【博多織伝統工芸士作品展示】のお知らせ

平成 28 年 4 月 8 日
福岡市政記者クラブ各位
経済観光文化局地域産業支援課
【博多織伝統工芸士作品展示】のお知らせ
福岡市では,福岡市ゆかりの伝統工芸品の認知を図るため,福岡国際会議場 1 階ホール
において,作品展示を行っております。平成 28 年 2 月に新たに 1 名の伝統工芸士(博多織)
が誕生したことを受け,この度,下記のとおり同作家の作品展示を行いますので,ご案内
いたします。
記
1 展示期間
平成 28 年 4 月 13 日(水)9 時から平成 28 年 4 月 26 日(火)15 時まで
2 会
場
福岡国際会議場1階(福岡市博多区石城町 2-1/TEL 092-262-4111)
3 展示作品
伝統工芸士・満石江美子(みついし えみこ)氏の作品を中心に7点を展示
(その他,博多人形・博多鋏・博多曲物・博多独楽・博多張子・マルティグラスを
常設展示しております。
)
お問い合わせは
福岡市博多区博多駅前 2-9-28 福岡商工会議所ビル 2F
福岡市 経済観光文化局 地域産業支援課 担当:豊福,平井
TEL:092-441-3303
FAX:092-441-3211
E-mail:[email protected]
○伝統工芸士とは
経済産業大臣指定の伝統的工芸品の製造に従事している技術者のうち,高度な技術・
技法を保持していると認定された方達のことです。
各産地で実施される知識・実技試験の結果を受け,伝統的工芸品産業振興協会が認定
する「国家試験」となっています。
平成 28 年 2 月時点で,全国で 4,489 名が伝統工芸士として認定されています。
【認定主体】
一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会
【受験資格】
当該伝統的工芸品の製造地域において,その製造に現在も直接従事し,受験年度の
4 月 1 日現在で 12 年以上の実務経験年数を有している者
【福岡の産地組合の伝統工芸士】
(H28.2)
博多織 45 名(博多織は,総合・染色・製織など,様々な分野に分かれる)
博多人形 44 名
○最近の傾向
博多織では,平成 26 年度に 3 名の伝統工芸士が誕生しています。福岡市では,後継
者育成の取組みとして,国・県・博多織工業組合と共に平成 18 年度より「博多織技
能開発養成学校」の活動を支援しており,着々と優秀な後継者が育成されているため,
今後,同校の卒業生による伝統工芸士誕生へも繋げていきたいと考えています。
また,博多人形では,伝統工芸士が誕生しない状況が続いていましたが,博多人形商
工業協同組合と福岡市の共催により,平成 13 年度より「博多人形師育成塾(旧名称:
博多人形師体験講座)
」を実施し,後継者の発掘・育成に努めた結果,平成 26 年度に
は 12 年ぶりに伝統工芸士(5 名)が誕生しています。
博多織伝統工芸士 ≪製織≫
満石
江美子(みついし
平成 14 年度
平成 15 年度
えみこ)
麻生専門学校 マルチメディアクリエーター科
株式会社岡野 入社
製織部に所属
伝統工芸士に認定
平成 27 年度
卒業
[主な受賞歴]
平成 16 年度
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
第 48 回博多帯展 内閣総理大臣賞
第 53 回新作博多織展 博多織工業組合理事長賞
第 54 回新作博多織展 伝統的工芸品産業振興協会会長賞
第 108 回博多織求評会 博多織工業組合理事長賞
第 55 回新作博多織展 博多織工業組合理事長賞
[得意な技法]
佐賀錦・着尺・献上帯をはじめ,様々な織物を製織しているため,あらゆる組織
の織物を織りこなすことができるが,中でも,博多織伝統的技法の 7 品目のうち,
重ね織・絵緯(えぬき)博多・綟り(もじり)織を得意とする。