仕様書 １ 業務の名称 和泉市生活困窮者・生活保護受給者就労支援事業 ２ 業務の目的 生活困窮者であって自立相談支援機関に相談のあった者及び生活保護受給者（以下「生活困窮 者等」という。）を対象として、職業選択やキャリア形成等就労に関する専門知識を有するキャ リアカウンセラーを配置し、カウンセリングを行うことで生活困窮者等の就労意欲の向上、醸成 を図る。 加えて、求人開拓員も導入し、支援対象者の個別のニーズに応じた求人の開拓を行うなど、き め細やかな就労支援を推進することにより就労の実現を図る。 これらの支援を効果的に組み合わせ総合的な就労支援を実施することで、生活困窮者等の就労 を実現し、また就労決定後の職場定着支援を行い、自立助長の促進を図る。 ３ 実施主体 本事業の実施主体は和泉市とする。 ４ 履行期間等 平成28年7月1日（金）～平成29年3月31日（金） （土曜日、日曜日、「国民の祝日に関する法律」に規定する休日を除く。） ５ 支援対象者 （１）生活困窮者であって自立相談支援機関に相談のあった者 和泉市に居住し、自立相談支援機関にて相談のあった者のうち、同機関のアセスメントの結 果、本市が本事業の支援対象として適当であると認めた者 （２）生活保護受給者 生活保護法第55条の6の規定に基づき、和泉市で生活保護を受給する被保護者であって、就労 による自立に向け個別支援を行うことが適当であると認めた者または稼働能力判定検討会にお いて支援対象者として適当であると認めた者のうち、本事業への参加を希望する者 ６ 人員配置 支援員（キャリアカウンセラー、求人開拓員等）の 人員は4人以上とする。そのうち、2人以上は 自立相談支援機関にて相談のあった者に関する支援、2人以上は生活保護受給者に関する支援に従事 すること。 ７ 必要時間数 1 （１） キャリアカウンセラー 土曜日、日曜日、「国民の祝日に関する法律」に規定する休日を除いた午前8時45分から午 後5時15分の間（正午から午後0時45分までを除く。）、9 業務内容（1）の業務を実施する。 ただし、必要に応じて受託者と協議し、1週間の範囲内で出勤時間数を割り振ることができる。 （２） 求人開拓員等 1日あたり7時間45分、9 業務内容（2）の業務を実施する。 ８ 履行場所 （１）キャリアカウンセラー 就業場所については、自立相談支援機関にて相談のあった者に対する支援については、同機 関に出張して業務を行うこととする。 生活保護受給者に対する支援については、受託者が確保した場所とし、業務を行うこととす る。 （２）求人開拓員 就業場所については、受託者が確保した場所とする。 ９ 業務内容 （１）キャリアカウンセラーは以下の業務を行う。 キャリアカウンセリング事業 （ア） 就労意欲喚起のためのカウンセリング及びサポート （イ） 支援対象者に対する就職決定までのサポート （ウ） 支援対象者に対する就職決定後の職場定着サポート （エ） 自立相談支援機関との連携 （オ） 生活困窮者認定就労訓練事業者との連携 （カ） その他関係機関、関係団体との連携 （キ） 生活福祉課職員との連携 （ク） その他、目的を達成するために必要な支援 （２）求人開拓員は以下の業務を行う。 求人開拓事業 （ア） 支援対象者の能力や希望職種等に合わせた求人先の開拓及び求人情報提供 （イ） 支援対象者に対する就職決定までのサポート （ウ） 就労開始後の職場定着に向けた雇用先企業との連絡調整 （エ） 支援対象者に対する就職決定後の職場定着サポート （オ） 職業安定法及び労働基準法に基づく労働条件の確認 （カ） 自立相談支援機関との連携 （キ） 生活福祉課職員との連携 （ク） その他、目的を達成するために必要な支援 １０ 事業にかかる費用及び支払 （１）支払 2 ①検査 （ア）受託者は、9 月、12 月、3 月の翌月 10 日までに書面で委託者に完了届を提出すること。 （3 月に ついては月末に提出すること。 ） （イ）委託者は、完了届を受理したときは、その日から起算して 10 日以内に検査を行い、当該検査の 結果を受託者に通知するものとする。（3 月については月末に通知するものとする。） （ウ）受託者は、検査の結果、契約書類の記載内容と適合しない部分について委託者から改善指示を命 ぜられたときは、直ちに当該部分の改善を行い、再検査を受けること。 ②支払 （ア）受託者は、10 の（１）①（イ）または（ウ）の検査に合格したときは、委託者に対して書面によ り委託金額の支払を請求することができる。 （イ）委託者は、請求を受けたときは、その日から起算して 30 日以内に委託金額を支払うものとする。 （ウ）請求は、①の（ア）に基づく 9 月、12 月、3 月ごとの年 3 回の分割とする。 （1,000 円単位の端数 については、3 月に請求するものとし、3 月については月末に請求を行うこと。 ） （２）費用負担 受託者の業務遂行にかかる経費はすべて契約金額に含まれるものとし、委託者は契約金額以 外の費用を負担しない。また、支援対象者に経費の支払を求めてはならない。 １１ 業務従事者研修・教育 受託者は、業務遂行にあたり、より良い支援を実現するために必要不可欠な知識や技術を指 導・教育し、習得させるなど、従事者の資質の向上に努め、受託業務が適切かつ円滑に行われる ようにすること。 １２ 事業目標 受託者は、次の目標に向け、効果的な事業実施方法を工夫するとともに、その達成に資すること。 なお、事業実績の検証は毎月行うものとするが、支援期間終了の平成29年3月末日の事業実績を もって評価を行う。 本事業における目標は、次のとおりとする。 （１） 就労率 自立相談支援機関にて相談のあった者：60％以上を目標とする。 生活保護受給者：60％以上を目標とする。 （２） 定着率 本事業の利用によって就労した者の職場定着率（就労開始日から3か月以上同一就労先 にて就労を継続している状態）の目標は50％以上とする。 １３ 実績報告 受託者は月ごとの業務実績を書面で委託者に毎月翌月10日までに提出すること（3月については 月末に提出すること。）。この実績報告については、対象者ごと（自立相談支援機関にて相談のあ った者、生活保護受給者）に作成するものとする。なお、書面においては様式を問わないが、委託 者が様式を指定した場合はこの限りではない。 １４ 業務に必要な設備及び物品等の調達について 業務の遂行に当たって必要となる、業務従事者が使用する物品については、受託者が用意する ものとする。 3 １５ その他 （１）本仕様書に定めのない事項については、委託者及び受託者双方協議して定めるものとする。 （２）本事業にかかる協議、打ち合わせ等の必要経費及びその他の経費は全て受託者の負担とする。 （３）次年度に他の業者への引継ぎがある場合は、受託者は誠実に対応するものとする。 4
© Copyright 2024 ExpyDoc
