防災情報システム構築委託 プレゼンテーション要領 1.プレゼンテーションにあたって (1)次の内容を事前に確認して、プレゼンテーション当日に、実機による機能・操作提案を行う ことができるよう準備すること。 (2)プレゼンテーションの時間は、90分(準備5分、プレゼンテーション70分、質疑応答1 0分、片づけ 5 分)であるため、効率よく準備及び説明を行うこと。 (3)評価対象となる機能を備えているのにもかかわらず、プレゼンテーションにおいてその機能 の確認が取れない場合には評価減となるため、注意すること。 (4)プレゼンテーションを実施する上で必要な機器及び環境を準備すること。 プロジェクター、スクリーン(100 インチ)、電源タップは本市でも用意する。 2.プレゼンテーション(提案書)の構成 プレゼンテーションは次のとおり項目立てをし、項目順番を遵守してプレゼンテーションを実 施する。提案書もプレゼンテーションの項目立てにあわせて作成する。 なお、業務の詳細は「防災情報システム構築委託基本仕様書」等を参照すること。 (1)提案するシステムのコンセプト及び長所や特徴的な機能 (2)本市防災情報システムの課題への対応<操作デモンストレーション> (3)提案するシステムの安定性・安全性 (4)システム構築スケジュール及びその理由 (5)本業務実施にあたってのコミュニケーションに対する考え方・手法 (6)過去 3 年間の同様システムの構築実績及び自治体名 (7)本業務へのプロジェクト体制 (8)システムの保守運用内容・体制 (9)事業者の概要 (10)その他提案事項 3.各項目で示す(記載する)内容 「(2)本市防災情報システムの課題への対応」においては、別紙「デモンストレーション要領」の 手順に沿って、貴社システムのデモンストレーションを実施すること。 (1)提案するシステムのコンセプト及び長所や特徴的な機能 ・提案するシステムの概要、コンセプトについて ・提案するシステムの長所及びなぜその機能を重要視したのか ・提案するシステムの要求仕様以外で有益な機能(提示額内で実現できる機能)及びな ぜ機能化するに至ったのか (2)本市防災情報システムの課題への対応(別紙 デモンストレーション要領参照) 現状の本市防災情報システムにおける以下の課題に対して、操作デモンストレーション をとおした提案をお願いします。 ・システムがスマートフォンに対応しておらず、外部からの画像送信などが迅速にでき ない。 ・システムのどこにどんな情報を担当者が入力してよいか理解できておらず、システム 1 の使用を避ける傾向があり、情報の一元化をするにあたって支障となっている。 ・システムの操作に習熟した職員が限られており、システムを活用した情報共有が困難 ・平常時を意識した仕様でないため、システムの使用頻度が少なくなり、職員の操作習 熟が困難 (3)提案するシステムの安定性・安全性 ・提案するシステムが設置されている、また設置予定のデータセンターの安全性及びシ ステムが安定的に稼働するための対策について ・障害が発生した際の対応について ・提案するシステムの過去 3 年間のシステム機能の停止を伴うメンテナンスの実施回 数について ・提案するシステムの機能停止を伴うメンテナンス実施日に、台風など災害が見込まれ る場合の対応について (4)システム構築スケジュール及びその理由 ・契約締結後からシステム運用開始までのスケジュール(工程)及び各工程の内容につ いて (5)本業務実施にあたってのコミュニケーションに対する考え方 ・当市と貴社におけるコミュニケーションの考え方 ・また、コミュニケーションを図る手法(各種会議体や作業形態、セキュリティ保持手 法等を詳細且つ明確に) ・工程管理プロセスにおけるコミュニケーションの頻度について (6)過去 3 年間の同様システムの構築実績及び自治体名 ・貴社が、同様システム構築業務の実績について、業務の内容及び該当自治体名、及び 自治体総数 ・また、本業務に活用可能な自治体以外の業務実績について、本業務に活用可能である 理由もあわせて示すこと。 (7)本業務へのプロジェクト体制 ・本業務を受託した際に、貴社が構築するプロジェクト体制について ・また、各工程を担当する従事者とともに、当該従事者の各工程における関わり度合(本 業務の専任であるか、又は他業務との兼務であるか)や保有する資格、また過去に携 わった同様システム構築業務(自治体名・業務内容・関わり度合)について (8)システムの運用保守内容・サポート体制 ・本業務を受託した際に、貴社が実施する保守内容及び体制について (9)事業者の概要 ・売上高及び経常利益について、どのような業務(部門)が柱となり売上や利益を上げ ているかについて ・ 「事業者概要票」に記載している内容のうち、ISMS または ISO27001・P マーク等 の取得について、取得した経緯や取得するにあたっての貴社のポリシー等。 (10)その他提案内容 ・上記以外で、本市に有益だと考える提案について(提示金額内で実施可能なものに限 る) 2 防災情報システム構築委託 デモンストレーション要領 別紙 1.システム設定準備 (1)用意するユーザーは次のとおりとする。参考として、組織図イメージを下表に示す。シ ステム内における名称は任意とする。 ①システム管理者 ②災害対策本部 ③担当課 A(災害対策本部の下部組織として) ④担当課 B(災害対策本部の下部組織として、Aと並列) ⑤担当課 C(災害対策本部の下部組織として、A・B とは別の部) 表:組織図イメージ システム管理者 担当課 A 担当部 担当課 B 災害対策本部 担当部 担当課 C 2.デモンストレーションの内容(災害時の流れに沿って) まず、対応するブラウザについて説明する。必要に応じて、スマートフォンでも操作を行い、 その画面を掲示すること。 (1)災害名の登録 災害名の登録作業を実施する。 ①システム管理者でログインする。 ②トップページで示されている内容について説明する。 ③管理者メニューから災害名登録作業を実施する。件名、本文は手動で入力すること。 ④災害の種別ごとに災害名を登録できることを説明する。 ⑤その他提案等 (2)情報登録(必須項目以外は関連する項目に加えて説明すること。) 情報登録の作業を PC とスマートフォンの双方で実施する。 ①担当課 A でログイン ②トップページより、作成した災害から情報登録作業を実施する。情報登録にあたって、 どのように入力画面に遷移するのかを説明する。 ③入力画面に遷移した後、どこから入力フォーマットを開くか確認する。 ④日時、情報元、対応状況、登録者名等が登録できることにふれて、件名、本文は手動 で入力する。 ⑤登録した情報に画像や動画、文書ファイルを添付できることを確認する。 ⑥登録した情報を修正・削除できることを確認する。 ⑦その他提案等 (3)情報の閲覧 1 情報閲覧を PC とスマートフォンの双方で実施する。 ①登録した情報がナンバリングされていることを確認する。 ②情報閲覧画面から、情報の修正、削除、一括削除などの操作を実施する。 ③対応状況などから、登録した情報の並べ替え操作を実施する。 ④情報区分などから登録した情報の絞り込みについて操作する。 ⑤災害名ごとに情報を区分管理できることを説明する。 ⑥情報を区分けする選択肢も設定できることを説明する。 ⑦登録した情報や検索または絞込みをした情報をエクセルか CSV にて出力できること を確認する。 ⑧スマートフォンでも対応できる部分について説明する。 (4)情報共有機能 情報共有の作業を PC とスマートフォンの双方で実施する。 ①担当課 A でログインして、担当課 B の情報が閲覧できないことを確認する。 ②担当課 A で登録してある情報を担当課 B と共有する操作を実施する。 ③担当課 B でログインして、担当課 A から共有されている情報を確認する。 ④担当課 B で登録してある情報を災害対策本部と共有する操作を実施する。 ⑤担当課 A でログインして、災害対策本部の情報を確認し、担当課 B から共有されてい る情報を確認する。 (災害対策本部の情報は全ユーザーが閲覧可とする。) ⑥災害対策本部でログインして、担当課 A と担当課 B の情報を確認できることを示す。 ⑦担当課 A でログインして、担当課 C と情報共有する操作を実施する。 ⑧担当課 C でログインして、担当課 A から共有されている情報を確認する。 (5)システム管理機能 システム管理の作業を PC で実施する。 ①システム管理者でログインする。 ②システムでのユーザーの登録・削除・更新について説明する。 ③システムでの組織情報の登録・削除・更新について説明する。 ④ユーザーごとに他ユーザーのページを閲覧できる権限設定について説明する。 ⑤災害名(インシデント)の編集について説明する。 (6)平常時におけるシステム活用についての提案 システムの特徴を活用した平常業務等での情報連絡などを提案する 本市で想定する活用法は以下の通りであり、その他任意での提案を実施する。 a 平常業務で現場作業がある課などの職員間での連絡手段として b 自治会等の外部と構成する会議体との事前協議や連絡手段として c 防災関係機関との平時からの連絡体制の構築 (7)その他本市に有益な機能について提案 機能確認票の必須項目以外の機能で、提示額内で実現できる有益な機能(貴社製品独自 機能等)を説明する。システムの機能については、簡単なデモンストレーションを実施す ること。 以上 2
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