台東区認定こども園設置運営事業者募集要項(区有地活用) 1.募集の趣旨 台東区では、就学前の幼児教育の充実及び多様化する保育ニーズに適用した保育サービスの拡 充、地域の子育て世帯への支援の充実を図るため、区有地を活用した新たな認定こども園の設置 及び運営を行う事業者を次のとおり募集します。 2.施設計画概要 (1)施設の種別 認定こども園(私立) ※保育所型を想定 (2)規 定員70名程度 模 (3)受入年齢 0歳児から5歳児 (4)運営開始時期 平成29年度中 ※平成29年10月を目処に開園すること。 (5)整備手法 区有地を借受け、事業者が自ら認定こども園を整備する。 3.貸付予定地 (1)所 在 地 地 番 台東区池之端二丁目16番3の一部 地 目 学校敷地 (2)敷地面積 区有地 ・・・・・別紙1参照 247.56㎡(現況:区立忍岡小学校敷地の一部) ・・別紙2参照 ※貸付時期までに、分筆及び更地化します。なお、北側は建築基準法第42条第2項に 規定する道路であり、現況から1m程度セットバックします。また、南側は小学校の通 路となり、東京都建築安全条例第4条第1項、第2項の規定により、学校敷地として道 路に接する長さが10m以上必要となります。上記面積はセットバック後、接道長さ確 保後のおおよその面積です。 (3)建築上の法規制等 ア 当該地域地区等 用途地域 近隣商業地域 基準建ぺい率 / 容積率 80% / 300% 防火指定 準防火地域 高度地区 第三種高度地区 日影規制 5時間-3時間(測定面4m) 特別用途地区 第一種文教地区 イ 道路関係 北側は私道に接し、建築基準法第42条第2項に規定する道路です。道路中心線から2 m後退した範囲を道路状に整備します。事業者は事前に区に対して、狭あい道路拡幅整備 について協議する必要があります。拡幅整備工事は、原則として区が施工(区負担)しま す。なお、道路状に整備する部分は貸付面積には含みません。 西側は区道(幅員6m)に接しています。 -1- ウ その他関連法令 建築基準法(昭和25年法律第201号)その他関連法令、東京都建築安全条例、高齢 者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(平成18年法律第91号) 、その他 東京都及び台東区の関係条例等についても、十分確認をしてください。 (4)最寄駅 営団地下鉄千代田線「根津駅」徒歩5分 JR「上野駅」徒歩13分 京成線「上野駅」徒歩10分 (5)現地の見学 現在、当該地は学校敷地であるため、敷地内に入ることはできませんが、敷地外から現況 を確認することは可能です。その際は、学校や近隣住民に迷惑とならないよう配慮してくだ さい。 (6)その他 本要項と貸付予定地に相違がある場合は、定期借地契約締結時の現況を優先します。 4.貸付条件等 予定地を借り受ける事業者は、以下の条件により台東区と借地借家法(平成3年法律第90号) 第23条に規定する定期借地権に基づく賃貸借契約を締結するものとします。 (1)貸付期間 30年 (2)貸付開始時期 平成28年10月(予定) (3)貸付料 教育・保育施設であることに鑑み、土地の評価額を基に算出した貸付料(※)を2分の1 に減額した額を上限額として、協議の上貸付料を決定します。また、工事着工から事業運営 開始までの期間の貸付料は、2分の1に減額した額とします。 ※貸付料等は、事業者の選定後、貸付開始時期における土地の評価額を基に決定します。事 業計画の作成にあたっては、下記の条件を参考としてください。(実際の貸付条件と異なる 場合があります。 ) 土地の評価額を基に算出した貸付料:428,000円/月(参考価格) (4)保証金 整備した建物の解体費相当額を預託することとします。 (5)借地権の登記 事業用定期借地権設定契約を締結するにあたり、公正証書を作成し、併せて定期借地権の 登記を行います。これら公正証書作成及び賃借権設定登記に係る経費については事業者の負 担とします。 (6)用途の指定 事業者は当該地を指定された用途以外に使用してはなりません。なお、区の承諾なく目的 外に利用した場合や第三者に転貸した場合は、区は契約を解除することができます。 (7)土地の維持管理 事業者は当該地の引渡しを受けた後は、事業者の責任と負担により当該地の管理を行い、 当該地に投じた必要経費があっても、区に請求しないものとします。 -2- (8)土地の返還 貸付期間が満了した時、事業者側の理由により貸付契約を打ち切る時または貸付契約が解 除された時は、事業者の負担により施設、設備等の撤去等を行い、現状に回復させ、返還す ることとします。 (9)貸付料の見直し 土地価格の変動等により、または近隣の土地の貸付料と比較して貸付料が不相当となった 場合は、区は将来に向かって貸付料の改定ができることとします。 (10)その他 その他の事項については、区が定める契約書によります。 5.応募資格及び応募条件 応募者は、社会福祉法人、学校法人、NPO、株式会社等の如何は問いませんが、以下のすべ てに該当することを応募条件とします。ただし、個人による応募はできません。 (1)原則、平成28年4月1日現在において、認定こども園、幼稚園、認可保育所、認証保 育所、小規模保育事業等の運営実績が1年以上あること。 (2)本区の教育・保育行政を理解し、運営において積極的に協力する事業者であること。 (3)事業者が社会福祉法人以外の場合は、「保育所の設置認可等について」 (平成12年3 月30日付児発第295号厚生省児童家庭局長通知)に定める「社会福祉法人以外の者に よる設置認可申請」に係る審査の基準を満たすこと。 (4)平成29年度中(平成29年10月目処)に開園できる事業者であること。 (5)事業を遂行できる十分な資力、知識、技術能力等を有し、継続的に安定したこども園運 営が行えること。 (6)資金計画及び事業計画が確実であり、事業者がこども園の建設及び施設整備に要する資 金のすべてを負担できること。 (7)事業者が現に運営している教育・保育施設について、直近の監査・実施指導等において、 重大な文書指摘を受けていないこと。 (8)税金の滞納をしていないこと。 (9)暴力団又はその構成員でないこと。 (10)既設の社会福祉法人については、次に掲げる要件すべてに該当していること。 ア 過去の運営実績が良好であり、かつ財務内容が適正であること。(過去3カ年間の収 支状況が黒字であること) イ こども園の設置及び運営に当たり、十分な資力を有していること。 (11)建物及び備品等は、当該こども園における教育・保育以外の目的に使用しないこと。 (12)こども園の設置及び運営が円滑に進むよう、近隣住民に対して説明等を行い、理解を 得ること。 6.設立運営条件 (1)運営全般 ア 平成29年度中(平成29年10月目処)に運営を開始すること。 イ 「東京都児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例」「東京都認定こども園の -3- 認定要件に関する条例」 「保育所設置認可等事務取扱要綱」 「保育所の設置認可等につい て」及びその他関係法令に適合すること。 ウ 運営にあたっては、隣接の区立忍岡小学校との連携を図ること。 エ 保護者及び地域関係者の要請に応じ、地域に根ざした運営に努めること。 (2)定員 ア 総定員は70名程度とすること。 イ 受入年齢は0歳から5歳児までとすること。 ウ 受入児童数は、各年齢同数か、年齢が長じるごとに増すこと。 エ 短時間保育児(教育標準時間認定)の定員は、各年齢5名以上を受け入れること。 オ その他定員設定については、区と協議の上決定すること。 (3)施設名称 施設名称については、その全部または一部に「忍岡こども園」の名称を取り入れること。 (4)職員配置 ア 0~2歳児の保育にあたる職員は、保育士資格を有する者であること。 イ 3~5歳児の教育・保育にあたる職員は、原則として幼稚園教諭免許及び保育士資格 を併有する者であること。なお、併有しない場合はいずれかを有する者であること。 ウ 施設長及び主任保育士は、実務経験がある正規職員とし、こども園の専任職員とする こと。 エ 「東京都児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例」「東京都認定こども園の 認定要件に関する条例」「保育所設置認可等事務取扱要綱」及びその他関係法令を遵守 すること。 (5)教育・保育事業 ア 教育・保育内容については、幼保連携型認定こども園教育・保育要領を踏まえるとと もに、幼稚園教育要領及び保育所保育指針に基づいて実施すること。 イ 短時間保育児と長時間保育児の共通利用時間は9時から14時までとする。 ウ 短時間保育児を対象に、共通利用時間終了後、預かり保育を3時間以上実施すること。 エ 長時間保育児を対象に、11時間開園後、1時間以上の延長保育を実施すること。 オ 教育・保育内容の向上に努めるとともに第三者評価に積極的に取り組むこと。 カ 全園児に対し、給食を実施すること。 キ 各種職員研修に積極的に参加するほか、独自の職員研修を行うなど、職員の資質向上 に取り組むこと。 