4月11日発信感染症情報(第13週)です。

 宇城市感染症情報提供
(発信日:平成28年4月11日)
感染症情報
情報期間:平成28年3月28日~4月3日
数値は県内170観測医の患者数
宇城地区と県の情報
感染症
宇城管内
(宇城保健所)
122
インフルエンザ
熊本県の情報
熊本県
1週前 2週前
1103
1128
1672
RSウイルス感染症
1
11
14
39
咽頭結膜熱
1
30
28
30
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
5
100
57
76
26
397
432
464
感染性胃腸炎(ロタウイルス)
0
13
17
7
水痘
0
9
10
9
手足口病
0
5
1
3
伝染性紅班(りんご病)
6
37
40
52
突発性発しん
2
35
19
25
百日せき
0
1
0
0
ヘルパンギーナ
0
2
2
5
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
8
98
78
93
急性出血性結膜炎
0
0
0
0
流行性角結膜炎(はやり目)
0
27
23
12
細菌性髄膜炎
0
0
0
0
無菌性髄膜炎
0
0
0
2
マイコプラズマ肺炎
0
2
3
12
0
0
0
0
感染性胃腸炎
クラミジア肺炎
.
【報告数の多い疾患】
①インフルエンザ
報告数:1103件(前週:1128件) 地区別:宇城、人吉、山鹿 年齢別: 10~14歳 159件(14.4%)
②感染性胃腸炎
報告数: 397件(前週: 432件) 地区別:菊池、八代、山鹿 年齢別:1歳 63件(15.9%)
③A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
報告数: 100件(前週: 57件) 地区別:有明、菊池、熊本市 年齢別:4歳 17件(17.0%)
【流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の県北での流行が続いています】
第13週の県内の流行性耳下腺炎の報告数(県内の50定点医療機関からの報告)は、98件(定点あたり
1.96)で、前週第12週の78件より増加し、県北部での流行が続いています。保健所別では、有明(定点
あたり5.60)、菊池(定点あたり5.20)が注意報レベル(定点あたり3.0)を超えています。県北地域に
限局した流行が見られています。
流行性耳下腺炎は、2~3週間の潜伏期間のあと、唾液腺や耳下腺のはれや痛みを主症状とし、通常、発症
後1~2週間で軽快するといわれています。感染力は強く、接触あるいは飛沫感染で感染します。合併症と
して、1,000人に1人の割合で生じる難聴や、髄膜炎などがあります。
唯一の予防法はワクチン接種です。集団生活に入る前のワクチン接種が効果的と言われています。接種に
あたっては、かかりつけ医などにご相談ください。
【インフルエンザは減少が続いています】
第13週(3月28日~4月3日)の県内のインフルエンザの報告数(県内の80定点医療機関からの報告)
は、1,103件(定点あたり13.79)で、第9週(2月29日~3月6日)の3,012件(定点あたり37.65)を
ピークに減少が続いています。 しかし、保健所別では、熊本市、御船、阿蘇を除くすべての地域で警報終息
に至っておらず、まだまだ注意が必要です。
(注意報基準値:10、警報開始基準値:30、警報終息:10を下回ったとき)
感染拡大防止のため、外出から帰宅した時や食事の前には時間をかけた丁寧な手洗いを心がけましょう。
また、マスクを着用するなど、咳エチケットにも努めましょう。
資料:熊本県感染症発生動向調査週報による感染症情報
*感染症についての詳細は国立感染症研究所 感染症情報センターのホームページもご参照下さい。
提供元:宇城市 健康づくり推進課