Weekly Market Research Report 2016年4月11日号 今週の POINT 国内株式市場 投機的な動きも円高是正に期待、会合控え原油相場に関心 今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 - UBIC【 マザーズ 2158 】ほか テーマ別分析 訪日促進でムスリム対応が加速、ハラル関連銘柄に関心 話題のレポート 中期経営計画の発表が期待される銘柄 スクリーニング分析 接近する決算発表で関心が向かう自社株買い期待銘柄 業績動向への期待感高めにくく、株主還元策が焦点に 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 目次 週刊相場観測誌 Market 1 展望 今週の市場見通し Vol. 163 Weekly 2016 04 11 国内株式市場 マーケット概観 3 新興市場 4 米国株式市場 2 3 マーケットを読む 今週の分析銘柄 為替市場 米ドル/円予想レンジ 6 債券市場 債券先物・長期国債利回り予想レンジ 6 今週のポイント 7 日経平均株価 8 FISCO Selection 読者の気になる銘柄 テクニカル妙味銘柄 4 5 カテゴリー考察 5 UBIC〈2158〉マザーズ 9 ヤクルト本社〈2267〉東証 1 部 10 エービーシー・マート〈2670〉東証 1 部 11 ゲンキー〈2772〉東証 1 部 12 MonotaRO〈3064〉東証 1 部 13 ブランジスタ〈6176〉マザーズ 14 トヨタ自動車〈7203〉東証 1 部 15 日本通運〈9062〉東証 1 部 16 ファーストリテイリング〈9983〉東証 1 部 17 そーせいグループ〈4565〉マザーズ 17 日本たばこ産業〈2914〉東証 1 部 18 サイバーエージェント〈4751〉東証 1 部 18 テーマ別分析 19 スクリーニング分析 20 先週の話題レポート 21 信用需給動向 22 連載コラム 2 23 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 国内株式市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 今週の市場見通し 国内株式市場 マーケット概観 投機的な動きも円高是正に期待、会合控え原油相場に関心 ■アベノミクス初の 7 日続落 り課税逃れ対策の在り方も議論する見通しである。各国トップ の疑念が相次いで強まるなか、 波乱要因となる可能性には警戒 先週の日経平均は下落。1 日の米雇用統計が予想を上回った しておく必要があろう。 「パナマ文書」とは、パナマで税務処 ものの、イエレン FRB 議長発言以降はドル高・円安の修正が続 理を行なってきた「モサック・フォンセカ」が過去 40 年にわ いており、売り優勢の展開から始まった。その後も為替市場で たって扱ってきた膨大な税務情報であり、 国際調査報道ジャー の円高が重しとなるなか、6 日の日経平均はアベノミクスのス ナリスト連合(ICIJ)が発表した。1 万 4000 の金融機関とそ タート後初の 7 日続落となり、 節目の 16000 円を割り込んでい のクライアント21万4500社の税務情報が記載されていると言 る。注目された FOMC 議事録において、4 月会合での利上げに われており、今後、スキャンダルに発展する可能性は十分にあ も否定的な見解が強まっていたことが明らかになると、円相場 る。 は 109 円台に。さらに、週末には NY 市場で一時 107 円台と急 激にドル安が進行したことで、世界経済の後退懸念が高まっ ■ソフトバンクやファーストリテの指数インパクト た。 日経平均は先週、あっさり節目の 16000 円を割り込むと、週 ■G20 財務相会議で円高に歯止めがかかるかを見極め 末には一時 15500 円を下回る場面もあった。小売企業の決算発 表が相次ぐなか、 ファーストリテイリング<9983>の下方修正お 先週は週を通じて円相場に振らされる状況となったが、 引き よび減配が重しとなった面もあろう。一方で、ソフトバンクグ 続き円高に歯止めがかかるかを見極めたいところであろう。今 ループ<9984>が 6 営業日続伸と強い動きをみせていた。週末の 週は日米欧などの 20 カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総 上昇で抵抗線を捉えてきており、引き続き日経平均をけん引す 裁会議が 14 日から開催される。世界経済の後退を防ぐため財 る展開が期待される。ファーストリテイリングについては、ボ 政出動による需要拡大策を議論する。その他、通貨安競争を回 トム形成を見極める必要があろうが、下げ渋りをみせてくるよ 避することも確認することで、 過度な円高の流れは是正される うだと、日経平均も一先ず自律反発の流れが意識されてくるだ 可能性がありそうだ。もっとも、5 月の伊勢志摩サミット通過 ろう。 までは、他国からの批判を避けるため円安介入は厳しいとみら れる。一先ず小康状態といったところか。 ■減産向けた会合控え、原油先物相場への関心集まる また、先週末には財務相による「為替相場は安定しているの が望ましい」との口先介入もあり、やや円安に振れて推移して また、今週は 17 日に産油国の減産合意に向けた会合を控え いた。円相場が円安に振れて推移していることで株式市場は急 ているため、円相場の動向のほか、原油相場の動向にも関心が 速に下げ渋りをみせたが、口先介入に反応したとみられ、実需 集まりやすい。 米国では11 日のアルコアの決算を皮切りに1-3 による動きというよりは投機的な動きに映る。慎重姿勢は崩せ 月期決算発表シーズンに入る。 国内では急激な円高によって業 ない状況ではあるが、実需での一方向に大きく動く流れは落ち 績下振れへの警戒感が高まっているが、米企業の好調な決算が 着きをみせてくる可能性がありそう。 相次ぐようだと、 トヨタ<7203>など輸出関連では業績悪化を織 り込み、アク抜けを意識させてくることも期待される。 ■パナマ文書」はスキャンダルに発展も その他、経済指標では 11 日に 2 月機械受注統計、中国 3 月 消費者物価指数、12 日に国際通貨基金(IMF)が世界経済見通 その他、G20 財務相・中央銀行総裁会議では、 「パナマ文書」 で国際的に注目を集めるタックスヘイブン(租税回避地)を巡 し(WEO)を発表する。13 日には米 3 月小売売上高、米地区連 銀経済報告(ベージュブック)が公表される。 3 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 新興市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 今週の市場見通し 国内株式市場 新興市場 マザーズ指数は 13 年 5 月高値更新を視野に、エディアが IPO ■そーせいグループの株価上昇で中小型株への期待続く マザーズ指数 今週の新興市場は、マザーズ指数のしっかりとした動きが 続くことが想定される。マザーズ指数は前週末に13年5月以 来となる高値水準を付けたが、同月高値(1083.24pt)更新 も視野に入ってくるだろう。主力大型株は円高進行などで先 行きへの不透明感が強まっているが、中小型株はそーせいグ ループ<4565>の株価上昇により成長期待が続くとみられる。 ■決算発表シーズン控え次第に業績動向への関心も 今週は4月11日にドーン<2303>、プロパスト<3236>、13日 にケイブ<3760>、14日にアクロディア<3823>、テラスカイ <3915>、メタップス<6172>、ロゼッタ<6182>、テイツー <7610>、15日にレイ<4317>などが決算発表を予定している。 12-2月期決算発表が続くほか、今月下旬からは1-3月期決算 発表シーズンを迎えることから、徐々に業績動向にも注目が 集まりそうだ。ドーン、プロパスト、ロゼッタなどはテーマ 性に加え、足元の業績好調でも注目度が高い。また、第3四 半期までに通期の利益計画をほぼ達成しているレイなども 業績期待が高まりそうだ。 プロパスト<3236> IPO関連では、4月15日にエディア<3935>がマザーズへ新規 上場する。ベンチャーキャピタル保有株が多いことが需給面 の懸念材料だが、根強い人気のあるゲーム・コンテンツ関連 の小型案件として堅調な初値形成となりそうだ。ゲーム関連 銘柄には業績の振れが大きいとのイメージもあるが、同社は 比較的堅実志向ながら業績が拡大している点が注目されよ う。 円 ロゼッタ<6182> 円 4 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 米国株式市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 今週の市場見通し 米国株式市場 1-3 月期決算発表シーズンに突入 バンク・オブ・アメリカ(14 日) 、シティグループ(15 日)、 ■先週の動き 航空大手のデルタ航空(14 日)などの発表が予定されている。 週初は前週の大幅上昇を受けて利益確定の売りが先行。軟 中国経済への懸念を背景とした年初の混乱を受けて1 月から 調な原油や商品相場が重しとなり、国際通貨基金(IMF)の 2 月にかけて株や債券の発行、トレーディング活動が停滞し ラガルド専務理事が世界経済の見通し引き下げを示唆した た。これらの事業の依存度が低い JP モルガン・チェースや ことが嫌気され、下げ幅を拡大した。しかしながら、その後 ウェルズ・ファーゴへの影響は限定的となる見込みだが、投 原油相場の反発やFOMC 議事録の発表を控えて上昇に転じた。 資銀行のゴールドマンサックスは複数のアナリストが利益 FOMC 議事録では経済見通しの下振れリスクが残るなか、4 月 見通しを大幅に引き下げており、1-3 月期の金融関連企業の の利上げは利上げを急いでいるとの不適切な印象を与える 決算は明暗が分かれる展開となりそうだ。また利上げ観測が ことになると数人の委員が主張したことが明らかとなり、利 後退し、低金利環境が長期間継続することは、金利マージン 上げ観測の後退を受けて堅調推移となった。週末にかけて を収益源とする金融セクター全般の懸念材料となっている。 は、為替相場で急激にドル安が進行したことで、世界経済の ファクトセット社の調査によれば、1-3 月期の S&P500 構成 後退懸念から投資家が安全資産への投資に切り替えている 銘柄の利益は、昨年末時点で前年同期比 0.7%の増加が予想 との見方が広がり、大幅下落となる場面もあったが、その後 されていたものの、8 日時点では同比 9.1%の減益予想と、 下げ幅を縮小し、揉み合う展開となった。結局、週を通じて 時間の経過と共に引き下げられてきている。最大の要因は軟 主要株価は下落。 調な原油価格の影響を受けたエネルギーセクターで、前年同 期比約 104%の減益が予想されている。一方で、通信サービ スや一般消費財セクターは、それぞれ 13%、10%の利益成長 ■今週の見通し が予想されているものの全体をプラス成長に押し上げるに 先週の FOMC 議事録を受けて、FF 金利の先物取引から算出 は力不足だ。また年初からドル安傾向となってきているもの される利上げ確率は 6 月まで 16%、9 月まで 36%、12 月ま の、収益へのプラス効果が出てくるのはまだ先になりそう では 49%(8 日時点)と後退しており、年内の利上げ実施も だ。 微妙な情勢となってきた。世界的にデフレとの闘いが続く 経済指標では 3 月輸入物価指数(12 日) 、3 月小売売上高 中、先週、IMF のラガルド専務理事は世界経済の見通しの引 (13 日) 、3 月生産者物価指数(PPI)(13 日) 、3 月消費者物 き下げを示唆した。14-15 日はワシントンでの G20 財務相・ 価指数(14 日)などの発表が予定されている。また、13 日 中銀総裁会議、15-17 日にかけては IMF 世界銀行の春季総会 には FOMC での基礎資料となる地区連銀経済報告(ベージュ が開催されるが、先進国が協調する形で、どのようなデフレ ブック)の発表が予定されている。2 月小売売上高はマイナ 脱却策を打ち出すことができるかが注目される。 スに転じ、1 月発表分が下方修正された。ただ原油価格の下 11 日に予定されているアルミニウム大手のアルコアを皮 落や雇用の堅調を受けて、先行指標である消費者信頼感指数 切りに 1-3 月期決算発表シーズンに入る。金融では大手行の は高水準を保っていることから、消費の落ち込みが続くこと ウェルズ・ファーゴ(14 日) 、JP モルガン・チェース(13 日) 、 は考え難い。 5 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 為替/債権市場 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 今週の為替/債券市場見通し 為替/債券市場 為替市場 米ドル・円 予想レンジ 今週のドル・円は上値の重い状態が続く見込み。安倍首相に よる為替介入(円売り・米ドル買い)について慎重な見方を示 したことで投機筋などの円買いは続く見込み。円売り介入に対 する警戒感は高まっていないことから、ドルの下値水準を模索 する展開となりそうだ。ただし、急激なドル安・円高に対して 日本政府が市場介入も辞さない姿勢を見せた場合、ドルを買い 戻す動きが広がる可能性がある。米国側の反応も含めて政府関 係者の為替に関する発言に対して注意を払う必要がある。 【3 月小売売上高】 (13 日発表予定) 2 月実績は前月比-0.1%、3 月は同+0.1%と予想されている。 また、同日発表される 3 月の生産者物価コア指数(PPI)は前 年比+1.2%に対し、3 月は同比+1.3%と見込まれる。イエレン 米連邦準備理事会(FRB)議長はインフレ上昇の兆候を指摘し ているため、個人消費やインフレ関連の指標が予想を大きく上 回った場合、早期利上げの思惑につながりやすい、 債券市場 106.00 ~ 110.00 円 【3 月消費者物価コア指数】 (14 日発表予定) 消費者物価コア指数(コア CPI)は 2 月実績が前年比+2.3%、 3 月は+2.3%と予想されている。物価動向への市場の関心が強 まるなか、コア CPI が予想を上回った場合、早期利上げ観測が 再び高まりそうだ。 【G20 財務相・中央銀行総裁会議】 (14-15 日開催予定) 14-15 日に 20 カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議が米ワ シントン D.C.で開かれる。前回 2 月 26-27 日に上海で開かれ た G20 会議では、為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、 経済及び金融の安定に対して悪影響を与え得ることが再確認 された。