2016年4月11日号 - ひろぎんウツミ屋証券

Weekly Market Research Report
2016年4月11日号
今週の
POINT
国内株式市場
投機的な動きも円高是正に期待、会合控え原油相場に関心
今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 -
UBIC【 マザーズ 2158 】ほか
テーマ別分析
訪日促進でムスリム対応が加速、ハラル関連銘柄に関心
話題のレポート
中期経営計画の発表が期待される銘柄
スクリーニング分析
接近する決算発表で関心が向かう自社株買い期待銘柄
業績動向への期待感高めにくく、株主還元策が焦点に
株式会社フィスコ
本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。
目次
週刊相場観測誌
Market
1
展望
今週の市場見通し
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
国内株式市場
マーケット概観
3
新興市場
4
米国株式市場
2
3
マーケットを読む
今週の分析銘柄
為替市場
米ドル/円予想レンジ
6
債券市場
債券先物・長期国債利回り予想レンジ
6
今週のポイント
7
日経平均株価
8
FISCO Selection
読者の気になる銘柄
テクニカル妙味銘柄
4
5
カテゴリー考察
5
UBIC〈2158〉マザーズ
9
ヤクルト本社〈2267〉東証 1 部
10
エービーシー・マート〈2670〉東証 1 部
11
ゲンキー〈2772〉東証 1 部
12
MonotaRO〈3064〉東証 1 部
13
ブランジスタ〈6176〉マザーズ
14
トヨタ自動車〈7203〉東証 1 部
15
日本通運〈9062〉東証 1 部
16
ファーストリテイリング〈9983〉東証 1 部
17
そーせいグループ〈4565〉マザーズ
17
日本たばこ産業〈2914〉東証 1 部
18
サイバーエージェント〈4751〉東証 1 部
18
テーマ別分析
19
スクリーニング分析
20
先週の話題レポート
21
信用需給動向
22
連載コラム
2
23
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国内株式市場
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
今週の市場見通し
国内株式市場 マーケット概観
投機的な動きも円高是正に期待、会合控え原油相場に関心
■アベノミクス初の 7 日続落
り課税逃れ対策の在り方も議論する見通しである。各国トップ
の疑念が相次いで強まるなか、
波乱要因となる可能性には警戒
先週の日経平均は下落。1 日の米雇用統計が予想を上回った
しておく必要があろう。
「パナマ文書」とは、パナマで税務処
ものの、イエレン FRB 議長発言以降はドル高・円安の修正が続
理を行なってきた「モサック・フォンセカ」が過去 40 年にわ
いており、売り優勢の展開から始まった。その後も為替市場で
たって扱ってきた膨大な税務情報であり、
国際調査報道ジャー
の円高が重しとなるなか、6 日の日経平均はアベノミクスのス
ナリスト連合(ICIJ)が発表した。1 万 4000 の金融機関とそ
タート後初の 7 日続落となり、
節目の 16000 円を割り込んでい
のクライアント21万4500社の税務情報が記載されていると言
る。注目された FOMC 議事録において、4 月会合での利上げに
われており、今後、スキャンダルに発展する可能性は十分にあ
も否定的な見解が強まっていたことが明らかになると、円相場
る。
は 109 円台に。さらに、週末には NY 市場で一時 107 円台と急
激にドル安が進行したことで、世界経済の後退懸念が高まっ
■ソフトバンクやファーストリテの指数インパクト
た。
日経平均は先週、あっさり節目の 16000 円を割り込むと、週
■G20 財務相会議で円高に歯止めがかかるかを見極め
末には一時 15500 円を下回る場面もあった。小売企業の決算発
表が相次ぐなか、
ファーストリテイリング<9983>の下方修正お
先週は週を通じて円相場に振らされる状況となったが、
引き
よび減配が重しとなった面もあろう。一方で、ソフトバンクグ
続き円高に歯止めがかかるかを見極めたいところであろう。今
ループ<9984>が 6 営業日続伸と強い動きをみせていた。週末の
週は日米欧などの 20 カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総
上昇で抵抗線を捉えてきており、引き続き日経平均をけん引す
裁会議が 14 日から開催される。世界経済の後退を防ぐため財
る展開が期待される。ファーストリテイリングについては、ボ
政出動による需要拡大策を議論する。その他、通貨安競争を回
トム形成を見極める必要があろうが、下げ渋りをみせてくるよ
避することも確認することで、
過度な円高の流れは是正される
うだと、日経平均も一先ず自律反発の流れが意識されてくるだ
可能性がありそうだ。もっとも、5 月の伊勢志摩サミット通過
ろう。
までは、他国からの批判を避けるため円安介入は厳しいとみら
れる。一先ず小康状態といったところか。
■減産向けた会合控え、原油先物相場への関心集まる
また、先週末には財務相による「為替相場は安定しているの
が望ましい」との口先介入もあり、やや円安に振れて推移して
また、今週は 17 日に産油国の減産合意に向けた会合を控え
いた。円相場が円安に振れて推移していることで株式市場は急
ているため、円相場の動向のほか、原油相場の動向にも関心が
速に下げ渋りをみせたが、口先介入に反応したとみられ、実需
集まりやすい。
米国では11 日のアルコアの決算を皮切りに1-3
による動きというよりは投機的な動きに映る。慎重姿勢は崩せ
月期決算発表シーズンに入る。
国内では急激な円高によって業
ない状況ではあるが、実需での一方向に大きく動く流れは落ち
績下振れへの警戒感が高まっているが、米企業の好調な決算が
着きをみせてくる可能性がありそう。
相次ぐようだと、
トヨタ<7203>など輸出関連では業績悪化を織
り込み、アク抜けを意識させてくることも期待される。
■パナマ文書」はスキャンダルに発展も
その他、経済指標では 11 日に 2 月機械受注統計、中国 3 月
消費者物価指数、12 日に国際通貨基金(IMF)が世界経済見通
その他、G20 財務相・中央銀行総裁会議では、
「パナマ文書」
で国際的に注目を集めるタックスヘイブン(租税回避地)を巡
し(WEO)を発表する。13 日には米 3 月小売売上高、米地区連
銀経済報告(ベージュブック)が公表される。
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新興市場
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
今週の市場見通し
国内株式市場 新興市場
マザーズ指数は 13 年 5 月高値更新を視野に、エディアが IPO
■そーせいグループの株価上昇で中小型株への期待続く
マザーズ指数
今週の新興市場は、マザーズ指数のしっかりとした動きが
続くことが想定される。マザーズ指数は前週末に13年5月以
来となる高値水準を付けたが、同月高値(1083.24pt)更新
も視野に入ってくるだろう。主力大型株は円高進行などで先
行きへの不透明感が強まっているが、中小型株はそーせいグ
ループ<4565>の株価上昇により成長期待が続くとみられる。
■決算発表シーズン控え次第に業績動向への関心も
今週は4月11日にドーン<2303>、プロパスト<3236>、13日
にケイブ<3760>、14日にアクロディア<3823>、テラスカイ
<3915>、メタップス<6172>、ロゼッタ<6182>、テイツー
<7610>、15日にレイ<4317>などが決算発表を予定している。
12-2月期決算発表が続くほか、今月下旬からは1-3月期決算
発表シーズンを迎えることから、徐々に業績動向にも注目が
集まりそうだ。ドーン、プロパスト、ロゼッタなどはテーマ
性に加え、足元の業績好調でも注目度が高い。また、第3四
半期までに通期の利益計画をほぼ達成しているレイなども
業績期待が高まりそうだ。
プロパスト<3236>
IPO関連では、4月15日にエディア<3935>がマザーズへ新規
上場する。ベンチャーキャピタル保有株が多いことが需給面
の懸念材料だが、根強い人気のあるゲーム・コンテンツ関連
の小型案件として堅調な初値形成となりそうだ。ゲーム関連
銘柄には業績の振れが大きいとのイメージもあるが、同社は
比較的堅実志向ながら業績が拡大している点が注目されよ
う。
円
ロゼッタ<6182>
円
4
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米国株式市場
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
今週の市場見通し
米国株式市場
1-3 月期決算発表シーズンに突入
バンク・オブ・アメリカ(14 日)
、シティグループ(15 日)、
■先週の動き
航空大手のデルタ航空(14 日)などの発表が予定されている。
週初は前週の大幅上昇を受けて利益確定の売りが先行。軟
中国経済への懸念を背景とした年初の混乱を受けて1 月から
調な原油や商品相場が重しとなり、国際通貨基金(IMF)の
2 月にかけて株や債券の発行、トレーディング活動が停滞し
ラガルド専務理事が世界経済の見通し引き下げを示唆した
た。これらの事業の依存度が低い JP モルガン・チェースや
ことが嫌気され、下げ幅を拡大した。しかしながら、その後
ウェルズ・ファーゴへの影響は限定的となる見込みだが、投
原油相場の反発やFOMC 議事録の発表を控えて上昇に転じた。
資銀行のゴールドマンサックスは複数のアナリストが利益
FOMC 議事録では経済見通しの下振れリスクが残るなか、4 月
見通しを大幅に引き下げており、1-3 月期の金融関連企業の
の利上げは利上げを急いでいるとの不適切な印象を与える
決算は明暗が分かれる展開となりそうだ。また利上げ観測が
ことになると数人の委員が主張したことが明らかとなり、利
後退し、低金利環境が長期間継続することは、金利マージン
上げ観測の後退を受けて堅調推移となった。週末にかけて
を収益源とする金融セクター全般の懸念材料となっている。
は、為替相場で急激にドル安が進行したことで、世界経済の
ファクトセット社の調査によれば、1-3 月期の S&P500 構成
後退懸念から投資家が安全資産への投資に切り替えている
銘柄の利益は、昨年末時点で前年同期比 0.7%の増加が予想
との見方が広がり、大幅下落となる場面もあったが、その後
されていたものの、8 日時点では同比 9.1%の減益予想と、
下げ幅を縮小し、揉み合う展開となった。結局、週を通じて
時間の経過と共に引き下げられてきている。最大の要因は軟
主要株価は下落。
調な原油価格の影響を受けたエネルギーセクターで、前年同
期比約 104%の減益が予想されている。一方で、通信サービ
スや一般消費財セクターは、それぞれ 13%、10%の利益成長
■今週の見通し
が予想されているものの全体をプラス成長に押し上げるに
先週の FOMC 議事録を受けて、FF 金利の先物取引から算出
は力不足だ。また年初からドル安傾向となってきているもの
される利上げ確率は 6 月まで 16%、9 月まで 36%、12 月ま
の、収益へのプラス効果が出てくるのはまだ先になりそう
では 49%(8 日時点)と後退しており、年内の利上げ実施も
だ。
微妙な情勢となってきた。世界的にデフレとの闘いが続く
経済指標では 3 月輸入物価指数(12 日)
、3 月小売売上高
中、先週、IMF のラガルド専務理事は世界経済の見通しの引
(13 日)
、3 月生産者物価指数(PPI)(13 日)
、3 月消費者物
き下げを示唆した。14-15 日はワシントンでの G20 財務相・
価指数(14 日)などの発表が予定されている。また、13 日
中銀総裁会議、15-17 日にかけては IMF 世界銀行の春季総会
には FOMC での基礎資料となる地区連銀経済報告(ベージュ
が開催されるが、先進国が協調する形で、どのようなデフレ
ブック)の発表が予定されている。2 月小売売上高はマイナ
脱却策を打ち出すことができるかが注目される。
スに転じ、1 月発表分が下方修正された。ただ原油価格の下
11 日に予定されているアルミニウム大手のアルコアを皮
落や雇用の堅調を受けて、先行指標である消費者信頼感指数
切りに 1-3 月期決算発表シーズンに入る。金融では大手行の
は高水準を保っていることから、消費の落ち込みが続くこと
ウェルズ・ファーゴ(14 日)
、JP モルガン・チェース(13 日)
、
は考え難い。
5
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為替/債権市場
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 163 Weekly
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今週の為替/債券市場見通し
為替/債券市場
為替市場
米ドル・円 予想レンジ
今週のドル・円は上値の重い状態が続く見込み。安倍首相に
よる為替介入(円売り・米ドル買い)について慎重な見方を示
したことで投機筋などの円買いは続く見込み。円売り介入に対
する警戒感は高まっていないことから、ドルの下値水準を模索
する展開となりそうだ。ただし、急激なドル安・円高に対して
日本政府が市場介入も辞さない姿勢を見せた場合、ドルを買い
戻す動きが広がる可能性がある。米国側の反応も含めて政府関
係者の為替に関する発言に対して注意を払う必要がある。
【3 月小売売上高】
(13 日発表予定)
2 月実績は前月比-0.1%、3 月は同+0.1%と予想されている。
また、同日発表される 3 月の生産者物価コア指数(PPI)は前
年比+1.2%に対し、3 月は同比+1.3%と見込まれる。イエレン
米連邦準備理事会(FRB)議長はインフレ上昇の兆候を指摘し
ているため、個人消費やインフレ関連の指標が予想を大きく上
