第2章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体(PDF

第2 編
第
2
章
目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
宇部市地域公共交通網形成計画
1 目標及び目標を達成するための施策の体系
目標
基本的な方針
実施主体
施策
①バス路線の再編
☞59 ページ
再
宇部市、交通事業者
②路線バスの主要幹線化
宇部市、交通事業者
再
☞61 ページ
③乗継拠点の設置
☞62 ページ
再
宇部市、交通事業者
④地域内交通の導入(支援) 宇部市、地域住民、
☞63 ページ
民間 ※
再 交通事業者、
目標
1
1
地域公共交通の
利便性の向上
便利で「使える」
地域公共交通網
の形成
⑤乗継割引、運賃制度の検討 交通事業者
☞64 ページ
再
⑥鉄道との乗継改善
☞64 ページ
交通事業者
⑦バスロケーションシステム
宇部市、交通事業者
の導入検討 ☞65 ページ 再
地域公共交通を人口集積、移動
実態やニーズに合ったものに
再編・改善し、市民の生活や
地域の活性化に貢献します。
⑧ICカードの導入検討
宇部市、交通事業者
☞66 ページ
再
⑨観光地へのアクセス強化 宇部市、交通事業者
☞67 ページ
⑩バリアフリー車両の導入 交通事業者
☞67 ページ
目標
⑪市街地循環線の導入
☞68 ページ
2
“まちなかの
にぎわい”創出への
貢献
宇部市、交通事業者、
再 民間 ※
⑫主要幹線のブランディング 道路管理者、
交通事業者
☞69 ページ
⑬公共車両優先システム
(PTPS)の導入検討
☞70 ページ
公安委員会
⑭地域内交通の運営 ( 支援 ) 宇部市、地域住民、
☞71 ページ
交通事業者、民間 ※
2
関係者の連携に
よる地域公共交通
の維持
市民、交通事業者、行政が協働・
連携し、みんなの力で地域公共
交通を維持します。
目標
3
⑮モビリティ・マネジメント 宇部市、交通事業者、
の実施 ☞72 ページ
地域住民
利用促進、
運行改善による
⑯鉄道・バスの利用促進
地域公共交通の維持 ☞73 ページ
宇部市、交通事業者、
地域住民
⑰通勤・通学に配慮した運行
宇部市、交通事業者
☞74 ページ
再 地域公共交通再編事業
※民間:交通事業者以外のNPO法人、地域の団体等
58
(1)「目標 1 地域公共交通の利便性の向上」を達成するための施策
目標
1
施 策
目 的
施策の概要
地域公共交通の利便性の向上
①バス路線の再編(地域公共交通再編事業)
地域公共交通の利便性を向上するため、複雑でわかりにくいバス路線を、
人口集積に応じたメリハリのある路線に再編します。
バス路線の再編の方針を定め、その方針に基づき、路線バスの再編を
行います。
1)バス路線再編の方針
ア)主要幹線、乗継拠点(ハブ)の設定
・主要幹線は、40 人 /ha 以上の地域が連なり、「宇部市にぎわいエ
コまち計画」で示される都市拠点、地域拠点等を結ぶ路線とします。
・「宇部市にぎわいエコまち計画」で示される都市拠点、地域拠点と
なっている既存の交通結節点を乗継拠点(ハブ)とします。
・既存の交通結節点以外は、主要幹線上にあり、都市拠点である宇
部新川駅から路線バスで片道 30 分を目安に運行可能な位置とし
ます。
イ)幹線の設定
・地域拠点と地域コミュニティ核を結ぶ区間において利便性の高い
移動サービスを提供する路線とします。
ウ)支線の設定
・主要幹線、幹線以外のバス路線や市街地を循環するバス路線等と
します。
エ)広域幹線の設定
・山口宇部空港、新山口駅へのアクセスを確保する路線とします。
59
宇部市地域公共交通網形成計画
2 施策の内容
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
宇部市地域公共交通網形成計画
施策の概要
2)バス路線再編のイメージ
バス路線再編のイメージ
※主なバス停を記載
主要幹線
十文字
幹線
支線
瀬戸
