平成26年度北海道大学大学院公共政策学教育部 一般選考入学者試験「専門科目試験問題紙」 科目試験区分: B 行政 (政治学、 行政法) 答案作成上の注意 1.試験の合図があるまで、この問題紙を開いてはならない。 2.問題紙は、政治学は1枚、行政法は1枚である。 3.解答用紙は両面のものが、政治学は2枚、行政法は1枚である。 4.解答用紙はすべて必ず提出せよ。 5.受験番号(2箇所)は、すべて解答用紙の指定された箇所に必ず記入せよ。 6.解答はすべて解答用紙の指定された欄に横書きで記入せよ。 7.判例及び書き込みのない所定の六法の持ち込みを認める。 平成26年度北海道大学大学院公共政策学教育部 一般選考入学者試験「専門科目試験問題」 試験科目 : B 行政 (政治学) 以下の問いに答えなさい。 問題1.「ガバナンス」という概念や言葉が政治領域でも頻出するようになったが、そ うなった理論的・実践的な背景を、具体例を交えて論じなさい。 (50 点) 問題2.少子高齢化が急速に進み、地方自治体間の財政力格差が拡大する中での基礎自 治体(市区町村)間の連携の重要性と課題について論じなさい。 (50 点) 平成26年度北海道大学大学院公共政策学教育部 一般選考入学者試験「専門科目試験問題」 試験科目 : B 行政 (行政法) 以下のすべての問いに答えなさい。 1. A 市の市長は、X には収入がまったくないものと認定して、X による生活保護 申請に対して生活保護の支給を決定し、以後 10 年間にわたって保護費を支給して きたが、最近になって、X には、当初から毎月定額の収入があり、X がこの事実を 隠蔽していたことが判明した。この場合、A 市長は、どのような措置を講じうるか を答えなさい(50 点) 。 参照条文:生活保護法 24 条、民法 167 条、地方自治法 236 条 2. X は、この度、自宅の増改築を行ったが、「増改築部分が建築基準法に違反し ており違法である」として、市の担当者から、是正するよう指導された。その際、 市の担当者から、 「指導に従わない場合には是正措置命令が発動されることになる」 と言われた。この場合、X は、どのような訴訟を提起すればよいのかについて、関 連する法律条文を指摘しつつ、論じなさい(50 点)。
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