平 成 28 年 4 月 12 日 ( 火 ) 14 時 資 料 提 供 同時資料提供 ・大阪府政記者会 ・大阪経済記者クラブ ・大阪商工記者会 お問い合わせ 大阪府商工労働部 商工労働総務課 (大阪産業経済リサーチセンター) 経済リサーチグループ 天野 T E L : 06-6210-9937 e-mail: [email protected] U R L:http://www.pref.osaka.lg.jp/aid/sangyou/ 『 若 年 女 性 の 雇 用 ・育 成 ・定 着 に 関 す る 調 査 』 労 働 力 人 口 の 減 少 や 女 性 活 躍 推 進 法 の 施 行( 2016 年 4 月 1 日 )に 伴 い 、女 性 の 雇 用 や 指 導的立場への登用などの取組の進展が予測されますが、女性の活躍の実効性を高めるため に は 、 若 年 女 性 ( 概 ね 34 歳 以 下 ) が 初 職 あ る い は 初 職 に 準 じ る 仕 事 を 継 続 で き る こ と が 重要だと考えられます。しかし、若年女性は、その就業観が多様であることに加えて、初 職の段階から非正規雇用で就業する人も多いほか、正規雇用の初職を比較的短期間のうち に複合的な要因で離職してしまう現状などもみられ、離職後、円滑に再就職できない場合 には、労働市場への参加が困難化するケースが少なからずみられます。 こ う し た 現 状 に 対 し 、 大 阪 府 で は 、 平 成 27 年 度 よ り 『 新 た な 人 材 育 成 プ ロ グ ラ ム 開 発 事 業(「 し ご と 力( ※ )」開 発 プ ロ ジ ェ ク ト )』を 推 進 し 、仕 事 や 職 業 の 枠 を 超 え て 活 用 で き る 、汎 用 的 な 力 を 習 得 す る 人 材 育 成 プ ロ グ ラ ム の 開 発 に 取 り 組 ん で い ま す( ※「 し ご と 力 」 に つ い て は 本 資 料 の 最 終 頁 を ご 参 照 く だ さ い )。 本 調 査 は 、 上 記 の 問 題 意 識 や 取 組 を 受 け て 、 企 業 に お け る 若 年 女 性 従 業 員 の 雇 用 ・育 成 ・ 定着の現状と、若年女性が雇用され働き続ける上で求められ、汎用性が高いと考えられる 仕事上の技能や能力について、企業がどのように認識しているのか明らかにする目的で実 施 し 、 そ の 結 果 を 『 若 年 女 性 の 雇 用 ・育 成 ・定 着 に 関 す る 調 査 ( OSAKA 女 性 活 躍 推 進 プ ロ ジ ェ ク ト に 関 す る 調 査 )』( 資 料 № 150) と し て と り ま と め ま し た 。 ○調査結果のポイントと概要 『 若 年 女 性 の 雇 用 ・育 成 ・定 着 に 関 す る 企 業 ア ン ケ ー ト 調 査 』を 実 施 。大 阪 府 内 の 全 業 種 の 国 内 常 用 雇 用 者 数 50 人 以 上 の 単 一 ま た は 複 数 事 業 所 企 業 2,000 社 ( 無 作 為 抽 出 ) を 対 象 に 調 査 票 を 配 布 し 、 242 社 が 回 答 ( 有 効 回 答 率 12.1% )。 ( 1 ) 女 性 の 活 躍 推 進 に 対 す る 意 識 ・取 組 女 性 の 活 躍 を 推 進 す る 体 制 ・部 署 等 の 整 備 が 、 計 画 ・方 針 等 の 策 定 に 先 行 u 女 性 の 活 躍 を 推 進 す る 体 制 や 部 署 等 を 整 備 済 み の 企 業 は 18.6% で 、 整 備 を 検 討 し て い る 企 業 29.9% を 含 め る と 48.5% の 企 業 が 、 整 備 す る 意 向 を 有 し て い る 。 u 女 性 の 活 躍 を 推 進 す る 計 画 や 方 針 等 を 策 定 済 み の 企 業 は 13.4% で 、 策 定 を 検 討 し て い る 企 業 35.1% を 含 め る と 48.5% の 企 業 が 、 策 定 す る 意 向 を 有 し て い る 。 u 現状は、体制や部署等の整備が、計画や方針等の策定にやや先行している。 ( 2 ) 若 年 女 性 の 雇 用 に 対 す る 意 識 ・現 状 企 業 は 、 若 年 女 性 の 就 労 意 欲 ・労 働 生 産 性 が 若 年 男 性 よ り も 高 い と 認 識 u 若年女性従業員の不足傾向(量的及び質的の両側面)は、資本金規模が1千万円以 下 の 企 業 、 サ ー ビ ス 業 の 企 業 、 創 業 年 2000 年 以 降 の 企 業 、 経 営 状 況 が 厳 し い 企 業 、 若年女性の採用方針が中途採用中心などの属性の企業でみられる。全般的には、量 u u 的な側面に対して質的な側面の充足の程度を高める余地がある。 約8割の企業が、正社員で長期雇用する採用方針を有し、非正規社員よりも正社員 を増やす見通しである。製造、建設、運輸、情報通信などの業種では、非正社員を 減らし、正社員を増やす見通しを有する。 約7割の企業に女性管理職が在職し、今後5年間で約3割の企業が女性管理職を増 u u や す 意 向 を 有 し 、創 業 年 の 新 し い 企 業 は 登 用 に 積 極 的 で あ る( 創 業 年 2000 年 以 降 の 企 業 で は 47.5% が 増 加 の 見 通 し )。 就労意欲と労働生産性が高いと考える割合は、若年女性従業員が若年男性従業員を 上 回 る( 就 労 意 欲 で は 、若 年 女 性 が 55.9% で あ る の に 対 し 若 年 男 性 は 50.4% / 労 働 生 産 性 で は 、 若 年 女 性 が 38.8% で あ る の に 対 し 若 年 男 性 は 31.6% )。 女 性 従 業 員 が 収 益 の 向 上 に 直 接 寄 与 す る と 考 え る 割 合 は 55.6% で 、 サ ー ビ ス 業 で 直 接 寄 与 す る と 考 え る 割 合 が 高 い( 67.8% )。収 益 の 向 上 に 直 接 寄 与 す る と 考 え る 企 業 は、若年女性従業員の能力向上に積極的に取り組んでいる。 (3)仕事や企業に対する若年従業員(男女)の貢献と働く力 企業は、女性の働く力が、男性の働く力よりも相対的に高いと認識 u 仕 事 や 企 業 へ の 貢 献 度 が 高 く な る の は 26 歳 以 降 で 、 36 歳 以 上 で さ ら に 上 昇 す る 。 勤 続 期 間 が 3 ~ 5 年 未 満 を 超 え る と 貢 献 度 が 高 く な る 。既 就 業 者( 転 職 入 職 者 ・中 途 採用者)の貢献度が相対的に高い。 u 若年女性従業員に不足している働く力の要素として、主体的な判断や行動、目標設 定 な ど が あ げ ら れ る ( 表 1 )。 u 若年男女間で企業の認識差がみられるしごと力の区分は、女性では、セルフコント ロ ー ル と 気 づ き 力 が 男 性 よ り も 低 い( 習 得 で き て い な い と 考 え る 割 合 が 高 い ) ( 表 2 )。 表1 仕事や企業への貢献度が低い若年従業員の働く力に対する企業の認識 若年従業員の働く力の現状認識 ( 37 要 素 の う ち 該 当 す る 割 合 の 高 い 16 要 素 ) 困 難 な 課 題 ・状 況 へ の 対 処 を 判 断 で き な い ( ハ ー デ ィ ネ ス ) マニュアルに載っていない事象に的確に対応できない(応用力) 貢献できる事を見つけ、自らの仕事を作り出していけない(当事者力) 先 を 予 測 し て 業 務 手 順 を 組 み 立 て ら れ な い ( 段 取 り ・順 序 力 ) 情報を正確に伝達できない(説明力) 自分を奮い立たせる到達点(目標)を自ら設定できない(目標設定力) 相手、状況、雰囲気等に応じた言葉を選択できない(言葉選択力) 部分にとらわれず、広い視野で物事の判断ができない(大局観) 相手の本心をつかみとれない(質問力) 周囲の状況を把握(洞察)できない(洞察力) 相手の要求を察したり、現状から将来を予測できない(推測力) 周囲の状況を分析できない(分析力) 相手に自分の思いを伝えられない(自己表現力) 自 ら 情 報 を 収 集 ・理 解 し 、組 み 合 わ せ て 意 見 を 表 明 で き な い( 情 報 収 集 力 ・応 用 ) 自分の感情の波をコントロールできない(自己理解力) できる事をすぐにやれない(即時対応力) ※選択率(%) 女性 男性 56.0 54.5 51.2 45.9 45.4 45.9 