今小野
笹ヶ峠
乗継拠点(ハブ)
乗継拠点設置検討個所
荒滝
主な駅等
地域核
宮ヶ峠
藤ヶ瀬
都市拠点
吉部
堀越
市街地循環線
検討エリア
鍋倉
上小野
市小野
宮の前
大岩郷入口
二ツ道祖
下小野
黒川
長谷
峠
白椎ノ木
美保
花香
小河内
伊佐地
中ノ浴
芦河内
下田橋
新山口駅
棯小野
臼木
上矢橋
若者
センター前
中田畑
一ノ坂
免地
福岡
万倉
楠こもれびの郷
雇用促進住宅前
学びの森
逢坂
くすのき
大山
荒瀬
幸の橋
木田
山口日電前
深溝
辻堂
船木
吉見
田ノ小野
厚東駅
佐山
岩倉
際波台
交通局
中山観音
ゆめタウン宇部
流川
フロンティア大学
岐波
請川
山口宇部医療センター入口
山口
北迫新町
片倉
川上投入口
山口宇部医療センター
宇部興産中央病院
丸尾港
香川学園前
丸尾原 丸尾崎
あかり園
桃山
ココランド
上宇部会館前
鵜ノ島
砂山
大学病院前 沼 宇部高校
萩原
村松
宇部新川駅
琴芝駅前
日赤前
東新川駅前
沖の山
2.5
km
高領
ミスターマックス宇部店
小羽山入口
小野田公園通
0
阿知須駅前
サンパークあじす
宇部駅
5
松山町二丁目
高専グランド前
ときわ公園入口
草江
山口宇部空港
フジグラン宇部
60
西岐波学校前
新山口駅
下関駅・
厚狭駅方面
小野田公園通
中心市街地
山口宇部空港
主な駅、バス停
広域移動
実施主体
宇部市、交通事業者
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度
目標
1
施 策
目 的
地域公共交通の利便性の向上
②路線バスの主要幹線化(地域公共交通再編事業)
地域公共交通の利便性を向上するため、路線バスの主要幹線化を図りま
す。
施策の概要
主要幹線に区分される区間の路線バスを主要幹線化します。
実施主体
宇部市、交通事業者
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度(再編は平成 28 年度から平成 29 年度)
61
宇部市地域公共交通網形成計画
広域移動の設定のイメージ
施策の概要
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
第2 編
十文字
宇部市地域公共交通網形成計画
瀬戸
今小野
笹ヶ峠
上荒滝
荒滝
宮ヶ峠
鍋倉
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
藤ヶ瀬
目標
1
地域公共交通の利便性の向上
大岩郷入口
三ツ道祖
施 策
吉部
下藤ヶ瀬
堀越
宮の前
上小野
引野
小坂
黒川
下小野
長谷
③乗継拠点の設置
(地域公共交通再編事業)
峠
白椎の木
美保
山中
目 的
花香
大山
船原
地域公共交通の利便性を向上するため、バス路線の再編後の主要幹線、
芦河内
小河内
今富
幹線、支線、地域内交通を円滑に接続するために乗継拠点を設置します。
伊佐地
上矢橋
臼木
稔小野
中田畑
中の浴
施策の概要
市小野
西市小野
湯屋前
一ノ坂
・中央部と北部の乗継拠点(ハブ)
、東部の乗継拠点(ハブ)の設置を
万倉
福岡
荒瀬
こもれびの郷
検討します。
幸の橋
木田
雇用促進住宅前
・施設の整備については、誰もが使いやすいようバリアフリー基準に準
山口日電前
逢坂
新川
拠して行います。
下田橋
深溝
辻堂
楠総合支所前
船木
吉見
田ノ小野
厚東駅
佐山
乗継拠点設置検討箇所
善和橋
岩倉
際波台
交通局
中山観音
ゆめタウン宇部
フロンティア大学
流川
東割
小野田公園通
小羽山入口
高領
琴芝駅前
日赤前
東新川駅前
松山町二丁目
沖の山
ミスターマックス宇部店
岐波
請川
山口宇部医療センター入口
北迫新町
片倉
川上校入口
香川学園前
桃山中学
上宇部会館前
大学病院前 沼 宇部高校
宇部新川駅
鵜ノ島
山口宇部医療センター
宇部興産中央病院
あかり園
ココランド
萩原
高専グランド前
2.5
km
丸尾港
丸尾原 丸尾崎
村松
西岐波学校前
ときわ公園入口
