CDA二次のための模擬試験 講評 - キャリアスタジオ Talking Heart

実施日 20XX.XX.XX
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CDA二次のための模擬試験 講評!
△△ △△ 様!
《 ロールプレイの今後の課題 》(今後の課題に該当する項目にチェックをしています)
1. 主訴・問題の把握!
:! クライエントの問題を適切に把握するよう努める
クライエントの訴えを遮ることなく丁寧に聴いていました。
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2. 自己探索の支援!
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:! クライエントの問題の背景にある感情、考え、価値観などを
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クライエント自身が把握できるように促す
ご自身でも認識していらしたように、クライエントの発言を深く掘り下げられなかったため、表面的な会話で終わって
しまいました。話をただ受けとるだけではなく「今の上司の態度に、なぜそこまで気持が乱れてしまうのか」「上司の
態度を、どういうメッセージとして受けとったのか」など、もう一歩、踏み込んで
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3. 傾聴(非言語表現)!
いてみて下さい。
:! 姿勢、視線、顔の表情、等
優しい表情と、ソフトな話し方が、クライエントにとって話しやすい場を作っていました。声にも気持がこもっていて
よかったです。声のスピードも適切でした。感情の反映をした箇所(「表情がさびしそうな。。。」と言葉にしたとこ
ろ)では、少し笑顔になっていたのが気になりました。その他は表情のコントロールは出来ていたと思います。
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4. 傾聴(言語表現)!
:! 言い換え、反映、質問、等
10分間のセッション中、言語表現による支援の中心は伝え返しと質問でした。伝え返しは短めに行っていたので、機械
的な印象はそれほど感じませんでしたが、表面的な会話で終わっていたのは事実です。また、話の展開をクライエント
まかせにしていました。傾聴と言っても、クライエントに依存するのではなく、面談を進めることにもう少し主体性を
持つことをこころがけてください。質問については、前半はクライエントの話したいことからそれずに丁寧に効果的な
質問ができていました。後半は上述の通り、話の展開をクライエントに頼っていた部分が多く、結果コミュニケーショ
ンが切れてしまい、クライエントが気を遣ってしまったようです。また後半にかけて漠然とした問いかけが多くなり、
クライエントが何を答えてよいのか、迷っているように見える部分もありました。「○○に対して」とか「○○と思う
と」などの言葉を添えて、どの部分の何を
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5. 傾聴(かかわり方)!
ねているのかを明確にしてみてください。
: 共感、受容的態度、好意的関心
カウンセラーの態度と言葉がけは、共感的かつ受容的で、クライエントとの心理的距離を縮めていたと思います。集中
している様子もよかったです。好意的関心については、カウンセリング全体を通してもう少しカウンセラーが能動的に
なることでもっと効果的に伝えられると思います。
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6. 今後の展開!
:! 今後の展開について適切な見立てが出来るようにする
ご自身のカウンセリングについて適切に振り返られていて、今後の展開についての適切な見立てができていました。
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7. その他!
:! 上記以外
観察をもう少し注意深くしてみてください。特に、クライエントの発言が終わったときは、注意深く観察をされるとよ
いと思います。カウンセリング中、沈黙の箇所がいくつかありましたが、それがクライエントが考えているためなのか、
言い終わってカウンセラーの言葉を待っているのかの判断が適切でなかったところがありました。
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《 試験委員からのコメント 》!
優しくソフトな対応と、相手を尊重した好意的な態度が強みです。なお、カウンセリングは傾聴が大切ですが、それは
受け身であるということではありません。勇気を持って、リスクをとることもやってみてください。!
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実際のCDA二次試験では講評は不合格者のみに渡されるものですが、この模擬試験では全員にお出ししています。!
また、実際の二次試験の講評では、評価項目はチェックのみで、補足説明はありません。この模擬試験ではみなさんの
学習の助けになるよう、なぜチェックがついたのかを記しましたので参考になさってください。
キャリアスタジオ Talking Heart