通貨の競争的な切り下げを回避することや競争力のた めに為替レートを目標とはしないとの認識も共有された。今回 の G20 でも、為替については同様の見解が表明されるものとみ られるが、米国の追加利上げに対する懸念が表明されなかった 場合、ドルを買い戻す動きが広がる可能性がある。 債券先物予想レンジ 長期国債利回り予想レンジ ■先週の動き 先週の債券相場はやや底堅い動きを見せた。米 4 月利上げ観 測の後退によってドル安・円高が急速に進行したことや株安が 意識されたようだ。日本銀行による早期追加緩和観測が再浮上 したことも債券相場に対する支援材料となった。 一部投資家の利益捻出に絡んだ長期債の売りは継続してい たようだが、10 年国債入札が無難な結果になったことから、 長期債がやや強い動きを見せた。債券先物 6 月限は 151 円 74 銭から 151 円 32 銭まで下げたが、8 日の取引で 151 円 69 銭ま で反発し、151 円 65 銭でこの週の取引を終えた。 円 151.30 円 ~ 151.90 円 -0.08 % ~ -0.03 % ■今週の見通し 14 日に行われる 30 年国債入札の結果を見極める展開とな る。米国の早期利上げ観測は後退しており、為替相場の円安反 転の可能性は高まっていない。円高継続の思惑は残されている ことから、30 年国債入札は無難な結果になるとみられる。円 高が継続することで日本銀行による早期追加緩和への期待が 再浮上していることも債券相場を下支えする要因となりそう だ。 債券先物は主に 151 円台半ば近辺で推移し、やや底堅い動き を続ける見込み。30 年国債入札が順調な結果となった場合、 超長期債の利回り水準は低下し、債券先物の上昇を促す可能性 が高い。 6 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週のポイント 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 マーケットを読む 今週のポイント 円高の流れに変化は見られず、内需株優位の状況は継続へ 先週の日経平均は、為替市場でのドル安円高を嫌気して下 値模索の動きとなったが、週央から週末にかけては、想定以上 に底堅さの目立つ形にもなっている。前週末の米雇用統計は上 振れたものの、早期の利上げ観測が高まるまでには至らず、安 倍首相の為替介入に消極的な発言も材料視されて、その後も円 高の流れが加速、7 日には一時 107 円台まで円高が進んだ。週 前半は、円高を嫌気して、自動車などの輸出関連株が売り優勢 になったが、週末にかけては、こうした輸出関連株も、買戻しと 見られる流れに下げ渋る動きが目立った。週間の業種別下落率 トップは、前半の下げが響いた輸送用機器、金融関連株も総じ て売り優勢となった。一方、医薬品や食料品など上昇率上位は 内需系のディフェンシブ銘柄となった。また、川内原発の運転差 し止め抗告の棄却で電力株が一斉高する場面も見られた。 小売り株を中心に決算発表が本格化、予想外の業績下方修 正を受けてファストリが週末に急落した。不二越なども決算内容 が嫌気される。一方、アダストリア、しまむら、ビックカメラ、象印、 キユーピーなどが決算を受けて買われた。セブンアイ HD は人 事案を受けて乱高下したが、結局は否決となったことで、企業統 治が評価される流れにもなった。ほか、村田製やライオンなど はアナリストの高評価で買われ、日産化学は格下げで下落。ス ズキはインド事業説明会が評価材料視され、DMG 森精機は欧 州子会社の出資比率引き上げで買われる。 先週末の海外市場でも、為替円高の流れに変化はみられ ず、引き続き、円高懸念が株式市場の下押し圧力となっていこ う。先週末にかけての下げ渋りは、極端に膨らんだショートポジ ションの買戻しが中心と見られ、依然として輸出関連株は手掛け 難い状況が継続しそうだ。とりわけ、下旬から本格化する決算発 表が接近しており、積極的な資金流入への期待は乏しい。 今週も小売り企業を始めとした決算発表が多く予定されてい る。11 日には ABC マート、吉野家 HD、12 日にはビックカメラ、 良品計画、高島屋、13 日にはディップ、ローソン、イオン、14 日 にはドトール日レス、東宝などが予定している。また、米国で は、1-3 月期決算発表がスタートする。アルコアを皮切りに、JP モルガン、バンカメ、ウェルズ・ファーゴ、シティなどが予定され ており、東京市場の資源関連株や銀行株などに影響を及ぼす 可能性も高い。国内では機械受注、海外では米小売売上高や 中国の経済指標が注目されよう。 物色は内需株優位の状況が続く可能性が高いと考える。とり わけ、足元での円高進行を受けて、円高メリット銘柄を本格的に 物色していく動きなども強まる可能性はあろう。全般的に決算期 待を高めにくいなか、建設株などにはあらためて前期業績の上 方修正期待などが高まる余地も。マザーズ指数の活況などテー マ株物色の動きは継続も、今後業績動向に視点が移るなか、過 度な上値追いは避けたい局面でもある。 先週動いた銘柄・セクター(東証1部・個別銘柄は他市場が優先市場のものを除く) 上昇率 上位銘柄 コード 銘柄 下 落率上位銘柄 終値(円) 騰 落 率 ( %) コード 銘柄 1,725.0 18.88 9983 ファースト リテイリング 業種 別騰落率 終値(円) 騰 落 率 ( %) 上位セクター 騰 落 率 ( %) 26,610.0 -21.90 水産・農林業 5.96 3333 あさひ 4064 日本カーバイ ド工業 143.0 18.18 9039 サカイ引越 センター 2,725.0 -18.66 医薬品 3.72 3319 ゴルフダイジ ェスト 999.0 16.43 6505 東洋電機製 造 316.0 -17.28 食料品 1.49 6141 DMG森精機 1,157.0 16.28 4312 サイバネッ トシステム 722.0 -16.34 鉄鋼 1.08 2809 キユーピー 2,844.0 16.22 7594 マルカキカ イ 1,303.0 -15.17 情報・通信業 1.05 4755 楽天 1,217.5 15.40 7312 タカタ 350.0 -15.05 精密機器 0.69 4745 東京個別指導 学院 782.0 15.34 4043 トクヤマ 159.0 -14.52 陸運業 0.48 4350 メディカルシ ステム 622.0 15.19 3661 エムアップ 517.0 -13.83 8217 オークワ 1,136.0 12.92 6997 日本ケミコ ン 131.0 -13.25 輸送用機器 -4.59 1333 マルハニチロ 2,283.0 12.52 7448 ジーンズメ イト 178.0 -13.17 保険業 -3.88 4912 ライオン 1,387.0 12.22 2445 エスアール ジータカミヤ 370.0 -13.15 証券業 -3.81 3101 東洋紡 184.0 11.52 5018 MORES CO 1,117.0 -13.07 銀行業 -3.53 2685 アダストリア 3,870.0 11.37 6474 不二越 324.0 -12.90 ゴム製品 -3.12 6099 エラン 1,077.0 11.15 4980 デクセリア ルズ 929.0 -12.36 倉庫・運輸関連 業 -2.96 2296 伊藤ハム米久 HD 821.0 11.10 7942 JSP 1,919.0 -12.25 非鉄金属 -2.95 下位セクター 7 騰 落 率 ( %) 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 テクニカル分析 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 マーケットを読む 日経平均株価 底打ち感の掴みづらい相場展開が続く ■G20 財務相会合で円相場はいったん落ち着くか 前週の日経平均株価は週間ベースで 342.64 円の下落となっ た。新年度入り後の不安定な相場展開が続いており、6 日時点で 7 営業日続落と、アベノミクス後の連続下落記録を更新してい る。週末にかけては続伸となったが、7 日間の下落幅 1419.01 円に対して、2 日間の上昇幅は 106.16 円にとどまっている。8 日の米国市場では NY ダウは反発となるも、シカゴ日経 225 先物 清算値は大阪比 55 円安の 15775 円だった。円相場は 1 ドル 108 円前半での推移となるなか、底打ち感の掴みづらい相場展開が 続きそうである。 価格帯別出来高をみると、 15700-16300 円レベルで膨らんでき ている。この水準での底固めをみせられないと、15000 円処まで 走りやすいため、引き続き警戒が必要と考えられる。今週は G20 財務相会議が予定されており、一先ず為替市場は落ち着きが見 られる可能性があるため、円相場の落ち着きを受け、直近の下 げに対する自律反発が意識されやすいところ。とはいえ、週末 には石油産油国による減産に向けた会合が開催される予定であ る。原油相場が不安定になりやすいため、今週については原油 先物相場により関心が向かいそうである。 また、米国では決算シーズンに入る。先週末はギャップなど 小売各社の決算が嫌気されていた。JP モルガン・チェースなど 金融機関の決算も予定されており、弱い内容が続くようだと、 より追加利上げへの観測が後退する格好となり、これが為替市 場での円買いに向かわせる流れも警戒か。 日経平均はボリンジャーバンドの-2σと-3σとのレンジで推 移している。急ピッチの下げに対する売られ過ぎ感はあるが、 バンドが下向きで拡大傾向にあるため、-2σに沿った調整が続 いてしまうと、目先底が確認しづらい状況に向かいやすい。目 先は 2 月安値が位置する節目の 1500 円処となろうが、それまで は押し目買いも入りづらい需給状況になりそうだ。 ■ 基準線 ■ 転換線 ■ 遅行スパン ■ 先行スパンスプレッド(雲) 一目均衡表(日経平均) 円 8 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週の分析銘柄 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 今週の分析銘柄 -1- UBIC〈2158〉マザーズ 人工知能の相次ぐ報道でAI関連に関心 ■人工知能の成長を可視化する特許取得 国際訴訟支援サービス事業を展開する。訴訟支援で培ったノウ ハウを活かして人工知能「KIBIT(キビット)」を開発。人工知能の 成長を可視化する技術に関する特許を受領するなど、AI 関連銘 柄として知られる。先週末には、文部科学省が 2016 年 4 月内に 新設する、人工知能研究拠点のセンター長人事が固まったと報 じられているほか、日本マイクロソフトが開発した人工知能「りん な」の記事が伝わっている。また、週末の NHK 番組では人工知 能についての特集が放映された。相次ぐ報道で人工知能関連銘 柄への関心が改めて高まるとみた。 ■2017年3月期の業績予想発表に注目 業績面では、2016 年 3 月期は、売上高で前期比 67.4%増、営 業利益で 9.8%減、純損益が 0.50 億円の赤字が予想されてい る。米国子会社での再編・新規投資にかかる費用が想定以上と 売買単位 100 株 4/8 終値 962 円 目標株価 1152 円 業種 サービス のこと。次年度以降の収益体質強化のためとあり、2017 年 3 月期 の予想発表には注目したいところ。株価は足元で強い値動きが 続いている。目標株価は直近高値(3 月 16 日、988 円)と直近安 値(4 月 6 日、824 円)との値幅を倍返しする水準として 1152 円と する。 ★リスク要因 決算発表シーズンを控えて関心低下も。 2158:日足 直近 3 日間で 200 日線割れ水準から 75 日線、5 日線、25 日線を上回るなど 強い値動き。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/3連 5,132 89.8% 2,276 2,286 125.9% 1,305 982.68 2013/3連 4,679 -8.8% 920 872 -61.9% 500 158.45 2014/3連 4,171 -10.9% -598 -629 - -604 2015/3連 6,274 50.4% 266 434 - 260 2016/3連予 10,500 67.4% 240 230 -47.0% -50 9 7.45 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 今週の分析銘柄 -2- ヤクルト本社〈2267〉東証 1 部 ハラルフェアや花粉シーズンで注目 ■1998年からハラル対応を進める 乳製品(乳酸菌飲料)、化粧品、がん化学療法剤などの医薬品 を製造する。ヤクルトなど乳製品は世界 32 の国と地域で毎日 3000 万本以上を販売する。大量のヤクルトレディを抱えた販売 力に強み。13 日-15 日に第3 回ハラールマーケットフェアが開催 されることでハラル関連銘柄の一角として注目した。同社は 1998 年にヤクルトのハラル認証をインドネシアで取得して以降、イスラ ム圏で事業を展開している。また、足元では「腸内フローラ」「腸 活」といった抗アレルギー活動がメディアで報じられている。同 社の主力製品は腸内環境改善に役立つとされており、花粉シー ズン前後の販売増加にも期待したい。 売買単位 100 株 4/8 終値 4870 円 目標株価 5400 円 業種 食料品 対的に多いアジア・オセアニア地域で売り上げが拡大している。 株価は全体相場の下落傾向に連れ安するも、足元では持ち直し の動き。目標株価は 75 日線水準を突破する 5400 円に設定す る。 ■ムスリム多いアジア地域が好調 2016 年 3 月期の業績は、前期比 7.3%の増収、同 17.5%の営 業増益が見込まれている。第 3 四半期までは、ムスリム人口が相 ★リスク要因 不安定な為替相場の動向。 2267:日足 上値抵抗として機能していた 5 日線 を足元で突破。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/3連 312,552 2.2% 20,817 27,984 8.5% 13,291 77.32 2013/3連 319,193 2.1% 23,068 29,424 5.1% 16,379 95.03 2014/3連 350,322 9.8% 32,026 39,535 34.4% 22,543 134.44 2015/3連 367,980 5.0% 34,898 45,608 15.4% 25,056 151.58 2016/3連予 395,000 7.3% 41,000 50,000 9.6% 30,000 181.53 10 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 今週の分析銘柄 -3- エービーシー・マート〈2670〉東証 1 部 決算発表を契機に円高メリットを見直す流れを想定 ■業績の安定成長なども評価 4 月11 日に 16 年2 月期通期の決算発表を控えている。