草江
山口宇部空港
フジグラン宇部
0
阿知須駅前
サンパークあじす
宇部駅
砂山
主要幹線
幹線
支線
乗継拠点(ハブ)
乗継拠点設置検討個所
主な駅等
地域核
5
都市拠点
乗継拠点のレイアウトの例
実施主体
宇部市、交通事業者
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度(設置は平成 28 年度から平成 29 年度)
62
免地
1
施 策
目 的
施策の概要
地域公共交通の利便性の向上
④地域内交通の導入(支援)
(地域公共交通再編事業)
日常生活の移動を確保し、地域公共交通の利便性を向上するため、地域
組織による地域内交通の導入を支援します。
・路線バスが運行していない地域、バス路線の見直しを行う区間等に
おいて、日常生活の移動確保のため、地域住民とともに地域内交通の
導入に取り組みます。 ・地域特性、移動ニーズ等にあった移動手段を、以下の 3 種類を基本に
支援します。
❶コミュニティタクシー
❷デマンドタクシー
❸自家用有償旅客運送(公共交通空白地)
・新たな地域内交通の導入の流れは次のとおりです。
■新たな地域内交通導入の流れ
(1)地域ニーズの把握や機運の醸成 (2)運営主体となる地域組織の設立の支援
(3)需要調査
(4)運行内容の検討
(5)実証運行
(6)本格運行
・新たに地域内交通を導入するための運行基準については、地域の人口
や面積等を基に、目標数値を設定します。また、地域にとって、
利用
促進や収支改善にインセンティブ(*)が働く仕組みを検討します。
実施主体
宇部市、地域住民、交通事業者、民間※
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度
※民間:交通事業者以外のNPO法人、地域の団体等
63
宇部市地域公共交通網形成計画
目標
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
宇部市地域公共交通網形成計画
目標
1
地域公共交通の利便性の向上
⑤乗継割引、運賃制度の検討(地域公共交通再編事業)
施 策
路線再編後の地域公共交通の利便性を向上させるため、適正な運賃制度
目 的
を検討します。
施策の概要
・路線再編により乗継が必要となる利用者の金銭的負担を軽減するとと
もに、乗継の心理的な負担を和らげることを目的とした運賃制度を検
討します。
・乗継割引、新たな運賃制度等の導入を促します。
実施主体
交通事業者
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度(導入は平成 28 年度から平成 29 年度)
目標
1
地域公共交通の利便性の向上
施 策
⑥鉄道との乗継改善
目 的
地域公共交通の利便性を向上させるため、鉄道との乗継改善を図ります。
施策の概要
鉄道との連絡体制を強化し、
JR宇部線、
JR小野田線のダイヤ改正等に合
わせて路線バスのダイヤを遅滞なく改正できるように協力を依頼します。
実施主体
交通事業者
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度
64
1
施 策
目 的
施策の概要
地域公共交通の利便性の向上
⑦バスロケーションシステムの導入検討(地域公共交通再編事業)
バスに関する情報提供を充実し、地域公共交通の利便性を向上させるた
め、バスロケーションシステムの導入を検討します。
乗継拠点、主要な施設等の表示、スマートフォン等でバスの到着時刻を
確認できるバスロケーションシステム(*)の導入を検討します。
広島都市圏で導入されているバスロケーションシステムの事例
実施主体
宇部市、交通事業者
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度(導入は平成 28 年度から平成 29 年度)
65
宇部市地域公共交通網形成計画
目標
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
