THE LONGINES WORLD`S BEST RACEHORSE RANKINGS

THE LONGINES WORLD'S BEST RACEHORSE
RANKINGS
The official listing of the world's best racehorses
(For 3yos and upwards which raced between 1st January 2016 and 10th April 2016)
鮮烈なパフォーマンスを見せたカリフォルニアクローム【126】とウィンクス
【126】が第 2 回ロンジンワールドベストレースホースランキングにおいてトッ
プの座を分け合った。
LONGINES World's Best Racehorse Rankings
Leading Horses
Rank
1
1
3
4
4
6
6
Horse
CALIFORNIA CHROME (USA)
WINX (AUS)
POSTPONED (IRE)
CHAUTAUQUA (AUS)
DURAMENTE (JPN)
FROSTED (USA)
SONGBIRD (USA)
Rating
Trained
126
126
124
121
121
120
120
USA
AUS
GB
AUS
JPN
USA
USA
カリフォルニアクロームは、ドバイワールドカップ(G1)ではレース中に鞍が著
しくずれたにもかかわらず、3 馬身 3/4 差で完勝するインパクトの強いレースぶ
りを披露した。ラッキープルピット産駒のこの 5 歳牡馬はこのパフォーマンス
によりレーティングを 121 ポンドから 126 ポンドへ上げた。今年はこれまで 3
戦 3 勝で、サンパスカルステークス(G2)を制した後にドバイへ遠征し、ワールド
カップへの前哨戦として出走したトランスガルフエレクトロメカニカルトロフ
ィーを快勝している。
カリフォルニアクロームとトップで並んだのがオーストラリアのウィンクス
である。重いハンデを課せられ、また最後の直線で馬群を捌くのに苦労してい
たが、それらに屈することなくドンカスターマイル(G1)を見事に制した。
この勝利により、昨年 5 月以来、G1 6 勝を含む、9 連勝を飾った。ストリー
トクライ産駒のこの牝馬は、本年この他にもジョージライダーステークス(G1)、
チッピングノートンステークス(G1)、アポロステークス(G2)を制している。
ポストポンド【124】もドバイシーマクラシック(G1)において、現在日本のレ
ーティングトップであるドゥラメンテ【121】を 2 馬身差で降す鮮やかなパフォ
ーマンスを見せた。このレースではラストインパクト【118】が 3 着となった。
ポストポンドは今年初戦のドバイシティオブゴールド(G2)を 3 馬身差で制して
おり、またドゥラメンテは 2 月末の中山記念(G2)を制していた。
ドゥラメンテと 4 位タイで並んだのが、オーストラリアのスプリント部門のト
ップホースであるチャタクア【121】である。同馬は後方から一気の脚で追い込
み、TJスミスステークス(G1)を連覇した。同競走についてはブラックキャビア
が 2011 年と 2013 年に制しているものの、2 連覇したのはこの馬が初めてである。
同馬の関係者は 6 月のロイヤルアスコット遠征に加え、5 月 1 日に行われるチ
ェアマンズスプリントプライズ(G1)への出走も視野に入れている。
一方、未だ無敗のソングバード【120】は 5 月 6 日のケンタッキーオークス(G1)
へ向けて順調に結果を出している。メダグリアドーロ産駒のこの 3 歳牝馬は、
直近のサンタアニタオークス(G1)では初めて不良馬場でのレースとなったが、難
なくこなしこれを制している。これまで 7 戦しているが、いずれも 2 着以下に
大きな差をつけている。今年はこの他にもラスヴァージネスステークス(G2)とサ
ンタイザベルステークス(G3)も制している。
3 歳牡馬のトップとなったのは、こちらも無敗のナイキスト【118】で、フロ
リダダービー(G1)を制し、連勝を 7 に伸ばした。アンクルモー産駒の同馬は今年
初戦のサンヴィセンテステークス(G2)も制しているが、5 月 7 日のケンタッキー
ダービー(G1)では 1 番人気に支持されると思われる。
南アフリカでは、リーガルイーグル【118】は、4 月のホースチェスナットス
テークス(G1)を制して G1 タイトルをまた 1 つ増やした。今年はクイーンズプレ
ート(G1)を制した他、J&B メット(G1)ではスマートコール【119】の 2 着となっ
ている。
今月は世界各地で熱戦が展開されてきたが、多くの馬が新たにランクインして
いる。ドバイワールドカップデーの競走はそのレベルの高さで有名であるが、
今年も例外ではなかった。ヴァジラバド【118】はドバイゴールドカップ(G2)を
制し、バッファリング【118】はアルクオーツスプリント(G1)を制した。またリ
アルスティール【119】はドバイターフ(G1)を制している。
もう 1 頭日本から新たに加わったのがゴールドアクター【119】で、日経賞(G2)
を制し、今年初戦で上々の滑り出しを見せた。他にもラテンアメリカ大賞(G1)
では、ドンインク【118】が抜群の勝負根性を見せ半馬身差で制している。この
勝利により、同馬はこの競走を制した史上 5 頭目のアルゼンチン調教馬となっ
た。