500kV恵那分岐線

5500kV
分岐線
線(仮
仮称)
設
5 V恵那
500kV
V恵那
那分岐
岐線(
仮称)新設
)新設
設
環
影響評
評価方
方法書
書要
約書
書
環境影
環境影
影響評
評価方
方法書
書要
要約書
書
ササユリ(恵那
那市の花)
事業計画
事
画の概要
要
◎事
事業者の氏
氏名及び
び住所
氏名:中部電
電力株式会社
社
代表 取締役社長
長
社長 執行役員
勝野 哲
住所:名古屋
住
屋市東区東新
新町1番地
◎対
対象事業の
の名称、種類
名称:500kV恵
名
恵那分岐線(仮称)新設
設
、
「500kV恵那
(以下、
那分岐線(仮
仮称)
」は「恵
恵那分岐線」と表示する。
と
。
)
種類:電気工
種
工作物の建設
設 電線路の
の設置
(岐阜県
県環境影響評
評価条例 対象事業)
対
◎対
対象事業の
の目的
東海旅客鉄
鉄道株式会社
社より、中央
央新幹線の新
新中津川変電
電所(仮称)及び中部
部総合車両基
基地(仮称)新
設に伴い、1
設
54kV専用供
供給による新
新規受電申し
し込みを受け
けた。
対策として、恵那変電所
所(仮称、5500/154kV)を新設する
るとともに5 00kV愛岐幹
幹線から同変
変電
この供給対
所に分岐する
所
る500kV恵那
那分岐線を新
新設する。
◎対
対象事業概
概要図
◎計画
画路線帯位
位置
愛岐幹線(既
愛
既設)
凡例
計画路線
線帯
対象事業
恵那分
分岐線
その他設備
備
送電線
線(500kV)
送電線
線(154kV)
開閉所
所
変電所
所
◎対
対象事業の
の内容
間
亘
長
電
電
圧
回線数
種
類
太
さ
自:愛岐幹
幹線No.93
至:恵那変
変電所(仮称)
約0.7 ㎞
500 kV
k
2 回線
線
アルミ覆鋼心アルミ合金より線
410 ㎜2
数
24 条
線
幅
約 21 m
太
さ
導体数
条
数
線
幅
アルミ覆鋼
鋼より線
光ファイバー内蔵
蔵型
アルミ覆鋼より線
ア
線
180 ㎜2
1 導体
体
1 条
120 ㎜2
1 導体
2 条
約 26 m
型
式
鋼管四角鉄
鉄塔
塔
条
類
鉄
4 導体
体
種
320mm 懸垂が
がいし
高
さ
80 m ~ 150 m
基
数
2基
線
導体数
がいし
架空地線
区
◎設
設備標準構
構造
◎工
工事工程
平成33年
年度
上 期
下 期
準備
備工事
平成 34 年度
度
上 期
下 期
平成
成 35 年度
上 期
下 期
平成 36
3 年度
上 期
下 期
10 月
着手
基礎
礎工事
組立
立工事
架線
線工事
緑化
化工事
10 月
完工
対象事業が実施されるべき区域及びその周囲の概況
計画路線帯が通過する岐阜県恵那市及び隣接する瑞浪市のうち、岐阜県環境影響評価条例の対象である計
画路線帯及びその周囲約 2km を概況調査地域(景観関連項目については中津川市を含め、計画路線帯及び
その周囲約 8km を概況調査地域(景観関連項目)
)とし、既存の文献・資料等により把握した当該地域の自
然的状況及び社会的状況の概況は以下のとおりである。
<自然的状況>
~植
~地形及び地質~
○地 形
瑞浪丘陵に位置し、標高 600m 未満の山地
及び丘陵地が広い範囲を占めている。また、
これらの山地沿いを藤川及び千田川支流が流
下している。
○地 質
山地は恵那火山灰流シート及び久須見花
崗閃緑岩・摺古木花崗岩が主に分布し、平
地から山地に至る丘陵部を中心に土岐砂礫
層がみられる。
物~
○植
生
スギ・ヒノキ・サワラ植林が広い面積を
占めており、一部にアベマキ-コナラ群集
やモチツツジ-アカマツ群集が分布する。
○貴重な植物
希少野生動植物種、レッドデータブック
記載種等の貴重な植物種として、308 種が
確認されている。
~景
観~
主要な景観資源として 9 件、主要な視点場
として 10 件が確認されている。
~動
物~
天然記念物、希少野生動植物種、レッドデー
タブック記載種等の貴重な動物として、179
種が確認されている。
~人と自然との触れ合いの活動の場~
遊歩道やキャンプ場として 9 箇所が確認さ
れている。
<社会的状況>
~交
~土地利用計画~
国土利用計画法で定める 5 地域のうち、自
