多摩市立図書館本館再構築基本構想策定コンサルティング業務委託仕様書１．委託件名多摩市立図書館本館再構築基本構想策定コンサルティング業務委託２．委託目的多摩市立図書館本館は、学校の校舎に必要最小限の改修を加え、平成２０年から概ね１０年間の期限で暫定活用している。そのため、サービスの充実・向上を図るうえで制約や課題が多く、暫定活用の期限も迫っていることから、「多摩市公共施設の見直し方針と行動プログラム」や現在策定中の「多摩市読書活動振興計画」でも本館の再構築が位置付けられており、具体的に検討する時期に来ている。本館の再構築の検討にあたっては、暫定活用中の本館から、多摩市の図書館全体のネットワークを見ながら、今後の図書館サービスを担う新たな本館として再構築を行うことが重要であり、まずは、基本計画や設計の元となる基本構想の策定が必要である。基本構想の策定は、学識経験者や市民により構成される策定委員会が行うが、本件業務委託は、策定委員会を支援することにより短期間での効果的な審議を図ること等を目的とする。３．業務内容（１）調査・提案事項 ① 現状把握・多摩市立図書館全体を取り巻く現状を関係計画や統計等から把握する。・本館及び分館を含めた全館ネットワークの現状を、関係計画や統計等から把握する。・図書館利用者・未利用者も含めた市民ニーズの把握（アンケート、ヒアリング等） ※ アンケート調査等に係る郵送等の費用は受託者の負担とする。・先進事例の紹介 ② 課題の整理と対応策等の検討現状分析から課題を抽出・整理し、対応策や解決策を検討する。 ③ 基本構想案の作成・本館の基本理念や目標、中央館機能、図書館全体のネットワークを踏まえた「素案」の作成・素案をもとに基本構想案の作成（２）策定委員会及び事務局支援 ① 策定委員会の開催は５回程度を予定している。それ以外に市民懇談会や図書館職員によるワークショップを予定しており、各会議の企画及び開催補助を行う。 ② 会議資料の作成支援や議事録の作成を行う。（３）基本計画への引き継ぎ本館の再構築をさらに具体的に進めるために、策定した基本構想を「基本計画」に円滑に引き継ぐこと。４．業務上の留意事項（１）個人情報の保護業務において知り得た個人情報等については、「多摩市個人情報保護条例」を遵守し、別紙特記仕様書に基づき個人情報の適正な管理及び保護について必要な措置を講じること。（２）業務の一括再委託の禁止受託者は、受託者が行う業務を一括して第三者に委託し、又は請け負わせてはならない。ただし、事前に書面にて報告し、市の承諾を得たときは、この限りではない。５．委託期間契約締結の日の翌日から平成２９年３月３１日まで６．成果品（１）基本構想案 ① 報告書：Ａ４版５０部 ② 概要版：Ａ３版１００部 ③ 上記電子データ（ワードまたはエクセルによるもの及びＰＤＦ）１部 ④ その他協議の上定める（２）納入期限平成２９年１月３１日（３）納入場所成果品の納入場所は、多摩市教育部図書館とする。なお、納入方法については、多摩市に指示を受けるものとする。（４）著作権について成果品に関する一切の著作権は多摩市に属するものとする。７．その他本仕様書に定めていない事項で疑義が生じた場合は、多摩市と受託者で協議するものとする。なお、会議等で必要となる資料など、業務を遂行するために必要な経費は、本委託の範囲内とする。