宇部市地域公共交通網形成計画
目標
1
施 策
目 的
施策の概要
地域公共交通の利便性の向上
⑧ICカードの導入検討(地域公共交通再編事業)
運賃支払いの負担軽減、商業施設等との連携を図りやすい環境をつくり、地
域公共交通の利便性を向上させるため、
ICカードの導入を検討します。
・地域公共交通の利便性を高めるため、交通系ICカード(*)の導入を検
討します。
・交通系ICカードの導入により、乗継の金銭的負担の軽減のための乗
継割引、ポイント制度の導入による商業施設等と連携を図りやすい環
境をつくることができます。
IC カードによる乗継割引の例
(高松琴平電気鉄道株式会社)
実施主体
宇部市、交通事業者
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度
66
1
地域公共交通の利便性の向上
⑨観光地へのアクセス強化
施 策
観光目的の来訪者に関する地域公共交通の利便性を向上させるため、観
目 的
光地へのアクセス強化を図ります。
施策の概要
・ときわ公園とJR主要駅、山口宇部空港のアクセス強化を図ります。
・市街地からときわ公園へのアクセス強化を図ります。ときわ動物園入
園券と公共交通乗車券のセット商品を開発します。
実施主体
宇部市、交通事業者
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度
目標
1
施 策
目 的
施策の概要
地域公共交通の利便性の向上
⑩バリアフリー車両の導入
誰でも地域公共交通の使いやすい環境をつくり、地域公共交通の利便性
を向上させるため、バリアフリー車両を導入します。
誰にでも使いやすいようにするため、バリアフリーのノンステップバス(*)
の年次的な導入を支援します。
ノンステップバス(宇部市交通局)
実施主体
交通事業者
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度
67
宇部市地域公共交通網形成計画
目標
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
宇部市地域公共交通網形成計画
(2)「目標 (2)“まちなかのにぎわい”創出への貢献」を達成するための施策
目標
2
施 策
目 的
施策の概要
“まちなかのにぎわい”創出への貢献
⑪市街地循環線の導入(地域公共交通再編事業)
まちなかの円滑な移動環境をつくり、 まちなかのにぎわい 創出へ貢
献するため、市街地循環線を導入します。
循環線は、まちづくりと連動して、都市機能の集積、居住の誘導を促す
路線として設定します。
宇部駅
ゆめタウン宇部
小野田公園通
宇部新川駅
市街地循環線検討エリア
フジグラン宇部
0
1
km
乗継拠点(ハブ)
山口宇部空港
主要幹線
2
幹線
主な駅等
主な商業施設
人口密度
50 人/ ha 以上
40∼50 人/ ha
30∼40 人/ ha
20∼30 人/ ha
10∼20 人/ ha
1∼10 人/ ha
居住者なし 実施主体
宇部市、交通事業者、民間※
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度(導入は平成 28 年度から平成 29 年度)
※民間:交通事業者以外のNPO法人、地域の団体等
68
2
施 策
目 的
“まちなかのにぎわい”創出への貢献
⑫主要幹線のブランディング
市街地における地域公共交通の移動のしやすさ をわかりやすく伝え、ま
ちなかの移動を活発化するために、主要幹線道路のブランディングを行い
ます。
施策の概要
・バス運行レーンの表示を行います。
・主要幹線であることを示す標識、主要幹線を運行する車両のカラーリ
ング等の実施を検討し、主要幹線を運行する路線バスの認識を高めま
す。
・主要幹線の停留所、上屋、ベンチ等を整備します。
下関市の事例(バス専用レーン)
実施主体
道路管理者、交通事業者