会社側 計画の通期営業利益は 407.5 億円で前期比 2.8%増益、先には 観測報道で 410 億円程度の着地になったと伝わっており、特に 決算数値へのサプライズは限定的と見られる。ただ、16 年2 月期 の収益水準の鈍化は、円安による海外からの仕入れコストの増 加が背景であり、足元の円高メリットを見直す契機になる可能性 がある。また、13 期連続での過去最高益更新など業績の安定成 長も、全般的に先行き懸念が強まっている中では評価を高めさ せよう。なお、為替の影響は、ドルに対して 1 円の円高で、年間2 億円程度のプラス影響となるもよう。 ■3月の既存店も順調スタートに 17年2月期業績も、円高による収益性の向上を背景に、連続最 高益更新が続く可能性は高いだろう。3 月の既存店売上高も前年 同月比 6.0%増と順調、会社計画を上回る推移となっているよう 売買単位 100 株 4/8 終値 7100 円 目標株価 8020 円 業種 小売り だ。スニーカーを中心とした春物の新商品が好調であった。ま た、ネット売上高も同 30%程度の増収となったもようで、順調に 拡大している。先週末は下げ渋って 25 日移動平均線を回復、需 給妙味なども強まりやすいだろう。昨年 8 月の高値 8020 円の奪 回を目指したい。 ★リスク要因 保守的な業績予想。 2670:日足 25 日線は割り込んだものの、200 日移動平均線が下支えに。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/2連 140,761 10.5% 27,221 28,399 6.3% 15,676 208.20 2013/2連 159,418 13.3% 30,375 30,747 8.3% 17,297 229.73 2014/2連 188,045 18.0% 34,126 34,814 13.2% 19,989 265.48 2015/2連 213,584 13.6% 39,651 40,405 16.1% 24,373 323.71 2016/2連予 236,800 10.9% 40,750 41,450 2.6% 25,380 322.48 11 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 今週の分析銘柄 -4- ゲンキー〈2772〉東証 1 部 決算発表後の見直しの動きに期待 ■既存店増収率は足元で拡大傾向 ドラッグストアだが、食品比率が 5 割を超えている。中部エリア を中心に展開で、プライベートブランドである『G―Price』商品は 600 品目超。4 月 15 日に 16 年 6 月期第 3 四半期の決算発表を 予定しており注目したい。第 2 四半期累計営業利益は期中に行 った下方修正通り、11.47 億円で前年同期比 6.2%減となってい るが、第 3 四半期(1-3 月期)は盛り返しが期待される。既存店増 収率をみると、7-9 月期が同 14.4%増、10-12 月期が同 15.5% 増、1-3月期が同17.8%増と、順次拡大する方向となっている。と りわけ、直近の 3 月は前年同月比23.6%増と、2 月の同19.2%増 に続いて、今年度の最大伸び率を更新している。一度下方修正 を行っていることで、業績動向への警戒感は先行していると見ら れ、業績回復の確認に伴うポジティブなインパクトは強まると考え られる。 売買単位 100 株 4/8 終値 3465 円 目標株価 4000 円 業種 小売り な内需系中小型株に軸足を置くべきだろう。足元で株価は調整 しているが、2 月安値から 3 月高値までの半値押し水準で下げ止 まりの兆しも見せてきている。12 倍レベルの PER 水準には割安 感も強く、25 日移動平均線が位置する 4000 円水準を目標株価と したい。 ★リスク要因 信用需給面など。 ■足元の株価には調整一巡感も 為替の円高傾向に歯止めがかからない中、物色は同社のよう 2772:日足 足元の株価調整も75日線レベルで 下げ止まり。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/6連 56,700 10.1% 1,671 2,080 20.6% 1,144 332.92 2013/6連 54,656 -3.6% 896 1,040 -50.0% 623 180.84 2014/6連 57,949 6.0% 1,901 2,007 93.0% 1,171 339.05 2015/6連 63,143 9.0% 2,738 2,877 43.3% 1,761 504.50 2016/6連予 74,000 17.2% 2,800 3,000 4.3% 1,930 274.16 12 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 今週の分析銘柄 -5- MonotaRO〈3064〉東証 1 部 政府の予算前倒し執行で需要増加に期待 ■工事用間接資材のネット通販を展開 インターネットを利用した工場 ・ 工事用間接資材や自動車ア フターマーケット商品の通信販売「モノタロウ」を展開している。 企業規模や購買金額に関わらず、すべての顧客に同一の価格 で間接資材を販売する点に特徴。類似顧客の購入パターンを機 械学習させ、適切な商品を提案できる仕組みがあり、既存顧客の 購入金額が年々上がるというビジネスモデルとなる。安倍首相は 景気を下支えするために 2016 年度の当初予算を前倒しで執行 するよう指示する中、公共投資増に伴う需要増加が見込まれる。 売買単位 100 株 4/8 終値 3110 円 目標株価 3680 円 業種 小売り 1 倍台と取り組みも悪くなく、リバウンドを意識したいところであ る。目標株価は昨年 11 月につけた高値 3680 円とする。 ■13週線が支持線として機能する 株価は 2 月安値をボトムにリバウンド基調が継続しており、3 月 末には 3495 円を付けている。4 月以降は調整をみせているが、 25 日線での攻防と、底堅さが意識されている。週間形状では 13 週線が支持線として機能する格好で 26 週線を回復。信用倍率は ★リスク要因 バリュエーション面での割高感。 3064:日足 足元調整も 75 日線、200 日線が支持 線として機能している。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/12連 28,742 29.2% 2,925 2,941 43.8% 1,689 56.40 2013/12連 34,556 20.2% 3,885 3,901 32.6% 2,289 37.71 2014/12連 44,937 30.0% 4,323 4,351 11.5% 2,544 41.59 2015/12連 57,563 28.1% 7,087 7,120 63.6% 4,439 36.04 2016/12連予 71,076 23.5% 9,300 9,295 30.5% 6,051 49.03 13 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 今週の分析銘柄 -6- ブランジスタ〈6176〉マザーズ 決算発表に向けて「神の手」期待再燃 ■電子雑誌を手掛け業績は成長フェーズ 電子雑誌の発行や企業のウェブサイト制作・EC サポート・CRM サービスなどの各種ソリューションといった、インターネットを主と した企業プロモーション支援事業を展開する。インターネット上 で無料雑誌11 誌を提供しており、広告掲載数の拡大が続いてい る。業績面では 15 年9 月期まで 6 期連続の増収増益を達成して おり、16 年 9 月期も営業利益で前期単独比 6 割増と大幅な増収 増益が見込まれている。4 月 27 日には上期(15 年 10 月-16 年 3 月)決算発表が予定されている。 売買単位 100 株 4/8 終値 3005 円 目標株価 3400 円 業種 サービス ービスインの 1 ヶ月ほど前には詳細を発表すると説明している。 株価は信用規制の実施を受けて 3000 円前後でのもみ合いが続 いているが、切り上がる 25 日線の接近からも再動意が期待され よう。当面の目標株価は上場来高値水準の 3400 円に設定する。 ■秋元康氏も注力する「神の手」への期待高く 決算発表に向けて、子会社で開発中のスマートフォンゲーム 「神の手」への期待が再燃することが想定される。同タイトルは作 詞家の秋元康氏を総合プロデューサーに迎え、市場の関心が非 常に高い。リリース予定は 6-7 月、早ければ 4-5 月としており、サ ★リスク要因 「神の手」発表による材料出尽くし感。 6176:日足 3 月下旬に商いを伴って大きく上昇し たのち、足元では 3000 円を挟んだも み合いが続いている。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 2012/9単 1,407 22.2% 2013/9単 1,512 7.5% 2014/9単 1,708 2015/9単 2016/9連予 経常利益 - 前期比 当期利益 1株益(円) 139 195.7% 155 1239.34 158 156 12.2% 155 1243.00 13.0% 221 221 41.7% 141 11.34 2,221 30.0% 312 301 36.2% 180 14.30 2,800 - 500 500 - 300 21.55 14 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 今週の分析銘柄 -7- トヨタ自動車〈7203〉東証 1 部 米国で利益率の高い高級車「レクサス」好調 ■米高級車市場で「レクサス」好調 米高級車市場で「レクサス」の好調ぶりが伝えられている。1-3 月の販売台数は 7 万4221 台で独の「BMW」を抜き、2 位に順位 を上げたと伝えられている。利益率の高い高級車の好調な販売 はポジティブに評価される。また、足元で好調な経済指標の発表 が相次いでいるほか、原油安についても販売の面では安心感に つながる。 ■ボトム形成が意識される水準 一方で円高・ドル安の反転要因が見当たらないが、G20 財務 相会議での円高是正の動きから、一先ず円相場はこれまでの一 方向の円高局面については、落ち着きが見られると考えられる。 年初来安値を更新し、14 年 4 月以来の水準まで下げているが、 いったんはボトム形成が意識される水準。PBR は 1 倍を下回って おり、割安感も意識されよう。また、月足の一目均衡表では雲上 売買単位 100 株 4/8 終値 5467 円 目標株価 5700 円 業種 輸送用機器 限に到達しており、支持線として意識されるところであり、長期ス パンで注目しておきたい。目先のターゲットとしては 2 月安値水 準の 5700 円とする。 ★リスク要因 海外投資家による売り圧力。 7203:日足 6000 円処のもち合いレンジを下放 れ、調整トレンドが継続。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/3連S 18,583,653 -2.2% 355,627 432,873 -23.2% 283,559 90.21 2013/3連S 22,064,192 18.7% 1,320,888 1,403,649 224.3% 962,163 303.82 2014/3連S 25,691,911 16.4% 2,292,112 2,441,080 73.9% 1,823,119 575.30 2015/3連S 27,234,521 6.0% 2,750,564 2,892,828 18.5% 2,173,338 688.02 2016/3連S予 27,500,000 1.0% 2,800,000 2,980,000 3.0% 2,270,000 723.60 15 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 今週の分析銘柄 -8- 日本通運〈9062〉東証 1 部 トラックの全長規制の緩和でメリット ■国交省、2台分のトラックを1人で運転 物流最大手。国土交通省は、今年夏にもトラックの全長規制を 緩和する方針を固めたと伝えられている。大型トレーラーなどの 全長は、大型トラック(積載量 10 トン)約 1・5 台分に当たる「最大 21 メートル」に制限されている。これを 2 台分の「最大 25 メート ル」に緩和し、荷台をつなげた大型トレーラーが走行できるよう にするとのこと。ネット通販の拡大で物流量が増加するなか、運 転手 1 人で 2 台分の量を運送できることで、メリットが大きい。 売買単位 1000 株 4/8 終値 475 円 目標株価 540 円 業種 陸運 し目拾いのスタンスで注目。26 週線が位置する 540 円処をター ゲットとする。 ■押し目拾いのスタンスに 株価は昨年5月高値をピークに調整トレンドが継続しており、週 間形状では 26 週線に上値を抑えられている。足元で 2 月安値を ボトムにリバウンドが続いていたが、新年度相場入り後は売りに 押されている。この時も 26 週線に抑えられた格好である。ただ し、新年度入り後の調整で 2 月安値水準まで下げてきており、押 ★リスク要因 世界的な景気減速による物流量の減少。 9062:日足 2 月安値ともダブルボトム形成を意識 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/3連 1,628,027 0.7% 37,497 47,441 16.6% 26,949 25.85 2013/3連 1,613,327 -0.9% 33,206 41,500 -12.5% 23,831 22.89 2014/3連 1,752,468 8.6% 40,865 50,156 20.9% 26,345 25.62 2015/3連 1,924,929 9.8% 50,811 59,563 18.8% 26,382 25.87 2016/3連予 2,000,000 3.9% 54,000 63,000 5.8% 34,000 33.95 16 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 読者の気になる 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 読者の気になる銘柄 ファーストリテイリング 東証 1 部〈9983〉/想定外の業績下方修正で急落 先週末は大幅安の展開となる。前 日に上半期の決算を発表して、 ネガテ ィブサプライズにつながった。 