学校番号(92) 平成28年度 教 育 課 程 福島県立大笹生養護学校 Ⅰ 学校教育目標 1 教育目標 児童生徒一人一人の自立と社会参加を目指し、たくましい生活力と心豊かな人間の育成を図る。 ◎ 明るく元気な子ども ◎ 進んで学習する子ども ◎ 仲よくがんばる子ども 2 重点目標 児童生徒一人一人の自立の姿をとらえ、主体的な学びを支える授業づくりに努める。 Ⅱ 小学部 1 学部目標 ○ 元気な子ども ○ 楽しく学習する子ども ○ 仲よく遊ぶ子ども 2 教育課程編成上の方針 (1) 教育課程編成の基本方針 ア 法令及び学習指導要領を基準として、人間として調和のとれた児童の育成を目指し、児童一人一人 の障がいの状態及び発達の段階や特性並びに地域や学校の実態を考慮し、適切な教育課程を編成する。 イ 児童一人一人の発達の過程や経験を重視し、基礎的・基本的な内容の確実な定着を図るとともに、 自ら学び自ら考える力の育成と児童それぞれの個性や特性が生かせるような弾力的な教育課程の編成 に努める。 ウ 家庭及び地域社会との連携を深め、障がいの正しい理解と認識が得られるようにする。好ましい人 間関係と社会性を育てるために、地域の小学校との交流及び共同学習を計画的に実施する。加えて「ふ くしま教育週間」等の中で「大養祭」や授業公開等を設定し、更に家庭や地域とのふれあい が図れるような教育課程を編成する。 エ 障がいの重度・重複化、多様化に対応するために、教育課程を通常の学級、重複障がい学級A、重 複障がい学級B、重複障がい学級C、重複障がい学級D、訪問学級の6つに分けて編成する。なお、 重複障がい学級B、重複障がい学級Dは肢体不自由を併せ有する児童を対象とする。 オ 肢体不自由や自閉症等の障がい特性を踏まえた指導内容及び方法を工夫し、計画的に学習集団を組 織して、指導の充実を図る。 カ 家庭及び就学前の関係機関との連携を図り、一貫性のある段階的な指導ができるように配慮する。 キ キャリア教育の視点を踏まえ、人とのやりとりやかかわりを基盤とし、児童一人一人が主体的に取 り組めるような教育活動を展開し、「生きる力」を育む教育課程を編成する。 (2) 学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の取扱い ア 日常生活における基本的生活習慣や社会生活上のきまりを身に付け、他者とかかわる中で人間関係 を育てるとともに、安全面に配慮しながら自然体験活動などの豊かな体験を通して内面に根ざした道 徳性の育成が図られるようにする。 イ 実施に当たっては、各教科及び各教科等を合わせた指導等で道徳教育の目標を達成するように努め る。 ウ 内容の指導に当たっては、個々の児童の障がいの状態や経験等に応じて、適切に指導の重点を定め、 1 指導内容を具体化し、年間指導計画及び個別の指導計画の中に位置付けて行うようにする。 (3) 学校の教育活動全体を通じて行う体育・健康の取扱い ア 生活リズムの安定を図りながら、日常生活に必要な基本の動きを発達の段階に応じて培い、体力の向 上及び安全に関する知識の理解や、健康の保持増進を図るために、教育活動全体を通じて体育・健康に 関する活動を積極的に行えるようにする。 イ 防災教育については各教科や特別活動、自立活動、各教科等を合わせた指導などとの調整を図り、防 災教育に関する事項を学校防災計画や各種指導計画に位置付け、 学校の教育活動全体を通じて指導する。 ウ 性に関する指導については児童の実態を踏まえ、性に関する教育の全体計画に基づき、体育や各教科 等を合わせた指導、自立活動と関連させながら個に応じて段階的に指導する。 エ 食育の推進については、 肥満傾向の児童の増加による健康課題の対応や健康的な食習慣の基礎が培わ れるよう各教科等を合わせた指導、自立活動及び学校給食等の中で適切に指導を行う。 (4) 学校の教育活動全体を通じて行う自立活動の取扱い ア 各教科及び各教科等を合わせた指導との関連を保ちながら、障がいによる学習上又は生活上の困難 を改善・克服し、社会に参加する資質を養うために、個別の指導計画を基にした具体的目標を設定し 適切に指導を行う。 イ 摂食指導を必要とする児童については、医師等の専門的な知識を有する者や保護者との連携を図り、 指導の充実に努める。 ウ 特に、医療的ケアを必要とする児童の「健康の保持」の内容については、看護師等の専門的な知識・ 技能を有する者と連携して、具体的な配慮をしながら指導を行う。 (5) 重複障がい者等に関する教育課程の取扱い ア 各教科、各教科等を合わせて指導を行う場合 児童の実態に即して、各教科、道徳、特別活動及び自立活動の全部又は一部を合わせた指導を取 り入れて教育課程を編成する。 イ 障がいの状態により特に必要がある場合 児童の障がいの状態や発達の段階によっては、各教科、道徳、特別活動及び自立活動の全部又は一 部を合わせて授業を行い、各教科等を合わせた指導、自立活動を中心に教育課程を編成する。 ウ 重複障がい者の場合 障がいの状態により特に必要がある場合には、各教科、道徳若しくは特別活動の目標及び内容に 関する事項の一部又は各教科等に替えて自立活動を主とした指導を行う。 エ 訪問教育の場合 障がいのため、通学して教育を受けることが困難な児童については、教員を家庭に派遣して、自立 活動を主とした教育課程を編成する。 (6) 当該年度に改善又は努力する事項 一人一人の主体的な活動を支える具体的手立てを工夫し、楽しく学ぶことができる授業づくりに努め る。 (7) その他必要な事項 ア 重複障がい者等に関する教育課程の取扱いに該当する事項の編成方針 ・ 通常の学級においては、各教科等を合わせた指導として「日常生活の指導」「生活単元学習」を取 り入れて編成する。 ・ 重複障がい学級Aにおいては、各教科等を合わせた指導として「日常生活の指導」「生活単元学習」 で編成する。 ・ 重複障がい学級Bにおいては、各教科等を合わせた指導として「日常生活の指導」「生活単元学習」 で編成する。 ・ 重複障がい学級C、Dにおいては、自立活動と各教科等を合わせた指導として「日常生活の指導」 で編成する。 イ 本県における放射線教育の重要性を踏まえ、 放射線等の基礎的な理解や健康で安全な生活を送ろうと する意欲と態度を育てるために、文部科学省の副読本及び、福島県教育委員会の指導資料等を参考にし 2 つつ児童の実態に即した教材の工夫をし、学校全体で組織的、計画的に取り組むようにする。 ウ その他 ・ 学校創立記念日は、5月25日(水)である。 ・ 6月11日(土)に、にこにこ集会を実施し、6月13日(月)を振替休業日とする。 ・ 7月9日(土)に授業参観を実施し、7月11日(月)を振替休業日とする。 ・ 9月16日(金)に宮城県仙台市方面に第6学年の修学旅行を実施する。 ・ 10月22日(土)に大養祭を実施し、10月24日(月)を振替休業日とする。 3 授業日数及び授業時数 (1) 年間授業日数 (訪問学級は除く) 学年 学期 第1学年 第2~5学年 第6学年 備 考 第1学期 70日 70日 70日 第2学期 80日 80日 80日 第3学期 52日 52日 48日 3/16卒業式のため 202日 202日 計 198日 (2) 年間授業時数(別表) (3) 1単位時間 45分 ・ 1単位時間については、児童の学習ペース、活動内容等を考慮して弾力的に扱う。 ・ 通常の学級は給食前20分、下校前25分を日常生活の指導として帯状に設定する。 ・ 重複障がい学級A、重複障がい学級Cは、日常生活の指導を給食前20分に設定し、4校時と合わ せて給食指導を行う。加えて下校前25分を日常生活の指導として帯状に設定する。 ・ 重複障がい学級B、重複障がい学級Dは、自立活動を給食前20分に設定し、4校時と合わせて摂 食指導を行う。加えて下校前25分を日常生活の指導として帯状に設定する。 ・ 肢体不自由を伴う児童については、自立活動の「からだの時間」として2時間続きの特設した時間 を週1回設ける。 4 教育課程実施上の方針 ○ 通常の学級における教育課程実施上の方針(通常の学級) (1) 各教科 ア 児童の発達の状態や特性等を考慮しながら、各教科等を合わせた指導の形態を組織し、指導する。 イ 第2学年から第6学年においては、国語と算数を設定する。基礎的・基本的な能力や態度を身に付け るための効果的な指導として、国語と算数を合科的に指導する。 ウ 第3学年から第6学年においては、系統的・発展的な指導を進めるため、音楽、体育の各教科を設定 し、日常生活の指導、生活単元学習との関連の基に、実際の生活に役立てられるように指導を行う。 ・ 国語 身近な教師や友だちの話を聞いたり、自分の思いを言葉や文字などで表したりしながら、伝え 合おうとする態度や表現する基礎的な力を養う。 ・ 算数 数量や図形及び時間などの基礎的・基本的な内容を理解し、日常生活の中で自ら活用しようと する意欲を育てる。 ・ 音楽 音楽について興味や関心を持ち、音や音楽に合わせた身体表現、歌唱、打楽器などを使ったリズ ム遊び、簡単な合奏、鑑賞を通して、その楽しさを味わうことができるようにする。 ・ 体育 児童の興味・関心や生活経験に即した基本的な運動やいろいろな器械、器具、用具を使った運動 3 などを通して、健康の保持増進と体力の向上を図り、楽しく明るい生活を営む態度を育てる。 (2) 道徳 ア 道徳的心情を養うとともに経験の拡充を図り、 日常の生活の中で道徳的判断や行動ができるように指 導を行う。 イ 各教科、特別活動、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連を図りながら、教育活動全体を通 し、体験的な活動の中で道徳性を養う。 (3) 特別活動 ア 学年や学級、学部および学校全体での合同の活動を工夫し、集団活動を通して、その一員としての自 覚やよりよい生活を築こうとする主体的・実践的な態度を育てる。 イ 地域の小学校などと交流する機会を計画的、組織的に設ける。 ウ 第4学年以上の児童において、クラブ活動の時間を設定し、児童が興味・関心を基に自主的・自発的 に取り組みやすい活動内容が展開できるようにする。(年間20時間配当する。) エ 学級活動については、日常生活の指導等において、児童の実態に応じた指導に当たる。 オ 学校行事については、生活単元学習等と関連づけて学校生活の充実を図り、体験的な活動を通して望 ましい人間関係を作りながら集団への所属感を高める。また、児童の障がいの実態や程度を考慮した弾 力的な計画の基に実施する。 (4) 自立活動 ア 学校の教育活動全体を通して指導を進め、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服し、心 身の調和的発達の基盤を培う。 イ 児童一人一人の発達の段階や特性等に応じ、指導目標及び具体的な内容を明確にして、長期的及び短 期的な観点の基に系統的・段階的指導に努める。 (5) 各教科等を合わせた指導 ア 日常生活の指導 ・ 日常生活の充実を図るため、生活科の内容だけでなく各教科等にかかわる基本的生活習慣や集団生 活に必要な内容を生活の流れに沿って指導する。 ・ 障がいの状態及び発達の段階に応じ、生活環境を整え、個に応じた配慮をしながら身辺処理能力を 高め、自立した行動がとれるような指導に努める。 ・ 「朝の運動」として帯状に時間を設定し、ストレッチ体操や歩く、走る等を取り入れたリズム運動、 ダンスを継続して行うことで、健康の保持増進と体力の向上並びに運動の習慣化を図るようにする。 イ 生活単元学習 ・ 児童の興味・関心を考慮しながら、生活に基づく学習内容を設定し、個や集団に応じた適切な支援 に努めることで、目的や見通しをもって意欲的に取り組む態度を育てる。 ・ 児童の実態に応じた体験的な活動を重視し、活動内容や方法を工夫しながら単元を展開することで、 身に付けた力を生活に生かすことができるようにする。 ○ 重複障がい学級における教育課程実施上の方針(重複障がい学級A) (1) 各教科 児童の実態や発達の段階に応じた学習を総合的に展開するため、各教科等を合わせた指導の形態を 組織し、個別的な指導も取り入れて指導を行う。 (2) 道徳 ア 道徳的心情を養うとともに経験の拡充を図り、日常生活の中で道徳的判断や行動ができるように具 体的な場面で適宜指導を行う。 イ 特別活動、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連を図りながら、教育活動全体を通し、体験 的な活動の中で道徳性を養う。 (3) 特別活動 ア 経験を広め、豊かな人間関係を育てるため、学年や学級合同、学部全体での集団活動を充実させると ともに、地域の小学校などと交流する機会を計画的、組織的に設け、社会性を養う。 4 イ 第4学年以上の児童において、クラブ活動の時間を設定し、児童の実態を考慮した内容や集団の構成 を行い、興味・関心を基に自主的な活動を促す。(年間20時間配当する。) ウ 学級活動については、日常生活の指導等において、児童の実態に応じた指導に当たる。 エ 学校行事については、日常生活の指導及び生活単元学習との関連において学校生活の充実を図り、体 験的な活動を通して集団への所属感を高める。また、児童の障がいの状態を考慮した弾力的な計画の基 に実施する。 (4) 自立活動 ア 児童一人一人が自立を目指し、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服できるよう、各教 科等を合わせた指導等の中で配慮して指導を進める。 イ 児童一人一人の障がいの状態や発達の段階及び経験の程度等に応じ、 指導目標及び具体的な内容を明 確にして、長期的及び短期的な観点の基に系統的・段階的指導に努める。 ウ 障がいの状態に応じ、自ら取り組もうとする意欲を促し、感覚、運動機能の向上、人とのかかわり等 について指導の充実を図り、日常生活における行動の拡充に努める。 (5) 各教科等を合わせた指導 ア 日常生活の指導 ・ 日常生活の充実を図るため、基本的生活習慣や集団生活に必要な内容を生活の流れに沿って指導を 行う。 ・ 障がいの状態及び発達の段階に応じた身辺処理能力を高め、一人で行える動作を増やすようにして いく。 ・ 日常生活の充実が図られるよう、児童一人一人の課題を明確にし、学習形態を工夫しながら継続的・ 段階的に個に応じた指導を行う。 ・ 「朝の運動」として帯状に時間を設定し、ストレッチ体操や歩く、走る等を取り入れたリズム運動、 ダンスを継続して行うことで、健康の保持増進と体力の向上並びに運動の習慣化を図るようにする。 イ 生活単元学習 ・ 児童の興味・関心を考慮した体験的な活動の中で、学習活動や内容を理解し、見通しをもって意欲 的に取り組む態度を育てる。 ・ 実際の生活に基づく学習内容を設定し、活動内容や方法を工夫することで、身に付けた力を生活に 生かすことができるようにする。 ○ 重複障がい学級における教育課程実施上の方針(重複障がい学級B) (1) 各教科 児童の実態や発達の段階に応じた学習を総合的に展開するため、 各教科等を合わせた指導の形態を組 織し、個別的な指導も取り入れて指導を行う。 (2) 道徳 ア 道徳的心情を養うとともに経験の拡充を図り、 日常生活の中で道徳的判断や行動ができるように具体 的な場面で適宜指導を行う。 イ 特別活動、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連を図りながら、教育活動全体を通し、体験 的な活動の中で道徳性を養う。 (3) 特別活動 ア 経験を広め、豊かな人間関係を育てるため、学年や学級合同、学部全体での集団活動を充実させると ともに、地域の小学校などと交流する機会を計画的、組織的に設け、社会性を養う。 イ 第4学年以上の児童において、クラブ活動の時間を設定し、児童の実態を考慮した内容や集団の構成 を行い、興味・関心を基に自主的な活動を促す。(年間20時間配当する。) ウ 学級活動については、日常生活の指導等において、児童の実態に応じた指導に当たる。 エ 学校行事については、日常生活の指導等との関連において学校生活の充実を図り、体験的な活動を通 して集団への所属感を高める。また、児童の障がいの状態を考慮した弾力的な計画の基に実施する。 (4) 自立活動 5 ア 児童一人一人が自立を目指し、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服できるよう、各教 科等を合わせた指導等の中で配慮して指導を行う。 イ 児童一人一人の障がいの状態や発達の段階及び経験の程度等に応じ、 指導目標及び具体的な内容を明 確にして、長期的及び短期的な観点の基に系統的・段階的指導に努める。 ウ 障がいの状態に応じ、自ら取り組もうとする意欲を促し、感覚、運動機能の向上、人とのかかわり等 について指導の充実を図り、日常生活における行動の拡充に努める。 エ 摂食機能の発達を促すための指導方法や内容を工夫し、かかわりの基礎を培いながら継続的に指導 に当たることにより、摂食機能の向上を図る。 オ 「からだの時間」を設定し、一人一人の心理的な安定を図りながら、運動機能の保持、向上を図る。 さらに、集団での活動を設定し、効果的な指導の充実を図る。 カ 水治訓練室でのプール指導を継続的・段階的に行うことにより、心身のリラクゼーション及び身体 的機能の向上を図る。 キ 障がいの状態により、必要に応じて専門の医師等の指導・助言を受け、適切な指導ができるようにす る。 (5) 各教科等を合わせた指導 ア 日常生活の指導 ・ 日常生活の充実を図るため、基本的生活習慣や集団生活に必要な内容を生活の流れに沿って指導を 行う。 ・ 障がいの状態及び発達の段階に応じた身辺処理能力を高め、できる動作を増やすようにしていく。 ・ 日常生活の充実が図られるよう、児童一人一人の課題を明確にし、学習形態を工夫しながら、継続 的・段階的に個に応じた指導を行う。 ・ 「朝の運動」として帯状に時間を設定し、ストレッチ体操や歩く、走る等を取り入れたリズム運動、 ダンスを継続して行うことで、健康の保持増進と体力の向上並びに運動の習慣化を図るようにする。 イ 生活単元学習 ・ 児童の興味・関心を考慮した体験的な活動の中で、学習活動や内容を理解し、見通しをもって意欲 的に取り組む態度を育てる。 ・ 実際の生活に基づく学習内容を設定し、活動内容や方法を工夫することで、身に付けた力を生活に 生かすことができるようにする。 ○ 重複障がい学級における教育課程実施上の方針(重複障がい学級C) (1) 各教科 児童の実態や発達の状況に応じた学習を総合的に展開するため、各教科等を合わせた指導の形態を 組織し、個別的な指導も取り入れて指導を行う。 (2) 道徳 ア 基本的生活習慣の確立を図り、体験的な活動を通して経験を広げたり、豊かな心で生活したりでき るように指導を行う。 イ 特別活動、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連を図りながら、教育活動全体を通し、道 徳性を養う。 (3) 特別活動 ア 経験を広め、豊かな人間関係を育てるため、学年や学級合同、学部全体での集団活動を活発にする とともに、地域の小学校などと交流する機会を計画的、組織的に設け、社会性を養う。 イ 第4学年以上の児童において、クラブ活動の時間を設定し、児童の実態を考慮した内容や集団の構 成を行い、興味・関心を基に主体的な活動を促す。(年間20時間配当する。) ウ 学級活動については、日常生活の指導等において、児童の実態に応じた指導に当たる。 エ 学校行事については、日常生活の指導及び自立活動との関連において、学校生活の充実を図り、体 験的な活動を通して望ましい人間関係を作りながら集団への所属感を高める。また、児童の障がいの 状態を考慮した弾力的な計画の基に実施する。 6 (4) 自立活動 ア 児童一人一人が自立を目指し、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服できるよう、各 教科等を合わせた指導等の中で配慮して指導を進めるとともに自立活動の時間を設定して指導を行う。 イ 児童一人一人の障がいの状態や発達の段階及び経験の程度等に応じ、指導目標及び具体的な内容を 明確にして、長期的及び短期的な観点のもとに系統的・段階的指導に努める。 ウ 障がいの状態に応じ、自ら取り組もうとする意欲を促し、感覚、運動機能の向上、人とのかかわり 等について指導の充実を図り、日常生活における行動の拡充に努める。 エ 摂食機能の発達を促すための指導方法や内容を工夫し、かかわりの基礎を培いながら継続的に指導 に当たる。 オ 障がいの状態により、必要に応じて専門の医師等の指導・助言を受け、適切な指導を行う。 (5) 各教科等を合わせた指導 日常生活の指導 ・ 日常生活の充実を図るため、基本的な生活習慣や集団生活に必要な内容に加えて、身近な自然や遊 びに関することなどの内容を生活の流れに沿って指導する。 ・ 障がいの状態及び発達の段階に応じた身辺処理能力を高め、一人で行える動作を増やすようにして いく。 ・ 日常生活の充実が図られるように、児童一人一人の課題を明確にし、学習形態を工夫しながら、継 続的・段階的に個に応じた指導を行う。 ・ 「朝の運動」として帯状に時間を設定し、ストレッチ体操や歩く、走る等を取り入れたリズム運動、 ダンスを継続して行うことで、健康の保持増進と体力の向上並びに運動の習慣化を図るようにする。 ○ 重複障がい学級における教育課程実施上の方針(重複障がい学級D) (1) 各教科 児童の実態や発達の状況に応じた学習を総合的に展開するため、各教科等を合わせた指導の形態を 組織し、個別的な指導も取り入れて指導を行う。 (2) 道徳 ア 基本的生活習慣の確立を図り、体験的な活動を通して経験を広げたり、豊かな心で生活したりでき るように指導を行う。 イ 特別活動、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連を図りながら、教育活動全体を通し、道 徳性を養う。 (3) 特別活動 ア 経験を広め、豊かな人間関係を育てるため、学年や学級合同、学部全体での集団活動を活発にする とともに、地域の小学校などと交流する機会を計画的、組織的に設け、社会性を養う。 イ 第4学年以上の児童において、クラブ活動の時間を設定し、児童の実態を考慮した内容や集団の構 成を行い、興味・関心を基に主体的な活動を促す。(年間20時間配当する。) ウ 学級活動については、日常生活の指導等において、児童の実態に応じた指導に当たる。 エ 学校行事については、日常生活の指導及び自立活動との関連において、学校生活の充実を図り、体 験的な活動を通して望ましい人間関係を作りながら集団への所属感を高める。また、児童の障がいの 状態を考慮した弾力的な計画の基に実施する。 (4) 自立活動 ア 児童一人一人が自立を目指し、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服できるよう、各 教科等を合わせた指導等の中で配慮して指導を進めるとともに自立活動の時間を設定して指導を行う。 イ 児童一人一人の障がいの状態や発達の段階及び経験の程度等に応じ、指導目標及び具体的な内容を 明確にして、長期的及び短期的な観点のもとに系統的・段階的指導に努める。 ウ 障がいの状態に応じ、外界への自発的行動を促し、感覚、運動機能の向上、人とのかかわり等につ いて指導の充実を図り、日常生活における行動の拡充に努める。 