洲本市新地方公会計対応財務会計システム構築業務特記仕様書 Ⅰ

洲本市新
洲本市新地方公会計対応財務会計システム
地方公会計対応財務会計システム構築
財務会計システム構築業務
構築業務特記仕様書
業務特記仕様書
Ⅰ 作業計画の作成
本業務の実施にあたって、本市に対して受注者は、着手後14日以内に業務実施計画書を立
案し、本市の承認を受けるものとする。
Ⅱ 業務の概要
1 受注者は、下記の業務を実施すること。
(1) ハードウェア及びパッケージシステムの構築及び導入
(2) ソフトウェアのインストール
①ミドルウェア等、導入に必要な全てのソフトウェアについて、インストール、各種設定をし、
正常な動作の確認を行うこと。
②ソフトウェア導入に係わる諸手続きを本市の代わりに行うこと。ただし、本市が行うと指定
した場合は、この限りではない。
(3) データセンター・接続回線・クライアント等のセットアップ
(4) データ移行の実施
2 受注者は、本稼働開始後5年間パッケージシステムの保守業務を行うこと。
Ⅲ 全般
1 他自治体で稼働実績を持つ十分な機能を持ったパッケージソフトを本市に適合する財務会
計システムとなるようにカスタマイズすること。
2 本業務に関し、本市施設内に出入りする際には、本市に対して事前に連絡を行うこと。また、
施設内で作業を行う際は、本市の指示に従うこと。
3 法改正等に対する迅速な対応をパッケージシステムのバージョンアップ等によりできること。
4 標準的な機能追加は、パッケージシステムのバージョンアップにて対応可能であること。
5 本稼働後の運用ニーズに合わせて、運用方法の変更等が容易に行えること。
6 サブシステムの拡張が、本稼働後も導入済みシステムの稼働に影響なくスムーズに行えるこ
と。
7 受注者は、本市の業務内容、データ管理等について、本市と十分協議の上、本市の本シス
テムに適合するシステム構築を行うものとする。
8 本システムを安定的に稼働させるために必要なソフトを含むものとする。
9 業務量や業務範囲に応じてクライアントの追加ができること。
10 5年分以上のデータを保存でき、いつでも過年度のデータを参照できること。データ量の
増加および接続端末が増加しても安定的レスポンスが確保できることとする。
11 カスタマイズに対する柔軟な対応が可能なシステムになっており、原則、カスタマイズは無
償対応すること。
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12 現行の財務会計システムの機能を下回らないようにすることとし、下回る部分及び、職員の
負担が増す部分については、無償でカスタマイズすること。また帳票についても、できるだけ
現行の帳票に合うように無償でカスタマイズすること。
Ⅳ 財務会計システム構成
1 本システムの構成は、下記の基本仕様を満たし、安定稼動するものとする。
2 基本的な詳細仕様は、以下のとおりとする。
(1) ハードウェア要件
ハードウェアについてはサーバー設置方式、ASP・クラウド方式のどちらでも提案可能とし、
サーバー設置方式の場合は下記の要件を必須とする。ASP・クラウド方式の場合はサービ
スレベルの順守とし、下記の要件を参考指標とすること。
①同時使用台数は100台とする。
②スタンドアロンのOS・CPU・メモリなどのスペックについては、受注者の提案によるものと
する。ただし、システムの安定稼働を必須とする。
③ディスク容量は最低5年間のデータ容量を確保できること。
④自動バックアップ機能を有すること。
⑤電源の冗長化・UPSを備えた構成とすること。
⑥停電時に安全に自動シャットダウンできること。
⑦ラックマウント型サーバとし、本市が導入しているラックに搭載すること。
⑧コンソール装置は新規に調達すること。
⑨ハードディスクにはRAIDを採用していること。
⑩OSのバージョンアップ等に対応できること。
⑪プリンタは、庁内LANに接続された既存の機器を使用できること。
(2) ミドルウェア
①データベースソフトについては、受注者システムの設計に準じるもので信頼性を備えた
もの
②その他システムを稼動させるために必要なソフト
(3) ネットワーク要件
ASP・クラウド方式による場合は全て必須とするが、サーバー設置方式による場合は①、
②を必須とする。
①既存の庁内LANを使用すること。また、ネットワークプロトコルは原則TCP/IPとすること。
②既設庁内ネットワークのアドレス体系に準じたネットワーク設定を行うこと。
③データセンターとの接続においては、セキュリティを確保すること。新たに接続回線を開
設する必要がある場合、回線費用についても本業務範囲として含めること。なお、デー
タセンターについては別紙「データセンター要件書」の要件を満たすこと。