上半期 営業利益は 993 億円で前年同期比 34%減益、5 期振りの減益となった。 市場コンセンサスも 200 億円程度下 回ったとみられる。四半期ベースで は、9-11 月期の 17%減益に対して、 12-2 月期は 60%減益の落ち込みへ。 通期営業利益は 1800 億円から 1200 億円に下方修正、 こちらも 200 億円以 上市場予想を下回る。モルガン・スタ ンレーMUFG 証券では投資判断を「イ コールウェイト」に格下げ。 結局、先週末は同社 1 社で日経平 均を 152 円押し下げる形となり、 日経 平均の上昇効果は得られなかった。 た だ、 日経平均の下落局面では裁定解消 売りに伴うネガティブな影響は避け られず、 地合い悪化に伴う下値余地は 残ると考える。 当面は月次の改善など を見極めていく局面だろう。 円 (株) そーせいグループ マザーズ〈4565〉/週間で 32%の急騰、一気に高値を更新 週後半にかけ急伸、週間で 32%の 上昇に。 英子会社が製薬大手Allergan plc とアルツハイマー病等の中枢神経 系疾患に対する新規治療薬の開発・販 売で提携すると発表したことがきっ かけ材料に。みずほ証券では、今回導 出されたとみられる 4 つのパイプラ インの価値の合計を、契約一時金 150 百万ドル、最大マイルストーン合計 3,900 百万ドルと試算しているよう だ。なお、業績を下方修正しているが、 収入の翌期ずれ込みが主因で、ネガテ ィブ視する動きは限定的であった。 25 日移動平均線との乖離率は 19% にまで広がり、短期的な過熱感はやや 強まる状況。主力大型株が手掛け難い 中で、短期資金の関心はより集中する 可能性もあるが、全体相場が一段安と なる中では、信用需給面などで影響は 避けられない面もあろう。また、マザ ーズ指数が 2013 年 5 月の高値を更新 する場面では達成感も想定される。 円 (株) 17 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週のテクニカ 週刊相場観測誌 Market 展望 日本たばこ産業 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 今週のテクニカル妙味銘柄 東証 1 部 〈2914〉 日足の一目均衡表。4800 円レベル が上値抵抗として意識されている が、一方で下値は雲上限を支持線と する格好で切り上がりをみせてい る(点線・四角A) 。遅行スパンは 直近戻り高値水準で実線を割り込 み、下方転換シグナルを発生させて いる(点線・丸B) 。実線は転換線、 基準線を突破してきており、これを サポートに雲を上放れてくる可能 性があり、遅行スパンも早期に上方 シグナル発生も。 サイバーエージェント 基準線 転換線 先行スパン A 先行スパン B 遅行スパン B A 東証 1 部 〈4751〉 日足の一目均衡表。1 月末にかけ てのマドを空けての上昇でピーク を形成し、その後の調整でマドを埋 めている。3 月以降のリバウンドで は薄いながらも雲を突破している が、ねじれの局面で強弱感が対立し ている(点線・四角A)。5000 円処 で横ばい推移する雲を支持線とし て変えてくるかが注目される。雲を 支持線としてくると、遅行スパンは しばらく上方シグナルが継続する (点線・丸B)。 基準線 転換線 先行スパン A 先行スパン B 遅行スパン B 18 A 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 テーマ別分析 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 カテゴリー考察 テーマ別分析 訪日促進でムスリム対応が加速、ハラル関連銘柄に関心 ■ハラル判別アプリが人気、インバウンド波及にも期待 13 日から 15 日まで、東京ビックサイトでハラールマーケットフェアが開催されることから、今週は改めて関連株に関心が高ま ると予想し、ハラル関連銘柄を分析したい。 ハラルとは、イスラム教の戒律に沿った「合法的なもの」 「許されたもの」を意味するアラビア語であり、イスラム教として許 可された食品、化粧品、医薬品などをいう。イスラム教徒(ムスリム)は基本的にハラル対応製品を利用していると言われており、 現地ではもちろんのこと、外国人ムスリムが日本を訪れた際にもハラル対応のものを利用するため、インバウンド対応各社に関心 の高いトピックの 1 つである。 最近ではハラル対応のレストランか否かを判別するアプリがイスラム圏で人気だとも伝わっている。 ここ数年は日本でもムスリムとみられる外国人を目にする機会が多くなったが、世界的なムスリム人口そのものも増えている。 2010 年の世界人口の約 4 分の 1、約 16 億人にのぼると言われているほか、米研究機関の予測によると、2050 年には 27.6 億人と世 界人口の約 3 割弱に達すると見込まれているなど、今後も拡大が予測されている。人口規模に比例して、市場規模も巨大である。 マレーシアプトラ大学の調査によると、2015 年の世界のハラル市場は約 100 兆円で、うち食品は約 60 兆円、化粧品は 10 兆円を超 えるという。また、シンガポール調査会社の予測によると、訪日ムスリム旅行者数は 2013 年時点の年間 30 万人から、2020 年まで に年間 100 万人に達すると見込まれており、訪日外国人を相手にする事業では、拡大するムスリム需要を取り込むためにハラル対 応の検討は必要だろう。もちろん、ムスリム人口の多い海外に進出する企業にとって、ハラル対応は必須といえる。 対応ビジネスとしては、すぐに思いつく食品、薬品、化粧品以外にも、物流、包装、機械、ホテル、飲食店などがある。ただし、 ハラル認証を受けるためには、原料や調理器具や製品ラインでノンハラル(ハラルでないもの)を使うことが禁じられており、対 応には相応のコストが必要になる。対応を始めた企業でもコスト対効果から対応を取り止める可能性にも警戒したい。 ■ハラル関連銘柄 コード 8316 4452 2802 8267 2502 4911 2801 2809 9005 4912 2267 2282 7911 8354 8233 2768 9062 4114 5901 3397 4581 1333 2206 2897 2897 2212 2501 2811 銘柄 三井住友 花王 味の素 イオン アサヒGHD 資生堂 キッコーマン キユーピー 東京急行電鉄 ライオン ヤクルト本社 日本ハム 凸版印刷 ふくおかFG 高島屋 双日 日本通運 日本触媒 東洋製罐HD トリドール 大正製薬HD マルハニチロ 江崎グリコ 日清食品 日清食品 山崎製パン サッポロHD カゴメ 関連コメント ハラル認証取得ノウハウを食品関連企業に提供 マレーシアで化粧品のハラル認証を取得 マレーシアやインドネシアでハラル認証を取得 ハラル食品の常時取り扱いを関東圏店舗で開始 マレーシアで展開するカルピスでハラル認証 2012年にマレーシアで化粧品のハラル認証を取得 子会社でハラル対応のヒアルロン酸を製造 ハラル認証を取得したマヨネーズを日本国内で販売 ハラル対応和食の冷凍食品工場を福岡県内に新設 ハラル対応のボディーソープなどを販売 1998年にハラル認証をインドネシアで取得 マレーシア養鶏大手と合弁、ハラル対応へ ムスリム対応製品開発の支援サービスを開始 ムスリム対応が可能な取引先のホテルを紹介など 新宿店に礼拝室を設置 インドネシアでハラル対応化粧品を販売 ハラル対応食品の輸送サービスを展開 食品添加物用有機酸でハラル認証を取得 肉種の遺伝子判定検査用キットの開発 インドネシアの丸亀製麺がハラル認証を取得 マレーシアでドリンク剤などのハラル認証を取得 インドネシアを中心としたハラル市場進出 マレーシアへの輸出増加を見据えハラル認証取得 インドネシア向け商品はハラル認証を取得済み ハラル認証のインスタントラーメン マレーシア工場でハラル認証の食材を利用 ポッカのマレーシア工場で飲料のハラル認証を取得 ハラル市場向けトマト加工品などを手掛ける 市場 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 4/8終値(円) 3,200 5,699 2,484 1,518 3,386 2,467 3,580 2,844 940 1,387 4,870 2,387 911 337 859 212 475 5,510 1,966 2,003 8,700 2,283 5,490 5,160 5,160 2,318 554 2,235 時価総額(億円) 45,249.79 28,722.96 14,766.65 13,235.82 16,374.22 9,868.00 7,531.71 4,351.32 11,747.55 4,148.72 8,566.81 4,869.48 6,371.64 2,897.39 3,053.90 2,653.18 4,930.50 2,248.08 4,281.45 865.79 7,842.18 1,202.15 3,811.70 6,061.14 6,061.14 5,106.15 2,182.59 2,226.43 売買代金(百万円) 37,573.60 11,862.39 8,898.81 5,951.02 5,625.84 5,570.69 3,843.11 3,826.71 3,678.56 2,981.00 2,874.62 2,710.22 2,624.49 2,371.04 2,234.50 2,163.24 2,064.32 1,909.18 1,785.78 1,598.32 1,520.52 1,489.88 1,321.17 1,295.56 1,295.56 1,263.02 1,132.14 1,054.09 出所:フィスコ作成 19 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 スクリーニング 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 カテゴリー考察 スクリーニング分析 接近する決算発表で関心が向かう自社株買い期待銘柄 ■業績動向への期待感高めにくく、株主還元策が焦点に 今週からは米国で 1-3 月期の決算発表がスタートしてくる。国内でも月末にかけて本格化してくるが、今回の決算発表では新年 度の業績動向に対する警戒感が強く、全般的に決算数値には警戒感が高まりやすいであろう。業績動向への期待感を高め難い中、 自社株買いなどの株主還元策に焦点が当たる公算が大きいと考える。このため、自社株買いへの期待感が高まりやすいとみられる 銘柄をスクリーニングした。スクリーニング要件としては、1、3 月決算企業、2、ネットキャッシュ/時価総額が 30%以上、フリ ーキャッシュフローが黒字、実績 ROE が 8%以下としている。自社株買いを行える資金が豊富にある一方で、ROE 向上に向けた施 策などが必要とされる銘柄群といえよう。 ■自社株買い期待銘柄 コード 銘柄 市場 4/8株価 (円) 実績ROE ネットキャッシュ/ フリーキャッシュ (%) 時価総額(%) フロー(百万円) 時価総額 (億円) 1981 協和日成 ジャスダック 484 7.40 76.5 589.0 57.11 2145 データリンクス ジャスダック 1,250 6.20 69.5 50.0 26.99 3724 ベリサーブ 東証1部 4,180 7.00 44.4 72.0 218.07 4291 JIEC 東証2部 1,350 6.20 74.4 165.0 92.60 4336 クリエアナブキ ジャスダック 399 5.20 74.6 28.0 9.34 4671 ファルコHD 東証1部 1,331 7.00 34.3 223.0 150.14 5009 富士興産 東証1部 397 5.10 106.7 612.0 34.71 6419 マースエンジ 東証1部 1,905 7.10 40.4 975.0 432.82 6484 KVK ジャスダック 563 7.00 36.7 141.0 93.07 6967 新光電工 東証1部 603 4.80 45.7 2650.0 815.09 7555 大田花き ジャスダック 850 3.20 37.3 47.0 46.75 7966 リンテック 東証1部 1,943 7.20 30.4 6168.0 1487.64 8084 菱電商事 東証1部 613 4.90 47.1 2629.0 279.83 出所:フィスコアプリなどより作成 20 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 ト 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 カテゴリー考察 先週の話題レポート 中期経営計画の発表が期待される銘柄 ■大和証券では本決算発表の前後に中計を発表する企業が多い点に注目 大和証券では、今月下旬からの本決算発表シーズンに中計を発表する可能性のある主要銘柄について、発表時のチェックポイン トを整理している。 「コーポレートガバナンス・コード」 「日本版スチュワードシップ・コード」により、企業と株主・投資家との 建設的な対話を通じて、企業の持続的な成長を実践・サポートすることが期待されており、対話・相互理解を促す媒介の一つとし て、中計の重要性は増してきていると指摘。 「事業目標値」について、取り上げた企業が前回発表した中計を振り返ると、円安や 主要顧客の好調を背景に早々と中計目標値を達成した企業もあれば、中国をはじめとする新興国経済の減速や資源市況低迷の影響 をうけ、事業目標値は大幅な未達となる企業も散見されることから、掲載企業の凡そ三分の一の従来中計は未達になるとみている。 「株主還元」については、ROE の分子である「R(利益) 」の先行き見通しが少し怪しくなってきたせいか、一時に比べ「ROE」とい う言葉自体を見聞きする機会は減った感があると指摘。但し、 「R(利益) 」の分配を求める声は依然強いものがあるとして、配当 性向の引き上げは元より、総還元性向の提示など、自己株式の取得の可能性・選択があることが示されると、資本効率を追求する 投資家のみならず、株式市場のボラティリティを心配する投資家からも好感されるとみている。 ■中計を発表する可能性のある主要銘柄(大和証券) コード 1963 2897 3407 3569 4208 4506 4507 5486 5801 5803 5929 6113 6301 6367 6471 6479 6506 6701 6745 6770 7012 7013 7867 8058 8252 8354 8411 8630 8795 8830 9432 9433 9437 9613 銘柄名 日揮 日清食品HD 旭化成 セーレン 宇部興産 大日本住友製薬 塩野義製薬 日立金属 古河電気工業 フジクラ 三和HD アマダHD コマツ ダイキン工業 日本精工 ミネベア 安川電機 NEC ホーチキ アルプス電気 川崎重工業 IHI タカラトミー 三菱商事 丸井グループ ふくおかFG みずほFG 損保ジャパン日本興亜 T&DHD 住友不動産 日本電信電話 KDDI NTTドコモ NTTデータ レーティング 3 3 2 2 3 4 3 2 3 2 2 3 3 2 3 2 3 1 2 2 3 3 3 3 2 2 3 2 2 2 2 2 3 1 ポイント 「非LNG分野」での戦略や、還元策も含めた"資金使途のバランス"に注目 マネジメントの収益に対する意識が問われる局面へ 住宅回復策、PolyporeとZOLLの増益貢献度、ケミカルの新たな打ち手に注目 車輛資材事業の収益性のさらなる改善や、自動車用シート材の採用動向に注目 ラクタムチェーンの高度化、拡販先の確保が最重要課題となろう 17年度までの計画を見直しへ。その後の特許切れにどう備えていくかが焦点 2018年度目標を発表予定。上市を見込む新薬群の価値最大化策などに注目したい 成長シナリオへの疑念を払拭出来るか? 構造改革施策と持続性ある利益成長シナリオを示せるかに注目 中核事業の成長戦略、構造改革施策、株主還元スタンスに注目 次期中期経営計画は、グローバル経営での飛躍がポイントに 「Task321」に向けた更なる成長策の提示に期待 ①IoT投資による更なる収益体質改善、②株主還元策の拡充、等が主な焦点 新たな事業アイディアの構築に期待 2016年は創立100周年の節目、新分野参入等のトップラインシナリオに注目 16/3~18/3期中計アップデート:バックライト以外の成長シナリオとミツミとのシナジーに注目 2025年ビジョン達成に向け、「Realize100」で残った課題を如何に実現するか リストラ企業からエクセレントカンパニーへ 今後の国内受注動向、海外事業のシナジー効果や利益貢献に注目したい 17/3-19/3次期中期経営計画:スマホブームと円安で終わらせない戦略提示に期待 6月から金花氏による新体制スタート、ROICだけでなく営業利益率改善にも期待 信頼回復に向けた正念場、陸上分野における事業の取捨選択加速に期待 焦点は欧米事業の立て直し、急回復中の国内事業に続くことができるか 垣内新社長の経営改革リーダーシップに要注目 資産効率が改善し、企業価値の更なる向上が期待できる 十八銀行との再編に取組む3か年。マスリテールを中心に営業基盤拡大へ 株価本格上昇は新中期経営計画で示される収益目標や株主還元方針の見極め待ち 「安心・安全・健康」をキーワードにROE向上を目指す 総還元性向は引き上げの方針。マイナス金利下で保守的な前提を置く可能性も 次期中期経営計画の開発用地はすでに取得済み、当面は安定した業績拡大へ ドコモが目標達成一年前倒しペース、減価償却費減少で利益マークアップ 成長企業に相応しい利益目標を設定か、株主還元は配当強化が中心 目標達成一年前倒しペース、ARPUの予想以上の回復と費用削減が寄与 大型M&A等で世界的ITサービス企業目指す 出所:大和証券作成。 21 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 信用需給動向 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 カテゴリー考察-信用需給動向 Market Data 買い方の信用評価損益率は悪化 信用残高 金額ベース 単位:百万円 1 日申し込み時点の信用残高は、金額ベースで買い残高 が 756 億円増の 2 兆 7555 億円、売り残高が 828 億円減の 5564 億円だった。買い残高が 2 週ぶりに増加し、売り残 高が 2 週ぶりに減少した。信用倍率(買い残高÷売り残 高)は前週の 4.19 倍から 4.95 倍に上昇。買い方の信用 評価損益率は-10.92%から-13.15%に悪化。売り方の評 価損益率は+1.81%から+5.17%に改善している。 この週(3 月 28 日-4 月 1 日)の日経平均株価は、前週 末比 838.59 円安の 16164.16 円だった。米 10-12 月期の 実質 GDP 確定値が上方修正され、ドル高・円安が進んだ こと、3 月期末を意識した物色等の思惑もあり、続伸して 始まった。しかし、注目されていたイエレン FRB 議長の 信用倍率(倍) 講演では、利上げに慎重な見方を示したことで、為替相 場は円高傾向に。日銀短観(企業短期経済観測調査)で は、大企業製造業 DI がプラス 6 と、2 四半期ぶりに悪化 するなか、海外勢とみられる利益確定の流れが一段と強 まり、新年度入り相場は波乱の幕開けとなった。 個別では、くらコーポ<2695>の信用倍率は 0.49 倍と、 売り長の需給状況に。3 月末にかけての上昇で高値に接近 する中、反動安を狙った新規売りが積み上がった格好。 サン電子<6736>は 2.52 倍から 1.41 倍となった。FBI が同 社子会社の技術を使用しているとの報道を連日材料視す る格好となり、上昇局面で反動安を狙った新規売りが積 み上がっている。 取組みが改善した銘柄 コード 市場 銘柄 4/8終値 (円) 信用買残 (4/1:株) 信用売残 (4/1:株) 信用倍率 (4/1:倍) 信用買残 (3/25:株) 信用売残 (3/25:株) 信用倍率 (3/25:倍) 2695 東証1部 くらコーポ 5,050.0 111,500 229,100 0.49 113,300 75,000 1.51 6736 JASDAQ サン電子 866.0 4,525,000 3,208,600 1.41 3,651,400 1,448,800 2.52 2914 東証1部 J T 6773 東証1部 パイオニア 4751 5019 4,708.0 191,300 422,100 0.45 279,400 349,400 0.80 313.0 13,790,500 3,345,700 4.12 14,837,400 2,206,000 6.73 東証1部 サイバエージ 5,080.0 535,400 201,400 2.66 682,000 158,700 4.30 東証1部 出光興産 1,901.0 136,200 576,400 0.24 160,700 431,000 0.37 4666 東証1部 パーク24 3,105.0 186,700 438,300 0.43 259,300 423,700 0.61 9766 東証1部 コナミ HD 3,440.0 66,000 638,600 0.10 72,000 510,500 0.14 9433 東証1部 KDDI 3,045.0 343,100 568,400 0.60 380,500 464,100 0.82 5406 東証1部 神戸鋼 100.0 68,867,000 22,360,000 3.08 68,975,000 17,027,000 4.05 3724 東証1部 ベリサーブ 4,180.0 229,300 290,800 0.79 255,900 254,600 1.01 7267 東証1部 ホンダ 2,882.5 2,242,700 461,700 4.86 2,244,300 368,200 6.10 8411 東証1部 みずほ 156.7 273,566,700 12,266,400 22.30 271,163,800 9,997,600 27.12 7003 東証1部 三井造 149.0 7,221,000 7,339,000 0.98 7,270,000 6,138,000 1.18 2379 東証1部 ディップ 2,685.0 380,200 461,800 0.82 415,600 422,000 0.98 22 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 連載コラム 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 連載コラム 人工知能の進化は金融業界の衰退を招く 国内の大手証券会社が、熟練トレーダーの相場観をコンピ ど抽象的な概念の理解が求められる職業、他者とのコミュニ ュータで再現する新たな株式売買システムを開発し、5月にも ケーションを必要とする営業などを除く、現在ある職業の大半 機関投資家向けに提供するそうです。金融業界だけでなく日 が人工知能に取って代わられるのです。日本の金融業界には 本の経済界は人工知能(AI)の導入に積極的ですが、歓迎す 現在22 万人が従事しているので、単純計算すれば、稼ぎ頭で べきことなのでしょうか。 あるディーラーを含め 10 万人が今後職を失うことになります。 市場での取引を自動化する流れは広がる一方です。上記の 今から 10 年以上前、金融情報メディアがエクセルを使って企 大手証券が開発したシステムは、コンピュータ内に蓄積され 業情報の配信サービスを始めたのは画期的でした。その時 た膨大なデータを読み解き、「現在の市場は2週間前のあの は、人の労力が省かれた分、新規分野を開拓して産業化して 瞬間と似ている」などとベテラン・ディーラーのように判断し、 いけば雇用喪失の不安はないと思われていました。しかし、 数分後の相場を予想するといいます。これは、値動きの特徴 新たな分野の開拓は進んでいるとはいえません。 をつかんで株価が適正価格を下回ったと判断すれば自動で 株式を買うライバル会社のシステムに対抗するものです。米 一方、コンピュータ化や自動化による取引が広がると、何か 国では約 3 年間の取引で損を出したのは1日だけという高速 トラブルがあった場合の責任は、誰がどのように取るのかと 取引を専門にしている投資会社もあります。 いう問題も生じます。冒頭紹介した国内証券の取引システム の場合、結果的に予測が外れる可能性はあるが AI は経験を 人間 VS コンピュータの将棋対決はよく話題になっていまし た。トップのプロ棋士に勝つコンピュータ将棋の実現を目指す 積むごとに自ら学習して予測能力を高めていく、とのことで す。つまり、「間違い」もあることを認めています。 プロジェクトは 2010 年から進められていましたが、昨年、打ち 切られました。主催者側によれば「事実上プロジェクトの目的 金融取引だけではありません。自動車も文字通り「自動化」 を達成した」ためですが、最近のコンピュータの進化が「驚異」 され、人間はシートに座っているだけでコンピュータが運転し よりも「恐怖」を感じさせるからとみるのはうがちすぎでしょう てくれるシステムが開発されています。ただ、事故が発生した か。 場合、責任を取るのは座っているだけの「ドライバー」か、自 動車メーカーか、販売会社か、疑問は尽きません。ですが、責 「恐怖」というのは、もちろん雇用の喪失です。大手シンクタ ンクの調査では、国内労働人口の約 49%が技術的には人工 任を取ることが得意でない日本人にとっては、案外好都合な のかもしれません。 知能やロボット等により代替可能と推計されています。芸術な 23 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 今週のマーケットデータ 週刊相場観測誌 Market 1 2 3 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 スケジュール レーティング 投資主体別売買動向 資料編 今週のMarket Data 経済カレンダー 2-4 決算カレンダー 5-6 格上げ・買い推奨 7 格下げ・売り推奨 8 総括コメント 9 市場別データ 10 4 新規上場銘柄 結果とスケジュール 11 5 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証 1 部) 12 雲下抜け銘柄(東証 1 部) 13 1 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 経済カレンダー - 1 Market Data 4 月 11 日~4 月 17 日 ※全て日本時間で表示 日付 曜日 4月11日 月 時間 内容 08:50 機械受注(2月) 12:00 スポットLNG価格調査(3月) 13:30 「生活意識に関するアンケート調査」(第65回)の結果(日本銀行) 15:15 黒田日銀総裁が第91回信託大会であいさつ 15:30 OECDのグリア事務総長が会見 決算発表 ABCマト、コスモス薬 10:30 中・消費者物価指数(3月) 10:30 中・生産者物価指数(3月) 16:00 トルコ・経常収支(2月) 20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-M、1次プレビュー)(4月) 20:25 ブ・週次景気動向調査 米・ニューヨーク連銀総裁が講演 米・ダラス連銀総裁が講演 米決算発表 アルコア 中・元建て新規貸出額(3月、15日までに) 中・資金調達総額(3月、15日までに) 中・マネーサプライ(3月、15日までに) 4月12日 火 08:50 貸出・預金動向(3月、日本銀行) 10:00 営業毎旬報告(4月10日現在、日本銀行) 11:00 中古車販売台数(3月) 14:00 移動電話国内出荷(2月) 15:00 工作機械受注(3月) 17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高 17:00 日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額 決算発表 良品計画、ライフコポ、高島屋、イズミ、Bカメラ 15:00 独・消費者物価指数改定値(3月) 17:30 英・消費者物価コア指数(3月) 17:30 英・生産者物価産出コア指数(3月) 21:00 印・消費者物価指数(3月) 21:00 印・鉱工業生産(2月) 21:00 ブ・小売売上高(2月) 21:30 米・輸入物価指数(3月) 27:00 米・財政収支(3月) 米・IMFが世界経済見通し(WEO)公表 米・フィラデルフィア連銀総裁が講演 米・サンフランシスコ連銀総裁が講演 米・リッチモンド連銀総裁が講演 4月13日 水 08:50 マネーストック(3月、日本銀行) 08:50 国内企業物価指数(3月) 10:30 日銀の原田審議委員が講演(14:00から記者会見) 11:00 発受電速報(3月) 15:00 投信概況(3月) 決算発表 ローソン、イオン 18:00 欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(2月) 20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週) 21:30 米・小売売上高(3月) 21:30 米・生産者物価コア指数(3月) 23:00 米・企業在庫(2月) 23:00 加・カナダ銀行(中央銀行)が政策金利発表 27:00 米・地区連銀経済報告(ベージュブック) 2 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 