すんでい
ました。あるあらしのひ、ちいさないえは ひどくかたむいてしまいました。そこで ふたりは、も
りのなかに あたらしい いえをつくって、ひっこしすることにしました。おじいさんは、「すてき
ないえをつくって、むかえにくるからね」と、いぬをつれて でかけました。ふたりと にひきがす
むいえは~♪とうたいながら。さて、どんないえが できあがるのでしょうか?(E/イ)
『みんなで! いえをたてる』
たけした
ふみこ
さく
竹下 文子/作
すずき
え
鈴木 まもる/絵
偕成社
みんなは、いえができていくのをみたことがあるかな?このえほんは、あきちでこうじがはじま
ってから、いえができあがるまでのようすがえがかれています。いえをたてるときって、いろんな
きかいやくるま、それにたくさんのひとたちががんばっているんだ。さあ、ページをひらいて、あ
きちにいえがたつのをみてみよう!(E/ス)
さく
『ハローこんにちは』
おざき
み
き
作/尾崎 美紀
え
おかもと
さつこ
絵/岡本 颯子
ひさかたチャイルド
きのう、ぼくんちのとなりに だれかがひっこしてきた。いっしょにあそべるかな とかんがえて
いると、とつぜんとなりのうちのまどがあいた。なんと、となりのこはかみのけがきんいろだった
んだ!そのひから、おかあさんはえいごのうたをうたうし、おとうさんはえいごをべんきょうして
いる。あるひ、おとなりさんから、ぼくんちに「ゆうしょくのおさそい」がきた。おとうさんにお
しえてもらったあいさつ、ちゃんといえるかな。(E/オ)
『うさぎさんの
あたらしいいえ』
こいで
たん
小出 淡/さく
はやかわ
じゅんこ
早川 純子/え
福音館書店
(こどものとも年中向き2013年3月号)
おかのうえに、うさぎさんいっかが、いえをたてることになりました。「うさぎがいえをたてる
ときには、さいしょからちかしつをつくって、たきびをして、ひかきぼうをあつくやいておくこと
だ」と、とうさんうさぎがいいました。「どうして?」と、3びきのこうさぎたちがききました。
すると、とうさんうさぎはこう、こたえたのです。「わけは、いまにわかる」そう、そのわけは、
すぐにわかりました。(E/ハ)
『とん
ことり』
つつい
よりこ
筒井 頼子/さく
はやし
あきこ
林 明子/え
福音館書店
かなえは やまのみえるまちにひっこしてきました。にもつのせいりを てつだっていたかなえで
したが、そのうちに つかれてすわりこんんでしまいました。すると、
とん ことり
と、ゆうびんうけのほうから ちいさなちいさなおとがしたのです。いってみると、すみれのはな
たばがおちていました。ドアのそとに しっているひとはいません。だれがとどけてくれたのか
な・・・? するとつぎのひも、
とん ことり
ちいさなおとがしたのです。(E/ハ)
『おばあさんのひっこし』
さく
エドナ・ベッカー/作
かみさわ と し こ
やまだ
やく
神沢利子・山田ルイ/訳
しらね み
よ
こ
え
白根美代子/絵
福音館書店
クローバーばたけの まんなかに、パンジーと ビオレという2ひきの ねこと、ろばのアーサー、
めうしのぼっしーと いっしょに すんでいる おばあさんは、あかいやねが ふるぼけてきたので
あたらしい いえにひっこすことにしました。
さいしょにみつけた きいいろい おうちは、ちかくに おにわが ないので、アーサーがきにいり
ません。つぎに みつけた みどりの おうちは クローバーが はえていないので ボッシシーが き
にいりません。こうして、みんなが まんぞくする いえは なかなか みつからないのですが・・・。
(E/シ)
『5 ひきのすてきなねずみ ひっこし だいさくせん』
たしろ ちさと/さく
ほるぷ出版
ある まちの、ふるいビルの ちかに 5ひきの ちいさな ねずみが すんでいました。おとなりさん
が ねこを かいはじめて、おちついて くらせなくなった ねずみたち。あたらしい いえが なかな
か みつからないので、じぶんたちで つくることに。5ひきは ゴミおきばから つかえそうな も
のを はこびだし、いっしょうけんめい はたらきます。ところが、やっと かんせいした 5ひきの
いえに「ニャアオオオオオ」と ねこの おおきな こえが ひびいてきたのです!(E/タ)
『小さなピスケの はじめてのたび』
ふたき
ま
き
こ
さく
え
二木 真希子/作・絵