然公園地域及び自然保全地域の指定はない
が、農業地域、森林地域及び都市地域の指定
があり、都市地域については概況調査地域の
全域に指定されている。
通~
公共交通機関としては、バス路線として東
濃鉄道株式会社が 2 路線運行している。また、
鉄道として東海旅客鉄道株式会社の中央本線
があり、概況調査地域には武並駅がある。
主要な道路としては、中央自動車道、一般
国道 19 号、一般国道 418 号、県道毛呂窪姫栗
線等がある。
~法令等の規制~
○史跡、名勝、天然記念物等の指定
岐阜県指定の史跡 1 件、恵那市指定の史
跡等 6 件、埋蔵文化財包蔵地 44 件が存在す
る。
○保安林、国有林等の状況
国有林はないが、地域森林計画対象民有
林、保安林が存在する。
○砂防指定地等の指定状況
砂防指定地、急傾斜地崩壊危険区域が存
在する。
○景観計画区域の指定状況
概況調査地域(景観関連項目)のうち、
恵那市、瑞浪市及び中津川市の全域が景観
計画区域に指定されている。
関係地域
関
域の範囲
囲
本事業の実施
本
施により、環境に影響を
環
を及ぼすおそ
それのある関
関係地域の範
範囲は、岐阜
阜県恵那市及
及び瑞浪市の
のう
ち、岐阜県環境
境影響評価条
条例の対象で
である計画路
路線帯及びその周囲約 2km とする
る。ただし、景観関連項
項目
ついては中津
津川市を含め
め、計画路線
線帯及びその
の周囲約 8k
km を関係地
地域(景観関
関連項目)と
とする。
につ
中
中津川市
恵那市
瑞浪市
計画路線帯
関係地域
関係地域(景観
観関連項目)
調査等
調
(調査、
、予測
測及び評
評価)の
の項目及び方
方法
◎調査等の
◎
の環境項目
目の選定
環
境
項
目
公
公害の防止に係
係るもの
景 観
文化財
触れ合い活動の場
生態系
植 物
動 物
地形・地質
工
工事用仮設備の
の設置
○ ○ ○
○
工
工事敷の造成
○ ○ ○
○
鉄
鉄塔基礎設置部
部の掘削
○ ○ ○
樹
樹木の伐採
○ ○ ○
工事の実施
工
工
工事用車両の走
走行
○ ○
建
建設機械の稼働
働
工作
作物等の存在 電
電線路の存在
人の活動
人
日照阻害
電波障害
温室効果ガス
廃棄物
悪 臭
地 盤
因
振 動
要
騒 音
響
土 壌
影
水質・底質・地下水
大気質
環 境
自然環境及び
び歴史的文化
化的
環
環境の保全並
並びに景観の
の保
持
持に係るもの
の
電
電線路の稼働
(注)○印は影響
響があると予
予想されるも
もの。
無印は影響
響がないか
か、あっても
もごくわずか
かと予想され
れるもの。
○
○
○
○
○
○
○
○
○
◎調
調査等の項
項目及び
び方法
環境
境項目
騒
振
音
動
電波
波障害
動
植
物
物
生 態 系
景
観
調査項
項目
調査地域
○道
道路交通騒音の状況
○沿
沿道の状況
○道
道路構造の状況
○交
交通量及び車速の状況
○道
道路交通振動の状況
○沿
沿道の状況
○道
道路構造の状況
○交
交通量及び車速の状況
○地
地域の地形、土地利用、既設の建築物等 の状況
○テレビ電波の状況
地域のテレビ受信状況
○地
○地
地域のテレビ受信形態
○分
分布状況
○貴
貴重な動物(ほ
ほ乳類、鳥類、両生類・は虫
虫類・陸産貝類
類、
水
水生生物及び昆虫類)の状況
○植
植物相
○植
植生
○貴
貴重な植物種及び植物群落又は貴重な植 物個体の状況
○潜
潜在自然植生
○生態系の概況
○貴
貴重な種の生態
(他
他の動植物との関係等生息環境又は生育 環境の状況)
調査期
期間・頻度等
等
図 A の範囲
囲
道路交通騒
騒音の状況を代
代表
する平日及
及び休日の各 1 日
(6 時~22 時)
図 A の範囲
囲
道路交通振
振動の状況を代
代表
する平日及
及び休日の各 1 日
(6 時~22 時)
関係地域の
の範囲(計画路
路
線 帯 及び そ の 周 囲 約
2km の範囲
囲)
1回
図 B の範囲
囲
(猛禽類は関係地域の
の
範囲(計画
画路線帯及びそ
そ
の周囲約 2km の範囲))
図 B の範囲
囲
動物の種類
類ごとに表 1 のと
おり。
関係地域の
の範囲(計画路
路
