緊急 24時間体制で電気の流れをコントロール 対策 ∼被害をすばやく把握し、最小限に∼ ●24時間365日体制で電気の流れを監視 お客さまに品質の良い電気を安定的にお届けする給電運用 業務では、電気の使用量と発電量のバランスを保つ役割(需 給運用)を担う中央給電指令所と、電気の流れる道すじを守 る役割(系統運用)を担う基幹系統給電所が両輪となり、2 4時間365日電気のコントロールを行っています。 電気の安定供給を妨げる事故や故障、自然災害によるトラ ブルが発生した場合は、ただちに被害状況の把握に努め、万 一停電してもその範囲や時間を最小限に抑えるため、送電系 統の切替えなどの操作を行ないます。 なお、中央給電指令所と基幹系統給電所のシステムは、相 互バックアップシステムを構築しており、災害等でどちらか 一方のシステムが停止した場合でも、残る事業所側のシステ ムに機能を集約することで、業務を継続することができます。 中央給電指令所 基幹系統給電所 ●事故を自動検出し、瞬時に送電再開 万一、送電線や変電所で事故が起こると、事故を自動的に 検出する装置(リレー)が作動し、瞬時に支障箇所を切り離し、 送電を再開します。場合によっては、自動的に送電ルートを 切り替え、お客さまへの影響を最小限にとどめます。 また、小規模な配電線事故などの場合は、開閉器(スイッチ) を遠隔制御して停電時間や範囲を極力抑える「高度配電自動 化システム」を導入しています。 ●事故時における迅速・的確な対応のために 自然災害による停電事故など、不測の事態が発生した場合でも、的確かつ迅速に状況を把握し、安全最優先のもと、お 客さまへいち早く電気をお届けするために、日ごろから、訓練シミュレータを用いて事故復旧訓練を繰り返し行い、所員 の技能維持・向上に努めています。 電気をつなぐ・届ける 電気を生み出す 4 電気を使う 訓練シミュレータを用いた事故復旧訓練 5
© Copyright 2024 ExpyDoc