経済カレンダー - 2 Market Data 4 月 11 日~4 月 17 日 ※全て日本時間で表示 日付 曜日 4月13日 水 時間 内容 米・黒田日銀総裁が米コロンビア大学で講演 米・IMFが国際金融安定性報告書(GFSR)公表 米・決算発表 JPモルガン・チェース、サンディスク 中・貿易収支(3月) ブ・経済活動(2月、14日までに) 4月14日 木 08:50 対外対内証券売買(先週) 08:50 マネタリーサーベイ(2月、日本銀行) 15:00 マンション発売(3月) 決算発表 ドト日レH、松屋、松竹、東宝 10:30 豪・失業率(3月) 18:00 欧・ユーロ圏消費者物価指数改定値(3月) 20:00 英・イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利発表 20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-10)(4月) 21:30 米・新規失業保険申請件数(先週) 21:30 米・消費者物価コア指数(3月) 22:45 米・消費者信頼感指数(先週) 米・アトランタ連銀総裁が講演 米・パウエルFRB理事が議会証言 米・G20財務相・中央銀行総裁会議(ワシントン、15日まで) 米・決算発表 ブラックロック、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ 印・株式市場は祝日のため休場(15日まで) 4月15日 金 13:30 特定サービス産業動態統計(2月) 13:30 鉱工業生産(2月) エディアが東証マザーズに新規上場(公開価格:1630円) 11:00 中・鉱工業生産指数(3月) 11:00 中・小売売上高(3月) 11:00 中・GDP(1-3月) 11:00 中・固定資産投資(3月) 15:00 欧・欧州新車販売(3月) 16:00 トルコ・失業率(1月) 18:00 欧・貿易収支(2月) 21:30 米・ニューヨーク連銀製造業景況指数(4月) 22:15 米・鉱工業生産指数(3月) 22:15 米・設備稼働率(3月) 23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(4月) 29:00 米・対米証券投資収支(2月) 米・シカゴ連銀総裁が講演 米・IMF・世界銀行の春季会合(ワシントン、17日まで) 米・決算発表 シティグループ 豪・オーストラリア準備銀行(中央銀行)が金融安定報告書公表 印・決算発表 インフォシス 4月17日 日 カタール・産油国会合(増産凍結を目指す)(ドーハ) 3 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 スケジュール 日米主要経済指標のポイント ■(米) 3 月消費者物価コア指数 14 日(木)午後 9 時 30 分発表予定 (予想は、前年比+2.3%) 参考となる 2 月実績は前年比+2.3%。食品、衣料価格、家賃、医療費などが上昇し、インフレ率は 2%台を維持している。3 月については一部項目の価格が若干上昇しており、市場予想は妥当な水準か。前月比のインフレ率も +0.2%程度の上昇が見込まれている。 -------------------------------------------------------------------■(中)1-3 月期国内総生産 15 日(金)午前 11 時発表予定 (予想は前年比+6.7%) 10-12 月期の成長率は+6.8%だった。3 月に開かれた全人代(日本の国会に相当)で採択された第 13 次 5 カ年計画における成長目標は、6.5%以上と従来と比べて低めに設定されており 1-3 月期の成長率は 10-12 月期の実績をや や下回る見込み。外需の弱含みは成長率鈍化の一因とみられる。全人代では過剰生産能力を削減することなど経済構造改革に注 力する方針が示されており、構造改革を進める過程で中国経済の成長減速が予想される。 -------------------------------------------------------------------■(米)3 月鉱工業生産 15 日(金)午後 10 時 15 分発表予定 (予想は、前月比-0.1%) 参考となる 2 月実績は前月比-0.5%。原油生産と公益事業が低調だったことが影響しており、市場 予想を下回った。ただし、製造業に限定すると+0.2%で機械類と鉄鋼の需要が堅調だった。3 月については製造業の回復が続く ものとみられており、横ばいか、小幅な低下にとどまる見込み。 -------------------------------------------------------------------■(米) 4 月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値 15 日(金)午後 11 時発表予定 (予想は、92.0) 参考となる 3 月確報値は 91.0 で速報値から上方修正された。期待指数の確報値も上方修正されていること ら、4 月速報値は 3 月確報値をやや上回る見込み。市場予想は妥当な水準か。 -------------------------------------------------------------------- 4 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 決算カレンダー 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 決算カレンダー Market Data ※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。 日付 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月11日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 コード 2294 2303 2462 2670 2687 2736 3073 3181 3222 3228 3236 3297 3349 3366 4735 4992 6064 6264 6323 7577 8008 8274 8278 9861 9974 2186 2341 2722 2726 2742 2791 2796 3045 3048 3080 3139 3168 3201 3280 3501 3593 3670 3810 4577 4673 4714 4760 5018 5967 6142 6183 6217 6496 6985 7453 7501 7516 7718 7725 8095 銘柄 柿安本店 ドーン ジェイコムHD ABCマート シーヴイエス サダマツ ダイヤD 買取王国 U.S.M.H 三栄建築 プロパスト 東武住販 コスモス薬品 一六堂 京進 北興化 アクトコール マルマエ ローツェ パスポート 4℃HD 東武ストア フジ 吉野家HD ベルク ソーバル アルバイトタイ アイケイ パル ハローズ 大黒天 ファマライズ カワサキ ビックカメラ ジェーソン ラクト・ジャパン 黒谷 ニッケ エストラスト 住江織 ホギメディ 協立情報 サイバーS ダイト 川崎地質 リソー教育 ALPHA MORESC TONE 富士精 ベル24HD 津田駒 中北製 ユーシン 良品計画 ティムコ コーナン商事 スター精 インタアクション イワキ 上場部名 ジャスダックS ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 ジャスダックS ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証2部 東証1部 マザーズ マザーズ 東証2部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS ジャスダックS ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証2部 東証1部 ジャスダックS 東証2部 東証2部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS マザーズ 東証1部 ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証2部 名証2部 東証1部 東証1部 東証2部 東証1部 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証2部 東証1部 時刻 15:05 15:00 15:30 15:00 15:00 日付 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月12日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月13日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 コード 8194 8233 8244 8273 8887 9740 9765 9945 9948 1384 1400 1418 1434 2153 2379 2437 2651 2686 2735 2918 3093 3177 3192 3198 3266 3281 3376 3608 3669 3760 3832 4343 4616 6025 6150 6489 6734 7581 7599 7607 8167 8171 8257 8260 8267 8894 8905 8954 9661 9778 9836 9846 9946 9978 9979 1407 1419 1919 2292 2300 銘柄 ライフコーポ 高島屋 近鉄百 イズミ リベレステ CSP オオバ プレナス アークス ホクリヨウ ルーデン インターライフ JESCO HD イージェイHD ディップ シンワアート ローソン ジーフット ワッツ わらべや トレファク ありがとう 白鳩 SFPダイニン ファンドクリG GLP オンリー TSIHD モバクリ ケイブ T&Cメディカルサイエンス ファンタジー 川上塗 日本PC タケダ機 前沢工 ニューテック サイゼリヤ ガリバー 進和 リテールPT MV中部 山陽百 井筒屋 イオン 原弘産 イオンモール オリックスJRE(04/14) 歌舞伎 昴 リーバイス 天満屋ス ミニストップ 文教堂HD 大庄 ウエストHD タマホーム ヤマダSXL SFoods きょくとう 5 上場部名 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックG ジャスダックS 東証2部 東証2部 東証1部 ジャスダックS 東証1部 名証1部 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS ジャスダックS 東証2部 ジャスダックS 東証REIT 東証2部 東証1部 東証1部 ジャスダックS ジャスダックG 東証1部 東証2部 セントレックス ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 東証2部 名証2部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証2部 東証1部 東証REIT 東証2部 ジャスダックS ジャスダックS 東証2部 東証1部 ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 ジャスダックS 時刻 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 15:00 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 決算カレンダー Market Data ※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。 日付 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月14日 4月15日 4月15日 4月15日 4月15日 コード 2404 2449 2698 2769 2872 2925 2930 3021 3057 3087 3091 3141 3194 3260 3290 3295 3384 3387 3415 3460 3462 3606 3627 3647 3697 3823 3915 4645 4920 4995 5341 6047 6058 6070 6173 6182 6634 6668 6814 6915 7219 7420 7608 7610 7719 7847 8170 8237 8245 8904 8953 9601 9602 9837 9977 9993 2354 2411 2772 3263 銘柄 鉄人化 プラップJ キャンドゥ ヴィレッジV セイヒョー ピックルス 北の達人 PCNET ゼットン ドトル日レス ブロンコB ウエルシアHD キリン堂HD エスポア SIAリート ヒューリックRE アークコア クリレスHD STUDIOUS シニアリビンク NMF レナウン ネオス ジー・スリー SHIFT アクロディア テラスカイ 市進HD 日本色材 サンケイ化 アサヒ陶 Gunosy ベクトル キャリアリンク アクアライン ロゼッタ ネクスG プラズマ 古野電 千代インテ HKS 佐鳥電機 エスケイ テイツー 東京衡機 グラファイトD アデランス 松屋 丸栄 サンヨーナゴヤ 日本リテール 松竹 東宝 モリト アオキスーパー ヤマザワ 安川情報 ゲンダイAG ゲンキー ハウスリート 上場部名 東証2部 ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS 東証2部 ジャスダックS 東証1部 マザーズ セントレックス 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 セントレックス 東証REIT 東証REIT セントレックス 東証1部 マザーズ 東証REIT 東証REIT 東証1部 東証1部 東証2部 マザーズ マザーズ マザーズ ジャスダックS ジャスダックS 福証 東証2部 マザーズ 東証1部 東証1部 マザーズ マザーズ ジャスダックS 東証2部 東証1部 東証1部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 ジャスダックS 東証2部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 東証REIT 東証1部 東証1部 東証2部 ジャスダックS 東証1部 東証2部 ジャスダックS 東証1部 東証REIT 時刻 日付 4月15日 4月15日 4月15日 コード 銘柄 5271 トーヨーアサノ 6866 日置電 8984 ハウスレジ 上場部名 東証2部 東証1部 東証REIT 時刻 15:00 15:00 16:00 15:00 6 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 レーティング 格上げ・買い推奨 格上げ・買い推奨 ※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。 