44.0 55.0 43.5 50.0 43.0 44.1 42.0 47.3 42.0 43.2 41.4 39.6 39.1 38.6 38.2 41.4 37.7 40.0 41.8 36.7 39.5 36.7 35.3 25.5 34.3 42.3 ※ 「 し ご と 力 ( 社 会 的 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 力 ・自 律 力 ・思 考 力 )」 の 各 要 素 ( 8 区 分 37 要 素 ) の う ち 、 仕 事 や 企 業 へ の 貢 献 度 が 相 対 的 に 低 い と 考 え る 若 年 従 業 員 の 男 女 そ れ ぞ れ を 想 定 し て も ら い 、当 該 従 業 員 に 当てはまる項目を選択した割合。 表2 男女間で企業の認識差がみられる「しごと力」の要素 習得不十分と認識する割合が男性の方が高い要素 ≪社会的コミュニケーション力≫「相手、状況、雰囲気等に応じた言葉を選択できない ( 言 葉 選 択 力 )」 「 情 報 を 正 確 に 伝 達 で き な い( 説 明 力 )」 「相手に自分の思いを伝えられな い ( 自 己 表 現 力 )」 / ≪ ス ト レ ス 耐 性 ≫ 「 仕 事 の 過 大 な 負 荷 、 進 捗 遅 れ 、 失 敗 等 か ら 早 く 立 ち 直 れ な い( レ ジ リ エ ン ス )」 「 自 分 で ス ト レ ス 解 消 法 を 見 つ け ら れ な い( リ ラ ッ ク ス 力 )」 / ≪ ビ ジ ネ ス 行 動 力 ≫ 「 で き る 事 を す ぐ に や れ な い ( 即 時 対 応 力 )」「 目 標 達 成 に 向 け た 小 さ な 前 進 を 続 け ら れ な い( 実 行 力 )」 「 よ り 良 い 結 果 を 出 せ る よ う 、振 り 返 り 修 正 が で き な い( 反 省 ・検 証 ・修 正 力 )」/ ≪ ビ ジ ネ ス 感 覚 ≫ 「 先 を 予 測 し て 業 務 手 順 を 組 み 立 て ら れ な い ( 段 取 り ・順 序 力 )」 習得不十分と認識する割合が女性の方が高い要素 ≪ セ ル フ コ ン ト ロ ー ル ≫ 「 自 分 の 感 情 の 波 を コ ン ト ロ ー ル で き な い ( 自 己 理 解 力 )」 / ≪ 気 づ き 力 ≫ 「 マ ニ ュ ア ル に 載 っ て い な い 事 象 に 的 確 に 対 応 で き な い ( 応 用 力 )」 (4)若年女性従業員の能力向上の取組状況と今後への示唆 若年女性従業員の能力向上の取組はやや限定的 u 仕事や企業への貢献度が相対的に低い若年女性従業員の能力向上に取り組んでいる 企 業 は 28.2% 、内 容 を 検 討 し て い る 企 業 は 12.9% 、取 り 組 む 必 要 性 を 感 じ て い な い 企 業 は 21.5% で あ る 。 女 性 の 活 躍 を 推 進 す る 体 制 や 部 署 等 の 整 備 及 び 計 画 や 方 針 等 の策定の取組意向によって差がみられる。 u 回 答 企 業 の 半 数 以 上 が 、「 能 力 給 や 成 果 給 の 実 施 」「 賃 金 の 引 上 げ 」 な ど の 労 働 条 件 の改善、 「男女や雇用形態間の待遇差の解消」 「 O J T に よ る 人 材 育 成 ・教 育 訓 練 」 「責 任 あ る 仕 事 へ の 配 置 ・分 担 」な ど 雇 用 の 質 を 高 め る 取 組 を 実 践 し て い る 。4 割 前 後 の 企業が、 「目標に基づく定期的な指導や管理」 「自己啓発の支援」 「長期的な人材育成 あるいは本人の希望を踏まえた配置や異動」 「 事 業 所 内 ・事 業 所 間 で の 異 な る 仕 事 ・職 種への配置転換」など、キャリアの高度化に向けた取組を実践している。上記より も 実 施 率 が 低 い の は 、「 O f f - J T の 機 会 の 提 供 や 利 用 」「 ワ ー ク ラ イ フ バ ラ ン ス の取組」 「 専 門 的 人 材 や 管 理 的 人 材 の 育 成 ・教 育 」な ど で あ る 。 