授業内容・計画(詳細)の情報 1.基本事項 2016 年度 春 学期 開講クラス 工学部・航空宇宙学科-航空宇宙学専攻 授業科目名 基礎情報処理 曜日 時限 水-2 テーマ 文房具としてコンピュータを活用する キーワード コンピュータ リテラシー 情報処理 2.授業で育成する力・スキル 全学共通:自ら考える力(学習力、思考力、探求力) 学部:工学を理解するための基礎力(技術者として必要な自然科学的基礎知識を修得し、自 らの考えを適切に表現する力) 学科:論理的に考え説明する力(情報を集め分析し、問題や課題に対し解析や実験で解決策 を検討し、他者に説明する力) 3.授業要旨または授業概要 この授業(実習)では、コンピュータを1つの文房具のように使いこなし、ワープロ、 表計算をはじめ、インターネットによる電子メールのやりとり、ブラウザを使った情報検 索、収集した情報をレポートにまとめる力を身につけることを目標としています。 特にコンピュータに触る授業を中心に展開し、体を使ってコンピュータを活用する術を 学んでもらう予定です。全くの初心者でもわかるように、専門用語を易しく解説しながら 授業を進めます。 この授業で学ぶ内容は、コンピュータによる情報処理の基礎ですが、他の授業でのレポート 提出、卒業論文の作成、社会に出てからの事務処理に大きく役立つ内容が盛り込まれてい ます。授業の内容や操作方法がわからないところがあるときには、その場ですぐに解決し、 積極的かつ集中して授業に取り組むことを望んでいます。 4.学習の到達目標 6つの学習到達目標を設定して、各項目で育成する力・スキルは以下の通りです。詳細は別 紙「成績評価基準」を確認してください。 (1)情報へのアクセス(まわりを観察し、情報を集める力) WEBブラウザ、データベース検索、情報倫理と法律 学習力、思考力、探求力 (2)情報の評価(まとめた情報がタイムリーか、偏っていないか、信頼が置けるかを判断 評価する力) クリティカル・シンキング(批判的思考) 思考力、探求力、論理的に考え説明する力 (3)情報の管理(得られた情報を分類整理する力) Windows OSの使いこなし、各種ユーティリティソフトウェア 学習力、基礎力 (4)情報の集積(分類整理された情報を、まとめたり、比較したり、対照して、共通点と 違いを浮き立たせる力) Wordの基本操作、Excelの基本操作 学習力、基礎力、探求力、論理的に考え説明する力 (5)情報の創造(まとめた情報をもとに、問題解決など次のステップに進むための情報を 創造する力) Excel(視覚化)、プログラミング 基礎力、探求力、論理的に考え説明する力 (6)情報の伝達(あらゆる情報を集約して、説得力ある情報表現ができる力) PowerPoint、Acrobat 論理的に考え説明する力、自らの考えを適切に表現する力、他者に説明する力 添付ファイル:基礎情報処理.pdf 5.授業スケジュール 第1回:2016/04/13 ガイダンス、授業の進め方説明 情報へのアクセス1、WEBブラウザ 事後学習(課題を提出する。作業4時間) 第2回:2016/04/20 情報へのアクセス2、データベース検索、情報倫理と法律 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第3回:2016/04/27 情報の評価、クリティカル・シンキング(批判的思考) 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第4回:2016/05/11 情報の管理1、Windows OSの使いこなし 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第5回:2016/05/18 情報の管理2、各種ユーティリティソフトウェア 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第6回:2016/05/25 情報の集積1、Wordの基本操作 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第7回:2016/06/01 情報の集積2、Wordの基本操作 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第8回:2016/06/08 情報の集積3、Excelの基本操作 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第9回:2016/06/15 情報の集積4、Excelの基本操作 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第10回:2016/06/22 情報の創造1、Excel(視覚化) 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第11回:2016/06/29 情報の創造2、Excel(視覚化) 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第12回:2016/07/06 情報の創造3、プログラミング 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第13回:2016/07/13 情報の創造4、プログラミング 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第14回:2016/07/20 情報の伝達、PowerPoint、Acrobat 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(課題を提出する。作業2時間) 第15回:2016/07/27 最終まとめ試験とまとめ 事前学習(指定したWEBサイトと配布資料を読む。作業2時間) 事後学習(最終課題を提出する。作業2時間) 6.成績評価の基準および方法 上記、「4.学習の到達目標」のところで示した6つの学習到達目標を基準に、 評価の割合をもとに総合的に点数をつけます。 各学習目標に関する課題レポートの点数を70点、最終週に行う最終まとめ試験を 30点の割合で総合的に採点します。 注意点 課題レポートの提出期限は厳守とし、後出しは無しとします。 課題レポートの評価の割合(70点分の内訳) (1)情報へのアクセス 20% WEBブラウザ、データベース検索、情報倫理と法律 (2)情報の評価 10% クリティカル・シンキング(批判的思考) (3)情報の管理 20% Windows OSの使いこなし、各種ユーティリティソフトウェア (4)情報の集積 20% Wordの基本操作、Excelの基本操作 (5)情報の創造 20% Excel(視覚化)、プログラム (6)情報の伝達 10% PowerPoint、Acrobat 満点100点とし、最終的に、S(90点以上)、A(89-80点)、B(79-70点)、C(69-60点)、 E(59点以下)、/(出席日数が授業回数の3分の2に満たない場合、レポート未提出の 場合)で評価します。 7.教科書・参考書 区分 参考書 書 名 著者名 発行元 基礎からわかる情報リテラシー 定価 奥村晴彦 技術評論社 1554 8.その他の教材 毎回配布するプリントやWEB教材をもとに授業を進めます。予習復習のためにイン ターネットを活用した情報検索が重要になります。インターネット上の情報やデジタルデー タなどを副教材として適宜使用します。 9.担当教員の連絡先 質問などの連絡は次の手段で随時受け付けます。 1)電子メール tanaka.m [] tokai-u.jp へ質問や問い合わせをメール送信して下さ い。(スパム対策のため[]の部分はアットマークに変更して下さい。) 2)Webサイト http://ictedu.u-tokai.ac.jp/tanaka/ から質問や問い合わせを 送信して下さい。 3)授業時間中はもちろん、授業終了時にすぐに相談することもして下さい。 10.授業担当教員からの改善点・コメント 配布プリントや電子ファイルに、使い方のコツやノウハウを少しでもいいですから、必ず記 録して下さい。後で見直したときにすぐに操作方法などを思い出すのに非常に役立ちま す。自分専用のノウハウを書き留めることで、大きな資産になります。また基本操作の技術 をしっかり身につけるために、空き時間や放課後にコンピュータに触れ、できるかぎり多く の時間を割いてコンピュータを使いこなす術を体の感覚で覚えるように心がけて下さい。
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