平成 28 年度研修計画のねらいについて 全般的に、 「概念を学ぶだけでなく実践的な内容を体得できる」ことをベースに、受講した職員が「使える」 研修を実施したいと考える。平成 28 年度に実施する主な研修について、ポイントを下記にまとめた。 管理・監督職員研修 ・近年、監督職員(係長職)に昇進するスピード、またそこから管理職員(課長補佐職)に昇進するスピードが速 まっているため、監督職ではマネジメント、OJTやコーチング、管理職員ではマネジメント、人材育成や調整・ 折衝力など各階層に必要な能力の住み分けをした上でカリキュラムを組むことを前提としたい。また、マネジメン ト等の概念を学ぶだけでなく、実践的に使える研修としたい。 ミッションコーチング研修 ・ミッションコーチング研修では、組織や個人の存在理由を明確にすることで、業務に対する使命感を引き出し、 自発的・自立的な職員を育成・支援できるよう、内発的動機付けを重視したコーチングの実践を学ぶ研修としたい。 チームモチベーション向上研修 ・主任職をターゲットにした研修が今まであまり無かったため、次期リーダー層の育成を目的にし、係長職になる 前に係長になるべく意識・行動レベルのトレーニングを積むための研修として位置づけた。チームのメンバーや組 織のモチベーションの状態を理解し、やる気を維持・向上させる仕組み作りを実践できるようになる研修としたい。 マニュアル作成研修 ・見れば誰でもその仕事がすぐにできるレベルの「生きている」マニュアルを作り、業務改善の視点からミスを未 然に防ぐための意識付けまでできるような、実践的で活用されるマニュアルの作り方を学ぶ機会としたい。 交渉力・折衝力向上研修 ・交渉力・折衝力向上研修では、対立関係にある相手方との交渉の進め方や話に説得力を持たせる方法など、研修 カリキュラムに取り入れていきたい。普段あまり研修などには出ない層をターゲットとし、かつ業務で交渉力や折 衝力が求められる職員が、明日にでもすぐ使えるスキルを学べる研修としたい。 事業のスクラップ研修 ・事業のスクラップ研修では、効率的・戦略的行政の推進のために避けては通れない事業のスクラップについて考 え、その阻害要因とどのように向き合い、克服していくかを実践的に身につけられる研修としたい。ターゲットは 意思決定を行う層と意思決定を支える情報を提供する層とし、先を見据えた動きができるようになる研修としたい。 コミュニケーション能力向上研修 ・短い時間の中でも、自己表現の傾向や捉え方の傾向を把握する中で、対話を通じて円滑にコミュニケーションを 図る方法を学ぶ研修としたい。また半日研修なので、少ない時間の中でも、持ち帰ることが出来る技術の習得を目 指したい。 仕事の進め方研修 ・仕事の質を上げる方法とタイムマネジメントという、一見相反する考え方にどのように折り合いをつけながら、 プロフェッショナルとして仕事を進めるかを学ぶ内容としたい。また半日研修なので、少ない時間の中でも、持ち 帰ることが出来る技術の習得を目指したい。
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