線 帯 及び そ の 周 囲 約
2km の範囲
囲)
年間を通じた時期
図 C の範囲
○主
主要な景観構成要素(自然景観、文化景 観)
囲
○主要な視点場(展望地、峠、観光道路、一
一般道路、集落
落、
社
社寺等)
○特
特に配慮すべき地形・地質、生態の状況
春、初夏、
、夏、秋の 4 回
年間を通じた期間とし、頻
の変化が把握でき
度は四季の
るよう各季
季節に 1 回。
図 A 工事用車
車両の走行によ
よる影響が予
予測される範
範囲
図 B 計画路線
線帯及びその
の周囲約 500
0m の範囲
(代
代表例として
て「騒音」の
の調査地点を
を記載)
(代表例として「動物」の
の調査範囲を
を記載)
◎
調査方法
法
予測
測方法
道路交通騒音の状況:JIS Z87331 の騒音レベル
ル測定方法
を用いて実施する。
構造の状況、交
交通量及び車速
速の状況に
沿道の状況、道路構
ついても現地調査を行う。
道路交通振動の状況:JIS Z87335 の振動レベル
ル測定方法
を用いて実施する。
構造の状況、交
交通量及び車速
速の状況に
沿道の状況、道路構
ついても現地調査を行う。
テレビ受信状況:テレビ電波測定車により、現
現地にて測
定を行う。
査及び現地調査
査を行う。
その他の調査:既存の資料調査
工事用車両の
の走行による影
影響が最も大き
きくなる時期に
に
つ い て 、 ( 社 ) 日 本 音 響 学 会 が 提 案 し た ASJ
J
て等価騒音レベ
ベルを予測す
す
RTN-Model2013 を使用して
る。
工事用車両の
の走行による影
影響が最も大き
きくなる時期に
に
ついて、旧建
建設省土木研究
究所提案式を使
使用して時間率
率
振動レベルを
を予測する。
分布状況:既存の文
文献又は資料等
等により調査す
するととも
に、現地調査を行
行う。
は、動物の種類ごとに表 1 のとおりとす
現地調査の方法は
る。
植物相、植生:既存
存の文献又は資
資料等により調
調査すると
査を行う。
ともに、現地調査
地調査の方法は
は、調査項目ご
ごとに表 2 のとおりと
の
現地
する 。
生態系の概況:既存
存の文献又は資
資料等により調
調査すると
ともに、現地調査
査を行う。
注目種を選
貴重な種の生態:生態系の類型区分を行い、注
する。
定し、これらの生態等を把握す
既存資料により主要なものを抽出し、それらについて現
記録するとともに写真撮影等
等の映像取
地において観察、記
材を行う。
貴重なほ乳類
類、鳥類、両生
生類・は虫類・ 陸産貝類、水
水
生生物及び昆
昆虫類の重要な
な生息環境の改
改変の程度及び
び
内容について
て予測する。
線帯及びその
の周囲約 8km の範囲
図 C 計画路線
(「景観」の調査
査地域・調査
査地点候補地
地を記載)
評価方法
電線路の設置
置による障害が
が及ぶ地域の範
範囲について、
既存事例等を
を活用した計算
算により予測す
する。
貴重な植物種
種及び植物群落
落を中心に植生
生の改変の程度
度
及び内容につ
ついて予測する。
また、生育基
基盤の変化による植生への影
影響や植生の持
持
つ環境保全機
機能の変化につ
ついて定性的に
に予測する。
調査対象種の
の生態及び生息
息環境又は生育
育環境の改変の
の
程度及び内容
容について予測
測する。
事業の実施に
よる環境への
影響が回避さ
低減さ
れ、又は低
れているもの
であるか否か
について評価
する。
主要な景観構
構成要素への影
影響及び主要な
な視点場からの
の
眺望への影響
響の有無、程度
度について予測
測し、必要に応
応
じて景観予測
測図(モンター
ージュ写真)を
を作成する。
(参
参考写真)猛
猛禽類調査の
の様子
表 1 「動物」調査期間・頻度等、調査方法
種
類
調査期間・頻度等
ほ乳類
春、夏、秋、冬の 4 回
鳥
春、繁殖期、夏、秋、冬の 5 回
フクロウ類は 2 月、5 月
猛禽類は 11 月~翌年 7 月(毎月)
類
両生類
は虫類
陸産貝類
調査方法
早春、春、夏、秋の 4 回
ただし、早春は両生類の産卵期にお
ける調査
早春、春、夏、秋の 4 回
ただし、早春は水生昆虫類の羽化期
前における調査
