シニア世代コミュニティビジネス推進事業委託募集要領

シニア世代コミュニティビジネス推進事業委託募集要領
1
目的
板橋区(以下「区」という。)では、シニア世代およびその予備軍である50歳以上の現役世
代の方々が、地域の課題をビジネスの手法を用いて解決するコミュニティビジネス(以下「CB」
という。)を通じて、意欲的な創業・就労により、年金プラスアルファの収入を得て豊かな高齢
期を過ごすとともに、地域社会におけるシニア世代の活躍を促進するため、シニア世代コミュニ
ティビジネス推進事業(以下「本事業」という。
)の委託事業者の募集を行う。
この募集要領は、本事業を委託する事業者を募集し、公募型プロポーザル方式(以下「プロポ
ーザル」という。
)により、公正かつ公平な方法で選定するために必要な事項を定める。
2
委託業務内容
『シニア世代が各地域の課題を解決するCBを創業する』及び『各CBを実施するNPO法人
をシニアが設立し、運営する』という将来イメージを設定し、それに向けた下記業務(以下「委
託業務」という。
)を行う。なお契約締結後、すみやかにシンポジウム、セミナー等の日程を調
整する。
(1)高島平地域における生活支援サービスを提供するCBの推進
区内でも高齢化が著しい高島平地域にて、地域課題を抽出し、生活支援サービスを提供する
CBに関わる人材の発掘を行っていく。
①
シンポジウム開催《2時間 定員100名程度》
多くのシニア世代に周知することにより、本シンポジウムへの参加を促す。シニア世代
の活躍推進に向けた意識啓発を図るとともに、本事業への参加を促す。
②
CB基本セミナー《2回連続講座(1回2時間半)×3回=合計15時間 定員30名
程度》
高島平地域の特性及びCBについて学び、グループ討議で意見交換を通して課題を抽出
し、簡単なCBプランの作成等を行う。また、下記(2)仲間づくり支援への参加を呼び
かける。
③
情報交流会《2時間 定員50名程度》
CBに関心があるシニア世代(シンポジウム、基本セミナー、仲間づくり支援の参加者
等)が、高島平地域の関係者から地域の実情を学び、シニア世代によるCB創業のきっか
けとなる地域資源を把握することにより、具体的なCBプラン作成のイメージ作りを支援
する。
④
CB応用セミナー《2回連続講座(1回2時間半)合計5時間程度》
①②③を踏まえて、実践的なCBプランの作成を支援する。
⑤
CBプラン発表会《2時間半 定員50名程度》
仲間づくり支援や④の参加者等から、高島平地域におけるCBプランの発表する会を設
ける。その際には基調講演を行う等、多くの参加者を集める。
(2)シニアによるNPO法人設立運営に向けた仲間づくり支援
継続的な学びと仲間づくりの機会を設け、シニア世代によるCB創業やNPO法人設立の実
現を促す。なお、適宜仲間づくり支援の進捗状況等の報告を行う。
①
勉強会《月1回以上 2時間半
定員30名程度》
CB及びNPO法人設立に関する学びと仲間づくりの機会を提供する。
②
他自治体等のコミュニティビジネス実施団体との交流及び見学《年間1~2日
定員
20名程度》
他自治体においてCBに取り組む方々と交流を図る機会を設ける。
③
個別相談
シニア世代からのCB創業に関する相談を受ける。また、(1)⑤CBプラン発表会の
参加者にアドバイスを行う。
※なお、東京都板橋区立シニア学習プラザ(通称「グリーンカレッジホール」住所:東京都
板橋区志村3-32-6)を会場として使用する場合は、会場費を免除する。その他の施設
を会場として利用する場合の経費は委託費に含むものとする。
(3)本事業の周知
様々な媒体を活用し、本事業の周知を図る。
(4)その他区が指定した業務
※本事業委託は、平成28年度から平成30年度の3か年で実施し、平成30年度末までに
本事業に関わるシニア世代200名及びシニア世代によるNPO法人設立準備に着手する
ことを目標とする。
※上記については、平成28年度の委託業務内容となる。平成29年度及び平成30年度の
委託業務内容は、概ね上記と同等程度を想定しているが、委託業務の進捗状況や区の状況等
により受託者と協議した上、見直すこともありうる。
(4)委託期間
契約締結日から平成29年3月31日まで
(平成29年度以降については履行状況を確認の上、あらためて契約を締結する予定であ
る。
)
(5)予定価格
平成28年度
6,534,000円(消費税相当分を含む)
平成29年度
6,555,000円(消費税相当分を含む)
平成30年度
6,555,000円(消費税相当分を含む)
※上記予定価格は、上限価格である。
※平成29年度及び平成30年度の予算措置については、板橋区議会の議決後確定するた