ポプラ社
なつのはじめのはれたあさ。ピスケはわくわくしていた。ピスケのとしになったころ、おとうさ
んもおかあさんも、そのまたおとうさんもおかあさんも、ひとりでたびをして じぶんのすむとこ
ろをきめた。だからピスケもさがしにいく。木や川に「ここにすんでもいいよ」っていってもらえ
るばしょを。(E/フ)
『トヤのひっこし』
ぶん
イチン/ロブ・ガンバートル/文
え
バーサンスレン・ボロルマー/絵
つ
だ
のりこ
津田 紀子/訳
福音館書店
ゆうぼくみん
トヤのかぞくは、モンゴルのそうげんをたびする、遊牧民です。はるのおわりのあるあさ、かぞ
くみんなで、らくだのせなかにつくえやいす、たたんだゲルなどのにもつをのせました。“もっと
みずもくさもある、いいところ”へひっこすのです。ひつじ、やぎ、うし、うま、らくだをつれて、
さあ、しゅっぱつです。みんなは、あらしにあったり、たかいやまをこえたりして、なんにちもな
んにちもあるきました。
そうげん
ゆうだい
うつく
えほん
モンゴルの草原の雄大さがかんんじられる、 美 しい絵本です。(E/ボ)
『おばけのひっこし』
ぶん
さがら あつこ/文
ぬまの
まさこ
え
沼野 正子/絵
きょう
み ぶ ん
福音館書店
たか
おとこ
ひと
むかし、 京 のみやこの はずれの ちいさな いえに おとど(身分の高い 男 の人)と そのかぞ
きょう
くが すんでいました。こだくさんの おとどは いえが せまくて こまっていました。そこで、 京
のまちなかに おおきな いえを さがしにいくと、とても ふるいけれど、おおきくて りっぱな あ
きやを みつけました。ここには おばけが すんでいるという うわさだから やめなさいと きんじ
ょのものに いわれますが、おとどは「わしは おばけなど こわくないぞ」と わらい、とにかく ひ
とばん、とまってみることにしたのですが・・・。(E/ヌ)
『ちいさいおうち』
バージニア・リ・ーバートン/ぶんとえ
いしい ももこ/やく
岩波書店
むかしむかし、ずっといなかのしずかなところに ちいさいおうちがありました。ちいさいけれ
ど、しっかりじょうぶなこのおうち。たったときからながいあいだ、おかのうえからまわりのけし
きをながめて、しあわせにくらしてきました。けれど、だんだん、きのうときょうとでは、ながめ
るけしきがちがってきたのです・・・。(E/バ)
『はる・なつ・あき・ふゆ
いろいろのいえ』
ロジャー デュボアザン/作
やましたはるお/訳
BL出版
にん
ある4人かぞくが、ふるいいえをかいました。ふるいいいえのなかで、あちらこちらしゅうりが
ひつようです。ペンキもぬりなおすことに。おとうさんが、かぞくみんなでやってみようといいま
した。どんないろがよいか、ひとりひとりがアイディアをだしあいます。そして、それぞれのかべ
にそれぞれのきせつのいろをぬることにしました。どんないろの はる・なつ・あき・ふゆのいえ
になるのか、できあがりがたのしみです。(E/デ)
『リンゴのたび
とう
父さんとわたしたちが オレゴンにはこんだ リンゴのはなし 』
さく
デボラ・ホプキンソン/作
え
ナンシー・カーペンター/絵
ふじもと
ともみ
やく
藤本 朝巳/訳
小峰書店
とう
わたしのなまえはデリシャス。わたしの父さんは、リンゴをそだてるのが、だいすきだったの。
き
だから、アイオワから、オレゴンにひっこすことがきまったときも、リンゴの木をおきざりになん
おお
なえぎ
ばしゃ
んてできなかった。大きなはこにリンゴの苗木をたくさんうえて、馬車ではこぶことにしたの。そ
のきょり、なんと 3,000 キロメートルいじょうよ!さあ、わたしたちかぞくとリンゴの、ぼうけ
んのたびのはじまりよ!(E/カ)
『だいすきしぜん
やどかり』
しどう
たけだ
まさつね
指導/武田 正倫
しゃしん
く
ぼ
ひでかず
写真/久保 秀一
フルーベル館
うみべの しおだまりで みつけた やどかり。やどかりは きにいいった かいがらを みつけて
はいるので、おなじ しゅるいの やどかりでも ちがった すがたに みえるよ。やどかりは どうし
て からの なかに はいるのかな。やどかりの からだは どうなって いるのかな。どうやって ひ
っこしするのかな。それはね・・・。
やどかりの生態を分かりやすく紹介した自然観察絵本です。小さい子どもから大人まで楽しめま
す。(E/ク)