7 エ 摂食機能の発達を促すための指導方法や内容を工夫し、かかわりの基礎を培いながら継続的に指導 に当たることにより、摂食機能の向上を図る。 オ 「からだの時間」を設定し、一人一人の心理的な安定を図りながら、運動機能の保持、向上を図る。 さらに、集団での活動を設定し、効果的な指導の充実を図る。 カ 水治訓練室でのプール指導を継続的・段階的に行うことにより、心身のリラクゼーション及び身体 的機能の向上を図る。 キ 障がいの状態により、必要に応じて専門の医師等の指導・助言を受け、適切な指導を行う。 (5) 各教科等を合わせた指導 日常生活の指導 ・ 日常生活の充実を図るため、基本的な生活習慣や集団生活に必要な内容に加えて、身近な自然や遊 びに関することなどの内容を生活の流れに沿って指導する。 ・ 障がいの状態及び発達の段階に応じた身辺処理能力を高め、できる動作を増やすようにしていく。 ・ 日常生活の充実が図られるように、児童一人一人の課題を明確にし、学習形態を工夫しながら、継 続的・段階的に個に応じた指導を行う。 ○ 訪問学級における教育課程実施上の方針 (1) 自立活動を主とした指導 ア 適切な支援の基に、生活のリズムを整えながら、日常生活を行うために必要な健康状態の維持・改善 に努める。 イ 全人的な発達を促すために必要な基本的指導内容を、児童一人一人の実態に応じ、指導目標及び具体 的な内容を設定し、系統的な指導の積み上げを大切にする。 ウ 障がいの状態に応じ、外界への自発的行動を促し、感覚、運動機能の向上、人とのかかわり等につい て指導の充実を図り、日常生活における行動の拡充に努める。また、姿勢保持や身体の運動、動作の改 善及び習得について個別的な指導の充実を図る。 エ 障がいの状態により、必要に応じて、専門の医師等の指導・助言を受け、適切な指導ができるように する。 (2) 道徳 教育活動全体を通じて、自分の意思を自分なりの表現で伝えることができるような豊かな心情を育 てる。 (3) 特別活動 集団の雰囲気を味わうことで、人とのかかわりを広げることができるようにする。また、学校行事 については、児童の健康状態を考慮した弾力的な計画の基に実施する。 (4) 年間授業時数 家庭訪問教育の授業は、年間35週以上にわたり計画し、週当たり3回、1回120分程度、年間 280時間を基準として、対象児童の実態に応じて適切に計画する。登校して学習が可能な児童に対 しては、週1回程度のスクーリングを実施する。なお、児童一人一人の健康状態や実態に応じて弾力 的に行う。 8 Ⅲ 中学部 1 学部目標 ○ 元気に活動する生徒 ○ 自ら学習する生徒 ○ 友達と協力する生徒 2 教育課程編成上の方針 (1) 教育課程編成の基本方針 ア 法令及び学習指導要領を基準として、人間として調和のとれた生徒の育成を目指し、その障がいの状 態及び発達の段階や特性並びに地域や学校の実態を考慮し、適切な教育課程を編成する。 イ 生徒一人一人の発達の過程や経験を踏まえ、小学部、高等部との連携を図りながら、自ら学ぶ意欲を 養い、基礎的・基本的な内容を重視し、個性を生かせるような弾力的な教育課程の編成に努める。 ウ 実際の体験や、自ら課題を解決させるような学習場面の工夫をすることで、生徒一人一人が主体的に 判断し、行動できる力を育む教育課程の編成に努める。 エ 家庭及び地域社会との連携を深め、障がいの正しい理解と認識が得られるようにする。望ましい人 間関係と社会性を育てるために、総合的な学習の時間などの場面で体験的な学習活動を計画し、地域 の方との交流を図れるようにする。加えて「ふくしま教育週間」等の中で「大養祭」や授業公開等を 設定し、更に家庭や地域とのふれあいが図れるような教育課程を編成する。 オ 障がいの重度・重複化、多様化に対応するために、教育課程を通常の学級、重複障がい学級A、重複 障がい学級B、重複障がい学級C、訪問学級の5つに分けて編成する。なお、重複障がい学級Cは、 肢体不自由を併せ有する生徒を対象とする。 カ 肢体不自由や自閉症等の障がい特性を踏まえて指導内容及び方法を工夫するとともに、 個別及び集団 での学習を効果的に行える教育課程を編成する。 キ キャリア教育の視点を踏まえ、各教科等を合わせた指導を通して、将来の社会生活及び職業生活に必 要な基礎的な知識や技能及び態度が育成できるような教育課程を編成する。 (2) 学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の取扱い ア 日常生活における基本的生活習慣や教師と生徒及び生徒相互の人間関係を育てるとともに、自然体 験活動などの豊かな体験を通して、生徒の内面に根ざした道徳性の育成を図る。 イ 生徒が人間としての生き方について自覚を深め、よりよく生きていこうとする意欲や態度を養い、 豊かな社会生活が送れる基礎的能力を育てる。 ウ 実施に当たっては、各教科及び各教科等を合わせた指導等で道徳教育の目標を達成するように努め る。 エ 内容の指導に当たっては、個々の生徒の知的障がいの状態や経験等に応じて、適切に指導の重点を 定め、指導内容を具体化し、年間指導計画及び個別の指導計画の中に位置付けて実施する。 (3) 学校の教育活動全体を通じて行う体育・健康の取扱い ア 日常生活において適切な体育・健康に関する活動の実践を促し、体力の向上及び健康・安全な生活 を送るための基礎を培い、教育活動全体を通じて体育的諸活動を積極的に行えるようにする。 イ 身近な生活における健康・安全に関する知識や自ら運動に親しむ能力や態度を身に付け、明るく楽 しい生活を営むための体力を養う。 ウ 防災教育については、各教科や特別活動、自立活動、各教科等を合わせた指導などとの調整を図り、 防災教育に関する事項を学校防災計画や各種指導計画に位置付け、学校の教育活動全体を通じて指導 する。 エ 性に関する指導については、全体計画に基づき、保健体育や各教科等を合わせた指導、自立活動、 特別活動と関連させながら、生徒一人一人が自分の身体について関心を持ち、主体的に健康な生活を 営めるよう、個に応じて段階的に指導する。 オ 食育の推進については、バランスの良い食事を取ろうとすることや食べ物を大切にする態度など、健 9 康的で望ましい食生活の習慣の基礎が培われるよう、保健体育、各教科等を合わせた指導、自立活動及 び学校給食等の中で適切に指導を行う。 (4) 学校の教育活動全体を通じて行う自立活動の取扱い ア 障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服し、自立し社会参加する資質を養うため、個々 の障がいの状態や発達の段階に応じ、個別の指導計画を基にした具体的目標を設定し、各教科及び各 教科等を合わせた指導との関連を図りながら、学校の教育活動全体を通じて適切に指導する。 イ 摂食指導を必要とする生徒については、医師等の専門的な指導を受けながら、保護者と十分な連携 の基に指導を行う。 ウ 医療的ケアを必要とする生徒の「健康の保持」の内容については、看護師等の専門的な知識、技能 を有する者と連携して、具体的な配慮をしながら指導を行う。 (5) 重複障がい者等に関する教育課程の取扱い ア 各教科、各教科等を合わせて指導を行う場合 生徒の実態に即して、各教科、道徳、特別活動及び自立活動の全部又は一部を合わせた指導を取 り入れて教育課程を編成する。 イ 障がいの状態により特に必要がある場合 生徒の実態に即して、必要がある場合は、各教科の目標及び内容の全部または一部を中学部及び小 学部の各教科の目標及び内容の全部または一部に替えて、弾力的な教育課程の編成に当たる。 ウ 重複障がい者の場合 障がいの状態により特に必要がある場合には、各教科、道徳、特別活動の目標及び内容に関する事 項の一部又は各教科、総合的な学習の時間の時間に替えて自立活動を主とした教育課程を編成する。 エ 訪問教育の場合 障がいのため、通学して教育を受けることが困難な生徒については、自立活動を主とした教育課程 を編成し、教員を家庭に派遣して指導に当たる。 (6) 当該年度に改善または努力する事項 ・ 人とのかかわりを深められるように具体的手立てを工夫し、興味・関心を持って主体的に学ぶこと ができる授業づくりに努める。 (7) その他必要な事項 ア 重複障がい者等に関する教育課程の取扱いに該当する事項の編成方針 ・ 通常の学級においては、各教科等を合わせた指導として「日常生活の指導」 「生活単元学習」 「作業 学習」で編成する。 ・ 重複障がい学級Aにおいては、各教科等を合わせた指導として「日常生活の指導」 「生活単元学 習」及び自立活動で編成する。 ・ 重複障がい学級Bにおいては、各教科等を合わせた指導として「日常生活の指導」 「生活単元学 習」で編成する。 ・ 重複障がい学級Cにおいては、自立活動と各教科等を合わせた指導として「日常生活の指導」で編 成する。 イ 本県における放射線教育の重要性を踏まえ、 放射線等の基礎的な理解や健康で安全な生活を送ろうと する意欲と態度を育てるために、文部科学省の副読本及び、福島県教育委員会の指導資料を参考にしつ つ生徒の実態に即した教材の工夫をし、学校全体で組織的、計画的に取り組むようにする。 ウ その他 ・ 学校創立記念日は、5月25日 (水)のため、休業日とする。 ・ 6月22日(水)から6月24日(金)に東京方面に2泊3日の日程で通常の学級と重複障がい学 級第3学年の修学旅行を実施する。 ・ 6月30日(木)から7月1日(金)に第2学年の宿泊学習を実施する。 ・ 7月9日(土)に授業参観を実施し、7月11日(月)を振替休業日とする。 ・ 10月22日(土)に大養祭を実施し、10月24日(月)を振替休業日とする。 10 3 授業日数及び授業時数 (1) 年間授業日数 学年 学期 第1学年 第2学年 第3学年 備 考 第1学期 70日 70日 70日 第2学期 80日 80日 80日 第3学期 52日 52日 48日 3/16卒業式のため 計 202日 202日 198日 (2) 年間授業時数(別表) (3) 1単位時間 50分 ・ 日常生活の指導については、通常の学級及び重複障がい学級ともに、下校前25分を帯状に設定す る。また、給食後に10分間の日常生活の指導を設け、簡単な清掃や歯みがき等の指導を行う。 ・ 肢体不自由を伴う生徒については、特設した自立活動の「からだの時間」を週2時間実施する。 4 教育課程実施上の方針 ○ 通常の学級における教育課程実施上の方針 (1) 各教科 通常の学級の各学年においては、系統的・発展的指導を進めるため、国語、数学、音楽、保健体 育の各教科を設定し日常生活の指導、生活単元学習、作業学習等との関連の基に、実際の生活に役立 てられるよう指導に当たる。 ・国語 日常生活に必要な国語についての理解を深め、伝え合う力を高めるとともに、それらを活用する 能力と態度を育てる。 ・数学 日常生活に必要な初歩的な数量の処理や計算、金銭の扱い、時計、図形についての理解を深め、 それらを活用できる能力を育てる。 ・音楽 歌唱、身体表現、器楽、鑑賞等を通して、音楽についての興味・関心を深め、生活の中に取り入れ 楽しもうとする態度や習慣を育てる。 ・保健体育 実態に応じた簡単なスポーツを通して、きまりやルールを守って、安全に運動に取り組もうとす る態度を養うとともに、 体を動かす楽しさを味わい、 運動に対する興味・関心を広げるように努める。 体つくり運動を中心として継続的に運動に取り組むことにより、健康の保持増進と体力の向上を 図り、明るく豊かな生活を営む態度を育てる。 生徒一人一人が自己の心身の成長に関心を持ち、身体及び身辺の清潔に気を付けたり、異性に対 する適切な行動の仕方を知ったりすることができるように努める。 (2) 道徳 ア 道徳的心情を養うとともに経験の拡充を図り、道徳的判断や行動ができるよう指導を行う。 イ 各教科、総合的な学習の時間、特別活動、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連を図りな がら、教育活動全体を通し、体験的な活動の中で基盤となる道徳性を育てる。 ウ 発達の段階に応じ、社会の一員として自覚を持ち、よりよく生きるための意欲や態度を育てる。 (3) 総合的な学習の時間 生徒が自ら学び、自ら考え、よりよく問題を解決する資質や能力が発揮できる学習及び環境づくり に努める。実施に当たっては、地域社会の人々と交流したり体験的な活動や調べ学習をしたりして、 様々な事柄に関心を持ち、自分から進んで取り組むことができるよう、指導内容や指導形態等を工夫 11 し指導を行う (4) 特別活動 ア 学年や複数の学級での集団活動を活発化し、地域社会の人々と積極的に交流する機会を組織的、計 画的に設定することで、経験を広め積極的な態度を養い、豊かな人間関係を育てる。 イ 学級活動においては、日常生活の指導との関連において時間を設定し、生徒の実態に即した指導に 当たる。 ウ 学校行事においては、生活単元学習との関連において学校生活の充実を図り、体験的な活動を通し て集団への所属感を高める。なお、生徒の障がいの実態を考慮した柔軟な計画の基に実施する。 エ 学部内交流を図りながら、生徒一人一人の自主性を高める計画を立てて実施する。 (5) 自立活動 ア 生徒一人一人が自立を目指し、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服できるよう、各 教科等を合わせた指導や各教科等の中で配慮して指導を進める。 イ 生徒一人一人の障がいの状態や発達の段階、経験等の程度等に応じ、指導目標及び具体的な内容を 設定する。また、小学部からの指導を踏まえ、長期的及び短期的な観点の基に系統的・段階的指導に 努める。 (6) 各教科等を合わせた指導 ア 日常生活の指導 ・ 日常生活に必要な望ましい生活習慣や集団生活への参加に必要な態度を育てるため、障がいの状 態や発達の段階に応じ、生活の流れに沿った実際的な状況下で段階的・発展的に指導を行う。 ・ 心身の発達や特性に応じた運動を、 「朝のトレーニング」として帯状に時間を設定し、体を動か す楽しさを味わわせ、運動をする習慣の形成及び基本的な体力の向上を目指す。 イ 生活単元学習 ・ 生活上の課題処理や問題解決のための一連の目的に沿った活動を組織的に経験させ、自立した生 活に必要な事項について実際的・総合的に学習させ生活する力が養われるように努める。 ・ 生活に基づく学習内容を設定し、目標や課題の達成を図るため生徒の興味・関心や個々の障がい の状態及び発達の段階に応じ、主体的な活動を促すようにする。 ・ 生徒一人一人が積極的に学習活動に参加し、活動の活性化を図るため、学習の形態や集団の構成 を工夫するとともに具体的な指導内容を設定し、個に応じた適切な支援ができるように努める。 ウ 作業学習 ・ 生徒の実態に応じ、製作や製品の販売等における適切な活動を学習活動の中心に据え、木工、製 菓、紙工等の内容を取り入れ、人とかかわる力や最後まで集中して取り組む力を養う。 ・ 校内での作業実習を計画して、指導に当たる。実習は年1回行い、11月7日(月)から18日 (金)に設定する。また、第3学年は全員高等部の校内現場実習に参加する場を設け、高等部との 連携が図られるようにする。 ○ 重複障がい学級における教育課程実施上の方針(重複障がい学級A) (1) 各教科 障がいの状態に即した適切な指導を行うために、生徒の障がいの状態や発達の段階に応じて適切に 指導できるようにする。各教科等を合わせた指導や領域別の指導、あるいは行事との関連を図りなが ら総合的に学習を行い、効果的に指導を行う。 (2) 道徳 ア 教育活動全体を通して、 自分の意思を自分なりの表現で伝えることができるよう豊かな心情を育て る。 イ 各教科、特別活動、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連を図りながら、教育活動全体を 通し、体験的な活動の中で基盤となる道徳性を養う。 (3) 総合的な学習の時間 生徒が自分から感じ取ろうとしたり、気付いたりする力を育てる学習及び環境づくりに努める。 12 実施に当たっては、地域社会の人々と交流したり体験的な活動をしたりして、様々な事柄に関心を持 ち、教師や友達と一緒に取り組むことができるよう、指導内容や指導形態等を工夫し指導を行う。 (4) 特別活動 ア 学年や複数の学級での集団活動を行い、経験を広め、友達や教師への関心を高める。 イ 学級活動については、日常生活の指導等において、生徒の実態に即した指導に当たる。 ウ 学校行事においては、日常生活の指導や自立活動等との関連において、学校生活の充実を図り、体 験的な活動を通して集団への所属感を高める。なお、生徒の障がいの実態や程度を考慮した柔軟な計 画の基に実施する。 エ 学部内交流を図る場を設定し、集団を意識できるように配慮した計画を立てて実施する。 (5) 自立活動 ア 生徒一人一人が自立を目指し、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服できるよう、各 教科等を合わせた指導の中で配慮して指導を進める。 イ 生徒一人一人の障がいの状態や発達の段階、経験の程度等に応じ、指導目標及び具体的な内容を設 定する。また、小学部からの指導を踏まえ、長期的及び短期的観点の基に系統的・段階的指導に努め る。 ウ 外界への自発的行動を促し、身体の動きの向上、人とのかかわりなどについての充実を図る。 エ 専門の医師等の指導や助言を基に、障がいの状態に応じた適切な指導に当たる。 オ 摂食機能の発達を促すための指導方法や内容を設定し、継続的に指導に当たることにより、摂食機 能の向上に努める。 カ 「からだの時間」を設定し、一人一人の障がいに応じて生徒の心理的な安定を図りながら、水治訓 練室を使った活動なども取り入れて運動機能の保持、向上を図る。さらに、個別の指導を生かした集 団での活動など、効果的な指導の充実を図る。 (6) 各教科等を合わせた指導 ア 日常生活の指導 ・ 日常生活に必要な望ましい生活習慣や集団生活への参加に必要な態度を育てるため、障がいの状 態や発達の段階に応じて、生活の流れに沿った指導を実際的な状況下で段階的・発展的に指導を行 う。 ・ 障がいの状態及び発達の段階に応じ、生活環境を整え、個に応じた配慮をしながら身辺処理能力 を高め、自立的な行動が取れるような指導に努める。 ・ 「朝のトレーニング」として帯状に時間を設定し、心身の発達や特性に応じた運動を取り上げ、 体を動かす楽しさや運動をする習慣を形成し、基礎的な体力の向上を目指す。 イ 生活単元学習 ・ 生活に基づく学習内容を設定し、目標や課題の達成を図るため、生徒の興味・関心や個々の障が いの状態及び発達の段階に応じ、主体的な活動を促すようにする。 ・ 生徒が活動に見通しを持てるような活動内容や方法を工夫し、実際生活に生かすことができるよ うにする。 ・ 生徒が主体的または積極的に学習活動に参加できるような学習の形態や集団の構成を工夫し、 個々に応じた適切な支援ができるように努める。 ○ 重複障がい学級における教育課程実施上の方針(重複障がい学級B) (1) 各教科 障がいの状態に即した適切な指導を行うために、生徒の障がいの状態や発達の段階に応じた、弾力 的な対応ができるようにする。各教科等を合わせた指導や領域別の指導、あるいは行事との関連を図 りながら総合的に学習を行い、効果的に指導を行う。 (2) 道徳 ア 教育活動全体を通して、 自分の意思を自分なりの表現で伝えることができるような豊かな心情を育 てる。 13 イ 自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連を図りながら、教育活動全体を通し、体験的な活動 の中で基盤となる道徳性を養う。 (3) 総合的な学習の時間 生徒が自分から感じ取ろうとしたり、気付いたりする力を大切にできる学習及び環境づくりに努め る。実施に当たっては、地域社会の人々と交流したり体験的な活動をしたりして、様々な事柄に関心 を持ち、 教師や友達と一緒に取り組むことができるよう、 指導内容や指導形態等を工夫し指導を行う。 (4) 特別活動 ア 学年や複数の学級での集団活動を行い、経験を広め豊かな人間関係を育てる。 イ 学級活動については、日常生活の指導等において、生徒の実態に即した指導に当たる。 ウ 学校行事においては、日常生活の指導や自立活動との関連において、学校生活の充実を図り、体験 的な活動を通して集団への所属感を高める。なお、生徒の障がいの実態や程度を考慮した柔軟な計画 の基に実施する。 エ 学部内交流を図る場を設定し、集団を意識できるように配慮した計画を立てて実施する。 (5) 自立活動 ア 生徒の発達の段階や心身の状態に応じて、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服でき るよう、各教科等を合わせた指導の中で配慮して指導を進める。 イ 生徒の障がいの状態や発達の段階、経験の程度等に応じ、指導目標及び具体的な内容を設定する。 また、小学部からの指導を踏まえ、長期的及び短期的観点の基に系統的・段階的指導に努める。 ウ 障がいの状態に応じ、外界への自発的行動を促し、身体の動きの向上、人とのかかわり等について 指導の充実を図り、日常生活における行動の拡充に努める。 エ 一人一人の障がいに応じて生徒の心理的な安定を図りながら、 水治訓練室を使った活動なども取り 入れて運動機能の保持、向上を図る。さらに、個別の指導を生かした集団での活動など、効果的な指 導の充実を図る。 (6) 各教科等を合わせた指導 ア 日常生活の指導 ・ 日常生活に必要な望ましい生活習慣や集団生活への参加に必要な態度を育てるため、障がいの 状態や発達の段階に応じて、生活の流れに沿った指導を実際的な状況下で段階的・発展的に指導を 行う。 ・ 障がいの状態及び発達の段階に応じ、生活環境を整え、個に応じた配慮をしながら身辺処理能 力を高め、自立的な行動が取れるような指導に努める。 ・ 「朝のトレーニング」として帯状に時間を設定し、心身の発達や特性に応じた運動を取り上げ、 体を動かす楽しさや運動をする習慣を形成し、基礎的な体力の向上を目指す。 イ 生活単元学習 ・ 生活に基づく学習内容を設定し、目標や課題の達成を図るため、生徒の興味・関心や個々の障 がいの状態及び発達の段階に応じ、主体的な活動を促すようにする。 ・ 生徒が活動に見通しを持てるような活動内容や方法を工夫し、実際生活に生かすことができる ようにする。 ・ 生徒が主体的または積極的に学習活動に参加できるような学習の形態や集団の構成を工夫し、 個々に応じた適切な支援ができるように努める。 ○ 重複障がい学級における教育課程実施上の方針(重複障がい学級C) (1) 各教科 障がいの状態に即した適切な指導を行うために、生徒の障がいの状態や発達の段階に応じた、弾力 的な対応ができるようにする。各教科等を合わせた指導や領域別の指導、あるいは行事との関連を図 りながら総合的に学習を行い、効果的に指導を行う。 (2) 道徳 ア 教育活動全体を通して、 自分の意思を自分なりの表現で伝えることができるような豊かな心情を育 14 てる。 イ 自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連を図りながら、教育活動全体を通し、体験的な活動 の中で基盤となる道徳性を養う。 (3) 総合的な学習の時間 生徒が自分から感じ取ろうとしたり、気付いたりする力を育てる学習及び環境づくりに努める。実施 に当たっては、地域社会の人々と交流したり体験的な活動をしたりして、様々な事柄に関心を持ち、教 師や友達と一緒に取り組むことができるよう、指導内容や指導形態等を工夫し指導を行う。 (4) 特別活動 ア 学年や複数の学級での集団活動を行い、経験を広め豊かな人間関係を育てる。 イ 学級活動については、日常生活の指導等において、生徒の実態に即した指導に当たる。 ウ 学校行事においては、日常生活の指導や自立活動との関連において、学校生活の充実を図り、体験 的な活動を通して集団への所属感を高める。なお、生徒の障がいの実態や程度を考慮した柔軟な計画 の基に実施する。 エ 学部内交流を図る場を設定し、集団を意識できるように配慮した計画を立てて実施する。 (5) 自立活動 ア 生徒一人一人が自立を目指し、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服できるよう、各 教科等を合わせた指導の中で配慮して指導を進めるとともに、自立活動の時間を設定して指導に当た る。 イ 生徒一人一人の障がいの状態や発達の段階、経験の程度等に応じ、指導目標及び具体的な内容を設 定する。また、小学部からの指導を踏まえ、長期的及び短期的観点の基に系統的・段階的指導に努め る。 ウ 外界への自発的行動を促し、身体の動きの向上、人とのかかわりなどについての充実を図る。 エ 専門の医師等の指導や助言を基に、障がいの状態に応じた適切な指導に当たる。 オ 摂食機能の発達を促すための指導方法や内容を設定し、継続的に指導に当たることにより、摂食機 能の向上に努める。 カ 「からだの時間」を設定し、一人一人の障がいに応じて生徒の心理的な安定を図りながら、水治 訓練室を使った活動なども取り入れて運動機能の保持、向上を図る。さらに、個別の指導を生かし た集団での活動など、効果的な指導の充実を図る。 (6) 各教科等を合わせた指導 日常生活の指導 ・ 日常生活に必要な望ましい生活習慣や集団生活への参加に必要な態度を育てるため、障がいの 状態や発達の段階に応じて、生活の流れに沿った指導を実際的な状況下で段階的・発展的に指導 を行う。 ・ 障がいの状態及び発達の段階に応じ、生活環境を整え、個に応じた配慮をしながら身辺処理能 力を高め、自立的な行動が取れるような指導に努める。 ○ 訪問学級における教育課程実施上の方針 (1) 自立活動を主とした指導 ア 適切な支援の基に、生活のリズムを整えながら、日常生活を行うために必要な健康状態の維持・改 善に努める。 イ 全人的な発達を促すために必要な基本的指導内容を生徒一人一人の実態に応じ、 指導目標及び具体 的な内容を設定する。また、小学部からの指導を踏まえ、長期的及び短期的な観点の基に系統的・段 階的な指導ができるように努める。 ウ 障がいの状態に応じ、外界への自発的行動を促し、感覚、運動機能の向上、人とのかかわり等につ いて指導の充実を図り、日常生活における行動の拡充に努める。また、動作の改善及び習得について 個別的な指導の充実を図る。 エ 障がいの状態により、必要に応じて、専門の医師等の指導・助言を受け、適切な指導ができるよう 15 にする。 (2) 道徳 教育活動全体を通じて、 自分の意思を自分なりの表現で伝えることができるような豊かな心情を育 てる。 (3) 特別活動 集団の雰囲気や集団での所属感を味わうことで、人とのかかわりを広げることができるようにする。 また、学校行事については、生徒の実態を考慮した柔軟な計画の基に実施する。 (4) 年間授業時数 家庭訪問教育の授業は、年間35週以上にわたり計画し、週当たり3回、1回120分程度、年間 252時間を基準として、対象生徒の実態に応じて適切に計画する。登校して学習が可能な生徒に対 しては、週1回程度のスクーリングを実施する。なお、生徒一人一人の健康状態や実態に応じて弾力 的に行う。 16 Ⅳ 高等部 1 学部目標 ○ 健康の維持と体力の向上に努める生徒 ○ 自ら考え生き生きと生活する生徒 ○ 社会の一員として共に生きる生徒 2 教育課程編成上の方針 (1) 教育課程編成の基本方針 ア 法令及び学習指導要領を基準として、人間として調和のとれた生徒の育成を目指し、生徒の障がい の状態や発達の段階、特性等に応じて、各教科、道徳、総合的な学習の時間、特別活動及び自立活動 で編成する。 イ 小学部、中学部及び中学校での教育を踏まえ、高等部として生徒の自立と社会参加(家庭生活、社 会生活、職業生活)を目指す教育課程を編成する。 ウ 生徒の興味・関心や学習内容等に即して、学習集団の構成を工夫したり、個別的な指導の時間を設 定したりするなどの弾力的な教育課程を編成する。 エ 生徒の自立と社会参加が図られるよう、体験的な学習の機会を積極的に設定するとともに基礎的・ 基本的な指導内容を中心とし、実生活において自ら課題を見つけ、自ら考え、自ら学び、主体的に判 断し行動できる力や生活する力、働く力を高めるような教育課程を編成する。 オ 生涯を通じての健康で安全な生活を送るための基礎を培う観点から、 生徒一人一人に対応した身体 や体力づくりが図られる教育課程を編成する。 カ 望ましい人間関係と豊かな社会性を育成するために、地域での体験的な活動や高等学校等との交流 及び共同学習を通して、地域社会及び地域の人々との交流を意図的・計画的に実施する。また、「ふ くしま教育週間」等の中に、「大養祭」や授業公開等を設定し、地域社会とのふれあいが図られるよ うな教育課程を編成する。 キ 生徒の障がいの状態や特性及び卒業後の進路に対応した指導ができるように、 教育課程を通常の学 級A、通常の学級B、通常の学級C、重複障がい学級A、重複障がい学級B、重複障がい学級C、訪 問学級の7つに分けて編成する。 ク 肢体不自由や自閉症等の障がい特性を踏まえた指導内容及び方法を工夫し、 一人一人の課題に向き 合う時間が設定できるよう編成する。 ケ 生徒が主体的に取り組む作業学習をめざし、作業種や作業内容等についての検討を重ね、充実した 作業学習の推進に努める。また、中学部との連携を図り、系統的・段階的な指導が行われるようにす る。さらに、作業学習において地域の人材・資源の活用に努め、経験や人間関係の拡大が図られるよ うにする。作業技能大会等へ参加し、作業学習の成果発表の場、地域からの評価の機会とする。 コ キャリア教育の視点を踏まえ、産業現場等における実習を行い、就労体験の機会の充実が図られる ようにするとともに、自らの在り方や生き方を考えさせ、将来の進路を選択する能力や態度を育成で きるような教育課程を編成する。 (2) 学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の取扱い ア 人間としての在り方生き方の自覚を促し、生徒の障がいによる学習または生活する上での困難や課 題を主体的に改善し、よりよく生きようとする力や豊かな心を育てるとともに、善悪の判断や人への 思いやり等、道徳性を育成する。 イ 各教科、総合的な学習の時間、特別活動及び自立活動等において、それぞれの特質に応じて、生徒 の障がいの状態や特性、経験等を把握し、青年期の心理的発達の状態などを考慮しながら、道徳教育 の目標を達成するように努める。 ウ 個々の生徒の指導の重点を定め、指導内容を具体化し、体験的な活動を取り入れるなどして、学校 の道徳教育の指導内容が生徒の日常生活に生かされるようにする。 (3) 学校の教育活動全体を通じて行う体育・健康の取扱い ア 生徒の障がいの状態及び健康状態等を普段から的確に把握し、十分な健康管理の基に保健体育の授 17 業や日常生活における体育的活動の継続的実践を通して、体力の向上並びに健康の保持増進が図られ るようにする。 イ 防災教育に関する指導については、各教科や特別活動、自立活動、各教科等を合わせた指導との調 整を図り、学校防災計画や各種指導計画に位置づけ、学校教育全体を通じて指導する。 ウ 趣味や特技を生かし、主体的に生涯を通してスポ-ツに親しみ、明るく豊かな社会生活を送ること ができるように指導する。 エ 青年期の特性を考慮し、性に関する指導及び保健、安全に関する指導の充実を図り、主体的に健康 な生活を営むことができるようにする。性に関する指導については生徒の実態を踏まえながら、全体 計画に基づき、保健体育や職業・家庭、自立活動、道徳、特別活動、各教科等を合わせた指導と関連 させて、段階的に指導する。 オ 食育の推進については、生徒一人一人の生活習慣の見直しを図り、健康的な生活を送るための基礎 が培われるように、生徒の障がいの状態や発達の段階に応じて、保健体育、家庭、特別活動、自立活 動、各教科等を合わせた指導等の中で適切に指導を行う。 (4) 学校の教育活動全体を通じて行う自立活動の取扱い ア 各教科、道徳、総合的な学習の時間及び特別活動等と密接な関連を保ち、生徒一人一人の障がいの 状態や発達の段階を的確に把握し、教育活動全体の中で適切に行う。 イ 生徒一人一人の指導目標及び指導内容を明確にし、心身の調和的発達を促しながら、障がいによる 学習上又は生活上の困難を主体的に改善・克服できるよう、個別の指導計画のもと、共通理解を図り ながら指導を行う。 ウ 摂食指導を必要とする生徒については、医師等の専門的指導を受けながら、保護者と十分な連携の 基に指導を行う。 エ 医療的ケアを必要とする生徒の「健康の保持」の内容については、看護師等の専門的な知識、技能 を有する者と連携して、具体的な配慮をしながら指導を行う。 (5) 重複障がい者等に関する教育課程の取扱い ア 各教科、各教科等を合わせて指導を行う場合 ・ 生徒の障がいの状態や発達の段階によっては、各教科、道徳、特別活動及び自立活動の全部また は一部を合わせた指導を取り入れて教育課程を編成する。 イ 障がいの状態により特に必要がある場合 ・ 生徒の実態に即して、必要がある場合には各教科の各学年の目標及び内容の全部又は一部を、高 等部の各教科に相当する中学部又は小学部の各教科の目標及び内容の全部又は一部に替えて教育 課程を編成する。 ウ 重複障がい者の場合 ・ 障がいの状態により特に必要がある場合には、各教科、道徳若しくは特別活動の目標及び内容 に関する事項の一部又は各教科等に替えて自立活動を主とした指導を行う。 エ 訪問教育の場合 ・ 障がいのため通学して教育を受けることが困難な生徒については、自立活動を主とした教育課程 を編成し、教員を家庭に派遣して指導に当たる。 (6) 学校の教育活動全体を通じて行う政治的教養の教育の取扱い ア 生徒一人一人の障がいの状態や発達の段階に応じて、教科(職業)、生活単元学習、特別活動にお けるホームルーム活動、生徒会活動、学校行事等を活用し、指導のねらいを明確にし、系統的、計画 的な指導計画を立てて、校内指導体制を整えて適切に指導を行う。 イ 生徒一人一人の実態に応じて、選挙や投票が政治に及ぼす影響などの政策形成の仕組みや選挙の具 体的な投票方法など、生徒用副教材や教師用指導資料などを適切に活用しながら、政治や選挙につい ての理解が図られるように指導する。 ウ 政治的中立性を確保しつつ、現実の具体的な政治的事象も取扱い、生徒が有権者として自らの判断 で権利を行使することができるよう、具体的かつ実践的な指導を行う。 エ 生徒が有権者としての権利を円滑に行使することができるよう、選挙管理委員会との連携などによ 18 り、具体的な投票方法など実際の選挙の際に必要となる知識を得たり、生徒会選挙や生徒会総会など 具体的な教育活動を通して理解を深めたりすることができるよう指導する。 (7) 当該年度に改善または努力する事項 生徒一人一人の卒業後の地域での生活や就労を見据えた自立の姿をとらえ、具体的手立てを工夫し ながら自分の課題に気づかせ主体的に学ぶことができる授業づくりに努める。 (8) その他必要な事項 ア 重複障がい者等に関する教育課程の取扱いに該当する事項の編成方針 ・ 通常の学級においては、各教科等を合わせた指導として「日常生活の指導」 、 「生活単元学習」 、 「作 業学習」で編成する。 ・ 重複障がい学級Aにおいては、各教科等を合わせた指導として「日常生活の指導」 、 「生活単元学 習」 、 「作業学習」で編成する。 ・ 重複障がい学級 B においては、自立活動と各教科等を合わせた指導として「日常生活の指導」 、 「生 活単元学習」で編成する。 ・ 重複障がい学級 C は、自立活動と各教科等を合わせた指導として「日常生活の指導」で編成する。 イ 本県における放射線教育の重要性を踏まえ、放射線等の基礎的な理解や健康で安全な生活を送ろう とする意欲と態度を育てるために、地域社会や生徒の実態を踏まえながら教材の工夫をし、学校全体 で組織的、計画的に取り組むようにする。 ウ その他 ・ 生徒が興味・関心ある活動を自ら選択し、意欲的に取り組み、友達と協力しながら活動すること を通して、自主性や協調性を養うことができるように部活動を設定する。バスケットボール部、卓 球部、ニュースポーツ部、美術部、音楽部、日本文化部等で組織する。 ・ 学校創立記念日は、5月25日(水)のため、休業日とする。 ・ 儀式的行事を学校全体で行うことにより、生徒の学校や集団への所属感を高めるとともに連帯感 を深めるため、4月6日(水)に入学式を実施する。 ・ 7月9日(土)に授業参観を実施し、7月11日(月)を振替休業日とする。 ・ 10月4日(火)~10月7日(金)に関西方面へ2学年通常の学級の修学旅行を3泊4日の日 程で実施する。 ・ 10月5日(水)~10月7日(金)に関西方面へ2学年重複障がい学級の修学旅行を2泊3日 の日程で実施する。 ・ 10月22日(土)に大養祭を実施し、10月24日(月)を振替休業日とする。 ・ 3月8日(水)は、高等部前期入学者選抜実施のため、休業日とする。 ・ 3月14日(火)は、高等部前期入学者選抜の合格発表日のため休業日とする。 3 授業日数及び授業時数 (1) 年間授業日数 (訪問学級は除く) 学年 学期 第2学年 第3学年 備 考 第1学期 70日 70日 70日 第2学期 76日 76日 76日 第3学期 47日 47日 40日 3/6卒業式のため 193日 193日 計 (2) (3) 第1学年 186日 年間授業時数(別表) 1単位時間 50分 ・ 障がいの状態や健康に関して配慮を要する生徒に対しては、授業内容等に応じて、1単位時間を 弾力的に運用し、指導が効果的に行われるようにする。 19 ・ 日常生活の指導については、登校後20分、下校前30分を帯状に設定する。 ・ 通常の学級は、体つくり運動として、朝の時間帯に保健体育の時間を25分帯状に設定する。重 複障がい学級Aは、体つくり運動の素地作りのために、朝の時間帯に日常生活の指導の時間を25 分帯状に設定する。 4 教育課程実施上の方針 ○ 通常の学級における教育課程実施上の方針(通常の学級A) (1) 各教科 ア 通常の学級の各学年において、発展的・系統的指導を進めるため、国語、数学、保健体育、職業、 家庭、外国語(英語) 、音楽、美術、情報を教科別の指導として設定する。指導に当たっては、道 徳、総合的な学習の時間、特別活動、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連の基に実際の 生活に役立てられるように配慮する。 イ 音楽と美術については、第1学年は必修とする。第2・3学年は音楽、美術及び情報から1教科 を選択し、生徒の興味・関心に応じて指導するとともに、学習活動が効果的に行われるように学習 形態等を工夫する。 ・ 国語 自立的で豊かな生活を送り、円滑な対人関係を形成するために、生活に必要な「聞く・話す」 「読む」 「書く」などの理解力や表現力を高め、自分の意思を実際の生活の中で場面や状況など に応じて適切に表現する能力を養う。 ・ 数学 数量の処理・計算、金銭の扱い、時計、暦、図形等に関する理解を深め、それらを実際の生 活や具体的な活動場面で活用できる能力と態度を育てる。 ・ 音楽 表現及び鑑賞能力を伸ばし、音楽活動への意欲を高めるとともに、生活を明るく楽しいもの にしようとする態度と習慣を育てる。 地域で行われる音楽祭や交流及び共同学習実施高校との交流コンサート等に積極的に参加 することにより、日ごろの学習の成果を発表し自信と生活意欲の向上につなげる。 ・ 美術 創造的な表現及び鑑賞の能力を高めるため、造形活動を通して様々な技法や、材料・用具 の扱いを工夫しながら、自己の思いをより豊かに表現する方法の習得を図る。また、創作する 喜びや楽しさ、自然や造形品の美しさを味わうことのできる豊かな情操を養う。 地域で行われる作品展や交流及び共同学習実施高校との交流活動等に積極的に参加するこ とにより、日ごろの学習の成果を発表し自信と生活意欲の向上につなげる。 ・ 情報 情報機器等の基本的な操作の仕方の習得と情報の利用に対するルール・マナーについての 理解を図り、実生活に必要な情報を適切に活用する基礎的な能力や態度を育てる。 ・ 保健体育 各種スポーツを通し、自己の能力に応じた課題を踏まえ、体力の向上と運動の特性に応じ た技能の向上を図る。また、健康の保持増進や安全な生活に必要な基礎的な知識と能力を身 につけさせ、明るく豊かな生活を営む態度と習慣を育てる。 それぞれの環境で楽しめる身体活動を経験し、その活動を通して充実感と楽しさを味わわ せる。 性に関する指導については、生徒の障がいの状態や発達の段階に応じて男女の心身の発達に 関しての基礎的内容について指導するとともに、性意識と性行動の望ましい意思決定や行動選 択の能力を高める。 ・ 職業 将来の社会生活や職業生活に向けて、働くことの意義や知識を理解するとともに、フレッ シュ就労体験を通して、自己の在り方や生き方を考え、主体的に進路を選択することのでき る力を養う。 20 【フレッシュ就労体験(第1学年)】 主として企業への就職を希望している生徒について、就労体験を通して、働くことや社会 生活について自信をつけ、卒業後の進路に向けて意欲や関心をもつことができるようにする ために、産業現場等における実習と関連付けて校外実習を実施する。 第1学年 1月30日(月)~2月3日(金)の5日間 ・ 家庭 衣・食・住・家庭生活等に関する知識や技能を身に付け、家族の一員としてそれらを主体 的に実践しようとする態度を育てる。 ・ 外国語(英語) 身近な日常生活の簡単な英語の表現を通して外国への関心を深め、積極的にコミュニケー ションを図ろうとする態度や能力を育てる。 (2) 道徳 ア 各教科、総合的な学習の時間、特別活動及び自立活動等との関連を図りながら、教育活動全体を 通して、社会の変化に対応し、自ら考え、役割を自覚して主体的に協力していく態度を育てる。 イ 他者とのかかわりや自然や崇高なものとのかかわりを通して、動植物に対する優しい心や生命を 大切にする心を育てる。 (3) 総合的な学習の時間 テーマに基づいて課題を見つけ、自ら考え、主体的に追求していく能力を育てる。また、各教 科、特別活動及び自立活動、各教科等を合わせた指導との関連を図り、解決追究の過程で、体験、 観察、実験、実習、調査したことや結果を生活や学習に活用する態度を育てる。 (4) 特別活動 ア ホームルーム活動 学校生活の向上や進路選択について、生徒が主体的に考え、自覚し、実践していこうとする能 力を養うとともに、社会の一員として必要なルールやモラルを身につけさせる。 イ 生徒会活動 委員会の目標を理解し、活動の計画を立てて自主的に実践する態度を育てる。 ウ 学校行事 各教科、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連を図りながら、計画的に指導を行う。 ・ 自主性や創造性を高め、目的に向かい協力してやり遂げることによる成就感や連帯感を味わう ことができるようにするとともに、責任感を養う。 (5) 自立活動 ア 生徒一人一人が主体的に自己の力を可能な限り発揮し、社会参加できる資質を養うよう、学校の 教育活動全体を通して指導を行う。 イ 生徒一人一人の障がいの状態や発達の段階、経験の程度等に応じ、指導目標及び内容を設定し、 長期的及び短期的観点の基に系統的・段階的指導に努める。 (6) 各教科等を合わせた指導 ア 日常生活の指導 社会生活や職業生活を送る上で必要な望ましい生活習慣や生活態度の定着及び習慣化を図り、学 習した内容を他の場面でも的確に対応できる態度を育てる。 イ 作業学習 ・ 将来の職業生活を目指し、材料購入や製作、製品の販売や管理等の活動を通して、作業におけ る自分の役割を理解し、作業班の中核になって主体的に取り組む態度を育てる。 ・ 作業量や作業効率を考えて活動したり、道具や機械を安全、適切に扱ったりすることで、生徒 が自ら考えて取り組む力を育てる。 ・ 陶芸、木工、手工芸、レザークラフト、クリーン活動、リサイクル、シール加工の班を設定し て学習を行う。 ・ 産業現場等における実習は、社会参加と職業的自立に向けて、企業や施設等での就労体験の 機会を設け、現実的でより具体的な場面で実施する。職場での仕事や生活を通して経験を深め、 21 就労への自覚や社会参加への適応力を高めることと、卒業後の生活に円滑に移行できるようにす ることをねらいとする。実習は年2回設定し、生徒の実態に応じて校内でも実施する。 1回目 6月6日(月)~ 6月17日(金)の2週間 2回目 11月7日(月)~11月18日(金)の2週間 ・ 特別支援学校作業技能大会等に参加し、技能や製品について客観的な評価を受けることで、働 く意欲を高め、技術や製品の質の向上につなげる。 ・ 卒業後の進路に対して的確な見通しが得られるように、必要な生徒に対して適時、特別実習 を行う。 ○ 通常の学級における教育課程実施上の方針(通常の学級B) (1) 各教科 ア 通常の学級の各学年において、発展的・系統的指導を進めるため、国語、数学、保健体育、家庭、 外国語(英語)、音楽、美術、情報を教科別の指導として設定する。指導に当たっては、道徳、総 合的な学習の時間、特別活動、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連の基に実際の生活に 役立てられるように配慮する。 イ 音楽と美術については、第1学年は必修とする。第2・3学年は音楽、美術及び情報のうちから 1教科を選択し、生徒の興味・関心に応じて指導するとともに、学習活動が効果的に行われるよう に学習形態等を工夫する。 ・ 国語 生活に必要な「聞く・話す」 「読む」 「書く」に関する基礎的な力を高めるとともに、自分 の気持ちや考えを主体的に表現したり、場面や状況に応じて適切に活用したりできる力を養 う。 ・ 数学 生活に必要な数量や時間、金銭の扱いなどに関する基礎的な内容の理解を深め、それらを実 際の生活や具体的な活動場面で活用できる能力を養う。 ・ 音楽 いろいろな音楽への興味・関心を広げ、音楽活動への意欲を高めるとともに、生活を明るく 楽しいものにしようとする態度を育てる。 地域で行われる音楽祭や交流及び共同学習実施高校との交流コンサート等に進んで参加す ることにより、日ごろの学習の成果を発表し自信と生活意欲の向上につなげる。 ・ 美術 創造的な表現及び鑑賞の能力を高めるため、造形活動を通して様々な材料や用具の扱いを工 夫しながら表現する方法の習得を図る。また、創作する喜びや楽しさ、造形品の美しさを感じ 取る豊かな情操を養う。 ・ 情報 情報機器等の基本的な操作の仕方の習得と情報の利用に対するルール・マナーについての 理解を図り、興味・関心のある情報を積極的に収集したり活用したりする態度や能力を育て る。 ・ 保健体育 各種スポーツを通して、運動の特性に応じた技能や体力の向上を図るとともに、身近な生活 における健康・安全に関しての基礎的な知識の理解を深める。 自己の能力に合った身体活動を経験し、その活動を通して充実感と楽しさを味わわせ、明る く豊かな生活を営む態度と習慣を育てる。 性に関する指導については、生徒の障がいの状態や発達の段階に応じて男女の心身の発達に 関しての基礎的内容を指導する。 ・ 家庭 衣・食・住等に関する基礎的な知識や技能を身に付け、家族の一員としての自覚をもって家 庭生活に協力しようとする態度を育てる。 22 ・ 外国語(英語) 身近な日常生活の中でよく聞いたり見たりする英語を通して外国への関心をもたせ、英語を 使ってコミュニケーションを図ったり表現したりしようとする態度を育てる。 (2) 道徳 ア 各教科、総合的な学習の時間、特別活動及び自立活動等との関連を図りながら、教育活動全体 を通して他者と協調し、自立した社会生活が送れるように道徳的実践力や豊かな心を養う。 イ 人や自然とのかかわりを通して、動植物に対する優しい心や生命を大切にする心を育てる。 (3) 総合的な学習の時間 テーマに基づいて課題を見つけ、自ら考え、主体的に追求していく能力を育てる。また、各教 科、道徳、特別活動及び自立活動、各教科等を合わせた指導との関連を図り、解決や追究の過程 で、体験、観察、実験、実習、調査したことや結果を生活や学習に活用する態度を育てる。 (4) 特別活動 ア ホームルーム活動 日常生活や将来の生活に目標を持ち、その実現に向けて努力しようとする態度を育てるととも に、社会の一員としての望ましい社会性を育てる。 イ 生徒会活動 委員会の活動内容を理解し、進んで諸活動に参加して自分の役割を果たすことができる態度 を育てる。 ウ 学校行事 ・ 各教科、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連を図りながら、計画的に指導を行う。 ・ 活動に自主的に参加したり協力したりする態度を養い、より大きな集団での所属感や連帯感を 高める。 (5) 自立活動 ア 生徒一人一人が自立を目指し、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服できるよう、 学校の教育活動全体を通して指導を行う。 イ 生徒一人一人の障がいの状態や発達の段階、経験の程度等に応じ、指導目標及び内容を設定し、 長期的及び短期的観点の基に系統的・段階的指導に努める。 (6) 各教科等を合わせた指導 ア 日常生活の指導 日常生活や社会生活に必要な望ましい生活習慣や生活態度の形成を図り、自分自身の力で処 理する能力を育てる。 イ 生活単元学習 ・ 自立的な生活に必要な事項を実際的・総合的に学習し、自らの生活上の課題や問題を解決し たり処理したりする力を高める。 ・ 生徒が目的意識や課題意識をもって積極的に活動に取り組むことができるように、一連の活動 を組織的な単元として年間の中で計画的に取り上げ、生活に生かされるように指導する。 ウ 作業学習 ・ 将来の職業生活を目指し、材料購入や製作、製品の販売等の活動を通して、自分の役割に責 任を持って取り組む態度を育てる。 ・ 作業内容や作業手順を理解し、道具や機械を正しく使ったり、他の人と協力したりして、意 欲的に活動に取り組む力を育てる。 ・ 陶芸、木工、手工芸、レザークラフト、クリーン活動、リサイクル、シール加工の班を設定 して学習を行う。 ・ 産業現場等における実習は、社会参加と職業的自立に向けて、企業や施設等での就労体験の 機会を設け、現実的でより具体的な場面で実施する。実習先での仕事や生活を通して経験を深 め、働くことの自覚を育てながら社会生活への適応力を高めることと、卒業後の生活に円滑に 移行できるようにすることをねらいとする。実習は年2回実施し、生徒の実態に応じて校内で も実施する。 23 1回目 6月6日(月)~ 6月17日(金)の2週間 2回目 11月7日(月)~11月18日(金)の2週間 ・ 将来の自立に向けて、働くことに対する意識を高めるために、主として企業への就職を希望し ている生徒については、校外において働く学習を実施する。 (校外における働くための学習) 第1学年 1月30日(月)~2月3日(金)の5日間 ・ 特別支援学校作業技能大会等に参加し、技能や製品について客観的な評価を受けることで、働 く意欲を高め、技術や製品の質の向上につなげる。 ・ 卒業後の進路に対して的確な見通しが得られるように、必要な生徒に対して適時、特別実習を 行う。 ○ 通常の学級における教育課程実施上の方針(通常の学級C) (1) 各教科 ア 通常の学級の各学年において、発展的・系統的指導を進めるため、国語、数学、保健体育、音楽、 美術、情報を教科別の指導として設定する。指導に当たっては、道徳、総合的な学習の時間、特別 活動、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連の基に実際の生活に役立てられるように配慮 する。 イ 音楽と美術については、第1学年は必修とする。第2・3学年は音楽、美術及び情報のうちから 1教科を選択し、生徒の興味・関心に応じて指導するとともに、学習活動が効果的に行われるよう に学習形態等を工夫する。 ・ 国語 生活に必要な「聞く・話す」「読む」「書く」に関する基礎的な力を高める。また、社会生 活に必要なコミュニケーション能力を養う。 ・ 数学 生活に必要な数量や時間、金銭の扱いなどに関する初歩的な内容の理解を深め、生活の中で 生かすことができる能力を養う。 ・ 音楽 いろいろな音楽への興味や関心の幅を広げ、音楽に親しもうとする態度を育てる。 地域で行われる音楽祭や交流及び共同学習実施高校との交流コンサート等に友達と参加す ることにより、日ごろの学習の成果を発表し自信と生活意欲の向上につなげる。 ・ 美術 創造的な表現及び鑑賞の能力を高めるため、造形活動を通して様々な材料や用具の扱いを経 験し、創作する喜びや楽しさを味わい、豊かな情操を養う。 ・ 情報 情報機器等の基本的な操作の仕方の習得と情報の利用に対するルール・マナーについての 理解を図り、興味・関心のある情報を収集したり活用したりする態度や能力を育てる。 ・ 保健体育 各種スポーツを通して、運動の特性に応じた技能や体力の向上を図るとともに、健康で安全 な生活が送れるよう基礎的な知識や能力を養う。 自己の能力に合った身体活動を経験し、その活動を通して充実感と楽しさを味わわせ、明 るく豊かな生活を営む態度と習慣を育てる。 性に関する指導については、生徒の障がいの状態や発達の段階に応じて男女の心身の発達に 関しての基礎的内容を指導する。 (2) 道徳 ア 各教科、総合的な学習の時間、特別活動及び自立活動等との関連を図りながら、教育活動全体を 通して他者と協調し、 自らの行動に責任を持ち、 社会の一員として生活していく意識や態度を養う。 イ 人や自然とのかかわりを通して、動植物に対する優しい心や生命を大切にする心を育てる。 (3) 総合的な学習の時間 24 テーマに基づいて設定した課題について、人とのかかわりを深めながら解決していこうとする 能力を育てる。また、各教科、特別活動及び自立活動、各教科等を合わせた指導との関連を図り、 解決してきたことを生活の中で生かそうとする態度を育てる。 (4) 特別活動 ア ホームルーム活動 学校生活における様々な活動を通し、集団の一員としての意識を高め、協調性を養う。 イ 生徒会活動 委員会の活動内容に関心をもち、協力して諸活動に参加する態度を育てる。 ウ 学校行事 ・ 各教科、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連を図りながら、計画的に指導を行う。 ・ 生徒の自発的な活動を引き出しながら、集団への所属感を高め、協力して活動する態度を育て る。 (5) 自立活動 ア 生徒一人一人が自立を目指し、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服できるよう、 学校の教育活動全体を通して指導を行う。 イ 生徒一人一人の障がいの状態や発達の段階、経験の程度等に応じ、指導目標及び内容を設定し、 長期的及び短期的観点の基に系統的・段階的指導に努める。 (6) 各教科等を合わせた指導 ア 日常生活の指導 学校生活の実際的な場面の中で、個に応じた内容を反復しながら段階的・発展的に指導し、生 活に必要な望ましい生活習慣や態度の形成を図る。 イ 生活単元学習 ・ 自立的な生活に必要な事項を実際的・総合的に学習し、自らの生活上の課題や問題を解決した り処理したりする能力を育てる。 ・ 生徒が目標や活動に見通しをもって、意欲的に課題解決に向けて取り組むことができるように 一連の活動を組織的な単元として年間の中で計画的に取り上げ、生活に生かされるように指導す る。 ウ 作業学習 ・ 働く力を高めることを目指し、製作、製品の販売等の活動を通して、最後まで集中して取り 組む態度を育てる。 ・ 自分の役割や作業内容を理解し、他の人とともに意欲的に活動に取り組む力を育てる。 ・ 陶芸、木工、手工芸、レザークラフト、クリーン活動、リサイクル、シール加工の班を設定 して学習を行う。 ・ 産業現場等における実習は、社会自立に向けて、施設等での体験の機会を設け、現実的でよ り具体的な場面で実施する。実習先での仕事や生活を通して経験を深め、働くことの自覚を育 てながら社会生活への適応力を高めることをねらいとする。実習は年2回実施し、生徒の実態 に応じて校内でも実施する。 1回目 6月6日(月)~ 6月17日(金)の2週間 2回目 11月7日(月)~11月18日(金)の2週間 ○ 重複障がい学級における教育課程実施上の方針(重複障がい学級A) (1) 各教科 ア 生徒一人一人の障がいの状態等に即した適切な指導を行うために、生徒の障がいの状態や発達 の段階に応じ、弾力的な対応ができるようにする。自立活動及び各教科等を合わせた指導、ある いは行事との関連を図りながら総合的に学習を行い、効果的に指導する。 イ 音楽、保健体育を教科別の指導として設定する。 ・ 音楽 教師と一緒に歌を歌ったり楽器を鳴らしたり、音楽に合わせて身体表現をしたりして、音 25 楽活動を楽しむことができる態度を育てる。 ・ 保健体育 生徒の障がいの状態や特性に応じた運動を通して、運動を行う楽しさと喜びを味わいなが ら体力の向上を目指すとともに、情緒の安定を図り、健康で安全な生活を送るために必要な能 力を養う。 (2) 道徳 ア 生徒一人一人の障がいの状態や生活年齢を考慮し、各教科、総合的な学習の時間、特別活動及 び自立活動等との関連を図りながら、教育活動全体を通して、集団の一員としての意識や態度を養 う。 イ 人や自然とのかかわりを通して、動植物に対する優しい心や生命を大切にする心を育てる。 (3) 総合的な学習の時間 生徒の興味・関心等に基づく学習を通し、自分でやりたいことを選んで決めたり、自分なりに考え 進んで人やものとかかわったり、 表現したりできる資質や能力を育てるための学習環境づくりに努め る。交流及び共同学習実施高校との交流に参加することにより、同年代の人たちとのかかわりに生徒 が興味・関心をもって生き生きと活動に取り組めるように学習内容や方法等を工夫し、指導を行う。 (4) 特別活動 ア ホームルーム活動 生徒の障がいの状態や特性を考慮しながら、学校における様々な活動を通し、集団への所属 感を高める。 イ 生徒会活動 生徒の実態に応じた活動に参加し、生徒の自発性を高め、好ましい人間関係や社会性を育て る。 