「女性の活躍を推進す る 体 制 や 部 署 等 及 び 計 画 や 方 針 等 を 、 整 備 ・策 定 済 み か 検 討 中 」「 若 年 女 性 の 能 力 向 上 の 取 組 に 前 向 き 」「 若 年 従 業 員 ( 男 女 ) の 就 労 意 欲 が 高 い 」「 女 性 が 収 益 の 向 上 に 直接寄与すると考えている」といった企業属性によって、取組に差がみられる。 u 上記の取組や企業固有の取組がみられる一方、 「マンツーマンの業務指導を負担に感 じ離職することが多い」 「 社 内 で 様 々 な 研 修 参 加 の 支 援 を し て い る が 、本 人 に 意 欲 が なければなすすべがない」 「 話 し 合 い の 場 で 、自 分 の 意 見 を 主 張 し 人 の 意 見 を 聞 か な かった傾向がある」などの課題を指摘する企業もみられる。 (5)調査結果のまとめと今後の方向性 u 人口減少社会下で労働力の確保と経済成長に向けて、潜在的な労働力として、長期 的な就業を期待できる若年女性(特に、無業者で就業希望者)に着目することが有 効だが、量的な側面だけでなく、雇用や就業の質を高める上で、若年女性に固有の 就 業 観 や 就 業 の 現 状 に 対 応 し た 人 材 育 成 の 方 法 の 検 討 と 取 組 が 求 め ら れ る( 第 1 章 )。 u 仕 事 に 就 き 働 き 続 け る た め に は 、 汎 用 的 な 技 能 ・能 力 の 習 得 が 求 め ら れ る 。 技 能 ・能 力に関する様々な考え方や枠組みがある中で、特に、無業者で就業希望の求職者等 に は 、汎 用 的 な 技 能 ・能 力 の 測 定 結 果 と 仕 事 に か か わ る 実 務 的 な 経 験 や ワ ー ク シ ョ ッ プ 等 を 組 み 合 わ せ 、両 者 を 関 連 付 け た 継 続 的 な 支 援 が 有 効 だ と 考 え ら れ る( 第 2 章 )。 u 若年女性従業員の働く力は、男性に比べて相対的に高く、継続就業の可能性に疑問 を呈する統計的差別や固定観念を払拭し、潜在的な能力を開拓し向上できる余地が あ る 。 若 年 女 性 の 能 力 向 上 の 取 組 の 進 展 や 雇 用 ・育 成 ・定 着 の 実 効 性 を 高 め る 上 で 、 女性の活躍に向けた体制や部署等の整備に加え、具体的な計画や方針等の策定にも 取り組み、中長期的な観点から若年女性の働く場と働く力を戦略的かつ社会的に広 げ 高 め る 必 要 が あ る ( 第 3 章 )。 ○報告書の閲覧 報 告 書 冊 子( 資 料 № 150)は 、大 阪 府 府 政 情 報 セ ン タ ー に お い て 閲 覧 い た だ け ま す 。ま た 、 一 冊 210 円 で ご 購 入 い た だ け ま す 。 ※大阪府府政情報センター 大阪市中央区大手前2丁目 大阪府庁本館1階 電 話 番 号 06-6944-8371 U R L http://www.pref.osaka.lg.jp/johokokai/jigyo3/kankobutu.html なお、この報告書及び当センターが実施した調査結果は、当センターのウェブサイ トでご覧いただけます。 ※大阪産業経済リサーチセンター U R L http://www.pref.osaka.lg.jp/aid/sangyou/ 【 参 考 】「 し ご と 力 」( 自 律 力 ・思 考 力 ) に つ い て 大阪府は、既存の職業訓練等の施策に加えて、若年女性の就業観や就業の現状(働くこ と、スキル、職場の人間関係に対する不安が大きい、初職を比較的短期間のうちに離職す る な ど ) を 踏 ま え 、 若 年 女 性 が 雇 用 さ れ 働 き 続 け る こ と を 目 的 に 、 平 成 27 年 度 よ り 『 新 た な「 人 材 育 成 プ ロ グ ラ ム 」開 発 事 業(「 し ご と 力 」開 発 プ ロ ジ ェ ク ト 事 業 )』に 取 り 組 み 、 汎 用 的 な 技 能 ・能 力 を 習 得 す る プ ロ グ ラ ム の 枠 組 み と コ ン テ ン ツ の 開 発 を 進 め て い る 。 