RESASを活用した京都府の地域創生に係る調査・検討等 業務委託仕様書 1 目 的 平成 27 年 10 月に策定した「京都府地域創生戦略」 (以下「創生戦略」という。 )のPDC Aサイクルを確立するためには、RESASをはじめとするデータに基づく現状分析、将来 予測、施策の効果検証が重要である。このため、RESASをはじめとするデータの蓄積を 図るとともに、各種データを組み合わせた分析を行い、創生戦略の施策の効果検証や新たな 施策の企画立案を目指すこととする。 また、データに基づく地域の実情を府民に認識していただき、地域創生を府民運動として 展開していくため、RESAS中心としたデータの活用等の普及・啓発を行うとともに、府・ 市町村職員の一層のRESAS活用技能の向上を図る。 ※RESAS(リーサス:地域経済分析システム) 地方自治体の様々な取組を情報面から支援するために、まち・ひと・しごと創生本部 事務局が提供する、産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、 可視化するシステム 2 委託期間 契約締結日から平成29年3月28日まで 【業務のスケジュール】 平成28年6月中旬 中間報告1提出 8月上旬 中間報告2提出 29年3月下旬 最終報告提出 3 業務内容 (1)RESASと各種データを組み合わせることにより、創生戦略の施策に係る現状分析、 将来予測、効果検証を実施 ① RESASの観光マップを補完する調査を実施することにより交流人口の動向を把握し、 交流人口の拡大に必要な課題を分析(府域全体への観光客誘導策など) なお、調査の内容は、京都府との協議の上決定すること。 ~想定する調査例~ ・高速道路を利用した京都府への人の流れの動向 ・海の京都列車乗客の属性調査(観光又は通勤・通学など移動目的、利用年齢層など) ・京都市域観光客に対する観光目的、府域への関心度合いの把握調査 ・京都における外国人観光客の動向調査 ・京都府北部地域の雇用動向把握調査 -1- ② RESASの地域経済循環マップの地域経済循環図について、京都府における人・金・ エネルギー等の詳細な分析を行うとともに、地域ブロック(7ブロック程度)単位で地 域経済循環を踏まえた現状把握と今後の変動要因を分析 ③ 創生戦略に基づき進めている各種プロジェクト(10 プロジェクト程度)に参画し、デー タ分析等を支援(RESASと各種データとの相関関係の整理を含む。) ~想定する分析例~ ・旺盛な外国人観光客の消費意欲を商店街に取り込むための外国人誘導策の検討 (外国人観光客の府内の移動状況分析、外国人観光客の取り込みが期待できる商店 街の分析、国ごとの嗜好や消費動向の調査 等) ・人口動態及び流通動態の分析による京都府農山漁村・農林水産業活性策の検討 (RESASの人口マップについて、京都府における市町村別の人口流出・流入の要因 調査を行い、今後の移住希望者獲得に向けた課題を分析、RESASの産業マップと 農林水産業マップを組み合わせ、流通実態が地域の農林漁業生産額に及ぼす影響につ いて現状把握と今後の課題を分析、府南部の市町村における滞在人口・流動人口の分 析 等) (2)府・市町村職員、商工関係団体、NPO等を対象としたRESAS研修の実施等 ① 国が実施するRESASマスター向け研修(6 回程度、東京にて開催)に参加し、この 内容を踏まえて、研修会を実施(京都市内、府北部、府南部、各2回の計 6 回程度) ② RESAS活用に関する府民等への相談対応(出前講座等への対応。3 回程度) (3)大学やNPO等との意見交換等を踏まえたRESAS活用マニュアルの作成 ① 大学やNPO等との意見交換時におけるRESAS機能の説明及びデータ分析等の支援 (10 回程度) ② 意見交換を踏まえて、府民の関心が高いデータに重点を置いた京都ならではのRESA S活用マニュアルを作成 4 再委託 受託者は、業務の全部又は一部を第三者に委託し、又は請け負わせてはならない。ただ し、あらかじめ京都府の承諾を得たときは、この限りではない。なお、京都府の承諾を得 る場合は、再委託先ごとの業務内容、再委託先の概要及びその体制と責任者を明記の上、 事前に書面にて京都府に申請しなければならない。 5 成果品の提出 業務内容の結果を取りまとめ、報告書を作成すること。なお、報告書の取りまとめに当 たっては、京都府の担当職員と十分な事前調整の上、検討経過等が明らかになるよう努め るとともに、当業務において得られた成果を今後も有効に活用できるよう資料整理し、今 後の課題解決のために必要な事項等を明記すること。 -2- (1)中間報告1及び2 ①報告書 ・業務報告書(印刷物) 20部 ・報告書データファイル(CD-R) 1部 (報告書データファイルは、Microsoft Word、Excel 又は PowerPoint で作成する こと) ②提出時期 ・中間報告1:平成28年6月中旬 ・中間報告2:平成28年8月上旬 (2)最終報告 ①報告書 ・業務報告書(印刷物) 20部 ・報告書データファイル(CD-R) 1部 (報告書データファイルは、Microsoft Word、Excel 又は PowerPoint で作成する こと) ②提出時期 ・平成29年3月下旬 6 その他 (1)委託業務の実施に当たっては、京都府と必要な協議及び打ち合わせを十分に行い、そ の指示に従って業務を進めること。 (2)業務に関するメインの担当者(1~2名程度)を配置し、原則として、担当者がすべ ての業務を総括すること(メインの担当者をサポートするチーム体制も確保するこ と) 。 (3)業務に当たり使用する図表やデータ、画像等の著作権・使用権等の権利については、 受託者において使用許可等を得ること。なお、これらを怠ったことにより、著作権等 の権利を侵害した場合は、受託者はその一切の責任を負うこと。 (4)本業務における成果品及び中間生成物に関する一切の権利及び成果品の所有権、著作 権(著作権法第 27 条及び第 28 条に定められた権利を含む)は、京都府に帰属する ものとする。また、成果品は、京都府が作成するホームページや印刷物等に自由に使 用できるものとする。 (5)本業務仕様書に定めのない事項については、受託者は京都府と協議し、その指示に従 うこと。 -3-
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