栃木県小山市の大久保市長ほか桑の実プロジェクト一行が農工研を視察 所長 小泉 健 3 月 14 日(月)、栃木県小山市の桑の実プロジェクト委員会(委員長:大久保寿夫市長)の方々が事務局 を含めて総勢 21 名で農村工学研究所に来所され、最新の研究成果を視察されました。来所されたメンバ ーは、商工会議所の会頭、桑絹商工会会長、自治会連合会副会長、中学校長、福祉法人理事、JA 関係者、 小山市の幹部など多岐にわたり、このプロジェクトにかける小山市の熱意を感じました。 今回の視察の発端は、2 月上旬に大久保市長から直接小泉に電話があり、小山市は元々養蚕が盛んな 地域であり、桑の実を活用した地方創生に取り組んでいるため、関係するつくばにある研究所の支援を 得たいということで始まりました。大久保市長と小泉は、かつて農林水産省に係長と係員という関係で 勤務しており、 喜んで支援したいと申し出て、 桑の苗を配付している農業生物資源研究所に連絡を取り、 今回この農業生物資源研究所と当所を視察して頂く運びとなったところです。 当日は、農業生物資源研究所の視察の後、当所の山本企画管理部長の司会により、まず、小泉より研 究所の概要を説明し、研究成果として農村基盤研究領域の唐崎卓也主任研究員より「都市近郊農業の振 興に向けた多様な担い手の参加促進手法」 、同じく農村基盤研究領域の遠藤和子主任研究員より「子ども の学びを通した農業水利施設の意義や重要性の啓発方法」 、 資源循環工学研究領域の森淳上席研究員より 「新しい技術・機器を用いた生息環境 モニタリング」を紹介しました。これらの紹介に対して大久保市 長から、当所の研究成果を実証する場として小山市は相応しいところであり、関係者による現地調査の 要請がありました。これに対し、今後とも農工研として支援することで終了しました。 遠藤主任研究員と意見交換する大久保市長 桑の実プロジェクト一行と所の幹部 「農村工学研究所メールマガジン」第72号(2016年3月号)
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