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度
69
宇部市地域公共交通網形成計画
目標
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
宇部市地域公共交通網形成計画
目標
2
施 策
目 的
“まちなかのにぎわい”創出への貢献
⑬公共車両優先システム(PTPS)の導入検討
まちなかのにぎわい 創出に貢献するため、路線バスの定時性を高め、
使える地域公共交通のイメージをつくり、 まちなか へ地域公共交通
で外出しやすい環境をつくります。
施策の概要
主要幹線の定時性を向上し、 使いやすい地域公共交通 にするため、
(*)の導入を検討します。
公共車両優先システム(PTPS)
公共車両優先システム(PTPS)のイメージ
違法走行車 違法走行車 バスとの
への警告
の検出
双方向通信
バス専用
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
実施主体
公安委員会
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度
70
バス優先信号制御
まもなく
バスがきます
目標
3
利用促進、運行改善による地域公共交通の維持
施 策
⑭地域内交通の運営(支援)
目 的
地域内交通が維持できるよう、地域組織を支援します。
・既存の地域内交通、新たに導入された地域内交通の運営の支援を行い
ます。
施策の概要
・地域内交通の利用促進、運行改善を支援します。
・実証運行を1年間程度行い、運行実績を見て、本格運行に移行します。
・本格運行に移行した後は、毎年度運行実績の検証を行い、見直しを行
うとともに、3年をめどに継続、廃止について検討します。
西宇部校区コミュニティタクシー運営協議会の取組例
実施主体
宇部市、地域住民、交通事業者、民間※
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度
※民間:交通事業者以外のNPO法人、地域の団体等
71
宇部市地域公共交通網形成計画
(3)「目標3 利用促進、運行改善による地域公共交通の維持」を達成するための施策
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
宇部市地域公共交通網形成計画
目標
3
施 策
目 的
施策の概要
利用促進、運行改善による地域公共交通の維持
⑮モビリティ・マネジメントの実施
地域公共交通の認知度、関心度を高めることで、地域公共交通を維持す
るため、モビリティ・マネジメントを実施します。 ・ターゲットを明確にしたうえで、エコ定期券(*)などを活用し、地域公
共交通の利用促進、自動車から地域公共交通への転換を促すモビリティ・
(*)を実施します。
マネジメント
・都市拠点内の事業所従業員の公共交通利用への転換を図ります。
・路線再編で乗継が生じる地域を対象として、適切な乗継情報を丁寧に
提供することにより、乗継の心理的負担を軽減するモビリティ・マネ
ジメントを検討します。
・バス停におけるベンチ設置、清掃など、地域住民が自らできることを
考え、地域公共交通を育てる意識の醸成を図ります。
玉野市、広島市におけるモビリティ・マネジメントの事例
実施主体
宇部市、交通事業者、地域住民
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度
72
3
施 策
目 的
施策の概要
利用促進、運行改善による地域公共交通の維持
⑯鉄道・バスの利用促進
行政、鉄道事業者、地域住民が一体となって地域公共交通の利便性を向
上させるため、利用促進策を実施します。
・鉄道の利用促進は、既存の取組を強化・継続し、JR宇部線、JR小野
田線の利用促進を図ります。
・市内の高校生等による無人駅クリーン作戦を支援します。
「定期券・回数券購入キャンペーン」 無人駅クリーン作戦の様子
・地域住民、来訪者が地域公共交通を利用しようと思うような わかり