回った場合、早期利上げの思惑につながりやすい、
債券市場
106.00
~
110.00
円
【3 月消費者物価コア指数】
(14 日発表予定)
消費者物価コア指数(コア CPI)は 2 月実績が前年比+2.3%、
3 月は+2.3%と予想されている。物価動向への市場の関心が強
まるなか、コア CPI が予想を上回った場合、早期利上げ観測が
再び高まりそうだ。
【G20 財務相・中央銀行総裁会議】
(14-15 日開催予定)
14-15 日に 20 カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議が米ワ
シントン D.C.で開かれる。前回 2 月 26-27 日に上海で開かれ
た G20 会議では、為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、
経済及び金融の安定に対して悪影響を与え得ることが再確認
された。通貨の競争的な切り下げを回避することや競争力のた
めに為替レートを目標とはしないとの認識も共有された。今回
の G20 でも、為替については同様の見解が表明されるものとみ
られるが、米国の追加利上げに対する懸念が表明されなかった
場合、ドルを買い戻す動きが広がる可能性がある。
債券先物予想レンジ
長期国債利回り予想レンジ
■先週の動き
先週の債券相場はやや底堅い動きを見せた。米 4 月利上げ観
測の後退によってドル安・円高が急速に進行したことや株安が
意識されたようだ。日本銀行による早期追加緩和観測が再浮上
したことも債券相場に対する支援材料となった。
一部投資家の利益捻出に絡んだ長期債の売りは継続してい
たようだが、10 年国債入札が無難な結果になったことから、
長期債がやや強い動きを見せた。債券先物 6 月限は 151 円 74
銭から 151 円 32 銭まで下げたが、8 日の取引で 151 円 69 銭ま
で反発し、151 円 65 銭でこの週の取引を終えた。
円
151.30
円
~
151.90
円
-0.08
%
~
-0.03
%
■今週の見通し
14 日に行われる 30 年国債入札の結果を見極める展開とな
る。米国の早期利上げ観測は後退しており、為替相場の円安反
転の可能性は高まっていない。円高継続の思惑は残されている
ことから、30 年国債入札は無難な結果になるとみられる。円
高が継続することで日本銀行による早期追加緩和への期待が
再浮上していることも債券相場を下支えする要因となりそう
だ。
債券先物は主に 151 円台半ば近辺で推移し、やや底堅い動き
を続ける見込み。30 年国債入札が順調な結果となった場合、
超長期債の利回り水準は低下し、債券先物の上昇を促す可能性
が高い。
6
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今週のポイント
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
マーケットを読む
今週のポイント
円高の流れに変化は見られず、内需株優位の状況は継続へ
先週の日経平均は、為替市場でのドル安円高を嫌気して下
値模索の動きとなったが、週央から週末にかけては、想定以上
に底堅さの目立つ形にもなっている。前週末の米雇用統計は上
振れたものの、早期の利上げ観測が高まるまでには至らず、安
倍首相の為替介入に消極的な発言も材料視されて、その後も円
高の流れが加速、7 日には一時 107 円台まで円高が進んだ。週
前半は、円高を嫌気して、自動車などの輸出関連株が売り優勢
になったが、週末にかけては、こうした輸出関連株も、買戻しと
見られる流れに下げ渋る動きが目立った。週間の業種別下落率
トップは、前半の下げが響いた輸送用機器、金融関連株も総じ
て売り優勢となった。一方、医薬品や食料品など上昇率上位は
内需系のディフェンシブ銘柄となった。また、川内原発の運転差
し止め抗告の棄却で電力株が一斉高する場面も見られた。
小売り株を中心に決算発表が本格化、予想外の業績下方修
正を受けてファストリが週末に急落した。不二越なども決算内容
が嫌気される。一方、アダストリア、しまむら、ビックカメラ、象印、
キユーピーなどが決算を受けて買われた。セブンアイ HD は人
事案を受けて乱高下したが、結局は否決となったことで、企業統
治が評価される流れにもなった。ほか、村田製やライオンなど
はアナリストの高評価で買われ、日産化学は格下げで下落。ス
ズキはインド事業説明会が評価材料視され、DMG 森精機は欧
州子会社の出資比率引き上げで買われる。
先週末の海外市場でも、為替円高の流れに変化はみられ
ず、引き続き、円高懸念が株式市場の下押し圧力となっていこ
う。先週末にかけての下げ渋りは、極端に膨らんだショートポジ
ションの買戻しが中心と見られ、依然として輸出関連株は手掛け
難い状況が継続しそうだ。とりわけ、下旬から本格化する決算発
表が接近しており、積極的な資金流入への期待は乏しい。
今週も小売り企業を始めとした決算発表が多く予定されてい
る。11 日には ABC マート、吉野家 HD、12 日にはビックカメラ、
良品計画、高島屋、13 日にはディップ、ローソン、イオン、14 日
にはドトール日レス、東宝などが予定している。また、米国で
は、1-3 月期決算発表がスタートする。アルコアを皮切りに、JP
モルガン、バンカメ、ウェルズ・ファーゴ、シティなどが予定され
ており、東京市場の資源関連株や銀行株などに影響を及ぼす
可能性も高い。国内では機械受注、海外では米小売売上高や
中国の経済指標が注目されよう。
物色は内需株優位の状況が続く可能性が高いと考える。とり
わけ、足元での円高進行を受けて、円高メリット銘柄を本格的に
物色していく動きなども強まる可能性はあろう。全般的に決算期
待を高めにくいなか、建設株などにはあらためて前期業績の上
方修正期待などが高まる余地も。マザーズ指数の活況などテー
マ株物色の動きは継続も、今後業績動向に視点が移るなか、過
度な上値追いは避けたい局面でもある。
先週動いた銘柄・セクター(東証1部・個別銘柄は他市場が優先市場のものを除く)
上昇率 上位銘柄
コード
銘柄
下 落率上位銘柄
終値(円)
騰 落 率 ( %)
コード
銘柄
1,725.0
18.88
9983
ファースト リテイリング
業種 別騰落率
終値(円)
騰 落 率 ( %)
上位セクター
騰 落 率 ( %)
26,610.0
-21.90
水産・農林業
5.96
3333
あさひ
4064
日本カーバイ ド工業
143.0
18.18
9039
サカイ引越 センター
2,725.0
-18.66
医薬品
3.72
3319
ゴルフダイジ ェスト
999.0
16.43
6505
東洋電機製 造
316.0
-17.28
食料品
1.49
6141
DMG森精機
1,157.0
16.28
4312
サイバネッ トシステム
722.0
-16.34
鉄鋼
1.08
2809
キユーピー
2,844.0
16.22
7594
マルカキカ イ
1,303.0
-15.17
情報・通信業
1.05
4755
楽天
1,217.5
15.40
7312
タカタ
350.0
-15.05
精密機器
0.69
4745
東京個別指導 学院
782.0
15.34
4043
トクヤマ
159.0
-14.52
陸運業
0.48
4350
メディカルシ ステム
622.0
15.19
3661
エムアップ
517.0
-13.83
8217
オークワ
1,136.0
12.92
6997
日本ケミコ ン
131.0
-13.25
輸送用機器
-4.59
1333
マルハニチロ
2,283.0
12.52
7448
ジーンズメ イト
178.0
-13.17
保険業
-3.88
4912
ライオン
1,387.0
12.22
2445
エスアール ジータカミヤ
370.0
-13.15
証券業
-3.81
3101
東洋紡
184.0
11.52
5018
MORES CO
1,117.0
-13.07
銀行業
-3.53
2685
アダストリア
3,870.0
11.37
6474
不二越
324.0
-12.90
ゴム製品
-3.12
6099
エラン
1,077.0
11.15
4980
デクセリア ルズ
929.0
-12.36
倉庫・運輸関連 業
-2.96
2296
伊藤ハム米久 HD
821.0
11.10
7942
JSP
1,919.0
-12.25
非鉄金属
-2.95
下位セクター
7
騰 落 率 ( %)
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テクニカル分析
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
マーケットを読む
日経平均株価
底打ち感の掴みづらい相場展開が続く
■G20 財務相会合で円相場はいったん落ち着くか
前週の日経平均株価は週間ベースで 342.64 円の下落となっ
た。新年度入り後の不安定な相場展開が続いており、6 日時点で
7 営業日続落と、アベノミクス後の連続下落記録を更新してい
る。週末にかけては続伸となったが、7 日間の下落幅 1419.01
円に対して、2 日間の上昇幅は 106.16 円にとどまっている。8
日の米国市場では NY ダウは反発となるも、シカゴ日経 225 先物
清算値は大阪比 55 円安の 15775 円だった。円相場は 1 ドル 108
円前半での推移となるなか、底打ち感の掴みづらい相場展開が
続きそうである。
価格帯別出来高をみると、
15700-16300 円レベルで膨らんでき
ている。この水準での底固めをみせられないと、15000 円処まで
走りやすいため、引き続き警戒が必要と考えられる。今週は G20
財務相会議が予定されており、一先ず為替市場は落ち着きが見
られる可能性があるため、円相場の落ち着きを受け、直近の下
げに対する自律反発が意識されやすいところ。とはいえ、週末
には石油産油国による減産に向けた会合が開催される予定であ
る。原油相場が不安定になりやすいため、今週については原油
先物相場により関心が向かいそうである。
また、米国では決算シーズンに入る。先週末はギャップなど
小売各社の決算が嫌気されていた。JP モルガン・チェースなど
金融機関の決算も予定されており、弱い内容が続くようだと、
より追加利上げへの観測が後退する格好となり、これが為替市
場での円買いに向かわせる流れも警戒か。
日経平均はボリンジャーバンドの-2σと-3σとのレンジで推
移している。急ピッチの下げに対する売られ過ぎ感はあるが、
バンドが下向きで拡大傾向にあるため、-2σに沿った調整が続
いてしまうと、目先底が確認しづらい状況に向かいやすい。目
先は 2 月安値が位置する節目の 1500 円処となろうが、それまで
は押し目買いも入りづらい需給状況になりそうだ。
■ 基準線 ■ 転換線 ■ 遅行スパン ■ 先行スパンスプレッド(雲)
一目均衡表(日経平均)
円
8
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今週の分析銘柄
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
今週の分析銘柄 -1-
UBIC〈2158〉マザーズ
人工知能の相次ぐ報道でAI関連に関心
■人工知能の成長を可視化する特許取得
国際訴訟支援サービス事業を展開する。訴訟支援で培ったノウ
ハウを活かして人工知能「KIBIT(キビット)」を開発。人工知能の
成長を可視化する技術に関する特許を受領するなど、AI 関連銘
柄として知られる。先週末には、文部科学省が 2016 年 4 月内に
新設する、人工知能研究拠点のセンター長人事が固まったと報
じられているほか、日本マイクロソフトが開発した人工知能「りん
な」の記事が伝わっている。また、週末の NHK 番組では人工知
能についての特集が放映された。相次ぐ報道で人工知能関連銘
柄への関心が改めて高まるとみた。
■2017年3月期の業績予想発表に注目
業績面では、2016 年 3 月期は、売上高で前期比 67.4%増、営
業利益で 9.8%減、純損益が 0.50 億円の赤字が予想されてい
る。米国子会社での再編・新規投資にかかる費用が想定以上と
売買単位
100
株
4/8 終値
962
円
目標株価
1152
円
業種
サービス
のこと。次年度以降の収益体質強化のためとあり、2017 年 3 月期
の予想発表には注目したいところ。株価は足元で強い値動きが
続いている。目標株価は直近高値(3 月 16 日、988 円)と直近安
値(4 月 6 日、824 円)との値幅を倍返しする水準として 1152 円と
する。
★リスク要因
決算発表シーズンを控えて関心低下も。
2158:日足
直近 3 日間で 200 日線割れ水準から
75 日線、5 日線、25 日線を上回るなど
強い値動き。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2012/3連
5,132
89.8%
2,276
2,286
125.9%
1,305
982.68
2013/3連
4,679
-8.8%
920
872
-61.9%
500
158.45
2014/3連
4,171
-10.9%
-598
-629
-
-604
2015/3連
6,274
50.4%
266
434
-
260
2016/3連予
10,500
67.4%
240
230
-47.0%
-50
9
7.45
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展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
今週の分析銘柄 -2-
ヤクルト本社〈2267〉東証 1 部
ハラルフェアや花粉シーズンで注目
■1998年からハラル対応を進める
乳製品(乳酸菌飲料)、化粧品、がん化学療法剤などの医薬品
を製造する。ヤクルトなど乳製品は世界 32 の国と地域で毎日
3000 万本以上を販売する。大量のヤクルトレディを抱えた販売
力に強み。13 日-15 日に第3 回ハラールマーケットフェアが開催
されることでハラル関連銘柄の一角として注目した。同社は 1998
年にヤクルトのハラル認証をインドネシアで取得して以降、イスラ
