中野区子ども総合相談窓口及び関連業務委託に係る業務分析委託仕様書 1 件名 中野区子ども総合相談窓口及び関連業務委託に係る業務分析委託 2 履行期間、業務日時等 平成28年(2016年)7月1日から平成28年(2016年)9月30日まで。 なお、中野区(以下「甲」という。)の子ども家庭支援センター内等で業務を履行する場合、受託 者(以下「乙」という。)は、甲の窓口開庁時間内とする。ただし、特別な事情がある場合、甲と協 議の上、乙は甲の指示により業務を行うことができる。 3 履行場所 東京都中野区中野四丁目8番1号 4 中野区役所内 業務分析の内容 平成28年10月1日から平成29年3月31日まで「中野区子ども総合相談窓口及び関連業務委 託」を行うにあたり、第5項の業務を把握するとともに区民サービスの安定的な提供と質の向上を図 るため、下記のとおり業務分析を行う。 (1)業務分析 ア 業務内容と業務行程の把握 イ アを踏まえ、合理的かつ効率的な手順書の作成 ウ 甲が可否の判断を伴う公権力の行使にあたる業務は本業務の対象外となることを踏まえ、業務 の対象となる項目の例示及び主たる業務の質疑応答集の作成 エ 業務の実績等が簡潔かつ明瞭に把握できる日報、月報様式の提案 (2)業務分析報告書の作成 業務分析の結果として、業務分析報告書及び(1)を反映した業務マニュアルを作成し、甲に提 出する。 本契約に基づいて作成した業務分析報告書及び業務マニュアルの著作権は、すべて甲に帰属する ものとする。 5 業務内容と報告等 (1)業務項目 ア 窓口の環境整備・清掃 イ 児童手当業務 制度の案内、各種届出の受付、書類審査及び入出力、各種通知・現況届の作成及び発送、支払 処理、収受処理、リスト・受付簿・集計処理 ウ 児童扶養手当業務 一部支給停止適用除外届・現況届の作成及び発送、書類審査及び入出力・各種通知・受付簿・ 集計処理 エ 児童育成手当業務 1 現況届・各種通知の発送、書類審査及び入出力、受付簿・集計処理 オ 特別児童扶養手当業務 現況届の発送、書類審査・各種通知の発送 カ 子ども医療費助成業務 制度の案内、医療証・現金還付に関わる各種届出、レセプト関係事務、現況届の受付、書類審 査及び入出力、医療証・各種通知・現況届の作成及び発送、リスト・受付簿・集計処理、年次更 新事務 キ ひとり親家庭等医療費助成業務 書類審査及び入出力、各種通知・現況届の作成及び発送、リスト・受付簿・集計処理 ク 母子保健業務(母子健康手帳引渡し、各種健診) 制度の案内、転入者対応、受診票処理、母と子の保健バッグの封入封かんに関する事務、各種 届出の受付、書類審査、受付簿・集計処理、配布物の管理 ケ 母子保健業務(予防接種) 制度の案内、予診票交付申請書の受付・引渡し、予診票在庫管理 コ 母子健康医療業務(小児慢性特定疾病医療費助成) 制度の案内、各種申請の受付、関係機関への問い合わせ、対象者証明作成・引き渡し サ 母子健康医療業務(自立支援医療(育成医療)) 制度の案内、各種申請の受付、書類審査及び入力、医療証の作成及び発送、受付簿・集計処理 シ 母子健康医療業務(養育医療) 制度の案内、各種申請の受付、書類審査及び入力、医療証の作成及び発送、申請受付簿・集計 処理 ス 母子健康医療業務(妊娠高血圧症候群等医療費助成) 制度の案内、各種申請の受付、書類審査及び入力、医療証の作成及び発送、受付簿・集計処理 セ 母子健康医療業務(里帰り妊婦健診還付) 制度の案内、申請の受付、妊婦健診領収書の内容確認、助成金額の算出、支払関係事務、受付 簿・集計処理 ソ 母子健康医療業務(妊産婦歯科検診・5歳児歯科健診) 書類発送準備・送付、集計処理、支払関係事務 タ 学童クラブ受付業務 制度の案内、各種届出の受付 チ 保育施設等入園業務 制度の案内、各種届出の受付、書類審査及び入出力、各種通知・現況届の作成及び発送、リス ト処理 ツ 共通処理 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する法律(平成25年法律第 27号。以下「番号法」という。)で定められた事務、中野区個人番号の利用及び特定個人情報 の提供に関する条例(2015年中野区条例第42号。以下「番号条例」という。)で定められ た独自利用事務に対する対応、関連する窓口の案内、各担当者への引継ぎ・書類引渡し、郵便発 送・収受処理、交換便処理、電話照会対応 テ 各手続きの受付において、申請書等に記載された事項が、法令上、必要な内容を満たしている 2 か形式的な確認を行う。この場合において、形式的要件が不十分な場合、申請等の任に当たって いる者(以下「申請者等」という。 )に対し、加筆、修正等を求めること。 また、形式的な確認ができない申請等については受付受理が完了する前に速やかに甲に引き渡 すこと。 ト 申請等に際して、必要な添付資料が添付されているか確認を行うこと。この場合、添付書類が 不足または不適当なときは、適宜追完、差し替え等を求めること。 ナ 児童虐待、ドメスティック・バイオレンス及びストーカー行為等の被害者に関する請求及び相 談を受けた場合、速やかに甲に引き渡すこと。 ニ その他付随業務 この仕様書に定めのない付随業務については、受託者(以下「乙」という。)