走行型レーザーLiDAR計測による変位確認等 (有)ジーテック 2016.2 走行型レーザーは近年さまざまな場面で実施されているが、実際にはたいした成果を得る ことはできていない。問題点は多々あるが弊社では計測目的および可視化に焦点を絞り 研究開発を進め、以下のような成果を得ることに成功した。 1.計測目的 (1)トンネル形状の断面および延長方向の距離の取得 従来よりトンネル撮影の補助手段としてすでに実用化していたが、これに加えて後述 するように計測方式を一部変更しトンネルを複数回計測することで断面変位を比較 監視可能なシステムに向上させた。 (2)路面のわだち・ ばんぶくれ等変状の発見 道路面を計測する車両はすでに実用化運用されているが、その成果とは別にわだち・ ばんぶくれ等変状の形状を確認可能なシステムを開発した。 2.データの可視化 レーザー計測の成果データは基本的に点群と呼ばれる膨大なXYZ座標点の集まりで、 これをユーザーが確認することはとても困難であった。 この膨大な点群データを一般的なパソコンで閲覧可能なソフトを開発した。 走行型レーザーLiDAR 一般的なレーザーは車両前方に斜め45°の角度に設置するが 本システムでは最後部に路面に対して90°に設置。 これにより断面および路面を計測するという目的において誤差の多いデータから精度を 向上させることができた。 高性能100万発3Dレーザー LiDAR3D(新開発ソフト)によるトンネル点群データ表示 点群データ 距離データ 黄色ラインの断面データ 縦断データ CrackDraw21展開図を表示 LiDAR3D(新開発ソフト)による路面点群データ表示 同じ位置を上図はY座標を10倍表示(任意に指定可能)、下図はY座標1倍表示 黄色ラインのGPSデータおよび 地図プロット 路面の場合通常Y座標1倍では何も発見できません 点群から面を作成・表示可能(拡大しても隙間がありません) 単色で照明を有効にして表示(凸凹がわかりやすくなります)
© Copyright 2024 ExpyDoc