ム圏で事業を展開している。また、足元では「腸内フローラ」「腸
活」といった抗アレルギー活動がメディアで報じられている。同
社の主力製品は腸内環境改善に役立つとされており、花粉シー
ズン前後の販売増加にも期待したい。
売買単位
100
株
4/8 終値
4870
円
目標株価
5400
円
業種
食料品
対的に多いアジア・オセアニア地域で売り上げが拡大している。
株価は全体相場の下落傾向に連れ安するも、足元では持ち直し
の動き。目標株価は 75 日線水準を突破する 5400 円に設定す
る。
■ムスリム多いアジア地域が好調
2016 年 3 月期の業績は、前期比 7.3%の増収、同 17.5%の営
業増益が見込まれている。第 3 四半期までは、ムスリム人口が相
★リスク要因
不安定な為替相場の動向。
2267:日足
上値抵抗として機能していた 5 日線
を足元で突破。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2012/3連
312,552
2.2%
20,817
27,984
8.5%
13,291
77.32
2013/3連
319,193
2.1%
23,068
29,424
5.1%
16,379
95.03
2014/3連
350,322
9.8%
32,026
39,535
34.4%
22,543
134.44
2015/3連
367,980
5.0%
34,898
45,608
15.4%
25,056
151.58
2016/3連予
395,000
7.3%
41,000
50,000
9.6%
30,000
181.53
10
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Vol. 163 Weekly
2016 04 11
今週の分析銘柄 -3-
エービーシー・マート〈2670〉東証 1 部
決算発表を契機に円高メリットを見直す流れを想定
■業績の安定成長なども評価
4 月11 日に 16 年2 月期通期の決算発表を控えている。会社側
計画の通期営業利益は 407.5 億円で前期比 2.8%増益、先には
観測報道で 410 億円程度の着地になったと伝わっており、特に
決算数値へのサプライズは限定的と見られる。ただ、16 年2 月期
の収益水準の鈍化は、円安による海外からの仕入れコストの増
加が背景であり、足元の円高メリットを見直す契機になる可能性
がある。また、13 期連続での過去最高益更新など業績の安定成
長も、全般的に先行き懸念が強まっている中では評価を高めさ
せよう。なお、為替の影響は、ドルに対して 1 円の円高で、年間2
億円程度のプラス影響となるもよう。
■3月の既存店も順調スタートに
17年2月期業績も、円高による収益性の向上を背景に、連続最
高益更新が続く可能性は高いだろう。3 月の既存店売上高も前年
同月比 6.0%増と順調、会社計画を上回る推移となっているよう
売買単位
100
株
4/8 終値
7100
円
目標株価
8020
円
業種
小売り
だ。スニーカーを中心とした春物の新商品が好調であった。ま
た、ネット売上高も同 30%程度の増収となったもようで、順調に
拡大している。先週末は下げ渋って 25 日移動平均線を回復、需
給妙味なども強まりやすいだろう。昨年 8 月の高値 8020 円の奪
回を目指したい。
★リスク要因
保守的な業績予想。
2670:日足
25 日線は割り込んだものの、200
日移動平均線が下支えに。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2012/2連
140,761
10.5%
27,221
28,399
6.3%
15,676
208.20
2013/2連
159,418
13.3%
30,375
30,747
8.3%
17,297
229.73
2014/2連
188,045
18.0%
34,126
34,814
13.2%
19,989
265.48
2015/2連
213,584
13.6%
39,651
40,405
16.1%
24,373
323.71
2016/2連予
236,800
10.9%
40,750
41,450
2.6%
25,380
322.48
11
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Vol. 163 Weekly
2016 04 11
今週の分析銘柄 -4-
ゲンキー〈2772〉東証 1 部
決算発表後の見直しの動きに期待
■既存店増収率は足元で拡大傾向
ドラッグストアだが、食品比率が 5 割を超えている。中部エリア
を中心に展開で、プライベートブランドである『G―Price』商品は
600 品目超。4 月 15 日に 16 年 6 月期第 3 四半期の決算発表を
予定しており注目したい。第 2 四半期累計営業利益は期中に行
った下方修正通り、11.47 億円で前年同期比 6.2%減となってい
るが、第 3 四半期(1-3 月期)は盛り返しが期待される。既存店増
収率をみると、7-9 月期が同 14.4%増、10-12 月期が同 15.5%
増、1-3月期が同17.8%増と、順次拡大する方向となっている。と
りわけ、直近の 3 月は前年同月比23.6%増と、2 月の同19.2%増
に続いて、今年度の最大伸び率を更新している。一度下方修正
を行っていることで、業績動向への警戒感は先行していると見ら
れ、業績回復の確認に伴うポジティブなインパクトは強まると考え
られる。
売買単位
100
株
4/8 終値
3465
円
目標株価
4000
円
業種
小売り
な内需系中小型株に軸足を置くべきだろう。足元で株価は調整
しているが、2 月安値から 3 月高値までの半値押し水準で下げ止
まりの兆しも見せてきている。12 倍レベルの PER 水準には割安
感も強く、25 日移動平均線が位置する 4000 円水準を目標株価と
したい。
★リスク要因
信用需給面など。
■足元の株価には調整一巡感も
為替の円高傾向に歯止めがかからない中、物色は同社のよう
2772:日足
足元の株価調整も75日線レベルで
下げ止まり。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2012/6連
56,700
10.1%
1,671
2,080
20.6%
1,144
332.92
2013/6連
54,656
-3.6%
896
1,040
-50.0%
623
180.84
2014/6連
57,949
6.0%
1,901
2,007
93.0%
1,171
339.05
2015/6連
63,143
9.0%
2,738
2,877
43.3%
1,761
504.50
2016/6連予
74,000
17.2%
2,800
3,000
4.3%
1,930
274.16
12
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Vol. 163 Weekly
2016 04 11
今週の分析銘柄 -5-
MonotaRO〈3064〉東証 1 部
政府の予算前倒し執行で需要増加に期待
■工事用間接資材のネット通販を展開
インターネットを利用した工場 ・ 工事用間接資材や自動車ア
フターマーケット商品の通信販売「モノタロウ」を展開している。
企業規模や購買金額に関わらず、すべての顧客に同一の価格
で間接資材を販売する点に特徴。類似顧客の購入パターンを機
械学習させ、適切な商品を提案できる仕組みがあり、既存顧客の
購入金額が年々上がるというビジネスモデルとなる。安倍首相は
景気を下支えするために 2016 年度の当初予算を前倒しで執行
するよう指示する中、公共投資増に伴う需要増加が見込まれる。
売買単位
100
株
4/8 終値
3110
円
目標株価
3680
円
業種
小売り
1 倍台と取り組みも悪くなく、リバウンドを意識したいところであ
る。目標株価は昨年 11 月につけた高値 3680 円とする。
■13週線が支持線として機能する
株価は 2 月安値をボトムにリバウンド基調が継続しており、3 月
末には 3495 円を付けている。4 月以降は調整をみせているが、
25 日線での攻防と、底堅さが意識されている。週間形状では 13
週線が支持線として機能する格好で 26 週線を回復。信用倍率は
★リスク要因
バリュエーション面での割高感。
3064:日足
足元調整も 75 日線、200 日線が支持
線として機能している。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2012/12連
28,742
29.2%
2,925
2,941
43.8%
1,689
56.40
2013/12連
34,556
20.2%
3,885
3,901
32.6%
2,289
37.71
2014/12連
44,937
30.0%
4,323
4,351
11.5%
2,544
41.59
2015/12連
57,563
28.1%
7,087
7,120
63.6%
4,439
36.04
2016/12連予
71,076
23.5%
9,300
9,295
30.5%
6,051
49.03
13
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2016 04 11
今週の分析銘柄 -6-
ブランジスタ〈6176〉マザーズ
決算発表に向けて「神の手」期待再燃
■電子雑誌を手掛け業績は成長フェーズ
電子雑誌の発行や企業のウェブサイト制作・EC サポート・CRM
サービスなどの各種ソリューションといった、インターネットを主と
した企業プロモーション支援事業を展開する。インターネット上
で無料雑誌11 誌を提供しており、広告掲載数の拡大が続いてい
る。業績面では 15 年9 月期まで 6 期連続の増収増益を達成して
おり、16 年 9 月期も営業利益で前期単独比 6 割増と大幅な増収
増益が見込まれている。4 月 27 日には上期(15 年 10 月-16 年 3
月)決算発表が予定されている。
売買単位
100
株
4/8 終値
3005
円
目標株価
3400
円
業種
サービス
ービスインの 1 ヶ月ほど前には詳細を発表すると説明している。
株価は信用規制の実施を受けて 3000 円前後でのもみ合いが続
いているが、切り上がる 25 日線の接近からも再動意が期待され
よう。当面の目標株価は上場来高値水準の 3400 円に設定する。
■秋元康氏も注力する「神の手」への期待高く
決算発表に向けて、子会社で開発中のスマートフォンゲーム
「神の手」への期待が再燃することが想定される。同タイトルは作
詞家の秋元康氏を総合プロデューサーに迎え、市場の関心が非
常に高い。リリース予定は 6-7 月、早ければ 4-5 月としており、サ
★リスク要因
「神の手」発表による材料出尽くし感。
6176:日足
3 月下旬に商いを伴って大きく上昇し
たのち、足元では 3000 円を挟んだも
み合いが続いている。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
2012/9単
1,407
22.2%
2013/9単
1,512
7.5%
2014/9単
1,708
2015/9単
2016/9連予
経常利益
-
前期比
当期利益
1株益(円)
139
195.7%
155
1239.34
158
156
12.2%
155
1243.00
13.0%
221
221
41.7%
141
11.34
2,221
30.0%
312
301
36.2%
180
14.30
2,800
-
500
500
-
300
21.55
14
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2016 04 11
今週の分析銘柄 -7-
トヨタ自動車〈7203〉東証 1 部
米国で利益率の高い高級車「レクサス」好調
■米高級車市場で「レクサス」好調
米高級車市場で「レクサス」の好調ぶりが伝えられている。1-3
月の販売台数は 7 万4221 台で独の「BMW」を抜き、2 位に順位
を上げたと伝えられている。利益率の高い高級車の好調な販売
はポジティブに評価される。また、足元で好調な経済指標の発表
が相次いでいるほか、原油安についても販売の面では安心感に
つながる。
■ボトム形成が意識される水準
一方で円高・ドル安の反転要因が見当たらないが、G20 財務
相会議での円高是正の動きから、一先ず円相場はこれまでの一
方向の円高局面については、落ち着きが見られると考えられる。
年初来安値を更新し、14 年 4 月以来の水準まで下げているが、
いったんはボトム形成が意識される水準。PBR は 1 倍を下回って
おり、割安感も意識されよう。また、月足の一目均衡表では雲上
売買単位
100
株
4/8 終値
5467
円
目標株価
5700
円
業種
輸送用機器
限に到達しており、支持線として意識されるところであり、長期ス
パンで注目しておきたい。目先のターゲットとしては 2 月安値水
準の 5700 円とする。
★リスク要因
海外投資家による売り圧力。
7203:日足
6000 円処のもち合いレンジを下放
れ、調整トレンドが継続。
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2012/3連S
18,583,653
-2.2%
355,627
432,873
-23.2%
283,559
90.21
2013/3連S
22,064,192
18.7%
1,320,888
1,403,649
224.3%
962,163
303.82
2014/3連S
25,691,911
16.4%
2,292,112
2,441,080
73.9%
1,823,119
575.30
2015/3連S
27,234,521
6.0%
2,750,564
2,892,828
18.5%
2,173,338
688.02
2016/3連S予
27,500,000
1.0%
2,800,000
2,980,000
3.0%
2,270,000
723.60
15
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2016 04 11