春(2 回)、夏(2 回)、秋(1 回)
の5回
水生生物
昆虫類
トラップ法(小型ほ乳類に限る)、自動撮影法、バットディテクター法(コ
ウモリ類を対象)
、フィールドサイン法等の任意確認調査を行う。トラッ
プ法はネズミ・モグラ類を想定し、シャーマントラップを採用する。
ラインセンサス法によるほか、任意確認調査を行う。またフクロウ類等の
生息確認のため夜間に鳴き声の聞き取り調査を各月 1 回行う。猛禽類につ
いては定点観察によるほか、必要に応じ踏査を行う(ただしトビは調査対
象種から除く)
。
直接観察、捕獲、鳴き声、卵塊等による任意確認調査を行う。
魚類はタモ網による採取及び目視調査を行う。また、底生動物はコドラー
ト法による定量採取、任意採取等を行う。
ライトトラップ法、ベイトトラップ法、FIT 法による調査のほか、スウィー
ピング法、ビーティング法等による任意採取、任意確認調査を行う。
表 2 「植物」調査方法
調査項目
調査方法
植物相
鉄塔敷として計画する改変区域及びその周辺部について現地踏査し、生育する植物の種を同定し記録する。
植
生
貴重な植物
潜在自然植生
調査地域について、空中写真解析や現地踏査により群落区分を行い、代表的な区分ごとに原則として複数の植
生調査地点を設定し、現地において植物社会学的群落調査を行うとともに、各調査地点の現況写真を撮影する。
また、調査結果に基づき群落組成表、植生断面図を作成するとともに現存植生図を作成する。
鉄塔敷として計画する改変区域及びその周辺部について現地踏査し、現況写真撮影等により生育状況を把握す
るとともに、概要表、確認位置図を作成する。
文献調査及び植生調査結果に基づき、地域の潜在自然植生図を作成する。
◎調査スケジュール
年
月
環境項目
騒
音
振
動
平成28年
10 11 12
1
2
3
平成29年
4
5
6
7
電波障害
ほ乳類
鳥
類
動
夜間調査
猛禽類
物
現
地
調
査
夜間調査
両生類
は虫類
陸産貝類
水生生物
昆虫類
植物
植物相
植
生
生態系
景
観
注)猛禽類の1期目の調査は、平成 27 年 11 月~平成 28 年 7 月の間に実施中である。
8
9
環境影響
環
響評価方
方法書
書の縦覧
覧につい
いて
縦覧場所
自治体施設
自
当社事業場
当
縦覧期間
間
縦覧 時間
○岐阜県庁
境生活部環境管理課
6階 環境
午前9時
時00分
~
午後4時
時30分
○恵那市役所
所
1階 情報
報公開コーナー
○武並コミュ
ュニティセンタ
ター
午前9時
時00分
~
午後4時
時30分
○瑞浪市役所
所
3階 リニア中央新幹線
線対策
企画政策課)
事務局(企
○釜戸コミュ
ュニティセンタ
ター
平成
成28年4月1
14日(木)
~
平成
成28年5月1
13日(金)
午前9時
時00分
~
午後4時
時30分
○中津川市役
役所
1階 生活
活環境部環境政
政策課
○坂本事務所
所
○蛭川総合事
事務所
午前9時
時00分
~
午後4時
時30分
○中津川営業
業所
午前9時
時00分
~
午後3時
時30分
備
考
土曜日、日曜
曜日、
祝日は除きま
ます。
環境保全の見
環
見地からご意
意見をお持ちの方は、平成
成28年5月
月30日(月
月)[当日消印
印有効]まで
でに縦覧場所
所で備
え付
付けの意見書
書箱にご投函
函くださるか、意見書を下
下記お問い合
合わせ先まで
でお寄せくだ
ださい。
境影響評価方
方法書に関するお問い合わ
わせ先
環境
電力ネットワ
電
ワークカンパ
パニー
用地部
用
リニ
ニア関連送変
変電グループ
〒507-8
〒
527 多治
治見市上野町
町5-1
TE
EL:0572-74-6900
土曜日、日曜日、祝日を除
除く、午前9時
時から午後4時
時30分まで)
(土
本書
書に掲載した地
地図は、国土地
地理院長の承認
認を得て、同 院発行の数値地図 50000(地
地図画像)、電
電子地形図 250
000 及び電子地
地形
図 20 万を複製し
したものである
る。(承認番号
号 平 27 情複、
、第 1275 号)なお、本書に
に掲載した地図
図を第三者がさ
さらに複製する
る場
合に
には、国土地理
理院の長の承認
認を得なければならない。