日付 4月4日 4月5日 4月6日 4月7日 4月8日 コード 社名 岩井コスモ 証券会社 4563 アンジェスMG A新規 レーティング 目標株価(円) - 大和 3197 すかいらーく 2新規 1900 4568 第一三共 4→3格上げ CS 8572 アコム UNDERPERFORM→NEUTRAL格上げ 2000→2500 ドイツ 3116 トヨタ紡織 HOLD→BUY格上げ モルガン 8227 しまむら UNDERWEIGHT→EQUALWEIGHT格上げ 東海東京 1959 九電工 OUTPERFORM新規 3400 422→587 2800 11200→13000 2742 ハローズ OUTPERFORM新規 2800 CS 4523 エーザイ UNDERPERFORM→NEUTRAL格上げ 7000 UBS 7269 スズキ SELL→NEUTRAL格上げ 岩井コスモ 7979 松風 B+新規 三菱UFJ 8308 りそなHD NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ いちよし 7287 日精機 B→A格上げ - ゴールドマン 4912 ライオン 強い買い新規 1550 2700→3000 670→590 6981 村田製 中立→買い格上げ 18200→17200 ドイツ 7988 ニフコ HOLD→BUY格上げ 5400→6300 岡三 7269 スズキ 強気新規 3600 UBS 2809 キユーピー NEUTRAL→BUY格上げ 2000 3227 MCUBS BUY新規 1700 7230 日信工業 NEUTRAL→BUY格上げ 野村 7 - 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 レーティング 格下げ・売り推奨 格下げ・売り推奨 ※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。 日付 4月6日 4月7日 4月8日 証券会社 三菱UFJ コード 社名 レーティング 目標株価(円) 6366 千代建 OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ 1250→900 8316 三井住友 OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ 5900→4700 大和 6474 不二越 2→3格下げ 野村 5449 大阪製鉄 BUY→NEUTRAL格下げ 2580→2005 CS 5444 大和工 OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 4100→2500 いちよし 7942 JSP A→B格下げ - 東海東京 6505 東洋電 OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ - 野村 4021 日産化 BUY→NEUTRAL格下げ - 8 - 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 -800 9 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 事業法人 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 2016/2/29 2016/2/22 信託銀 2016/2/29 2016/2/15 2016/2/8 2016/2/1 2016/1/25 2016/1/18 2016/1/12 2016/1/4 2015/12/28 2015/12/21 2015/12/14 2015/12/7 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 2016/3/7 2016/2/29 2016/2/22 2016/2/15 2016/2/8 2016/2/1 2016/1/25 2016/1/18 2016/1/12 2016/1/4 2015/12/28 2015/12/21 2015/12/14 2015/12/7 2015/11/30 2015/11/24 2015/11/16 2015/11/9 2015/11/2 2015/10/26 外国人 2016/2/22 2016/2/15 -400 2015/10/19 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 2016/2/8 2000 2016/2/1 -200 2016/1/25 3000 0 2016/1/18 4000 200 2016/1/12 5000 400 2016/1/4 600 2015/12/28 800 2015/12/21 1000 2015/12/14 単位:億円 2015/12/7 -500 2015/11/30 -400 2015/11/24 -100 2015/11/30 4000 2015/11/24 0 2015/11/16 5000 100 2015/11/16 200 2015/11/9 6000 2015/11/2 単位:億円 2015/11/9 300 2015/10/26 -6000 2015/11/2 -2000 2015/10/13 0 2015/10/19 2000 2015/10/13 6000 2015/10/26 2016/3/28 2016/3/22 単位:億円 2015/10/19 2016/3/7 2016/3/14 2016/2/1 2016/2/8 2016/2/15 2016/2/22 2016/2/29 2016/3/7 2016/3/14 2016/3/22 2016/3/28 8000 2015/10/13 2016/3/28 2016/3/22 2016/3/14 投信 2016/2/29 2016/2/22 2016/2/15 2016/2/8 2016/2/1 2016/1/25 2016/1/18 生・損保 2016/3/7 2016/1/4 2016/1/12 2015/10/13 2015/10/19 2015/10/26 2015/11/2 2015/11/9 2015/11/16 2015/11/24 2015/11/30 2015/12/7 2015/12/14 2015/12/21 2015/12/28 2016/1/4 2016/1/12 2016/1/18 2016/1/25 個人 2016/2/29 2016/2/22 2016/2/8 2016/2/15 2016/2/1 2016/1/25 2016/1/18 2016/1/12 2015/12/28 2015/12/21 2015/12/14 2015/12/7 2015/11/30 2015/11/24 2015/11/16 2015/11/9 2015/11/2 2015/10/26 2015/10/19 2015/10/13 展望 2016/1/4 2015/12/28 2015/12/21 2015/12/14 2015/12/7 2015/11/30 2015/11/16 2015/11/24 2015/11/9 2015/11/2 2015/10/26 2015/10/19 2015/10/13 週刊相場観測誌 Market 投資主体別売買動向 - 1 総括コメント 外国人投資家は総合で売り越し継続 り越し継続となった。また、個人投資家は 958 億円と買い越しに転じた。 3 月第 5 週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は総合で 2644 億円と売り越し継続となった。現物については小幅に売 その他、都地銀は 73 億円、信託は 3639 億円と買い越し継続となった。事法は 3 億円と売り越し継続となった。投信は 850 億円、 生・損保は 869 億円と売り越しに転じた。自己は 225 先物買いの、現物、TOPIX 先物売りで 610 億円と売り越し継続となった。こ の週の裁定残は、ネットベースで 1866 億円減少の 1 兆 8960 億円となった。なお、週間の騰落率は日経平均で 4.93%の大幅下落へ。 4000 単位:億円 2000 4000 -2000 0 -4000 -6000 -10000 -8000 -4000 -12000 -14000 単位:億円 3000 2000 -200 1000 -300 -1000 0 -2000 -3000 9000 単位:億円 1400 1200 8000 7000 6000 1000 -600 -1000 0 株式会社フィスコ 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 投資主体別売買動向 - 2 市場別データ 単位:億円 日付 現 物 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 15/12/21 ▲1,596 ▲1,023 ▲216 827 64 ▲128 ▲65 1,688 15/12/28 106 ▲2,066 14 470 ▲155 ▲18 ▲102 1,904 16/01/04 ▲3,765 5,815 ▲4,471 272 608 170 80 346 16/01/12 ▲2,916 2,566 ▲2,109 177 379 61 108 1,201 16/01/18 ▲1,165 278 ▲1,902 580 239 ▲37 ▲144 1,822 16/01/25 208 ▲686 ▲2,073 ▲62 ▲86 39 ▲122 2,708 16/02/01 3,079 1,941 ▲6,112 545 312 ▲107 ▲178 252 16/02/08 2,501 1,886 ▲5,735 ▲285 1,024 20 ▲223 401 16/02/15 ▲2,809 25 ▲4,053 546 1,385 113 ▲276 5,000 16/02/22 ▲1,262 ▲417 ▲4,082 1,174 189 ▲37 110 3,848 16/02/29 ▲149 ▲1,989 ▲954 557 ▲294 ▲27 ▲44 2,813 16/03/07 8,768 2,038 ▲11,932 ▲223 334 ▲272 84 737 16/03/14 1,759 1,875 ▲4,580 229 93 ▲101 ▲64 182 16/03/22 381 ▲205 ▲2,043 80 ▲232 ▲143 ▲45 1,831 16/03/28 ▲493 1,107 ▲79 287 9 ▲443 ▲65 ▲581 単位:億円 日付 T O P I X 先 物 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 15/12/21 2,238 ▲26 ▲1,591 ▲98 1 34 ▲2 15/12/28 ▲199 ▲21 168 78 ▲2 ▲77 35 ▲520 68 16/01/04 3,650 ▲119 ▲1,824 ▲149 ▲131 ▲412 ▲123 ▲551 16/01/12 3,104 31 ▲3,076 ▲68 77 134 ▲115 ▲52 16/01/18 2,454 104 ▲2,579 99 9 100 17 ▲352 16/01/25 ▲308 ▲48 523 134 ▲4 205 ▲106 ▲207 16/02/01 ▲4,068 ▲96 4,424 ▲322 ▲31 65 49 ▲37 16/02/08 ▲519 136 1,139 ▲785 61 ▲116 127 ▲410 16/02/15 66 ▲92 ▲274 134 ▲0 ▲44 125 43 16/02/22 29 31 ▲61 ▲166 5 35 125 7 16/02/29 355 13 ▲161 ▲72 9 ▲252 57 37 16/03/07 ▲784 235 281 ▲24 116 ▲108 117 78 16/03/14 ▲199 ▲91 83 280 ▲1 41 9 ▲128 16/03/22 ▲795 72 828 121 2 97 ▲4 ▲347 16/03/28 ▲385 ▲105 ▲3,598 452 ▲25 ▲284 0 4,012 単位:億円 日付 日 経 平 均 先 物 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 15/12/21 ▲1,188 174 ▲761 857 8 0 909 15/12/28 ▲323 105 ▲190 513 ▲23 0 ▲14 26 16/01/04 2,586 188 ▲3,709 1,241 66 ▲54 ▲589 ▲127 16/01/12 ▲1,232 115 ▲1,648 2,218 11 ▲22 183 312 16/01/18 ▲1,310 100 1,821 707 ▲8 ▲170 ▲1,399 687 16/01/25 232 ▲174 ▲1,022 916 ▲3 28 114 ▲242 16/02/01 255 ▲192 690 ▲1,149 1 15 498 ▲309 16/02/08 ▲1,174 82 3,878 ▲2,100 ▲75 ▲21 ▲52 ▲192 16/02/15 2,294 ▲483 ▲3,172 669 ▲11 ▲14 710 180 16/02/22 ▲572 ▲122 594 95 2 67 131 ▲126 16/02/29 251 ▲213 ▲465 362 ▲6 138 ▲21 55 16/03/07 1,053 360 ▲943 ▲383 ▲111 66 187 79 16/03/14 ▲505 ▲120 1,645 ▲1,280 34 157 ▲85 113 16/03/22 ▲1,948 8 897 856 ▲16 63 140 105 16/03/28 268 ▲44 1,033 ▲1,589 13 ▲142 138 208 10 ▲26 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market ※ 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 新規上場銘柄 結果とスケジュール データは直近の新規上場銘柄の結果とスケジュールを全て掲載しています。 