今週の分析銘柄 -8-
日本通運〈9062〉東証 1 部
トラックの全長規制の緩和でメリット
■国交省、2台分のトラックを1人で運転
物流最大手。国土交通省は、今年夏にもトラックの全長規制を
緩和する方針を固めたと伝えられている。大型トレーラーなどの
全長は、大型トラック(積載量 10 トン)約 1・5 台分に当たる「最大
21 メートル」に制限されている。これを 2 台分の「最大 25 メート
ル」に緩和し、荷台をつなげた大型トレーラーが走行できるよう
にするとのこと。ネット通販の拡大で物流量が増加するなか、運
転手 1 人で 2 台分の量を運送できることで、メリットが大きい。
売買単位
1000
株
4/8 終値
475
円
目標株価
540
円
業種
陸運
し目拾いのスタンスで注目。26 週線が位置する 540 円処をター
ゲットとする。
■押し目拾いのスタンスに
株価は昨年5月高値をピークに調整トレンドが継続しており、週
間形状では 26 週線に上値を抑えられている。足元で 2 月安値を
ボトムにリバウンドが続いていたが、新年度相場入り後は売りに
押されている。この時も 26 週線に抑えられた格好である。ただ
し、新年度入り後の調整で 2 月安値水準まで下げてきており、押
★リスク要因
世界的な景気減速による物流量の減少。
9062:日足
2 月安値ともダブルボトム形成を意識
(百万円)
会計期
売上高
前期比
営業利益
経常利益
前期比
当期利益
1株益(円)
2012/3連
1,628,027
0.7%
37,497
47,441
16.6%
26,949
25.85
2013/3連
1,613,327
-0.9%
33,206
41,500
-12.5%
23,831
22.89
2014/3連
1,752,468
8.6%
40,865
50,156
20.9%
26,345
25.62
2015/3連
1,924,929
9.8%
50,811
59,563
18.8%
26,382
25.87
2016/3連予
2,000,000
3.9%
54,000
63,000
5.8%
34,000
33.95
16
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Vol. 163 Weekly
2016 04 11
読者の気になる銘柄
ファーストリテイリング 東証 1 部〈9983〉/想定外の業績下方修正で急落
先週末は大幅安の展開となる。前
日に上半期の決算を発表して、
ネガテ
ィブサプライズにつながった。
上半期
営業利益は 993 億円で前年同期比
34%減益、5 期振りの減益となった。
市場コンセンサスも 200 億円程度下
回ったとみられる。四半期ベースで
は、9-11 月期の 17%減益に対して、
12-2 月期は 60%減益の落ち込みへ。
通期営業利益は 1800 億円から 1200
億円に下方修正、
こちらも 200 億円以
上市場予想を下回る。モルガン・スタ
ンレーMUFG 証券では投資判断を「イ
コールウェイト」に格下げ。
結局、先週末は同社 1 社で日経平
均を 152 円押し下げる形となり、
日経
平均の上昇効果は得られなかった。
た
だ、
日経平均の下落局面では裁定解消
売りに伴うネガティブな影響は避け
られず、
地合い悪化に伴う下値余地は
残ると考える。
当面は月次の改善など
を見極めていく局面だろう。
円
(株)
そーせいグループ マザーズ〈4565〉/週間で 32%の急騰、一気に高値を更新
週後半にかけ急伸、週間で 32%の
上昇に。
英子会社が製薬大手Allergan
plc とアルツハイマー病等の中枢神経
系疾患に対する新規治療薬の開発・販
売で提携すると発表したことがきっ
かけ材料に。みずほ証券では、今回導
出されたとみられる 4 つのパイプラ
インの価値の合計を、契約一時金 150
百万ドル、最大マイルストーン合計
3,900 百万ドルと試算しているよう
だ。なお、業績を下方修正しているが、
収入の翌期ずれ込みが主因で、ネガテ
ィブ視する動きは限定的であった。
25 日移動平均線との乖離率は 19%
にまで広がり、短期的な過熱感はやや
強まる状況。主力大型株が手掛け難い
中で、短期資金の関心はより集中する
可能性もあるが、全体相場が一段安と
なる中では、信用需給面などで影響は
避けられない面もあろう。また、マザ
ーズ指数が 2013 年 5 月の高値を更新
する場面では達成感も想定される。
円
(株)
17
株式会社フィスコ
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今週のテクニカ
週刊相場観測誌
Market
展望
日本たばこ産業
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
今週のテクニカル妙味銘柄
東証 1 部 〈2914〉
日足の一目均衡表。4800 円レベル
が上値抵抗として意識されている
が、一方で下値は雲上限を支持線と
する格好で切り上がりをみせてい
る(点線・四角A)
。遅行スパンは
直近戻り高値水準で実線を割り込
み、下方転換シグナルを発生させて
いる(点線・丸B)
。実線は転換線、
基準線を突破してきており、これを
サポートに雲を上放れてくる可能
性があり、遅行スパンも早期に上方
シグナル発生も。
サイバーエージェント
基準線 転換線 先行スパン A 先行スパン B 遅行スパン
B
A
東証 1 部 〈4751〉
日足の一目均衡表。1 月末にかけ
てのマドを空けての上昇でピーク
を形成し、その後の調整でマドを埋
めている。3 月以降のリバウンドで
は薄いながらも雲を突破している
が、ねじれの局面で強弱感が対立し
ている(点線・四角A)。5000 円処
で横ばい推移する雲を支持線とし
て変えてくるかが注目される。雲を
支持線としてくると、遅行スパンは
しばらく上方シグナルが継続する
(点線・丸B)。
基準線 転換線 先行スパン A 先行スパン B 遅行スパン
B
18
A
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テーマ別分析
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
カテゴリー考察
テーマ別分析
訪日促進でムスリム対応が加速、ハラル関連銘柄に関心
■ハラル判別アプリが人気、インバウンド波及にも期待
13 日から 15 日まで、東京ビックサイトでハラールマーケットフェアが開催されることから、今週は改めて関連株に関心が高ま
ると予想し、ハラル関連銘柄を分析したい。
ハラルとは、イスラム教の戒律に沿った「合法的なもの」
「許されたもの」を意味するアラビア語であり、イスラム教として許
可された食品、化粧品、医薬品などをいう。イスラム教徒(ムスリム)は基本的にハラル対応製品を利用していると言われており、
現地ではもちろんのこと、外国人ムスリムが日本を訪れた際にもハラル対応のものを利用するため、インバウンド対応各社に関心
の高いトピックの 1 つである。
最近ではハラル対応のレストランか否かを判別するアプリがイスラム圏で人気だとも伝わっている。
ここ数年は日本でもムスリムとみられる外国人を目にする機会が多くなったが、世界的なムスリム人口そのものも増えている。
2010 年の世界人口の約 4 分の 1、約 16 億人にのぼると言われているほか、米研究機関の予測によると、2050 年には 27.6 億人と世
界人口の約 3 割弱に達すると見込まれているなど、今後も拡大が予測されている。人口規模に比例して、市場規模も巨大である。
マレーシアプトラ大学の調査によると、2015 年の世界のハラル市場は約 100 兆円で、うち食品は約 60 兆円、化粧品は 10 兆円を超
えるという。また、シンガポール調査会社の予測によると、訪日ムスリム旅行者数は 2013 年時点の年間 30 万人から、2020 年まで
に年間 100 万人に達すると見込まれており、訪日外国人を相手にする事業では、拡大するムスリム需要を取り込むためにハラル対
応の検討は必要だろう。もちろん、ムスリム人口の多い海外に進出する企業にとって、ハラル対応は必須といえる。
対応ビジネスとしては、すぐに思いつく食品、薬品、化粧品以外にも、物流、包装、機械、ホテル、飲食店などがある。ただし、
ハラル認証を受けるためには、原料や調理器具や製品ラインでノンハラル(ハラルでないもの)を使うことが禁じられており、対
応には相応のコストが必要になる。対応を始めた企業でもコスト対効果から対応を取り止める可能性にも警戒したい。
■ハラル関連銘柄
コード
8316
4452
2802
8267
2502
4911
2801
2809
9005
4912
2267
2282
7911
8354
8233
2768
9062
4114
5901
3397
4581
1333
2206
2897
2897
2212
2501
2811
銘柄
三井住友
花王 味の素 イオン アサヒGHD
資生堂 キッコーマン
キユーピー
東京急行電鉄
ライオン
ヤクルト本社
日本ハム
凸版印刷
ふくおかFG
高島屋 双日 日本通運
日本触媒
東洋製罐HD
トリドール
大正製薬HD
マルハニチロ
江崎グリコ
日清食品
日清食品
山崎製パン
サッポロHD
カゴメ 関連コメント
ハラル認証取得ノウハウを食品関連企業に提供
マレーシアで化粧品のハラル認証を取得
マレーシアやインドネシアでハラル認証を取得
ハラル食品の常時取り扱いを関東圏店舗で開始
マレーシアで展開するカルピスでハラル認証
2012年にマレーシアで化粧品のハラル認証を取得
子会社でハラル対応のヒアルロン酸を製造
ハラル認証を取得したマヨネーズを日本国内で販売
ハラル対応和食の冷凍食品工場を福岡県内に新設
ハラル対応のボディーソープなどを販売
1998年にハラル認証をインドネシアで取得
マレーシア養鶏大手と合弁、ハラル対応へ
ムスリム対応製品開発の支援サービスを開始
ムスリム対応が可能な取引先のホテルを紹介など
新宿店に礼拝室を設置
インドネシアでハラル対応化粧品を販売
ハラル対応食品の輸送サービスを展開
食品添加物用有機酸でハラル認証を取得
肉種の遺伝子判定検査用キットの開発
インドネシアの丸亀製麺がハラル認証を取得
マレーシアでドリンク剤などのハラル認証を取得
インドネシアを中心としたハラル市場進出
マレーシアへの輸出増加を見据えハラル認証取得
インドネシア向け商品はハラル認証を取得済み
ハラル認証のインスタントラーメン
マレーシア工場でハラル認証の食材を利用
ポッカのマレーシア工場で飲料のハラル認証を取得
ハラル市場向けトマト加工品などを手掛ける
市場
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
4/8終値(円)
3,200
5,699
2,484
1,518
3,386
2,467
3,580
2,844
940
1,387
4,870
2,387
911
337
859
212
475
5,510
1,966
2,003
8,700
2,283
5,490
5,160
5,160
2,318
554
2,235
時価総額(億円)
45,249.79
28,722.96
14,766.65
13,235.82
16,374.22
9,868.00
7,531.71
4,351.32
11,747.55
4,148.72
8,566.81
4,869.48
6,371.64
2,897.39
3,053.90
2,653.18
4,930.50
2,248.08
4,281.45
865.79
7,842.18
1,202.15
3,811.70
6,061.14
6,061.14
5,106.15
2,182.59
2,226.43
売買代金(百万円)
37,573.60
11,862.39
8,898.81
5,951.02
5,625.84
5,570.69
3,843.11
3,826.71
3,678.56
2,981.00
2,874.62
2,710.22
2,624.49
2,371.04
2,234.50
2,163.24
2,064.32
1,909.18
1,785.78
1,598.32
1,520.52
1,489.88
1,321.17
1,295.56
1,295.56
1,263.02
1,132.14
1,054.09
出所:フィスコ作成
19
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スクリーニング
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
カテゴリー考察
スクリーニング分析
接近する決算発表で関心が向かう自社株買い期待銘柄
■業績動向への期待感高めにくく、株主還元策が焦点に
今週からは米国で 1-3 月期の決算発表がスタートしてくる。国内でも月末にかけて本格化してくるが、今回の決算発表では新年
度の業績動向に対する警戒感が強く、全般的に決算数値には警戒感が高まりやすいであろう。業績動向への期待感を高め難い中、
自社株買いなどの株主還元策に焦点が当たる公算が大きいと考える。このため、自社株買いへの期待感が高まりやすいとみられる
銘柄をスクリーニングした。スクリーニング要件としては、1、3 月決算企業、2、ネットキャッシュ/時価総額が 30%以上、フリ
ーキャッシュフローが黒字、実績 ROE が 8%以下としている。自社株買いを行える資金が豊富にある一方で、ROE 向上に向けた施
策などが必要とされる銘柄群といえよう。
■自社株買い期待銘柄
コード
銘柄
市場
4/8株価
(円)
実績ROE ネットキャッシュ/ フリーキャッシュ
(%)
時価総額(%)
フロー(百万円)
時価総額
(億円)
1981 協和日成
ジャスダック
484
7.40
76.5
589.0
57.11
2145 データリンクス
ジャスダック
1,250
6.20
69.5
50.0
26.99
3724 ベリサーブ
東証1部
4,180
7.00
44.4
72.0
218.07
4291 JIEC
東証2部
1,350
6.20
74.4
165.0
92.60
4336 クリエアナブキ
ジャスダック
399
5.20
74.6
28.0
9.34
4671 ファルコHD
東証1部
