走光性に関する研究(PDF:924KB)

平成24年度 新潟大学プロジェクト推進経費研究経過報告書(中間まとめ)
新潟大学長 殿
申 請 者
所 属 大学院自然科学研究科
代表者氏名 杉本 健吉 印 本年度、交付を受けたプロジェクト推進経費について、現時点までの研究の進行状況等を報告
します。
プロジェクトの種目: 萌芽研究
プロジェクトの課題:走光性に関する研究
プロジェクトの代表者:所属 大学院自然科学研究科 職名 准教授 氏名 杉本健吉 分担者 0 名
プロジェクトの成果:
1. これまでに,実験で使用する LED 照明装置等を作成した。
装置1 多波長 LED 光照明装置 特徴:7 色
のダイオード (赤,黄色,緑,青緑,青,紫外,
白色)の発光をスイッチによって切り換える事
ができる。各ダイオードの光量は,ボリューム
により調節可能である。ダイオードの光は,ガ
ラスファーバー(0.2mm)で伝達し,照射する。 装置2 多方向 LED 光照射装置
特徴: フルカラーダイオードを用いており,デ
ィップスイッチの切り替えにより,各ダイオー
ドをそれぞれ(赤,青,緑)の個別の光で点灯
できる。ダイオードは筐体の外側に 12 個設置
されており,それぞれのダイオードに光ファー
バーが接続する。ファーバーは実験プールに伸
びる(写真)。実験プールにはおよそ 30°の角度
をなしてファイバー光が入射するようになっ
ており,手元のスイッチにより,点灯するファ
イバーを切り換える事ができる。今後,これら
の装置を用いて,各種の光刺激に対するミジン
コの複眼運動を観察する予定である。
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2.ミジンコ RNA の調整
オオミジンコを実験室で飼育する環境を整え中である。これまでにおよそ 1000 匹のミジ
ンコを集め,全 RNA を抽出した。今後これらの cDNA を用いて,ミジンコの走光性に関与
すると考えられる遺伝子断片のクローニングを試みる予定である。
プロジェクト成果の発表(論文名,発表者,発表紙等,巻・号,発表年等)
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