別 紙 沖縄子供の貧困緊急対策事業費補助金実施要領 (通則) 沖縄子供の貧困緊急対策事業費補助金交付要綱第 19 条の規定に基づき、沖縄 子供の貧困緊急対策事業費補助金の実施について必要な事項を、本実施要領で 定めるものとする。 1.事業の種類 沖縄子供の貧困緊急対策事業費補助金の事業の種類は、次のとおりとする。 (1)子供の貧困対策市町村事業 (2)子供の貧困対策沖縄県事業 2.実施主体 子供の貧困対策市町村事業の実施主体は、沖縄県内の市町村(一部事務組合 を含む。)とし、子供の貧困対策沖縄県事業の実施主体は、沖縄県とする。 なお、これらの事業の全部又は一部を関係団体、NPO 法人等へ委託することが できる。 3.事業の内容 (1)子供の貧困対策市町村事業 ①子供の貧困対策支援員事業 ア 子供の貧困対策支援員配置事業 子供の貧困対策支援員(以下、「支援員」という。)は、地域に出向 いて子供の貧困の現状を把握し、学校や学習支援施設、子供の居場所づ くりを行う NPO 法人等の関係機関との情報共有や、子供を支援につなげ るための調整を行う。また、居場所の担い手を確保するなどして、新た な子供の居場所づくりの準備等を行う。 イ 支援員養成研修市町村事業 地域の実情に応じて、支援員の養成・技術向上のための研修を行う。 ②子供の居場所の運営支援事業 ア 子供の居場所において実施する内容 子供の居場所(以下、「居場所」という。)においては、安全で清潔 な居所において、管理者の監督の下、子供に以下の支援の全部又は一部 を提供する。 a 食事の提供や共同での調理 1 配食サービスの利用や、食育活動等を通じ施設内で調理を行い実 施する食事の提供 b 生活指導 歯磨き習慣、食事マナー、あいさつ、身辺の整理整頓などの基礎 的な生活習慣の指導 c 学習支援 d キャリア形成等支援活動 年に数回程度、高校・専門学校・大学体験ツアーや地元企業等と 連携した職場体験、ボランティアが開催するコンサートへの参加な どの芸術活動等の体験学習等 イ 開所時間 地域の実情に応じて開所することとし、夜間まで開所することも差し 支えない。 ウ 子供の居場所運営協議会の開催 居場所の運営に当たっては、地域での連携体制や居場所の運営方針 等について、市町村を含む第三者を交えて検討・情報交換を行う運営 協議会を定期的に開催し、適正な運営に努めることが望ましい。 ③協議会運営事業 子供の貧困対策連絡協議会の開催 地域での連携を促進するため、市町村や支援員、その他子供の貧困対 策に関係する団体で構成する協議会を開催する。 (2)子供の貧困対策沖縄県事業 ①支援員養成研修沖縄県事業 支援員の養成・技術向上のための研修を行う。 ②広域的な子供の居場所の運営支援事業 ア 居場所において実施する内容 市町村の区域を超える広域的な範囲を対象とし、安全で清潔な居所 において、管理者の監督の下、子供に以下の支援の全部又は一部を提 供する。 a 食事の提供や共同での調理 配食サービスの利用や、食育活動等を通じ施設内で調理を行い実 施する食事の提供 b 生活指導 歯磨き習慣、食事マナー、あいさつ、身辺の整理整頓などの基礎 的な生活習慣の指導 2 c d 学習支援 就学継続のための支援 高等学校進学後の就学を継続するためのサポート体制の充実 e キャリア形成等支援活動 年に数回程度、高校・専門学校・大学体験ツアーや地元企業等と 連携した職場体験、ボランティアが開催するコンサートへの参加な どの芸術活動等の体験学習 イ 開所時間 地域の実情に応じて開所することとし、夜間まで開所することも差し 支えない。 ウ 運営協議会の開催 居場所の運営に当たっては、地域での連携体制や居場所の運営方針等 について、沖縄県を含む第三者を交えて検討・情報交換を行う運営協議 会を定期的に開催し、適正な運営に努めることが望ましい。 ③事業の成果の分析・評価・普及事業 ア 事業の成果の分析・評価 子供の貧困対策支援員配置事業、子供の居場所の運営支援事業、広域 的な子供の居場所の運営支援事業の成果を取りまとめて分析・評価を行 い、好事例や改善すべき点等を明らかにする。 イ 報告会の開催 市町村の事務担当者等関係者を対象に報告会を開催し、沖縄県による アの分析・評価結果の報告等を行い、各市町村への好事例や改善点等の 普及を図る。 ④ボランティアのコーディネート事業 子供の貧困対策に関係するボランティアの募集及びボランティアを必要 としている機関へのあっせん等を行う。 4.対象者 本事業の対象となる者は、おおむね 18 歳以下の者とする。 また、支援員の支援の対象となる子供は、生活困窮者自立支援法で定める生活 困窮者(生活保護受給世帯の子供を含む。)又は学校教育法に基づく就学援助制 度の対象者(生活保護受給世帯の子供を含む。)とする。 居場所を利用する子供については、生活困窮者自立支援法で定める生活困窮 者又は学校教育法に基づく就学援助制度の対象者を中心とするが、利用する子 供の心情に配慮し、それ以外の者が一緒に利用しても差し支えない。ただし、中 心となるべき利用者はあくまで貧困世帯の子供であることに留意する。 3 5.費用 本事業の事業費を積算する際は、以下の基準に基づき事業費を計上すること とする。 (1)子供の貧困対策支援員事業 ①支援員の活動のための備品購入については、対象としない。備品について は、リース料(借料及び損料)のみを対象とする。 ②支援員の報酬については、各市町村の会計基準等に基づく単価を設定しても 差し支えないが、各市町村の実情に応じた適正な金額とすること。 ③支援員が支援員養成研修沖縄県事業に出席するための旅費については、子 供の貧困対策支援員配置事業の対象とする。 ④個別の支援に関与しない監督者(支援員の勤務時間の管理等を行う者)や 事務員に係る報酬は、対象としない。なお、監督者であっても、他の支援員 に対して個別の支援に関する指導・助言を主に行う場合は、対象とする。 (2)子供の居場所の運営支援事業 居場所の運営のための備品購入については、対象としない。備品につい ては、リース料(借料及び損料)のみを対象とする。 4
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