「 し ご と 力 」 は 、「 自 律 力 ( 自 律 性 を 持 っ て 行 動 を お こ す 力 )」 と 「 思 考 力 ( 主 体 性 を 持 っ て 論 理 的 に 物 事 を 考 え ら れ る 力 )」 に よ っ て 構 成 さ れ 、「 社 会 的 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 力 」 ( 6 要 素 )が 基 底 と な っ て 、 自 律 力 ( 3 区 分 12 の 要 素 で 構 成 ) と 思 考 力 ( 4 区 分 19 要 素 で構成)が相互に連動してスパイラルアップされ、仕事に必要な能力が高められることを 想 定 し て い る ( 図 1 )。 図1 し ご と 力 ( 自 律 力 ・思 考 力 ) の 概 念 図 思 考 力 ( 4 区 分 ・19 要 素 ) 自 律 力 ( 3 区 分 ・12 要 素 ) (主体性を持って論理的に物事を考えられる力) (自律性を持って行動をおこす力) ≪ 結 合 展 開 力 ・6 要 素 ≫ 集 め た 情 報 を 元 に 複 数 の も の を 組 み 合 わ せ 、新 た な も の を 生 み 出 し 、実 行 す る 力 ⇒【 先 見 力 / 情 報 収 集 力( 応 用 )/ 意 見 集 約 力 / 大 局 観 / ジ ョ イ ン ト力/付加価値力】 ≪ 多 面 的 思 考 力 ・1 要 素 ≫ 立 場 ・時 間 ・分 野 ・範 囲 な ど 様 々 な 観 点 か ら 物 事 を 受け入れる力⇒【許容性】 ≪ 気 づ き 力 ・6 要 素 ≫ 自 身 の 基 本 的 な 役 割 を 理 解 し た 上 で 、状 況 ご と に 求 め ら れ る 役 割 を 認 識 す る 力 ⇒【 洞 察 力 / 分 析 力 /役割認識力/推測力/当事者力/応用力】 ≪ ビ ジ ネ ス 感 度 ・6 要 素 ≫ 仕 事 に 臨 む に 当 た っ て 必 要 な 感 覚 ⇒【 情 報 収 集 力 ( 基 礎 ) / 遵 法 力 / 自 分 知 力 / 削 除 ・転 換 力 / 段 取 り ・順 序 力 / リ ス ク 感 知 力 】 自 律 力 と 思 考 力 は 、 相 互 に 連 動 し て 高 め ら れ て い く ≪ ビ ジ ネ ス 行 動 力 ・7 要 素 ≫ ビジネスの場において必要な行動を適切な時期 に 行 う 力 ⇒【 即 時 対 応 力 / 5 S 力 / 対 応 可 否 判 断 力 / 実 行 力 / 反 省 ・検 証 ・修 正 力 / 変 化 適 応 力 / 目標設定力】 ≪ ス ト レ ス 耐 性 ・3 要 素 ≫ 日 々 生 じ る ス ト レ ス を 適 切 に 受 け 止 め 、対 処 す る 力 ⇒【 ハ ー デ ィ ネ ス / レ ジ リ エ ン ス / リ ラ ッ ク ス 力】 ≪ セ ル フ コ ン ト ロ ー ル ・2 要 素 ≫ 自 身 の 心 と 体 を 適 切 に 管 理 で き る 力 ⇒【 健 康 管 理 力/自己理解力】 ≪ 社 会 的 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 力 ・6 要 素 ≫ (自律力と思考力の各要素の前提になる力) 相 手 の 立 場 や 考 え を 尊 重 し 、的 確 に 相 手 の 考 え を 聞 き だ し 、相 手 に 分 か り や す い 言 葉 で 自 ら の 意 見 を 表 明 す る 力 ⇒【 言 葉 選 択 力 / 説 明 力 / 質 問 力 / 自己表現力/傾聴力/意思表示力】 出 所 :「 し ご と 力 開 発 プ ロ グ ラ ム 」 の 関 係 資 料 ( 大 阪 府 商 工 労 働 部 )。 注 :「 し ご と 力 開 発 プ ロ グ ラ ム 」 は 、 平 成 27 年 度 か ら 28 年 度 の 2 ヵ 年 で 実 施 さ れ る 事 業 で 、 本 調 査 の 実 施 時 点 で は「 し ご と 力( 自 律 力 ・思 考 力 )」の 概 念 を 継 続 的 に 検 討 し て い る 状 況 に あ っ た 。こ の た め 、上 記 の 概 念 図 は 、本 調 査 で 実 施 し た ア ン ケ ー ト 調 査 結 果 と の 整 合 を 図 る た め 、ア ン ケ ー ト 調 査 を実施した時点の概念図である。
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