め、現時点において上記金額を確約するものではない。
3
参加資格
次に掲げる条件をすべて満たしている者とする。
(1) 板橋区競争入札参加資格を有すること。
(2) 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4第 1 項(同令167条の
11第1項において準用する場合を含む。
)の規定に該当しないこと。
(3) 東京都板橋区競争入札参加有資格者指名停止要綱(平成17年3月31日区長決定)に
よる指名停止を受けていないこと。
(4) 参加者及びその役員等が以下の項目に該当しないこと。
ア 暴力団員等である、又は暴力団員等が経営に事実上参加している。
イ 暴力団員等を雇用している。
ウ 暴力団又は暴力団員等と社会的に非難される関係を有している。
(5) 提出された書類の記載事項に虚偽がないこと。
(6) 法人税、法人事業税及び消費税の滞納がないこと。
(7) 国又は地方公共団体において、CBに関する業務実績があること。
(8)過去5年以内にNPO法人の設立及び運営支援の実績があること。
4
提出書類
プロポーザルに参加する事業者(以下「参加事業者」という。)は、以下のとおり提出書類を
提出すること。
(1)提出書類及び提出部数
①
参加申込書(様式1)・・・・・・・・・ 1部
②
企画提案書・・・・・・・・・・・・・12部
※CD-Rに保存したPDFデータも1部提出すること
③
法人住民税及び法人事業税納税証明書、又は領収書のコピー(直近1年分)
A4サイズにしたもの・・・・・・・1部
④
見積書・・・・・・・・・・・・・・各12部(平成28~30年度)
※正本(参加事業者名記載のもの)2部及び副本(参加事業者名の記載を消したもの)
10部とすること。
(様式は任意)
⑤
事業者概要(パンフレット等)
・・・・12部
⑥
「3 参加資格(7)
(8)」の実績が確認できるもの・・・12部
(2)提出期間及び受付時間
①
提出期間
平成28年4月11日(月)~平成28年5月6日(金)
(土・日・祝祭日を除く。
)
②
受付時間
午前9時から午後5時まで(午後0時から午後1時までを除く。)
(3)提出先
板橋区健康生きがい部長寿社会推進課シニア活動支援係(北館2階⑯番窓口)
(4)提出方法
上記提出先まで持参すること。
(郵送、電子メールでの提出は認めない。
)
(5)その他
①
プロポーザルによる事業者選定への参加は、全ての提出書類の提出をもって参加表明が
あったものとみなす。
②
参加申込後に参加を辞退する場合は、参加辞退届出書(別紙様式2)を上記提出期限まで
に持参又は郵送すること。郵送の場合は、書留郵便とすること。
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企画提案書
(1)企画提案書
参加事業者は、以下の点を踏まえて作成すること。
①
区のシニア世代に向けたCBの推進について
区の現状や平成28年度から平成30年度の3か年を踏まえて提案すること。
②
高島平地域における生活支援サービスを提供するCBの推進について
高島平地域の現状及び平成27年度に区が策定した「高島平地域グランドデザイン」を
踏まえ、生活支援サービスを提供するCBを推進するための考え方を明記すること。なお、
本事業における高島平地域は、原則として本デザインの対象範囲とする。
③
シニアによるNPO法人設立運営に向けた仲間づくり支援について
シニアによるNPO法人設立運営に向けた仲間づくり支援を行うための考えを明記する
こと。
④
シンポジウムについて
高島平地域における生活支援サービスを提供するCBの推進に関するシンポジウムは、
区内のシニア世代及びその予備軍である50歳以上の現役世代の方々に、「地域社会にお
いてシニア世代の活躍が期待されているという意識啓発を行うこと」及び「年金プラスア
ルファの収入を目指すCBの理解を深め、興味をもってもらうこと」を目的として開催す
ることを想定している。
以上の主旨を踏まえ、シンポジウムの内容、スケジュール等を具体的に提案すること。
⑤
本事業の周知について
本事業には、シニア世代およびその予備軍である50歳以上の現役世代の方々に知って
もらい、多く参加してもらうことが必要である。そのための周知方法(区ホームページ・
広報いたばし・町会回覧・町会掲示板以外)を具体的に提案すること。
⑥
委託業務の実施体制について
委託業務を行う担当組織と、作業スケジュールを具体的に提案すること。
⑦
委託業務の追加提案等
「2
委託業務内容」に示した内容について追加又は変更の必要がある場合は、具体的
