2016年度 地域間交流支援(RIT)事前調査事業 案件一覧 案件名 1 2 3 4 5 6 実施主体 概要 石川県-ドイツ 【炭素繊維複合材料】 ●石川県は古くから繊維産業及び機械産業の集積地であるが、近年はその強みを活かして 産学官で連携し、炭素繊維分野の技術・製品開発に取り組んでいる。 学校法人金沢工業 ●一方、ドイツ北部にある産業クラスター機関CFKバレーは、炭素繊維成型・加工分野での量 大学 産化のための産業クラスター形成を図っており、炭素繊維を使った複合材料の製造・加工・製 革新複合材料研究 品化までの技術構築等にも取り組む。 開発センター ●CFKバレーが所在するドイツにおいて、両地域の企業間での技術交流や共同開発といった 連携の可能性を調査する。 静岡県-台湾 【防災関連産業】 ●静岡県は防災用品の開発、普及が進められている防災先進県であり、行政や関連メーカー 等が連携して防災意識の向上や緊急時体制の研究、関連用品の開発・改良を含む普及促進 に取り組んでいる。 静岡県防災用品普 ●一方、台湾も地震や風水害が多く起きるなど日本同様に災害発生が危惧される地域であ 及促進協議会 り、2014年に静岡県と台湾6市県の間で防災相互支援協定が締結され、行政レベルでの交流 が進められている。 ●台湾における防災市場の創出や静岡県の関連産業との協業の可能性を調査する。 京都府・京都市-米国・マサ チューセッツ州 【ライフサイエンス】 ●京都府、京都市は再生医療を始めとする先端的な医薬品・医療機器の研究開発や事業化 を推進し、国際的イノベーション拠点の形成やグローバル市場展開に関する取り組みを進め ている。 京都外国企業誘致 ●一方、米国のマサチューセッツ州・同ボストン市は同分野における高度な研究機関や企業 連絡会 が集積し、関連企業の育成を目的とした投資、起業家育成支援、国際交流事業を実施するク ラスター機関も存在する。 ●現地関係機関との連携により、技術提携や新技術の開発等、双方向でのビジネスの可能 性を調査する。 神戸を中心とする兵庫県-アフ リカ・ルワンダ 神戸市 【IT関連産業】 福岡県-インドネシア 【自動車関連産業】 宮崎県-台湾 【木材産業】 ●神戸市はIT関連の大手企業系列から中小企業まで幅広いIT関連企業が立地しているほ か、IT専門技術者養成機関である神戸情報大学院大学ではABEイニシアティブ等に基づきル ワンダ人10名以上を含むアフリカ出身者を多数受け入れている。 ●一方ルワンダは、ICT産業の成長を国策として進めており、ICT活用促進に関する国際調査 で世界第1位に選ばれるなど、ビジネスパートナーとなりうるICT企業が多数存在する。 ●留学生と地元中小企業とのつながりを活用した新ビジネスも生まれつつあることを踏まえ、 今後の両地域のビジネス交流の可能性について調査する。 北部九州自動車 産業アジア先進 拠点推進会議 ●福岡県を始めとする北部九州は、4つの自動車メーカーが立地する世界有数の自動車生産 拠点であり、高い技術力を有する自動車関連企業が集積しているが、自動車の現地生産が進 む中、現地ニーズの取り込みや、部品供給、技術提携といった現地企業との関係深化が求め られている。 ●一方、交流を希望するインドネシアはASEAN第2位の自動車生産拠点であり、自動車関連 企業が多く集積しているものの、生産技術に課題を抱える企業が多い。 ●両地域の自動車関連産業が相互に補完し合うビジネス連携を進めるための可能性を調査 する。 宮崎県庁 ●宮崎県では、現在東アジア向けの原木の輸出が伸びているが、地域産業の活性化の観点 からも、より付加価値の高い製品の輸出が課題となっている。 ●一方、台湾では日本統治時代の木造建築の修復ニーズの高まりにより日本の木造建築が 見直されており、宮崎からの建築技術者の派遣や、台湾からの視察受入等を行われている。 ●台湾の施工事業者と宮崎県の木材関係企業が連携し、高度な加工技術を活かした木材と 組み立て技術をセットにした「材工一体」での取組みを広げ、台湾での市場創出に関する協業 の可能性を調査する。
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