ウ 学校行事 ・ 各教科、自立活動及び各教科等を合わせた指導、との関連を図りながら、計画的に指導を行 う。 ・ 生活単元学習等と関連させ、他の学級や学年、学部の生徒と交流を図る。 (5) 自立活動 ア 生徒一人一人が自立を目指し、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服できるよう、 各教科等を合わせた指導や教科別の指導等の中で配慮し、指導を行う。 イ 生徒一人一人の障がいの状態や発達の段階、経験の程度等に応じ、指導目標及び内容を設定し、 長期的及び短期的観点の基に系統的・段階的指導に努める。 ウ 障がいの状態に応じ、外界への自発的行動を促し、感覚や運動及び動作の基本的技能の向上や人 とのかかわり等について指導の充実を図り、日常生活における行動の拡充に努める。 エ 特に心理的な安定や環境の把握、身体の動きや動作の改善及び習得について、個別的な指導の 充実を図る。 オ 生徒の障がいの状態や必要に応じ、専門の医師やその他の専門家の指導・助言を求めるなどして、 適切な指導を行う。 (6) 各教科等を合わせた指導 ア 日常生活の指導 ・ 日常生活に必要な望ましい生活習慣や集団生活を送る上で必要な態度を育てるため、障がいの 状態や発達の段階に応じて、生活の流れに沿った指導を実際的な場面で段階的・発展的に行う。 ・ 生徒一人一人の生活上の課題を明確にし、個に応じた継続的・系統的指導を行う。 イ 生活単元学習 ・ 生活上の課題解決のための一連の学習活動を組織的に経験させ、生活力を高めるために必要な 知識や技能の習得及び生活上の望ましい習慣や態度の形成を図る。 ・ 生徒が自ら学習活動に参加しようとする関心や意欲を高め、満足感や成就感を味わうことがで きるように、生徒の障がいの状態や程度に応じた学習内容を計画し、個に応じた適切な支援に努 26 める。 ウ 作業学習 ・ 働く力、生活する力、人と適切にかかわる力、一定時間継続的に作業に取り組む態度を高める ことを目指し、紙や木材、布、植物など身近で扱いやすい素材での軽作業的な内容の作業活動を 取り入れ、ものへの興味・関心の拡大を図るように努める。 ・ 産業現場等における実習は、社会参加に向けて施設等での体験の機会を設け、現実的でより具 体的な場面で実施する。一定期間、働く活動を中心とした生活を繰り返す中で、働く経験を積み 重ねたり、他者とのかかわりを深めたりして社会生活への適応性を養うとともに、卒業後の進路 に対して的確な見通しが得られるようにする。実習は年2回実施し、生徒の実態に応じて校内で も実施する。 1回目 6月6日(月)~ 6月17日(金)の2週間 2回目 11月7日(月)~11月18日(金)の2週間 ○ 重複障がい学級における教育課程実施上の方針(重複障がい学級B) (1) 各教科 生徒一人一人の障がいの状態等に即した適切な指導を行うために、生徒の障がいの状態や発達の 段階に応じ、弾力的な対応ができるようにする。自立活動及び各教科等を合わせた指導、あるいは 行事との関連を図りながら総合的に学習を行い、効果的に指導する。 (2) 道徳 ア 生徒一人一人の障がいの状態や生活年齢を考慮し、各教科、総合的な学習の時間、特別活動及び 自立活動等との関連を図りながら、教育活動全体を通して、体験的活動の中で望ましい生活習慣や よりよい人間関係を築くための道徳性を養う。 イ 人や自然とのかかわりを通して、動植物に対する優しい心や生命を大切にする心を育てる。 (3) 総合的な学習の時間 生徒の興味・関心等に基づく学習を通し、生徒がやりたいことを選んだり決めたりして、進んで 人やものとかかわることができる力を育てるための学習環境づくりに努める。交流及び共同学習実 施高校との交流に参加することにより、同年代の人たちとのかかわりに生徒が興味・関心をもって 生き生きと活動に取り組めるように学習内容や方法等を工夫し、指導を行う。 (4) 特別活動 ア ホームルーム活動 生徒の障がいの状態や特性を考慮しながら実施し、集団への所属感を育てる。 イ 生徒会活動 生徒の実態に即した柔軟な計画のもとに実施し、経験を広めて豊かな人間関係を育てる。 ウ 学校行事 ・ 各教科、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連を図りながら、計画的に指導を行う。 ・ 日常生活の指導及び自立活動等との関連において、学校生活の充実を図り、体験的活動を通し て集団を意識できるように配慮した計画を立てて実施する。 (5) 自立活動 ア 生徒一人一人が自立を目指し、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服できるよう、 各教科等を合わせた指導の中で配慮して指導を進めるとともに、自立活動の時間を設定して指導を 行う。 イ 生徒一人一人の障がいの状態や発達の段階、経験の程度等に応じ指導目標及び内容を設定し、長 期的及び短期的観点の基に系統的・段階的指導に努める。 ウ 障がいの状態に応じ、外界への自発的行動を促し、身体の動きの向上、人とのかかわり等につい ての指導の充実を図り、日常生活における行動の拡充に努める。 エ 肢体不自由等を伴う生徒については、「からだの時間」を設定し、一人一人の障がいに応じて 心身のリラクゼーション、運動機能の保持、向上を図る。さらに、個別の指導を生かした集団で 27 の活動など、効果的な指導の充実を図る。 オ 生徒の障がいの状態や必要に応じて、専門の医師やその他の専門家の指導・助言を求めるなどし て、適切な指導を行う。 (6) 各教科等を合わせた指導 ア 日常生活の指導 ・ 日常生活に必要な望ましい生活習慣や集団生活への参加に必要な態度を育てるため、障がいの 状態や発達の段階に応じて生活の流れに沿った指導を実際的な場面で段階的・継続的に行う。 ・ 障がいの状態や発達の段階に応じ、生活環境を整え、個に応じた配慮をしながら基本的生活習 慣を身に付け、集団参加能力が高められるような指導に努める。 ・ 卒業後の進路に対して的確な見通しが得られるように、生徒の実態に応じて、校内や校外にお いて実習体験を行う。 イ 生活単元学習 ・ 生活に基づく学習内容を設定し、目標や課題の達成を図るため、生徒の興味・関心や個々の障 がいの状態及び発達の段階に応じ、主体的な活動を促すようにする。 ・ 生徒が活動に見通しをもてるように活動内容や方法を工夫し、実際の生活に生かすことができ るようにする。 ・ 生徒が主体的又は積極的に学習活動に参加できるような学習の形態や集団の構成を工夫し、 個々 に応じた適切な支援に努める。 ○ 重複障がい学級における教育課程実施上の方針(重複障がい学級C) (1) 各教科 生徒一人一人の障がいの状態等に即した適切な指導を行うために、生徒の障がいの状態や発達の 段階に応じ、弾力的な対応ができるようにする。自立活動及び各教科等を合わせた指導あるいは行 事との関連を図りながら総合的に学習を行い、効果的に指導する。 (2) 道徳 ア 生徒一人一人の障がいの状態や生活年齢を考慮し、各教科、総合的な学習の時間、特別活動及び 自立活動等との関連を図りながら、教育活動全体を通して、体験的活動の中で望ましい生活習慣や よりよい人間関係を築くための道徳性を養う。 イ 人や自然とのかかわりを通して、動植物に対する優しい心や生命を大切にする心を育てる。 (3) 総合的な学習の時間 生徒の興味・関心等に基づく学習を通し、生徒がやりたいことを選んだり決めたりして、人やもの とかかわることができる力を育てるための学習環境づくりに努める。交流及び共同学習実施高校との 交流に参加することにより、同年代の人たちとのかかわりに生徒が興味・関心をもって生き生きと活 動に取り組めるように学習内容や方法等を工夫し、指導を行う。 (4) 特別活動 ア ホームルーム活動 生徒の障がいの状態や特性を考慮しながら実施し、集団への所属感を育てる。 イ 生徒会活動 生徒の実態に即した柔軟な計画のもとに実施し、経験を広めて豊かな人間関係を育てる。 ウ 学校行事 ・ 各教科、自立活動及び各教科等を合わせた指導との関連を図りながら、計画的に指導を行う。 ・ 日常生活の指導及び自立活動等との関連において、学校生活の充実を図り、体験的活動を通し て集団を意識できるように配慮した計画を立てて実施する。 (5) 自立活動 ア 生徒一人一人が自立を目指し、障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服できるよう、 各教科等を合わせた指導の中で配慮して指導を進めるとともに、自立活動の時間を設定して指導を 行う。 28 イ 生徒一人一人の障がいの状態や発達の段階、経験の程度等に応じ指導目標及び具体的な内容を設 定し、長期的及び短期的観点の基に系統的・段階的指導に努める。 ウ 摂食機能の改善・向上を図るために、生徒に応じた指導内容や方法を設定し、段階的・継続的な 指導を行う。 エ 障がいの状態に応じ、外界への自発的行動を促し、感覚、運動機能の向上、人とのかかわり等に ついて指導の充実を図り、日常生活における行動の拡充に努める。 オ 特に姿勢保持や身体の運動、動作の改善及び習得について、個別的な指導の充実を図る。 カ 肢体不自由等を伴う生徒については、「からだの時間」を設定し、一人一人の障がいに応じて、 心身のリラクゼーションを図るとともに、運動機能の保持、向上を図る。さらに、個別の指導を 生かした集団での活動など、効果的な指導の充実を図る。 キ 生活リズムを整え、食事・排せつなどの生活習慣の形成を図り、健康状態の維持・改善に努める。 ク 生徒の障がいの状態や必要に応じて、専門の医師やその他の専門家の指導・助言を求めるなどし て、適切な指導ができるようにする。 (6) 各教科等を合わせた指導 日常生活の指導 ・ 日常生活に必要な望ましい生活習慣や集団生活への参加に必要な態度を育てるため、障がいの 状態や発達の段階に応じて生活の流れに沿った指導を実際的な状況下で段階的・発展的に行う。 ・ 卒業後の進路に対して的確な見通しが得られるように、生徒の実態に応じて、校内や校外にお いて実習体験を行う。 ○ 訪問学級における教育課程実施上の方針 (1) 自立活動を主とした指導 ア 適切な支援の基に、生活のリズムを整えながら、日常生活を行うために必要な健康状態の維持・ 改善に努める。 イ 全人的な発達を促すために、障がいの状態や発達の段階、経験の程度等に応じた指導目標及び 具体的な内容を設定し、中学部からの指導を踏まえ系統的・段階的な指導に努める。 ウ 障がいの状況に応じ、身近な環境に働きかける力を養い、感覚・運動機能の維持、人とのかか わり等について指導の充実を図り、日常生活における行動の拡大に努める。また、動作の改善及 び維持について個別的な指導の充実を図る。 エ 障がいの状態により、必要に応じて専門の医師やその他の専門家の指導・助言を求めるなどして、 適切な指導ができるようにする。 (2) 道徳 教育活動全体を通して、自分の意思を自分なりの表現で伝えることができるような豊かな心情を 育てる。 (3) 特別活動 集団を意識し、集団の雰囲気や所属感を味わうことで、人とのかかわりを広げることができる ようにする。また、学校行事については、生徒の実態を考慮し、柔軟な計画の基に実施する。 (4) 年間授業時数 家庭訪問教育の授業は、年間35週以上にわたり計画し、週当たり3回、1回120分程度、 年間252時間を基準として、対象生徒の実態に応じて適切に計画する。登校して学習が可能な生 徒に対しては、週1回程度のスクーリングを実施する。なお、生徒の健康状態や実態に応じて弾 力的に行う。 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