(4) パッケージソフト
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本システムに要求する機能は、別紙「新地方公会計対応財務会計システム機能要件回
答書」のとおりとし、対応区分欄に下記の区分を記載すること。また、必要に応じて「説明
/代替案」欄にその内容を記載すること。
対応区分
◎:標準対応
○:代替案にて対応可能(オプション、EUC等で対応)
△:カスタマイズにて対応可能
×:対応不可
3 データベースバックアップについての詳細仕様は、以下のとおりとする。
(1) スケジュール:毎日もしくは曜日ごとの選択が可能であること。
(2) 保存期間:バックアップデータについては1週間以上の保存が可能なこと。
(3) ASP・クラウド方式の場合は遠隔地にもバックアップデータを退避すること。
Ⅴ データ移行
1 データ移行
(1)本市にシステムを導入することが決定した業者は、既存のデータ移行をスムーズに実施
すること。
(2)新システムに移行するデータは本市から提示する。従って、現行システムからのデータ抽
出費用は見積書の対象外とする。
2 対象データは次のとおりとする。
(1) 会計名称、所属名称、歳入科目名称、歳出科目名称、現金運用科目、歳計外科目、事
業名称 等
(2) 債権者・債務者情報
(3) 金融機関情報
(4) 平成28年度予算額
(5) 平成28年度決算額
(6) 起債台帳・償還データ(償還済を含む全件)
(7) 備品情報
(8) 公有財産台帳データ
(9) 固定資産台帳データ
(10) 業者情報(入札関係)
(11) その他情報
3 移行データは本市が作成し、受注者へ提示する。
4 作業場所については、セキュリティを考慮した上で、原則受注者が用意すること。ただし、関
連書類の閲覧等、本市内部での作業が必要な場合は、本市の指示により実施すること。
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Ⅵ 保守
1 対象システム
新地方公会計対応財務会計システムパッケージ
2 業務内容
(1) パッケージシステム保守
①本システム運用に伴う照会対応、障害対応、運用支援、システム改修、マニュアルの改
訂を含めたSE作業として本市が指示する作業を行うこと。
②パッケージソフトのバージョンアップを制度改正等による大規模な改修を除き無償で適
用できること。
(2) 保守体制
①基盤及び本システムに関する窓口を一本化した体制を整えること。
②本市からの問合せは、電話又は電子メールで行うこととする。なお、システム障害を含む
緊急を要する問合せに対しては早急に障害が発生している現地にて対応すること。
③近畿2府4県内に保守拠点があること。また、緊急時には180分以内に担当SEによる現
地対応を行える体制にあること。
④本システムは1年365日を基本的なシステム稼働可能日とするが(稼働時間帯は構築
時に協議)、基本保守時間は、緊急時を除き平日9:00~17:00 とする。
⑤契約締結後速やかに、保守体制を書面にて本市に提示し、承認を得ること。
(3) 管理
①発生障害の対応状況、改善対策等の問題管理を行うこと。
②保守作業実績を管理すること。
Ⅶ その他
1 資料等の提供及び返還
(1) 本市は受注者に対し、本業務に必要な資料、機器及び設備等(以下「資料等」という。)
の開示、貸与等を行う。
(2) 受注者は、本市から提供を受けた資料等を善良なる管理者の注意義務をもって管理す
る。
(3) 資料等の提供にかかる費用は、受注者が負担する。
2 業務における情報の取扱
(1) 受注者は、本業務に伴い取得した情報の保管に際しては施錠可能な保管庫に施錠し
て保管する等、情報の漏えい、き損、紛失又は盗難等が発生しないよう厳重に管理しな
ければならない。
(2) 受注者は、本業務に伴い取得した情報(貸与資料等を含む)の漏えい、き損、紛失又は
盗難等の損害が発生した場合は、直ちにその旨を本市に報告し、本市の指示に従い必
要な措置を講じなければならない。
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(3) 受注者は、本市の承認を得ず第三者へ本業務に伴い取得した情報(貸与資料等を含
む)を提供、契約目的外の利用、複写又は廃棄等を行ってはならない。
(4)
(1)から(3)までは、契約期間の終了後又は契約解除後においても同様とする。
(5) 受注者は、本業務に伴い取得した情報について、目的が達成された時は、直ちに本市
に返却しなければならない。ただし、本市が廃棄方法等を指定した上で、返却不要の旨
を指示したものを除く。
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