1,331
7.00
34.3
223.0
150.14
5009 富士興産
東証1部
397
5.10
106.7
612.0
34.71
6419 マースエンジ
東証1部
1,905
7.10
40.4
975.0
432.82
6484 KVK
ジャスダック
563
7.00
36.7
141.0
93.07
6967 新光電工
東証1部
603
4.80
45.7
2650.0
815.09
7555 大田花き
ジャスダック
850
3.20
37.3
47.0
46.75
7966 リンテック
東証1部
1,943
7.20
30.4
6168.0
1487.64
8084 菱電商事
東証1部
613
4.90
47.1
2629.0
279.83
出所:フィスコアプリなどより作成
20
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ト
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
カテゴリー考察
先週の話題レポート
中期経営計画の発表が期待される銘柄
■大和証券では本決算発表の前後に中計を発表する企業が多い点に注目
大和証券では、今月下旬からの本決算発表シーズンに中計を発表する可能性のある主要銘柄について、発表時のチェックポイン
トを整理している。
「コーポレートガバナンス・コード」
「日本版スチュワードシップ・コード」により、企業と株主・投資家との
建設的な対話を通じて、企業の持続的な成長を実践・サポートすることが期待されており、対話・相互理解を促す媒介の一つとし
て、中計の重要性は増してきていると指摘。
「事業目標値」について、取り上げた企業が前回発表した中計を振り返ると、円安や
主要顧客の好調を背景に早々と中計目標値を達成した企業もあれば、中国をはじめとする新興国経済の減速や資源市況低迷の影響
をうけ、事業目標値は大幅な未達となる企業も散見されることから、掲載企業の凡そ三分の一の従来中計は未達になるとみている。
「株主還元」については、ROE の分子である「R(利益)
」の先行き見通しが少し怪しくなってきたせいか、一時に比べ「ROE」とい
う言葉自体を見聞きする機会は減った感があると指摘。但し、
「R(利益)
」の分配を求める声は依然強いものがあるとして、配当
性向の引き上げは元より、総還元性向の提示など、自己株式の取得の可能性・選択があることが示されると、資本効率を追求する
投資家のみならず、株式市場のボラティリティを心配する投資家からも好感されるとみている。
■中計を発表する可能性のある主要銘柄(大和証券)
コード
1963
2897
3407
3569
4208
4506
4507
5486
5801
5803
5929
6113
6301
6367
6471
6479
6506
6701
6745
6770
7012
7013
7867
8058
8252
8354
8411
8630
8795
8830
9432
9433
9437
9613
銘柄名
日揮
日清食品HD
旭化成
セーレン
宇部興産
大日本住友製薬
塩野義製薬
日立金属
古河電気工業
フジクラ
三和HD
アマダHD
コマツ
ダイキン工業
日本精工
ミネベア
安川電機
NEC
ホーチキ
アルプス電気
川崎重工業
IHI
タカラトミー
三菱商事
丸井グループ
ふくおかFG
みずほFG
損保ジャパン日本興亜
T&DHD
住友不動産
日本電信電話
KDDI
NTTドコモ
NTTデータ
レーティング
3
3
2
2
3
4
3
2
3
2
2
3
3
2
3
2
3
1
2
2
3
3
3
3
2
2
3
2
2
2
2
2
3
1
ポイント
「非LNG分野」での戦略や、還元策も含めた"資金使途のバランス"に注目
マネジメントの収益に対する意識が問われる局面へ
住宅回復策、PolyporeとZOLLの増益貢献度、ケミカルの新たな打ち手に注目
車輛資材事業の収益性のさらなる改善や、自動車用シート材の採用動向に注目
ラクタムチェーンの高度化、拡販先の確保が最重要課題となろう
17年度までの計画を見直しへ。その後の特許切れにどう備えていくかが焦点
2018年度目標を発表予定。上市を見込む新薬群の価値最大化策などに注目したい
成長シナリオへの疑念を払拭出来るか?
構造改革施策と持続性ある利益成長シナリオを示せるかに注目
中核事業の成長戦略、構造改革施策、株主還元スタンスに注目
次期中期経営計画は、グローバル経営での飛躍がポイントに
「Task321」に向けた更なる成長策の提示に期待
①IoT投資による更なる収益体質改善、②株主還元策の拡充、等が主な焦点
新たな事業アイディアの構築に期待
2016年は創立100周年の節目、新分野参入等のトップラインシナリオに注目
16/3~18/3期中計アップデート:バックライト以外の成長シナリオとミツミとのシナジーに注目
2025年ビジョン達成に向け、「Realize100」で残った課題を如何に実現するか
リストラ企業からエクセレントカンパニーへ
今後の国内受注動向、海外事業のシナジー効果や利益貢献に注目したい
17/3-19/3次期中期経営計画:スマホブームと円安で終わらせない戦略提示に期待
6月から金花氏による新体制スタート、ROICだけでなく営業利益率改善にも期待
信頼回復に向けた正念場、陸上分野における事業の取捨選択加速に期待
焦点は欧米事業の立て直し、急回復中の国内事業に続くことができるか
垣内新社長の経営改革リーダーシップに要注目
資産効率が改善し、企業価値の更なる向上が期待できる
十八銀行との再編に取組む3か年。マスリテールを中心に営業基盤拡大へ
株価本格上昇は新中期経営計画で示される収益目標や株主還元方針の見極め待ち
「安心・安全・健康」をキーワードにROE向上を目指す
総還元性向は引き上げの方針。マイナス金利下で保守的な前提を置く可能性も
次期中期経営計画の開発用地はすでに取得済み、当面は安定した業績拡大へ
ドコモが目標達成一年前倒しペース、減価償却費減少で利益マークアップ
成長企業に相応しい利益目標を設定か、株主還元は配当強化が中心
目標達成一年前倒しペース、ARPUの予想以上の回復と費用削減が寄与
大型M&A等で世界的ITサービス企業目指す
出所:大和証券作成。
21
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信用需給動向
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
カテゴリー考察-信用需給動向
Market Data
買い方の信用評価損益率は悪化
信用残高 金額ベース 単位:百万円
1 日申し込み時点の信用残高は、金額ベースで買い残高
が 756 億円増の 2 兆 7555 億円、売り残高が 828 億円減の
5564 億円だった。買い残高が 2 週ぶりに増加し、売り残
高が 2 週ぶりに減少した。信用倍率(買い残高÷売り残
高)は前週の 4.19 倍から 4.95 倍に上昇。買い方の信用
評価損益率は-10.92%から-13.15%に悪化。売り方の評
価損益率は+1.81%から+5.17%に改善している。
この週(3 月 28 日-4 月 1 日)の日経平均株価は、前週
末比 838.59 円安の 16164.16 円だった。米 10-12 月期の
実質 GDP 確定値が上方修正され、ドル高・円安が進んだ
こと、3 月期末を意識した物色等の思惑もあり、続伸して
始まった。しかし、注目されていたイエレン FRB 議長の
信用倍率(倍)
講演では、利上げに慎重な見方を示したことで、為替相
場は円高傾向に。日銀短観(企業短期経済観測調査)で
は、大企業製造業 DI がプラス 6 と、2 四半期ぶりに悪化
するなか、海外勢とみられる利益確定の流れが一段と強
まり、新年度入り相場は波乱の幕開けとなった。
個別では、くらコーポ<2695>の信用倍率は 0.49 倍と、
売り長の需給状況に。3 月末にかけての上昇で高値に接近
する中、反動安を狙った新規売りが積み上がった格好。
サン電子<6736>は 2.52 倍から 1.41 倍となった。FBI が同
社子会社の技術を使用しているとの報道を連日材料視す
る格好となり、上昇局面で反動安を狙った新規売りが積
み上がっている。
取組みが改善した銘柄
コード
市場
銘柄
4/8終値
(円)
信用買残
(4/1:株)
信用売残
(4/1:株)
信用倍率
(4/1:倍)
信用買残
(3/25:株)
信用売残
(3/25:株)
信用倍率
(3/25:倍)
2695
東証1部 くらコーポ
5,050.0
111,500
229,100
0.49
113,300
75,000
1.51
6736
JASDAQ サン電子
866.0
4,525,000
3,208,600
1.41
3,651,400
1,448,800
2.52
2914
東証1部 J T
6773
東証1部 パイオニア
4751
5019
4,708.0
191,300
422,100
0.45
279,400
349,400
0.80
313.0
13,790,500
3,345,700
4.12
14,837,400
2,206,000
6.73
東証1部 サイバエージ
5,080.0
535,400
201,400
2.66
682,000
158,700
4.30
東証1部 出光興産
1,901.0
136,200
576,400
0.24
160,700
431,000
0.37
4666
東証1部 パーク24
3,105.0
186,700
438,300
0.43
259,300
423,700
0.61
9766
東証1部 コナミ HD
3,440.0
66,000
638,600
0.10
72,000
510,500
0.14
9433
東証1部 KDDI
3,045.0
343,100
568,400
0.60
380,500
464,100
0.82
5406
東証1部 神戸鋼
100.0
68,867,000
22,360,000
3.08
68,975,000
17,027,000
4.05
3724
東証1部 ベリサーブ
4,180.0
229,300
290,800
0.79
255,900
254,600
1.01
7267
東証1部 ホンダ
2,882.5
2,242,700
461,700
4.86
2,244,300
368,200
6.10
8411
東証1部 みずほ
156.7
273,566,700
12,266,400
22.30
271,163,800
9,997,600
27.12
7003
東証1部 三井造
149.0
7,221,000
7,339,000
0.98
7,270,000
6,138,000
1.18
2379
東証1部 ディップ
2,685.0
380,200
461,800
0.82
415,600
422,000
0.98
22
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連載コラム
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
連載コラム
人工知能の進化は金融業界の衰退を招く
国内の大手証券会社が、熟練トレーダーの相場観をコンピ
ど抽象的な概念の理解が求められる職業、他者とのコミュニ
ュータで再現する新たな株式売買システムを開発し、5月にも
ケーションを必要とする営業などを除く、現在ある職業の大半
機関投資家向けに提供するそうです。金融業界だけでなく日
が人工知能に取って代わられるのです。日本の金融業界には
本の経済界は人工知能(AI)の導入に積極的ですが、歓迎す
現在22 万人が従事しているので、単純計算すれば、稼ぎ頭で
べきことなのでしょうか。
あるディーラーを含め 10 万人が今後職を失うことになります。
市場での取引を自動化する流れは広がる一方です。上記の
今から 10 年以上前、金融情報メディアがエクセルを使って企
大手証券が開発したシステムは、コンピュータ内に蓄積され
業情報の配信サービスを始めたのは画期的でした。その時
た膨大なデータを読み解き、「現在の市場は2週間前のあの
は、人の労力が省かれた分、新規分野を開拓して産業化して
瞬間と似ている」などとベテラン・ディーラーのように判断し、
いけば雇用喪失の不安はないと思われていました。しかし、
数分後の相場を予想するといいます。これは、値動きの特徴
新たな分野の開拓は進んでいるとはいえません。
をつかんで株価が適正価格を下回ったと判断すれば自動で
株式を買うライバル会社のシステムに対抗するものです。米
一方、コンピュータ化や自動化による取引が広がると、何か
国では約 3 年間の取引で損を出したのは1日だけという高速
トラブルがあった場合の責任は、誰がどのように取るのかと
取引を専門にしている投資会社もあります。
いう問題も生じます。冒頭紹介した国内証券の取引システム
の場合、結果的に予測が外れる可能性はあるが AI は経験を
人間 VS コンピュータの将棋対決はよく話題になっていまし
た。トップのプロ棋士に勝つコンピュータ将棋の実現を目指す
積むごとに自ら学習して予測能力を高めていく、とのことで
す。つまり、「間違い」もあることを認めています。
プロジェクトは 2010 年から進められていましたが、昨年、打ち
切られました。主催者側によれば「事実上プロジェクトの目的
金融取引だけではありません。自動車も文字通り「自動化」
を達成した」ためですが、最近のコンピュータの進化が「驚異」
され、人間はシートに座っているだけでコンピュータが運転し
よりも「恐怖」を感じさせるからとみるのはうがちすぎでしょう
てくれるシステムが開発されています。ただ、事故が発生した
か。
場合、責任を取るのは座っているだけの「ドライバー」か、自
動車メーカーか、販売会社か、疑問は尽きません。ですが、責
「恐怖」というのは、もちろん雇用の喪失です。大手シンクタ
ンクの調査では、国内労働人口の約 49%が技術的には人工
任を取ることが得意でない日本人にとっては、案外好都合な
のかもしれません。
知能やロボット等により代替可能と推計されています。芸術な
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今週のマーケットデータ
週刊相場観測誌
Market
1
2
3