な理由を付して提案すること。
なお、追加を提案する場合であっても、委託業務全体の経費については、
「2
委託業
務内容(5)
」の予定価格を超えないよう留意すること。
(2)留意事項
①
企画提案書は、A4版、10枚以内(表紙除く。様式は任意。
)、横左綴じとすること。
②
企画提案書には、
「シニア世代コミュニティビジネス推進事業 企画提案書」と記載した
表紙をつけること。
③
企画提案書には、参加事業者を識別でき得る情報(社名、ロゴ、製品名等)を含んではな
らない。ただし12部のうち2部については、表紙に会社名等を記入すること。
④
企画提案書は、1社につき1提案とする。
⑤
平成29年度以降については、本事業の進捗状況や区の財政状況等により、プロポーザル
時点から実際の委託業務の内容等が変更となる場合がある。
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提出書類の取り扱い
①
提出期間の終了後は、提出書類に記載された内容の変更は認めない。
②
提出書類は返却しない。
③
作業等に必要な範囲において、参加事業者に断りなく提出書類を複製することがある。
④
提出書類(③の複製を含む。
)は、区内部での検討を目的とする以外には使用しない。
⑤
提出書類は、東京都板橋区情報公開条例(平成12年3月10日条例第1号)に基づく情
報公開請求により公開する場合がある。
7
質問及び回答
プロポーザルに関しては、以下のとおり質問を行うことができる。なお、下記のとおり質問
及び回答を希望する場合は、先行して参加申込書を提出する必要があるため、特に注意するこ
と。
(1)質問方法
①
別添の質問書により電子メールにより提出すること。
電子メールアドレス:[email protected]
質問書の電子メールに使用する、件名・添付ファイル名は次の標記とする。
件名:「シニア世代コミュニティビジネス推進事業委託質問書」
添付ファイル名:
「平成 28 年○月○日_事業者名.docx」
※記入欄が不足した場合、適宜加工して差し支えない。
(2)質問受付期間
平成28年4月11日(月)午前9時~平成28年4月18日(月)午後5時
(3)質問の回答方法
質問受付期間中に参加申込書の提出があった事業者からの質問について、質問受付期間
終了後、質問の回答日までに電子メールで参加申込書の提出があった事業者全員に対し、質
問した事業者名を伏せた形で回答書を作成し回答する。ただし、プロポーザルとは無関係の
質問、回答することにより公正かつ公平な委託候補事業者の選定に支障をきたすおそれがあ
る質問については、回答しないことがある。なお、質問に対する回答は、募集要領の追加又
は修正とみなす。
※平成28年4月19日(火)~平成28年4月22日(金)の間に参加申込書の提出があ
った場合は、質問の回答日までに回答書を電子メールで送付する。
※平成28年4月25日(月)~平成28年5月6日(金)
(土・日・祝祭日を除く。)の間
に参加申込書の提出があった場合は、参加申込書の提出後、回答書を電子メールで送付する。
(4)質問の回答日
平成28年4月22日(金)
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選定方法
区が設置する「シニア世代コミュニティビジネス推進事業委託事業者選定委員会(以下「選
定委員会」という。
)
」において、次項「9 評価項目及び審査基準」に基づき提出書類の内容
を審査し、本事業を委託するに当たり最適な事業者(以下「委託候補事業者」という。)を選定
する。
選定にあたっては、第一次審査(書類審査)及び第二次審査(プレゼンテーション審査)の
二段階で実施する。
【第一次審査(書類審査)】
参加事業者が提出した提出書類を基に、業務実績、提案内容、提案金額等を審査する。
【第二次審査(プレゼンテーション審査)
】
参加事業者が提出した提出書類及びプレゼンテーションの内容を基に、提案内容及び本業
務への意欲、実現性等を審査する。
プレゼンテーションは、提出された企画提案書に基づき行い、追加資料は配布できない。
また、説明は企画提案書の内容を逸脱しないこととする。
プレゼンテーションの説明者は3名以内とし、説明時間は質疑応答を含めて20分程度と
する。なお、説明者は原則として本事業の担当とすること。
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評価項目及び審査基準
(1)評価点の種類
評価点は、業績点、内容点、価格点、姿勢点の四種類とする。