やすい情報 を提供します。主要な駅やバス停で、わかりやすい案内
表示を行うとともに、わかりやすい公共交通マップに更新します。
広島駅でのバス路線の情報提供の例
73
宇部市地域公共交通網形成計画
目標
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体
宇部市地域公共交通網形成計画
施策の概要
・小学校、各イベント等で、公共交通の乗り方教室を開催します。
・高齢者を対象としたバスに関するよろず相談を開催し、高齢者の公共
交通の利用促進、とくに免許返納による自動車から地域公共交通への
転換を促進します。
空の日フェスティバルでのバス
乗り方教室の様子(宇部市交通局)
よろず相談の案内チラシ
・事業所等を対象に、鉄道、バス通勤に関する情報を提供し、ノーマイカー
デー(*)の取組等、地域公共交通の利用促進を行います。
・高校生等を対象に、鉄道、バス通学に関する情報を提供し、地域公共
交通の利用促進を行います。
実施主体
宇部市、交通事業者、地域住民
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度
目標
3
利用促進、運行改善による地域公共交通の維持
施 策
⑰通勤・通学に配慮した運行
目 的
通勤、通学に配慮した運行改善、運行を行います。
・事業所等と交通事業者が連携し、通勤に配慮した運行を行います。
施策の概要
・鉄道とバスとの乗り継ぎなどに配慮し、通勤、通学しやすい運行を行
います。
実施主体
宇部市、交通事業者
実施期間
平成 28 年度から平成 33 年度
74
実施スケジュール
基本的な方針
施策
目標
実施主体
①バス路線の再編
☞59 ページ
再
H28 H29 H30 H31 H32 H33
宇部市、
交通事業者
②路線バスの主要幹線化
宇部市、
交通事業者
☞61 ページ
再
⇒ ⇒ ⇒ ⇒
③乗継拠点の設置
☞62 ページ
⇒ ⇒ ⇒ ⇒
再
宇部市、
交通事業者
地域住民、
④地域内交通の導入
(支援) 宇部市、
☞63 ページ
再 交通事業者、民間※
目標
1
便利で
「使える」
地域公共交通網
の形成
1
地域公共交通の
利便性の向上
⑤乗継割引、運賃制度の検討 交通事業者
☞64 ページ
再
⑥鉄道との乗継改善
☞64 ページ
交通事業者
⑦バスロケーションシステム
宇部市、
交通事業者
の導入検討 ☞65 ページ 再
地域公共交通を人口集積、
移動
実態やニーズに合ったものに
再編・改善し、
市民の生活や
地域の活性化に貢献します。
⇒ ⇒ ⇒ ⇒
⇒ ⇒ ⇒ ⇒
⑧ICカードの導入検討
宇部市、
交通事業者
☞66 ページ
再
⑨観光地へのアクセス強化
宇部市、
交通事業者
☞67 ページ
⑩バリアフリー車両の導入 交通事業者
☞67 ページ
目標
2
“まちなかの
にぎわい”
創出への
貢献
⑪市街地循環線の導入
☞68 ページ
宇部市、
交通事業者、
再 民間※
⇒ ⇒ ⇒ ⇒
⑫主要幹線のブランディング 道路管理者、
☞69 ページ
交通事業者
⑬公共車両優先システム
(PTPS)
の導入検討
☞70 ページ
公安委員会
地域住民、
⑭地域内交通の運営 ( 支援 ) 宇部市、
☞71 ページ
交通事業者、
民間※
2
関係者の連携に
よる地域公共交通
の維持
市民、
交通事業者、
行政が協働・
連携し、
みんなの力で地域公共
交通を維持します。
目標
3
⑮モビリティ・マネジメント 宇部市、
交通事業者、
の実施 ☞72 ページ
地域住民
利用促進、
⑯鉄道・バスの利用促進
運行改善による
地域公共交通の維持 ☞73 ページ
宇部市、
交通事業者、
地域住民
⑰通勤・通学に配慮した運行
宇部市、
交通事業者
☞74 ページ
再 地域公共交通再編事業
※民間:交通事業者以外のNPO法人、地域の団体等
実施
75
⇒ 事業継続
宇部市地域公共交通網形成計画
3 施策実施のスケジュール
第2 編
第 2 章 目標及び目標を達成するための施策及び実施主体