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
スケジュール
レーティング
投資主体別売買動向
資料編
今週のMarket Data
経済カレンダー
2-4
決算カレンダー
5-6
格上げ・買い推奨
7
格下げ・売り推奨
8
総括コメント
9
市場別データ
10
4
新規上場銘柄
結果とスケジュール
11
5
一目均衡表雲抜け銘柄
雲上抜け銘柄(東証 1 部)
12
雲下抜け銘柄(東証 1 部)
13
1
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展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
経済カレンダー - 1
Market Data
4 月 11 日~4 月 17 日 ※全て日本時間で表示
日付
曜日
4月11日
月
時間
内容
08:50 機械受注(2月)
12:00 スポットLNG価格調査(3月)
13:30 「生活意識に関するアンケート調査」(第65回)の結果(日本銀行)
15:15 黒田日銀総裁が第91回信託大会であいさつ
15:30 OECDのグリア事務総長が会見
決算発表 ABCマト、コスモス薬
10:30 中・消費者物価指数(3月)
10:30 中・生産者物価指数(3月)
16:00 トルコ・経常収支(2月)
20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-M、1次プレビュー)(4月)
20:25 ブ・週次景気動向調査
米・ニューヨーク連銀総裁が講演
米・ダラス連銀総裁が講演
米決算発表 アルコア
中・元建て新規貸出額(3月、15日までに)
中・資金調達総額(3月、15日までに)
中・マネーサプライ(3月、15日までに)
4月12日
火
08:50 貸出・預金動向(3月、日本銀行)
10:00 営業毎旬報告(4月10日現在、日本銀行)
11:00 中古車販売台数(3月)
14:00 移動電話国内出荷(2月)
15:00 工作機械受注(3月)
17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高
17:00 日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額
決算発表 良品計画、ライフコポ、高島屋、イズミ、Bカメラ
15:00 独・消費者物価指数改定値(3月)
17:30 英・消費者物価コア指数(3月)
17:30 英・生産者物価産出コア指数(3月)
21:00 印・消費者物価指数(3月)
21:00 印・鉱工業生産(2月)
21:00 ブ・小売売上高(2月)
21:30 米・輸入物価指数(3月)
27:00 米・財政収支(3月)
米・IMFが世界経済見通し(WEO)公表
米・フィラデルフィア連銀総裁が講演
米・サンフランシスコ連銀総裁が講演
米・リッチモンド連銀総裁が講演
4月13日
水
08:50 マネーストック(3月、日本銀行)
08:50 国内企業物価指数(3月)
10:30 日銀の原田審議委員が講演(14:00から記者会見)
11:00 発受電速報(3月)
15:00 投信概況(3月)
決算発表 ローソン、イオン
18:00 欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(2月)
20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
21:30 米・小売売上高(3月)
21:30 米・生産者物価コア指数(3月)
23:00 米・企業在庫(2月)
23:00 加・カナダ銀行(中央銀行)が政策金利発表
27:00 米・地区連銀経済報告(ベージュブック)
2
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Vol. 163 Weekly
2016 04 11
経済カレンダー - 2
Market Data
4 月 11 日~4 月 17 日 ※全て日本時間で表示
日付
曜日
4月13日
水
時間
内容
米・黒田日銀総裁が米コロンビア大学で講演
米・IMFが国際金融安定性報告書(GFSR)公表
米・決算発表 JPモルガン・チェース、サンディスク
中・貿易収支(3月)
ブ・経済活動(2月、14日までに)
4月14日
木
08:50 対外対内証券売買(先週)
08:50 マネタリーサーベイ(2月、日本銀行)
15:00 マンション発売(3月)
決算発表 ドト日レH、松屋、松竹、東宝
10:30 豪・失業率(3月)
18:00 欧・ユーロ圏消費者物価指数改定値(3月)
20:00 英・イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利発表
20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-10)(4月)
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
21:30 米・消費者物価コア指数(3月)
22:45 米・消費者信頼感指数(先週)
米・アトランタ連銀総裁が講演
米・パウエルFRB理事が議会証言
米・G20財務相・中央銀行総裁会議(ワシントン、15日まで)
米・決算発表 ブラックロック、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ
印・株式市場は祝日のため休場(15日まで)
4月15日
金
13:30 特定サービス産業動態統計(2月)
13:30 鉱工業生産(2月)
エディアが東証マザーズに新規上場(公開価格:1630円)
11:00 中・鉱工業生産指数(3月)
11:00 中・小売売上高(3月)
11:00 中・GDP(1-3月)
11:00 中・固定資産投資(3月)
15:00 欧・欧州新車販売(3月)
16:00 トルコ・失業率(1月)
18:00 欧・貿易収支(2月)
21:30 米・ニューヨーク連銀製造業景況指数(4月)
22:15 米・鉱工業生産指数(3月)
22:15 米・設備稼働率(3月)
23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(4月)
29:00 米・対米証券投資収支(2月)
米・シカゴ連銀総裁が講演
米・IMF・世界銀行の春季会合(ワシントン、17日まで)
米・決算発表 シティグループ
豪・オーストラリア準備銀行(中央銀行)が金融安定報告書公表
印・決算発表 インフォシス
4月17日
日
カタール・産油国会合(増産凍結を目指す)(ドーハ)
3
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2016 04 11
スケジュール
日米主要経済指標のポイント
■(米) 3 月消費者物価コア指数
14 日(木)午後 9 時 30 分発表予定
(予想は、前年比+2.3%) 参考となる 2 月実績は前年比+2.3%。食品、衣料価格、家賃、医療費などが上昇し、インフレ率は
2%台を維持している。3 月については一部項目の価格が若干上昇しており、市場予想は妥当な水準か。前月比のインフレ率も
+0.2%程度の上昇が見込まれている。
-------------------------------------------------------------------■(中)1-3 月期国内総生産
15 日(金)午前 11 時発表予定
(予想は前年比+6.7%) 10-12 月期の成長率は+6.8%だった。3 月に開かれた全人代(日本の国会に相当)で採択された第 13
次 5 カ年計画における成長目標は、6.5%以上と従来と比べて低めに設定されており 1-3 月期の成長率は 10-12 月期の実績をや
や下回る見込み。外需の弱含みは成長率鈍化の一因とみられる。全人代では過剰生産能力を削減することなど経済構造改革に注
力する方針が示されており、構造改革を進める過程で中国経済の成長減速が予想される。
-------------------------------------------------------------------■(米)3 月鉱工業生産
15 日(金)午後 10 時 15 分発表予定
(予想は、前月比-0.1%) 参考となる 2 月実績は前月比-0.5%。原油生産と公益事業が低調だったことが影響しており、市場
予想を下回った。ただし、製造業に限定すると+0.2%で機械類と鉄鋼の需要が堅調だった。3 月については製造業の回復が続く
ものとみられており、横ばいか、小幅な低下にとどまる見込み。
-------------------------------------------------------------------■(米) 4 月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
15 日(金)午後 11 時発表予定
(予想は、92.0) 参考となる 3 月確報値は 91.0 で速報値から上方修正された。期待指数の確報値も上方修正されていること
ら、4 月速報値は 3 月確報値をやや上回る見込み。市場予想は妥当な水準か。
--------------------------------------------------------------------
4
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決算カレンダー
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Vol. 163 Weekly
2016 04 11
決算カレンダー
Market Data
※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。
日付
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月11日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
コード
2294
2303
2462
2670
2687
2736
3073
3181
3222
3228
3236
3297
3349
3366
4735
4992
6064
6264
6323
7577
8008
8274
8278
9861
9974
2186
2341
2722
2726
2742
2791
2796
3045
3048
3080
3139
3168
3201
3280
3501
3593
3670
3810
4577
4673
4714
4760
5018
5967
6142
6183
6217
6496
6985
7453
7501
7516
7718
7725
8095
銘柄
柿安本店
ドーン
ジェイコムHD
ABCマート
シーヴイエス
サダマツ
ダイヤD
買取王国
U.S.M.H
三栄建築
プロパスト
東武住販
コスモス薬品
一六堂
京進
北興化
アクトコール
マルマエ
ローツェ
パスポート
4℃HD
東武ストア
フジ
吉野家HD
ベルク
ソーバル
アルバイトタイ
アイケイ
パル
ハローズ
大黒天
ファマライズ
カワサキ
ビックカメラ
ジェーソン
ラクト・ジャパン
黒谷
ニッケ
エストラスト
住江織
ホギメディ
協立情報
サイバーS
ダイト
川崎地質
リソー教育
ALPHA
MORESC
TONE
富士精
ベル24HD
津田駒
中北製
ユーシン
良品計画
ティムコ
コーナン商事
スター精
インタアクション
イワキ
上場部名
ジャスダックS
ジャスダックS
東証1部
東証1部
東証1部
ジャスダックS
東証1部
ジャスダックS
東証1部
東証1部
ジャスダックS
ジャスダックS
東証1部
東証1部
東証2部
東証1部
マザーズ
マザーズ
東証2部
ジャスダックS
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
ジャスダックS
ジャスダックS
ジャスダックS
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証2部
東証1部
ジャスダックS
東証2部
東証2部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
ジャスダックS
マザーズ
東証1部
ジャスダックS
東証1部
ジャスダックS
東証1部
東証2部
名証2部
東証1部
東証1部
東証2部
東証1部
東証1部
ジャスダックS
東証1部
東証1部
東証2部
東証1部
時刻
15:05
15:00
15:30
15:00
15:00
日付
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月12日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月13日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
コード
8194
8233
8244
8273
8887
9740
9765
9945
9948
1384
1400
1418
1434
2153
2379
2437
2651
2686
2735
2918
3093
3177
3192
3198
3266
3281
3376
3608
3669
3760
3832
4343
4616
6025
6150
6489
6734
7581
7599
7607
8167
8171
8257
8260
8267
8894
8905
8954
9661
9778
9836
9846
9946
9978
9979
1407
1419
1919
2292
2300
銘柄
ライフコーポ
高島屋
近鉄百
イズミ
リベレステ
CSP
オオバ
プレナス
アークス
ホクリヨウ
ルーデン
インターライフ
JESCO HD
イージェイHD
ディップ
シンワアート
ローソン
ジーフット
ワッツ
わらべや
トレファク
ありがとう
白鳩
SFPダイニン
ファンドクリG
GLP
オンリー
TSIHD
モバクリ
ケイブ
T&Cメディカルサイエンス
ファンタジー
川上塗
日本PC
タケダ機
前沢工
ニューテック
サイゼリヤ
ガリバー
