大木裕之 x 落 合 多 武 「リ、ワイルド」 2016年 4月16日(土) - 5月21日(土) 桜花の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 ARATANIURANO では、4 月 16 日から 5 月 21 日まで、大木裕之 x 落合多武 「リ、ワイルド」 展 を開催いたします。 〒108-0072 東京都港区白金3-1-15-2F 3-1-15-2F Shirokane Minato-ku Tokyo 108-0072 Japan Tel +81-(0)3-5422-8320 [email protected] www.arataniurano.com 1 大木裕之 (1964 年東京都生まれ ) は、東京大学工学部建築学科在学中の 80 年代前半より映像 制作を始めました。 1991 年からは高知県に制作活動の拠点を置くようになり、高知県立美術館 製作の 「HEAVEN-6-BOX」 (1994-95) で、 第 45 回ベルリン国際映画祭ネットパック賞を受 賞しました。 その後も数々の国際映画祭、 展覧会にて作品を発表しています。 落合多武 (1967 年神奈川県生まれ ) は、1990 年に和光大学を卒業後渡米、 1993 年にニュー ヨーク大学大学院を修了し、 同年に初個展を開催、現在もニューヨークを拠点に活動しながら、 国内外の美術館およびギャラリーでの展覧会に多数参加しています。 2 人の共演は、スウェーデンのリドマーホテルで開催された 「J-way」(2000 年 ) に始まり、 その後も、「夏への扉ーマイクロポップの時代」 (2007 年、水戸芸術館、 茨城)、落合個展 「スパ イと失敗とその登場について」 (2010 年、ワタリウム、東京 ) 会期中のイベントに大木が出演、 同年の大木による企画展 「たまたま8」 に落合作品を展示、昨年開催された落合多武 & アン・ イーストマン発案による 「トレッドソ ン別邸のため」 に大木が参加するなど交流を続け、今回 初めて 2 人での展覧会を開催する運びとなりました。 本展では、落合多武の新しい試みである 「灰皿彫刻」 8 点、大木裕之の松前君シリーズの最新 作 「松前君の旋律Ⅲ」を展示いたします。 その他、2人が往復書簡を交わすように日本とニュー ヨークでやりとりをした共作のドローイングや映像、その場で作り上げられた立体が展示されま す。 会場内にはそんな2人のやりとりを示すかのように、色の塗られた壁や暗幕、廃材や仮設壁 が時間をかけて散文的に配置され、調和する直前でそれぞれの存在感を主張しています。 その展 示空間自体が、 2 人の渾身の共作と言えるでしょう。 人間、光、土地、建築、言霊などの様々なイメージを積層または呼応させ映像化することで、 時 間 / 空間、 人間 / 社会の全体を構築する方法を探求し続けている大木裕之と、概念としてのド ローイングを主要なテーマとして、名前、ネコ科動物、言葉、都市、死、偶然性などを楽譜のように 繋いでいく落合多武の創り出す新しい世界を、 ぜひご高覧ください。 1. 大木裕之 x 落合多武 「Duelle/Doubles」 2016年 h. 15.0 x w.20.0 cm つきましては、 本展の広報にご協力賜りたく、 ここにご案内申し上げます。 ライトジェットプリント 大 木 裕 之 x 落 合 多 武 「リ、ワイルド」 re wild の覚え書き 2000年に大木裕之と落合多武が初めて出会った場所は北欧の国スウェーデンの首都 スットクホルムだった、その街の光は斜めから優しく、柔らかく入って来た。その後 2 人は 近くもなく、遠くもなく、2人が会った場所はニューヨーク、東京、水戸、京都、そして日光 に限る。 マンハッタンという場所にいる限りマンハッタンの全貌を見る事ができない、しかし一旦、 マンハッタンを出てイーストリバー、ハドソンリバーを渡ってブッルックリン、ニュー ジャージに行けば、その姿が突然裏返って見えて来る、そしてブルックリンのイーストリ バー近辺からどんどん東へ、ニュージージのハドソン川付近のどこからか西に向かえばマ ンハッタンはまた遠くなり、そして見えなくなる。 ニューヨークで自転車に乗っている人の多くは、路上に駐輪した自転車の車輪 ( のみ)を盗 まれた経験があるだろう、そして1913年に制作されたとされる、マルセルデュシャン の最初のレディメイドの作品は、自転車の車輪である、 ところで、詩というものは、言葉を知らない人に可能であろうか? ビートルズ(どのバンドでも構わないが)のメンバー4人がすべてが作詞、作曲をしたとし たら、このバンドの共作のバリエーションの数は225になる、 我 々 は ど の よ う に し て、i (can't get no ) satisfaction へ の ミ ッ ク ジ ャ ガ ー の 貢 献、 キースリチァードの貢献を知る事ができるのだろう、?そしてブライアンジョーンズの? ストックホルム症候群 色盲の人達にとって、信号の赤と緑、 いままで、多摩地区(東京の草原)の芸術というのは存在しただろうか? 多摩は字から考えると多く擦る、接触するという意味である、そしてマンハッタンの摩天 楼の摩である 大木も落合も多摩地区には縁がある 大木裕之の多くの映像作品群は大きなひとつの作品と見なす事ができる、それらは多く、 そして終わらずに拡散し続ける 落合多武のすべての作品群は大きなひとつの長編小説と見なす事ができる、それらはギ ヤーの外れた自転車が回り続けるように、 大木と落合のイニシャルは o である、o、ゼロにも似ている o, そして坂道になれば、o は石 のように転がっていく フランクロイドライトの建築、プレーリー(草原)様式、プレーリードッグはリスと同じ齧 歯類で、しばし草原より顔を出す、 2016年1月5日ピエールブーレーズ死去 2016年1月29日ジャックリベット死去 アーティスト同士の共作とは、アーティストが生きながら、死を経験できるという事でも ある、制作の停止、中断その他、 ヴェニチアで生まれた、東方見聞録で知られる冒険家マルコポーロは生誕地ヴェニチアで 死ぬ事になる リ ス と ム サ サ ビ の 関 係、日 本 語 で は リ ス は 栗 の 鼠、英 語 で リ ス は squirrel ム サ サ ビ は flying squirrel, ムササビから flying を引いたら リスになり、リスに flying を足したらムササビに、、、、、、武蔵野に幸あれ、 T.O 〒108-0072 東京都港区白金3-1-15-2F 3-1-15-2F Shirokane Minato-ku Tokyo 108-0072 Japan Tel +81-(0)3-5422-8320 [email protected] www.arataniurano.com 大 木 裕 之 x 落 合 多 武 「リ、ワイルド」 〒108-0072 東京都港区白金3-1-15-2F 3-1-15-2F Shirokane Minato-ku Tokyo 108-0072 Japan Tel +81-(0)3-5422-8320 [email protected] www.arataniurano.com 2 3 2. ○展覧会概要 大木 裕之 展覧会タイトル 大木裕之 x落合多武 「リ、ワイルド」 会期 2016年 4月16日(土) - 5月21日(土) 時間 11:00 - 19:00 / 日曜・月曜・祝日休み 会場 ARATANIURANO 東京都港区白金3-1-15-2F Tel 03-5422-8320 e-mail [email protected] URL www.arataniurano.com 入場料 無料 協力 小山登美夫ギャラリー 「松前君の旋律 Ⅲ」 2016年 HD 3. 落合 多武 「灰皿彫刻 (swan)」 2016年 h.10.0 x w.35.5 x d.27.3 cm ミクストメディア
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