このうち、業績点、内容点、価格点は「第一次審査」で用い、姿勢点は「第二次審査」
で用いる。
【業績点】
参加事業者が提出した提出書類により、業務実績等を評価する。
【内容点】
参加事業者が提出した提出書類により、提案内容(課題の抽出や調査方法の妥当性など)を
評価する。
【価格点】
参加事業者が提出した提出書類により、見積価格について評価する。
【姿勢点】
参加事業者のプレゼンテーションにより、取り組み意欲や適切かつ円滑な委託業務の遂行の
可能性等を評価する。
(2)評価点の算出方法
本事業に係る評価項目一覧表に基づき、評価項目ごとの評価点を算出する。
【本事業に係る評価項目一覧表】
[第一次審査(書類審査)]
分類
評価項目
審査基準
業
績
点
同種・類似事業の実績
過去、同種の委託業務について、どのような実績があるか。
内
容
点
区についての理解度
区の現状や課題をよく理解しているか。
高島平地域とCBにつ
高島平地域でのCB創業のイメージと理解があるか。
いての知識と理解
NPO法人設立運営支 シニア世代によるNPO法人設立運営支援を行うに当たり、
援についての知識及び
その知識と方法が検討されているか。
理解
シンポジウム
周知方法
追加提案
価
格
点
提案金額
区の目的を達成するための内容、企画であるか。
本事業に関わるシニア世代が3年で200人となることを
目指すことを意識した周知方法が提案されているか。
当該委託業務の実施に際して新たな提案があり、また実現性
の観点からもその内容に妥当性が高いか。
提案金額が妥当であるか。
※予定価格を超えた場合は失格とする。
[第二次審査(プレゼンテーション審査)
]
分類
姿
勢
点
評価項目
提案内容・実施方針
理解度・知識
取組み意欲・熱意
審査基準
本事業に係る課題認識が適切であり、課題に対する取組方針
や実施方針の妥当性が高いか。
区の現状について理解があるか。CBについての知識は十分
か。
委託業務に対する取組み意欲や熱意が強く感じられるか。
コミュニケーション能 提出書類に関する補足説明が明確で、質問に対する応答が明
10
力
快かつ迅速かどうか。
その他
プレゼンテーションにより特に加点したい項目があるか。
審査結果の通知
審査結果は、第一次審査、第二次審査を実施後、速やかに参加事業者全員に文書で通知する。
なお、審査経過や結果に対する異議は受け付けない。
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事業者選定に係る日程[予定]
(1)公告
平成28年4月9日(土)
(2)質問受付 平成28年4月11日(月)~平成28年4月18日(月)午後5時
(3)質問回答 平成28年4月22日(金)
(4)必要書類の提出期限 平成28年5月6日(金)午後5時
(5)第一次審査(書類審査)平成28年5月下旬
(6)第二次審査(プレゼンテーション審査)平成28年6月下旬
(7)審査結果通知 平成28年7月上旬以降
※スケジュールについては、区の都合により変更する場合がある。
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その他
(1)提出書類において使用する言語は日本語、通貨は日本円、単位は日本の標準時及び計量法
によるものとする。また、文字ポイントは11ポイント以上とすること。
(2)プロポーザルに要する費用は、すべて参加事業者の負担とする。
(3)本事業に係る委託事業者の決定については、特定された委託候補事業者を対象として区の
内部手続きを経た上で決定されるので、事業者の特定をもって本事業を委託する相手方を決
定するものではない。
(4)失格について
次のいずれかに該当した事業者は失格とし、審査の対象としない。
①
第二次審査が終了するまでの間、選定委員会委員と接触を求めた者
②
見積金額が予定価格を超える者
③
提出書類に虚偽の記載をした者
(5)プロポーザル審査結果の公表について
板橋区は、第二次審査終了後、結果、順位、評価点を公表できるものとする。なお、委
託候補事業者については、事業者名、提案価格も公表できるものとする。
なお、事業者の提案に関する内容については、公表はしない。
(6)説明会について
プロポーザルについての説明会は行わない。
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問い合わせ
〒173-8501
東京都板橋区板橋二丁目66番1号
東京都板橋区健康生きがい部長寿社会推進課シニア活動支援係
電話 03-3579-2372 FAX 03-3579-2309
E-mail [email protected]