インドネシア:ITMG 社 2016 年度石炭販売計画 2850 万トン

インドネシア:ITMG 社 2016 年度石炭販売計画 2,850 万トン
2016 年 4 月 7 日掲載
3 月 29 付けの地元報道によると、Indo Tambangraya Megah(ITMG)社の 2016 年度販売目標は 2,850
万トン(前年度比 1.06%増、前年度 2,820 万トン)。石炭販売量増は、国内向け分、現状の輸出先、新規の輸出
市場からなる。
同社の 2015 年度販売量は 2,820 万トン、石炭価格安にて、2014 年度 2,900 万トンと比べて減少。輸出面
は、アジアが主力輸出先であり、世界最大の石炭需要がある。主力の石炭輸出市場はインド・日本・中国。
同社幹部は、2015 年度販売先はインド 540 万トン、日本 510 万トン、中国 440 万トン、国内 370 万トンとした。
同社の 2015 年度販売量の 86.88%は輸出向け、
残りが国内向け。
更に、
同社は、
新たな輸出先(Bangladesh、
Myanmar)の拡張を計画。新市場は少なくとも販売量の 5%には寄与するとした。
同社幹部によると、販売目標の内訳は、Indominco Mandiri 1,600 万トン、Trubaindo Coal Mining 620
万トン、Kitadin Tandung Mayang 250 万トン、Bharinto Ekatama 240 万トン、Jorong Barutama Greston 120
万トン、Kitadin Embalut 110 万トン。
同社の生産目標は、
2016 年度 2,690 万トン(2015 年度 2,850 万トン)と減少、
これは Kitadin Tandung Mayang
の操業停止による。2016 年度の設備投資は 38.4 百万 USD(2015 年度は 22.9 百万 USD)と増額。同社幹
部は、設備投資には炭鉱取得費は含まず、また、国内・海外の 6 銀行からの設備資金 250 百万 USD は使
用しないとした。
(石炭開発部 辻
誠)
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