税務総合情報システムの再構築に向けた 基本調査に関する資料提供依頼書 平成 28 年 4 月 15 日 名古屋市財政局税務部税制課 1 実施趣旨 本年度、本市の市税の賦課徴収業務を担っている税務総合情報システムの 全面的な再構築に向けた基本調査の実施を予定しています。 本依頼は、税務総合情報システムの再構築に向けた基本調査を行う上で必 要となる、既存システムから再構築システムへの移行方法、再構築システム のテスト方法、パッケージシステムや既存システム資産の有効活用等のシス テム再構築方式、再構築システム利用による定量・定性効果、システム再構 築の年度別実施計画と事業経費等の情報に関して収集を行うために実施する ものです。 2 再構築の背景・目的 税務総合情報システムは平成10年に稼働し、平成28年度で18年目を迎えま す。この間、税制改正や事務の集約化等に伴うシステム改修を重ね、システ ムが肥大化・複雑化し、保守性の低下や障害抑止のためのコストの増加が生 じています。 また、税務総合情報システムは、ホストコンピュータ上に構築されたシス テムであり、そのシステム技術は現在主流となっているWEBシステムやリレー ショナルデータベース技術等の最新のICT技術に対応していません。さらに、 わが国のホストコンピュータ市場は縮小傾向にあり、今後、出荷・技術サポ ート等を継続していく見通しがつかず、システム技術者の確保も困難になっ ていくものと予測されます。 これらの課題を解決するため、税務総合情報システムの再構築に向けた基 本調査を実施するものです。 3 再構築の内容 以下の基本方針を基に、再構築を行うものとします。詳細は、別添「業務 委託調達仕様書(想定)」を参照してください。 (1) オープンな標準的技術の採用 (2) 高いセキュリティレベルの確保 (3) 旧システムから新システムへの円滑な移行の担保 (4) ライフサイクルコストの抑制 (5) 効率的な再構築方法の実現 (6) 市税事務所を前提とした事務改善の実現 4 依頼内容 以下の点に関する資料提供をお願いします。 (1) 既存システムから再構築システムへの移行方法 (2) 再構築システムのテスト方法 (3) パッケージシステムや既存システム資産の有効活用等のシステム再構築 方式 (4) 再構築システム利用による定量・定性効果 (5) システム再構築の年度別実施計画と年度別事業経費 (6) 再構築後のシステムが必要とするハードウェア・ソフトウェアとその調 達に要する経費 (7) システムの運用保守に要する経費 (8) 再構築後に発生する税制改正対応等のシステム改善経費の積算方法 (9) システムを稼働しているサーバ等のリース更新時(5 年を想定)における OS や RDB のバージョンアップに対応するために必要となる一時経費 (10) 指定都市、都道府県等の税務システム再構築の実施実績 (11) システム調達(分離分割発注・一括発注)に対する考え方 (12) ハードウェア調達(リース・クラウド活用等)に対する考え方 (13) システム運用・保守調達に対する考え方 (14) その他、システムの再構築にあたってのアドバイス 5 実施期間 資料提供は、平成 28 年 4 月 15 日(金)から平成 28 年 5 月 13 日(金)ま でにお願いします。 6 配布する資料 (1) 配布する資料 業務委託調達仕様書(想定) (2) 配布方法 名古屋市公式ウェブサイト(http://www.city.nagoya.jp/)の事業向け 情報(入札・契約-資料提供招請(RFI)・意見招請(RFC))又は 調達情報サービス(http://www.chotatsu.city.nagoya.jp/)の入札情報 からダウンロードしてください。 7 質問の方法 (1) 質問期限 平成28年4月22日(金)午後5時 (2) 質問の提出先 8(1)のとおり。 (3) 質問の提出方法 8(1)の提出先に、メールにてご提出ください。 (4) 回答方法 本市からの回答は、個別にメールで回答するとともに、平成28年5月2日(月) までに名古屋市公式ウェブサイト(http://www.city.nagoya.jp/)の事業向 け情報(入札・契約-資料提供招請(RFI)・意見招請(RFC))及び 調達情報サービス(http://www.chotatsu.city.nagoya.jp/)の入札情報に 掲載します。この際、質問内容についても同様に掲載します。 8 本資料提出依頼に関する手続 (1) 対応窓口及び書類提出先 担当課:財政局税務部税制課 担当者:小林 所在地:〒460-0012 名古屋市中区千代田一丁目 5 番 8 号 中土木事務 所ビル内 電話:052-265-1109 FAX:052-265-1118 E-mail:[email protected] (2) 資料提出様式 任意の様式を使用してください。 提出部数:2部、又はメール等による電子データ 9 その他 (1) 資料提供のあった事業者について、将来のシステム調達の保証をするも のではありません。 また、ご提供いただけなかった事業者について、不利益に扱うこともあ りません。 (2) ご提供いただいた資料については、当該目的のために本市組織内で利用 させていただきますが、御社に断り無く組織外への提供はいたしません。 特にコピー・配布等を制限している資料については、その旨を明記してく ださい。 (3) ご提供いただいた資料については返却いたしません。 (4) ご提供いただく資料等の作成及び提出に必要な費用は、提出者の負担と します。 (5) ご提供いただいた資料に関して、後日問い合わせをさせていただく場合 があります。 (6) 別添「業務委託調達仕様書(想定)」の内容は、基本調査を行う前段階の 想定資料であり、税務総合情報システムの再構築の実施に向けたフィージビ リティスタディを経た内容となっておりません。資料の作成にあたっては、 事業者の実績、ノウハウに基づき本市に最適な提案を求めるものです。 (7)現時点で税務総合情報システムの再構築に関して、一括して実施するの か段階的に実施するのか決定しておりません。そのため、本依頼は税務総合 情報システム全体の再構築に関する情報の提供のみならず、税目単位の個別 システム、証明照会機能等の個別システムに関する情報の提供に関してもお 願いするものです。
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