ク 「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律施行規則」 第2条各号に規定する子育て支援事業のうち、2以上の事業を実施すること。 (6)開園時間及び休園日 ア 開園時間 国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する休日(以 下「休日」という。)及び年末年始を除く月曜日から土曜日まで、7時から18時まで を基本とする。 イ 休園日 日曜日及び休日、年末年始(12月29日から1月3日まで) (7)運営費(予定) 子ども・子育て支援新制度による施設型給付費のほか、区独自の運営費補助を支出する。 -4- (8)保育料等 ア 短時間保育における保育料は、「台東区子ども・子育て支援法に基づく利用者負担に 関する規則」に定める額を、施設が利用者から徴収する。 イ 長時間保育における保育料及び延長保育料は、「台東区保育所等保育料条例」に定め る額を、施設が利用者から徴収する。 ウ 預かり保育料、給食費その他教材費等の実費等について、保護者へ費用負担を求める 場合は、区と協議のうえ承認を得るとともに保護者の理解を得ること。 エ 保護者から施設使用料的な負担金は徴収しないこと。 オ 保護者会(PTA/父母の会)の会費の額は、保護者に委ねること。 (9)整備費 施設整備費については、その一部を補助する。 7.応募方法等 (1)募集要項の公表 平成28年4月12日(火)から (2)事前協議 応募を希望する事業者は、区ホームページよりダウンロードした「認定こども園運営事業 者募集に関する事前協議書(提案書)」に必要事項を記入し、台東区教育委員会学務課へ持 参してください。 (事前協議にあたっては、日程調整を行ってください。 ) ア 提出期限 平成28年5月31日(火) (3)応募書類の受付 区との事前協議を済ませた事業者は、別紙3に掲げた書類に必要事項を記入し、台東区教 育委員会学務課へ持参してください。(様式類については、事前協議後に配付いたします。) ア 受付締切 平成28年6月10日(金)厳守 ※締切を過ぎたものは受理しません。 イ 受付日時 土曜日・日曜日・祝日を除く開庁日 8時30分から17時15分まで ウ 受付場所 台東区教育委員会学務課 エ 提出方法 上記受付場所まで、直接ご持参ください。 オ 提出書類 別紙3のとおり カ 提出部数 正本1部、副本7部 ・資料はA4サイズで綴込むこと。ただし、様式5-3はA3サイズで綴じ込むこと。 ・資料番号をインデックスで標示すること。 ・副本7部に関しては、法人名等名称が想像されるような文言は黒塗りで消すこと。 8.選考及び決定 事業者を選定するために選定委員会を設置し、提出書類に基づき事業内容、実施体制、取組姿 勢、見積額等について総合的に審査します。 (1)書類審査 提出書類による審査・選考 (2)審査会 財務状況並びにプレゼンテーション及び質疑応答による審査 -5- ※応募者が運営する施設の教育・保育環境、教育・保育の実施状 況、企画提案内容との整合性等を確認するため、現地調査を実施 することがあります。 (3)審査結果 審査会終了後速やかに文書で通知します。 9.全体スケジュ-ル(予定) (1)募集要項の公表 平成28年4月12日(火)~ (2)事前協議書提出期限 平成28年5月31日(火) (3)応募書類受付締切 平成28年6月10日(金) (4)審査(プレゼンテーション)平成28年6月下旬 (5)優先交渉権者決定 平成28年7月 (6)土地貸付開始 平成28年10月(予定) (7)こども園の開設 平成29年度中(平成29年10月目処) 10.その他 (1)提出された書類は返却しません。また、提出された書類は、東京都台東区情報公開条例 に基づく情報開示の対象となりますので、あらかじめご承知おきください。なお、開示の 決定に際しては事前に意見を聴取します。 (2)応募に際して要した費用については、応募者の負担とします。 (3)審査・選定に際しては、必要に応じて、別途書類を提出していただく場合があります。 (4)提出書類の内容に事実と反する記載があった場合は、決定を取り消すことがあります。 11.問合せ及び書類提出先 〒110-8615 台東区東上野四丁目5番6号 台東区教育委員会 台東区役所6階 学務課こども園担当 電 話 03-5246-1414 FAX 03-5246-1409 メールアドレス [email protected] -6-
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