進和
リテールPT
MV中部
山陽百
井筒屋
イオン
原弘産
イオンモール
オリックスJRE(04/14)
歌舞伎
昴
リーバイス
天満屋ス
ミニストップ
文教堂HD
大庄
ウエストHD
タマホーム
ヤマダSXL
SFoods
きょくとう
5
上場部名
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
ジャスダックS
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
ジャスダックG
ジャスダックS
東証2部
東証2部
東証1部
ジャスダックS
東証1部
名証1部
東証1部
東証1部
東証1部
ジャスダックS
ジャスダックS
東証2部
ジャスダックS
東証REIT
東証2部
東証1部
東証1部
ジャスダックS
ジャスダックG
東証1部
東証2部
セントレックス
ジャスダックS
東証1部
ジャスダックS
東証1部
東証1部
東証1部
東証2部
名証2部
ジャスダックS
東証1部
東証1部
東証2部
東証1部
東証REIT
東証2部
ジャスダックS
ジャスダックS
東証2部
東証1部
ジャスダックS
東証1部
ジャスダックS
東証1部
東証1部
東証1部
ジャスダックS
時刻
15:00
15:00
15:00
15:00
15:00
15:00
15:00
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2016 04 11
決算カレンダー
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※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。
日付
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月14日
4月15日
4月15日
4月15日
4月15日
コード
2404
2449
2698
2769
2872
2925
2930
3021
3057
3087
3091
3141
3194
3260
3290
3295
3384
3387
3415
3460
3462
3606
3627
3647
3697
3823
3915
4645
4920
4995
5341
6047
6058
6070
6173
6182
6634
6668
6814
6915
7219
7420
7608
7610
7719
7847
8170
8237
8245
8904
8953
9601
9602
9837
9977
9993
2354
2411
2772
3263
銘柄
鉄人化
プラップJ
キャンドゥ
ヴィレッジV
セイヒョー
ピックルス
北の達人
PCNET
ゼットン
ドトル日レス
ブロンコB
ウエルシアHD
キリン堂HD
エスポア
SIAリート
ヒューリックRE
アークコア
クリレスHD
STUDIOUS
シニアリビンク
NMF
レナウン
ネオス
ジー・スリー
SHIFT
アクロディア
テラスカイ
市進HD
日本色材
サンケイ化
アサヒ陶
Gunosy
ベクトル
キャリアリンク
アクアライン
ロゼッタ
ネクスG
プラズマ
古野電
千代インテ
HKS
佐鳥電機
エスケイ
テイツー
東京衡機
グラファイトD
アデランス
松屋
丸栄
サンヨーナゴヤ
日本リテール
松竹
東宝
モリト
アオキスーパー
ヤマザワ
安川情報
ゲンダイAG
ゲンキー
ハウスリート
上場部名
東証2部
ジャスダックS
東証1部
ジャスダックS
東証2部
ジャスダックS
東証1部
マザーズ
セントレックス
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
セントレックス
東証REIT
東証REIT
セントレックス
東証1部
マザーズ
東証REIT
東証REIT
東証1部
東証1部
東証2部
マザーズ
マザーズ
マザーズ
ジャスダックS
ジャスダックS
福証
東証2部
マザーズ
東証1部
東証1部
マザーズ
マザーズ
ジャスダックS
東証2部
東証1部
東証1部
ジャスダックS
東証1部
東証1部
ジャスダックS
東証2部
ジャスダックS
東証1部
東証1部
東証1部
東証1部
東証REIT
東証1部
東証1部
東証2部
ジャスダックS
東証1部
東証2部
ジャスダックS
東証1部
東証REIT
時刻
日付
4月15日
4月15日
4月15日
コード
銘柄
5271 トーヨーアサノ
6866 日置電
8984 ハウスレジ
上場部名
東証2部
東証1部
東証REIT
時刻
15:00
15:00
16:00
15:00
6
株式会社フィスコ
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週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
レーティング
格上げ・買い推奨
格上げ・買い推奨
※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。
日付
4月4日
4月5日
4月6日
4月7日
4月8日
コード
社名
岩井コスモ
証券会社
4563
アンジェスMG
A新規
レーティング
目標株価(円)
-
大和
3197
すかいらーく
2新規
1900
4568
第一三共
4→3格上げ
CS
8572
アコム
UNDERPERFORM→NEUTRAL格上げ
2000→2500
ドイツ
3116
トヨタ紡織
HOLD→BUY格上げ
モルガン
8227
しまむら
UNDERWEIGHT→EQUALWEIGHT格上げ
東海東京
1959
九電工
OUTPERFORM新規
3400
422→587
2800
11200→13000
2742
ハローズ
OUTPERFORM新規
2800
CS
4523
エーザイ
UNDERPERFORM→NEUTRAL格上げ
7000
UBS
7269
スズキ
SELL→NEUTRAL格上げ
岩井コスモ
7979
松風
B+新規
三菱UFJ
8308
りそなHD
NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ
いちよし
7287
日精機
B→A格上げ
-
ゴールドマン
4912
ライオン
強い買い新規
1550
2700→3000
670→590
6981
村田製
中立→買い格上げ
18200→17200
ドイツ
7988
ニフコ
HOLD→BUY格上げ
5400→6300
岡三
7269
スズキ
強気新規
3600
UBS
2809
キユーピー
NEUTRAL→BUY格上げ
2000
3227
MCUBS
BUY新規
1700
7230
日信工業
NEUTRAL→BUY格上げ
野村
7
-
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Market
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
レーティング
格下げ・売り推奨
格下げ・売り推奨
※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。
日付
4月6日
4月7日
4月8日
証券会社
三菱UFJ
コード
社名
レーティング
目標株価(円)
6366
千代建
OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ
1250→900
8316
三井住友
OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ
5900→4700
大和
6474
不二越
2→3格下げ
野村
5449
大阪製鉄
BUY→NEUTRAL格下げ
2580→2005
CS
5444
大和工
OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ
4100→2500
いちよし
7942
JSP
A→B格下げ
-
東海東京
6505
東洋電
OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ
-
野村
4021
日産化
BUY→NEUTRAL格下げ
-
8
-
株式会社フィスコ
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-800
9
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2016/3/28
2016/3/22
2016/3/14
2016/3/7
事業法人
2016/3/28
2016/3/22
2016/3/14
2016/3/7
2016/2/29
2016/2/22
信託銀
2016/2/29
2016/2/15
2016/2/8
2016/2/1
2016/1/25
2016/1/18
2016/1/12
2016/1/4
2015/12/28
2015/12/21
2015/12/14
2015/12/7
2016/3/28
2016/3/22
2016/3/14
2016/3/7
2016/2/29
2016/2/22
2016/2/15
2016/2/8
2016/2/1
2016/1/25
2016/1/18
2016/1/12
2016/1/4
2015/12/28
2015/12/21
2015/12/14
2015/12/7
2015/11/30
2015/11/24
2015/11/16
2015/11/9
2015/11/2
2015/10/26
外国人
2016/2/22
2016/2/15
-400
2015/10/19
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
2016/2/8
2000
2016/2/1
-200
2016/1/25
3000
0
2016/1/18
4000
200
2016/1/12
5000
400
2016/1/4
600
2015/12/28
800
2015/12/21
1000
2015/12/14
単位:億円
2015/12/7
-500
2015/11/30
-400
2015/11/24
-100
2015/11/30
4000
2015/11/24
0
2015/11/16
5000
100
2015/11/16
200
2015/11/9
6000
2015/11/2
単位:億円
2015/11/9
300
2015/10/26
-6000
2015/11/2
-2000
2015/10/13
0
2015/10/19
2000
2015/10/13
6000
2015/10/26
2016/3/28
2016/3/22
単位:億円
2015/10/19
2016/3/7
2016/3/14
2016/2/1
2016/2/8
2016/2/15
2016/2/22
2016/2/29
2016/3/7
2016/3/14
2016/3/22
2016/3/28
8000
2015/10/13
2016/3/28
2016/3/22
2016/3/14
投信
2016/2/29
2016/2/22
2016/2/15
2016/2/8
2016/2/1
2016/1/25
2016/1/18
生・損保
2016/3/7
2016/1/4
2016/1/12
2015/10/13
2015/10/19
2015/10/26
2015/11/2
2015/11/9
2015/11/16
2015/11/24
2015/11/30
2015/12/7
2015/12/14
2015/12/21
2015/12/28
2016/1/4
2016/1/12
2016/1/18
2016/1/25
個人
2016/2/29
2016/2/22
2016/2/8
2016/2/15
2016/2/1
2016/1/25
2016/1/18
2016/1/12
2015/12/28
2015/12/21
2015/12/14
2015/12/7
2015/11/30
2015/11/24
2015/11/16
2015/11/9
2015/11/2
2015/10/26
2015/10/19
2015/10/13
展望
2016/1/4
2015/12/28
2015/12/21
2015/12/14
2015/12/7
2015/11/30
2015/11/16
2015/11/24
2015/11/9
2015/11/2
2015/10/26
2015/10/19
2015/10/13
週刊相場観測誌
Market
投資主体別売買動向 - 1
総括コメント
外国人投資家は総合で売り越し継続
り越し継続となった。また、個人投資家は 958 億円と買い越しに転じた。
3 月第 5 週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は総合で 2644 億円と売り越し継続となった。現物については小幅に売
その他、都地銀は 73 億円、信託は 3639 億円と買い越し継続となった。事法は 3 億円と売り越し継続となった。投信は 850 億円、
生・損保は 869 億円と売り越しに転じた。自己は 225 先物買いの、現物、TOPIX 先物売りで 610 億円と売り越し継続となった。こ
の週の裁定残は、ネットベースで 1866 億円減少の 1 兆 8960 億円となった。なお、週間の騰落率は日経平均で 4.93%の大幅下落へ。
4000
単位:億円
2000
4000
-2000
0
-4000
-6000
-10000
-8000
-4000
-12000
-14000
単位:億円
3000
2000
-200
1000
-300
-1000
0
-2000
-3000
9000
単位:億円
1400
1200
8000
7000
6000
1000
-600
-1000
0
株式会社フィスコ
週刊相場観測誌
Market
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
投資主体別売買動向 - 2
市場別データ
単位:億円
日付
現
物
自己
個人
外国人
投信
事業法人
生・損保
都地銀
信託銀
15/12/21
▲1,596
▲1,023
▲216
827
64