は甲と協議のう え業務を行う。業務の実施にあたり、疑義を生じたときは、甲乙協議のうえ定めるものとする。 (2)日報及び月報 ア 乙は、毎日の業務実施状況について、業務日報を甲に提出する。業務日報の内容は以下の(ア) から(オ)を満たすものとする。 (ア)甲が指定したエリアの端末及び業務履行席での窓口受付件数・入出力件数、医療証、その他 書類の作成、発行件数を業務ごと、日ごとに集計し、甲に報告する。 (イ)郵送に伴う交付件数について業務ごと、日ごとに集計し、甲に報告する。 (ウ)電話照会等の件数を業務ごと、日ごとに集計し、甲に報告する。 (エ)発券機で発券した人数の集計票の入力 (オ)業務に伴う特筆事項は原則記録し、遅滞なく甲に報告する。 特筆事項については、甲乙間で情報共有のための調整を行う。 イ 乙は、毎月の業務実施状況について、月報を甲に提出し、報告するとともに完了届を提出する。 (3)業務の実施体制 ア 業務管理責任者とその配置等 (ア)乙は、業務従事者の中より業務管理責任者を選任すること。 (イ)業務管理責任者は業務の履行を行う時は常駐すること。 また、業務管理責任者が不在になる場合は、その職務を代理するものを業務従事者より指定 し甲に届け出ること。 (ウ)業務管理責任者は次の業務を行うこと。 ・業務従事者を指揮監督するとともに、委託業務の円滑な履行を管理し、甲との連絡調整に当 たること。 ・委託業務の履行状況を管理し、甲に定期的に報告すること。 ・業務従事者の指導・教育を行うこと。 イ 名札の着用と身だしなみ 乙は、業務従事者及び業務管理責任者が本業務に従事している間、名札を着用させなければな らない。 また、業務の遂行にあたり、甲の「みだしなみガイドライン」に準じる服装とするように努め 3 るものとする。 なお、当該写真付名札に係る費用については、乙の負担とする。 ウ 業務従事者名簿の提出 乙は、事前に業務従事者及び業務管理責任者の写真付名簿を甲に提出すること。 なお、庁舎内駐輪場の利用については「駐輪許可証交付申請書」を速やかに甲に提出すること。 変更が生じた場合も同様とする。 エ 物品の貸付 甲から乙に貸付する物品については、別途契約書を取り交わした上で貸与する。 (4)研修等 乙は、業務従事者及び業務管理責任者に対し、次の事項に留意して、乙の責任において本業務 を遂行するうえで必要な能力を習得させるよう配慮すること。 ア マナー、コミュニケーション、システム操作など本業務を適切に遂行できる能力を習得させる こと。 イ 個人情報の適切な管理、守秘義務の遵守が徹底されるよう十分な研修を行うなど配慮をするこ と。 ウ 平成28年(2016年)10月から乙が開始する業務を遂行できるよう十分な研修を行うな ど配慮すること。 6 支払方法 業務完了、検査合格の後、正当な請求のあった日から30日以内に一括して支払う。 7 情報安全対策、危機管理等 乙は、本業務の遂行にあたり、次の対策を実施する。 (1)中野区情報安全対策基本方針等の遵守 乙は、甲が定める「中野区情報安全対策基本方針」、 「中野区情報システム外部委託標準安全対策」 及び「外部情報安全対策遵守事項」を遵守する。 (2)業務分析報告書等への記載 乙は、業務分析報告書及び業務マニュアルに(1)の遵守規定を盛り込むこと。 8 個人情報保護 (1)対策の徹底 乙が受託した業務の実施上知り得た個人情報・機密情報については、「中野区個人情報の保護 に関する条例」及び「中野区個人情報の保護に関する条例施行規則」に基づき、次のとおり、個 人情報の適切な管理及び保護を図るため、必要な措置を講じなければならない。これは、当契約 終了後も同様とする。 ア 個人情報の漏えい、紛失、改ざん及び破損の防止 イ 委託事務以外への利用禁止の徹底 4 ウ 複写の禁止 (2)第三者への個人情報の提供の禁止 乙は、本業務において保管している個人情報を、その収集目的を超えて第三者に提供してはなら ない。 (3)再委託の禁止 乙は、本業務を第三者に再委託してはならない。 9 契約解除 乙が、本仕様書に記載した条件を履行しない場合は、甲は契約を解除することができる。 10 損害賠償 乙が、本仕様書に記載した条件に違反し、甲に対して損害を発生させた場合は、乙は甲に対して その損害を賠償しなければならない。 11 ディーゼル車規制に適合する自動車の利用等 本契約の履行に当たって自動車を使用し、又は使用させる場合は、①都民の健康と安全とを確保 する環境に関する条例(平成12年東京都条例第215条)他、各県条例に規定するディーゼル車 規制に適合する自動車とすること、②自動車から排出される窒素酸化物及び粒子物質の特定地域に おける総量の削減等に関する特別措置法(平成4年法律第70号)の対策地域内で登録可能な自動 車利用に努めること。 なお、適合の確認のために、当該自動車の自動車検査証(車検証)、粒子状物質減少装置装着証 明書等の提示又は写の提出を求められた場合には、速やかに提示又は提出すること。 12 協議事項 本仕様書に定めのない事項又は本仕様書の事項に生じた疑義については、甲乙誠意をもって協議 のうえ、決定するものとする。 5
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