証券会社によって取り扱いが異なりますので、お取引の際は各証券会社にご確認ください。 銘柄名 ハイアス・アンド・カンパニー コード 市場 上場日 仮条件 (円) 6192 東M 4/5 850~950 公募株数 (株) 470,000 売出株数 (株) 70,000 公募価格 (円) 初値 (円) 950 主幹事 2,750 SMBC日興 4/8終値 (円) 1,901 事業内容: 住関連産業に係るASPシステムの提供及び事業ノウハウ等のソリューション提供 丸八ホールディングス 3504 名2 4/8 620~680 1,016,000 807,800 680 757 東海東京 907 事業内容: 羽毛ふとん、羊毛敷きふとん、毛皮インテリア製品等の寝具・リビング用品の製造販売などを行うグループ会社の管理・統括 エディア 3935 東M 4/15 1,510~1,630 160,000 119,400 1,630 - SBI - 100,000 30,000 - - 大和 - 事業内容: ゲームサービス事業、ライフサポートサービス事業 グローバルウェイ 3936 事業内容: ジャパンミート 4/19 2,760~2,960 ソーシャル・ウェブメディア事業(働く人のための情報プラットフォーム「キャリコネ」の運営および有料職業紹介サービスの提供)、ビジネス・ウェ ブアプリケーション事業(クラウド型業務用ソフトウェアのカスタマイズ開発、導入支援および自社開発したソフトウェアのライセンス販売) 3539 事業内容: 東M 東2 4/21 910~1,010 3,750,000 450,000 - - みずほ - 食品スーパーマーケット ジャパンミート「生鮮館」、ジャパンミート「卸売市場」、「肉のハナマサ」及び「パワーマート」の経営、焼肉レストランの経 営 11 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証1 部) 雲上抜け銘柄(東証1部) コード 終値 (円) 銘柄 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) コード 銘柄 終値 (円) 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) 1926 ライト工 1098 1085.25 1055 1975 朝日工 437 432.5 427.5 2181 テンプHD 1661 1644.75 1471.5 2292 SFOODS 2467 2408 2298 2674 ハードオフ 1534 1463.75 1280 2809 キユーピー 2844 2633.5 2696 2899 永谷園HD 1110 1077.75 1090 3101 東洋紡 184 181.5 180.5 3151 バイタルKSK 893 855.25 888.5 3593 ホギメディ 6110 5945 5965 4118 カネカ 954 951.25 813.5 4346 NEXYZ. 1033 963.75 883.5 4350 メディシス 4850 ダウケミカル 4922 コーセー 6089 ウィルグループ 8005 スクロール 9001 622 579.25 511.5 4552 JCRファーマ 2803 2679 2711.5 5700 5427.5 5697.5 4919 ミルボン 4625 4298.75 4025.5 10800 10767.5 8860 4958 長谷川香 1742 1723.5 1689 1015 958.75 848.5 6310 井関農 220 204.25 217 446 444 403 8270 ユニーGHD 781 771 704.5 東武 551 549 550.5 9003 相鉄HD 704 686 592 9045 京阪電鉄 810 783 661.5 9716 乃村工芸社 1735 1624 1402.5 9743 丹青社 837 825.25 752 9948 アークス 2545 2453.75 2533 12 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 163 Weekly 2016 04 11 一目均衡表雲抜け銘柄 雲下抜け銘柄(東証1 部) 雲下抜け銘柄(東証1部) コード 終値 (円) 銘柄 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) コード 銘柄 終値 (円) 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) 1762 高松G 2256 2492.5 2400.5 1814 大末建 709 755.75 822.5 1820 西松建 473 496 477 1896 大林道 701 744.5 744.5 1924 パナホーム 808 824 819.5 1941 中電工 2095 2402.75 2136 1982 日比設 1470 1480.25 1523 1983 東芝プラ 1334 1368 1527 2378 ルネサンス 1208 1340.5 1210 2734 サーラ 558 567.25 589.5 2767 フィールズ 1730 1746.25 1791 3028 アルペン 1770 1827.75 1823 3116 トヨタ紡織 1749 2092.75 1786 3156 UKCHD 2156 2356.5 2181.5 3193 鳥貴族 2052 2293.5 2135.5 3254 プレサンス 3905 4526.25 3966 3258 ユニゾHD 4790 5397.5 4865 3276 日本管理 1608 1669.75 1635 3277 サンセイラン 3569 セーレン 4027 テイカ 4202 ダイセル 4324 電通 5320 4549 栄研化 4674 クレスコ 4825 4994 5481 6727 924 959 931.5 3524 日東網 149 149.5 156.5 1138 1306.25 1184.5 3946 トーモク 264 265.75 272 485 504 487.5 4046 大阪ソーダ 402 424.75 405.5 1338 1562 1449 4282 EPSーHD 1326 1358.5 1363 6297.5 5457.5 4333 東邦システム 598 629.5 599 2200 2267 2222.5 4619 日特塗 843 985.75 884.5 1614 1791.5 1733 4775 総合メディカ 3440 3787.5 3480 WNIウェザー 3560 3921.25 3638.5 4901 富士フイルム 4083 4749.25 4269 大成ラミック 2765 2854 2823.5 5332 TOTO 3370 3772 3375 山陽鋼 466 521.75 491.5 6080 M&Aキャピ 1634 1842.75 1642 ワコム 442 474.75 520.5 6866 日置電 2286 2460.5 2303 7248 カルソカンセ 733 864 757.5 7581 サイゼリヤ 2221 2747.75 2322 7593 VTHD 7864 フジシール 7971 東リ 8068 菱洋エレク 8185 チヨダ 8273 イズミ 8923 573 717.5 615 7606 Uアローズ 4335 4823.75 4343.5 3685 3918.75 3840 7942 JSP 1919 2082.5 2172 275 314.25 278.5 7987 ナカバヤシ 275 303.75 275.5 1290 1495.5 1317.5 8097 三愛石 774 791.75 790 2906 3434.5 2994.5 8200 リンガハット 2266 2655.5 2341 4755 5272.5 4795 8686 AFLAC 6870 7305 7060 トーセイ 751 794.5 790.5 8999 グランディ 343 377.5 351.5 9022 JR東海 19115 20530 19247.5 9068 丸全運 387 413.25 388 9409 テレビ朝日HD 1914 1926.25 1930 9414 BS11 988 997 1114 9468 カドカワ 1557 1589.75 1764.5 9600 アイネット 1082 1178.75 1095 9675 常磐興 148 151.25 149 9747 アサツーDK 2732 2793.75 3015 9787 イオンディライ 3360 3791.25 3418.5 9956 バローHD 2742 3223 2758.5 9966 藤久 1695 1698.25 1706 13 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 【ご投資にあたって】 本レポート記載の内容に従ってお取引される場合、店舗における国内の金融商品取引所に上場する株式(売買単位未満を除 く)の場合は約定代金に対して最大1.134%(税込み)(ただし、約定代金の1.134%に相当する額が2,700円(税込み)に満たない 場合は2,700円(税込み))の委託手数料をご負担いただきます。 また、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者の信用状況(財 務・経営状況含む)の悪化等、それらに関する外部評価の変化等により損失が生じる恐れ(元本欠損リスク)があります。 なお、信用取引などを行う場合は、対象となる株式等または指標等の価格変動により損失の額がお客様の差し入れた委託保 証金などの額を上回るおそれ(元本超過損リスク)があります。なお、商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、当該商 品等の契約締結前交付書面やお客様向け資料をよくお読みください。 【免責事項】 ■ 本資料は株式会社フィスコ(以下「フィスコ社」という)独自の調査・判断に基づくものであり、ひろぎんウツミ屋証券株式会社によ る投資情報ではありません。そのためひろぎんウツミ屋証券は本資料の正確性、完全性について一切の責任を負うものではな く、また、本資料の情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切の責任を負いません。 ■ フィスコ社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありませ ん。また、掲載される情報はフィスコ社が信頼できると判断した情報源をもとに作成したものですが、その内容及び情報の正確 性、完全性または適時性について、フィスコ社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。 ■ 本文、データなどに関しましては、著作権法などの法律、規制により知的所有権が保護されており、個人の方の本来目的以外で の使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除く)。 ■ 金融商品(投資信託・外貨預金・公共債等)は、価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。 ■ 商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、金融商品をお申込の際は、当該商品等の契約締結前交付書面もしくは投資 信託説明書(交付目論見書)の内容をよくお読みください。 私たちはお役に立つ情報提供を常に考え、行動しています。 商 号 等:ひろぎんウツミ屋証券株式会社 金融商品取引業者 中国財務局長(金商)第20号 加入協会:日本証券業協会 本社 〒730-0032 広島市中区立町2-30 電話:082-245-5000(代) htt p://www.hirogin-utsumiya.co.jp 本 店営 業部 〒730-0032 広島市中区立町2-30 ゆめタウン 広島市南区皆実町2-8-17 〒734-0007 広 島出 張所 ゆめタウン広島内 法 人営 業部 〒730-0032 広島市中区立町2-30 ℡:082-245-5000 三 次 支 店 〒728-0013 三次市十日市東1-2-48 ℡:0824-62-3121 ℡:082-252-8415 可 部 支 店 〒731-0221 広島市安佐北区可部5-13-12 ℡:082-815-2600 ℡:082-245-5035 五日市支店 〒731-5127 広島市佐伯区五日市7-4-33 ℡:082-922-0161 福 山 支 店 〒720-0808 福山市昭和町1-1 ℡:084-922-1321 東広島支店 〒739-0014 東広島市西条昭和町3-21 ℡:082-422-3621 ℡:086-222-1561 廿日市支店 〒738-0024 廿日市市新宮1-9-34 ℡:0829-31-6611 ℡:0847-45-8500 岩 国 支 店 〒740-0017 岩国市今津町1-9-26 ℡:0827-22-3161 投 資 相 談 岡山市北区磨屋町1-3 〒700-0826 ブース岡山 広島銀行 岡山支店内 府 中 支 店 〒726-0004 府中市府川町337-1 尾 道 支 店 〒722-0035 尾道市土堂1-11-17 ℡:0848-23-8121 徳 山 支 店 〒745-0015 周南市平和通2-33 ℡:0834-31-5350 因 島 支 店 〒722-2323 尾道市因島土生町塩浜1894-10 ℡:0845-22-2291 防 府 支 店 〒747-0801 防府市駅南町4-1 ℡:0835-22-2871 竹 原 支 店 〒725-0026 竹原市中央1-5-3 ℡:0846-22-2295 宇 部 支 店 〒755-0043 宇部市相生町3-15 ℡:0836-31-1105 三 原 支 店 〒723-0014 三原市城町1-5-12 ℡:0848-67-6681 萩 〒758-0027 萩市吉田町64-2 ℡:0838-25-2121 呉 ℡:0823-21-6401 浜 田 支 店 〒697-0024 浜田市黒川町4185 ℡:0855-22-1515 別 府 支 店 〒874-0935 別府市駅前町12-11 ℡:0977-21-3111 東 京 支 店 〒103-0025 中央区日本橋茅場町1-12-4 ℡:03-3668-7551 支 店 〒737-0046 呉市中通2-4-13 支 店 ネットセンター(インターネット取引) http://www.hirogin-utsumiya.co.jp コールセンター(コール取引) フリーコール:0120-506-084 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