▲128
▲65
1,688
15/12/28
106
▲2,066
14
470
▲155
▲18
▲102
1,904
16/01/04
▲3,765
5,815
▲4,471
272
608
170
80
346
16/01/12
▲2,916
2,566
▲2,109
177
379
61
108
1,201
16/01/18
▲1,165
278
▲1,902
580
239
▲37
▲144
1,822
16/01/25
208
▲686
▲2,073
▲62
▲86
39
▲122
2,708
16/02/01
3,079
1,941
▲6,112
545
312
▲107
▲178
252
16/02/08
2,501
1,886
▲5,735
▲285
1,024
20
▲223
401
16/02/15
▲2,809
25
▲4,053
546
1,385
113
▲276
5,000
16/02/22
▲1,262
▲417
▲4,082
1,174
189
▲37
110
3,848
16/02/29
▲149
▲1,989
▲954
557
▲294
▲27
▲44
2,813
16/03/07
8,768
2,038
▲11,932
▲223
334
▲272
84
737
16/03/14
1,759
1,875
▲4,580
229
93
▲101
▲64
182
16/03/22
381
▲205
▲2,043
80
▲232
▲143
▲45
1,831
16/03/28
▲493
1,107
▲79
287
9
▲443
▲65
▲581
単位:億円
日付
T
O
P
I
X
先
物
自己
個人
外国人
投信
事業法人
生・損保
都地銀
信託銀
15/12/21
2,238
▲26
▲1,591
▲98
1
34
▲2
15/12/28
▲199
▲21
168
78
▲2
▲77
35
▲520
68
16/01/04
3,650
▲119
▲1,824
▲149
▲131
▲412
▲123
▲551
16/01/12
3,104
31
▲3,076
▲68
77
134
▲115
▲52
16/01/18
2,454
104
▲2,579
99
9
100
17
▲352
16/01/25
▲308
▲48
523
134
▲4
205
▲106
▲207
16/02/01
▲4,068
▲96
4,424
▲322
▲31
65
49
▲37
16/02/08
▲519
136
1,139
▲785
61
▲116
127
▲410
16/02/15
66
▲92
▲274
134
▲0
▲44
125
43
16/02/22
29
31
▲61
▲166
5
35
125
7
16/02/29
355
13
▲161
▲72
9
▲252
57
37
16/03/07
▲784
235
281
▲24
116
▲108
117
78
16/03/14
▲199
▲91
83
280
▲1
41
9
▲128
16/03/22
▲795
72
828
121
2
97
▲4
▲347
16/03/28
▲385
▲105
▲3,598
452
▲25
▲284
0
4,012
単位:億円
日付
日
経
平
均
先
物
自己
個人
外国人
投信
事業法人
生・損保
都地銀
信託銀
15/12/21
▲1,188
174
▲761
857
8
0
909
15/12/28
▲323
105
▲190
513
▲23
0
▲14
26
16/01/04
2,586
188
▲3,709
1,241
66
▲54
▲589
▲127
16/01/12
▲1,232
115
▲1,648
2,218
11
▲22
183
312
16/01/18
▲1,310
100
1,821
707
▲8
▲170
▲1,399
687
16/01/25
232
▲174
▲1,022
916
▲3
28
114
▲242
16/02/01
255
▲192
690
▲1,149
1
15
498
▲309
16/02/08
▲1,174
82
3,878
▲2,100
▲75
▲21
▲52
▲192
16/02/15
2,294
▲483
▲3,172
669
▲11
▲14
710
180
16/02/22
▲572
▲122
594
95
2
67
131
▲126
16/02/29
251
▲213
▲465
362
▲6
138
▲21
55
16/03/07
1,053
360
▲943
▲383
▲111
66
187
79
16/03/14
▲505
▲120
1,645
▲1,280
34
157
▲85
113
16/03/22
▲1,948
8
897
856
▲16
63
140
105
16/03/28
268
▲44
1,033
▲1,589
13
▲142
138
208
10
▲26
株式会社フィスコ
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週刊相場観測誌
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※
展望
Vol. 163 Weekly
2016 04 11
新規上場銘柄
結果とスケジュール
データは直近の新規上場銘柄の結果とスケジュールを全て掲載しています。
証券会社によって取り扱いが異なりますので、お取引の際は各証券会社にご確認ください。
銘柄名
ハイアス・アンド・カンパニー
コード
市場
上場日
仮条件
(円)
6192
東M
4/5
850~950
公募株数
(株)
470,000
売出株数
(株)
70,000
公募価格
(円)
初値
(円)
950
主幹事
2,750 SMBC日興
4/8終値
(円)
1,901
事業内容: 住関連産業に係るASPシステムの提供及び事業ノウハウ等のソリューション提供
丸八ホールディングス
3504
名2
4/8
620~680
1,016,000
807,800
680
757
東海東京
907
事業内容: 羽毛ふとん、羊毛敷きふとん、毛皮インテリア製品等の寝具・リビング用品の製造販売などを行うグループ会社の管理・統括
エディア
3935
東M
4/15
1,510~1,630
160,000
119,400
1,630
-
SBI
-
100,000
30,000
-
-
大和
-
事業内容: ゲームサービス事業、ライフサポートサービス事業
グローバルウェイ
3936
事業内容:
ジャパンミート
4/19
2,760~2,960
ソーシャル・ウェブメディア事業(働く人のための情報プラットフォーム「キャリコネ」の運営および有料職業紹介サービスの提供)、ビジネス・ウェ
ブアプリケーション事業(クラウド型業務用ソフトウェアのカスタマイズ開発、導入支援および自社開発したソフトウェアのライセンス販売)
3539
事業内容:
東M
東2
4/21
910~1,010
3,750,000
450,000
-
-
みずほ
-
食品スーパーマーケット ジャパンミート「生鮮館」、ジャパンミート「卸売市場」、「肉のハナマサ」及び「パワーマート」の経営、焼肉レストランの経
営
11
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Vol. 163 Weekly
2016 04 11
一目均衡表雲抜け銘柄
雲上抜け銘柄(東証1 部)
雲上抜け銘柄(東証1部)
コード
終値
(円)
銘柄
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
コード
銘柄
終値
(円)
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
1926
ライト工
1098
1085.25
1055
1975
朝日工
437
432.5
427.5
2181
テンプHD
1661
1644.75
1471.5
2292
SFOODS
2467
2408
2298
2674
ハードオフ
1534
1463.75
1280
2809
キユーピー
2844
2633.5
2696
2899
永谷園HD
1110
1077.75
1090
3101
東洋紡
184
181.5
180.5
3151
バイタルKSK
893
855.25
888.5
3593
ホギメディ
6110
5945
5965
4118
カネカ
954
951.25
813.5
4346
NEXYZ.
1033
963.75
883.5
4350
メディシス
4850
ダウケミカル
4922
コーセー
6089
ウィルグループ
8005
スクロール
9001
622
579.25
511.5
4552
JCRファーマ
2803
2679
2711.5
5700
5427.5
5697.5
4919
ミルボン
4625
4298.75
4025.5
10800
10767.5
8860
4958
長谷川香
1742
1723.5
1689
1015
958.75
848.5
6310
井関農
220
204.25
217
446
444
403
8270
ユニーGHD
781
771
704.5
東武
551
549
550.5
9003
相鉄HD
704
686
592
9045
京阪電鉄
810
783
661.5
9716
乃村工芸社
1735
1624
1402.5
9743
丹青社
837
825.25
752
9948
アークス
2545
2453.75
2533
12
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Vol. 163 Weekly
2016 04 11
一目均衡表雲抜け銘柄
雲下抜け銘柄(東証1 部)
雲下抜け銘柄(東証1部)
コード
終値
(円)
銘柄
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
コード
銘柄
終値
(円)
先行スパンA 先行スパンB
(円)
(円)
1762
高松G
2256
2492.5
2400.5
1814
大末建
709
755.75
822.5
1820
西松建
473
496
477
1896
大林道
701
744.5
744.5
1924
パナホーム
808
824
819.5
1941
中電工
2095
2402.75
2136
1982
日比設
1470
1480.25
1523
1983
東芝プラ
1334
1368
1527
2378
ルネサンス
1208
1340.5
1210
2734
サーラ
558
567.25
589.5
2767
フィールズ
1730
1746.25
1791
3028
アルペン
1770
1827.75
1823
3116
トヨタ紡織
1749
2092.75
1786
3156
UKCHD
2156
2356.5
2181.5
3193
鳥貴族
2052
2293.5
2135.5
3254
プレサンス
3905
4526.25
3966
3258
ユニゾHD
4790
5397.5
4865
3276
日本管理
1608
1669.75
1635
3277
サンセイラン
3569
セーレン
4027
テイカ
4202
ダイセル
4324
電通
5320
4549
栄研化
4674
クレスコ
4825
4994
5481
6727
924
959
931.5
3524
日東網
149
149.5
156.5
1138
1306.25
1184.5
3946
トーモク
264
265.75
272
485
504
487.5
4046
大阪ソーダ
402
424.75
405.5
1338
1562
1449
4282
EPSーHD
1326
1358.5
1363
6297.5
5457.5
4333
東邦システム
598
629.5
599
2200
2267
2222.5
4619
日特塗
843
985.75
884.5
1614
1791.5
1733
4775
総合メディカ
3440
3787.5
3480
WNIウェザー
3560
3921.25
3638.5
4901
富士フイルム
4083
4749.25
4269
大成ラミック
2765
2854
2823.5
5332
TOTO
3370
3772
3375
山陽鋼
466
521.75
491.5
6080
M&Aキャピ
1634
1842.75
1642
ワコム
442
474.75
520.5
6866
日置電
2286
2460.5
2303
7248
カルソカンセ
733
864
757.5
7581
サイゼリヤ
2221
2747.75
2322
7593
VTHD
7864
フジシール
7971
東リ
8068
菱洋エレク
8185
チヨダ
8273
イズミ
8923
573
717.5
615
7606
Uアローズ
4335
4823.75
4343.5
3685
3918.75
3840
7942
JSP
1919
2082.5
2172
275
314.25
278.5
7987
ナカバヤシ
275
303.75
275.5
1290
1495.5
1317.5
8097
三愛石
774
791.75
790
2906
3434.5
2994.5
8200
リンガハット
2266
2655.5
2341
4755
5272.5
4795
8686
AFLAC
6870
7305
7060
トーセイ
751
794.5
790.5
8999
グランディ
343
377.5
351.5
9022
JR東海
19115
20530
19247.5
9068
丸全運
387
413.25
388
9409
テレビ朝日HD
1914
1926.25
1930
9414
BS11
988
997
1114
9468
カドカワ
1557
1589.75
1764.5
9600
アイネット
1082
1178.75
1095
9675
常磐興
148
151.25
149
9747
アサツーDK
2732
2793.75
3015
9787
イオンディライ
3360
3791.25
3418.5
9956
バローHD
2742
3223
2758.5
9966
藤久
1695
1698.25
1706
13
株式会社フィスコ
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