2016 04 APRIL 2016 EDITION KYUSHU UNIVERSITY CAMPUS MAGAZINE vol.102 平成28年度新入生歓迎 総長・学部長からのメッセージ 【特集】 ̶アジア初 ̶ 113番元素の命名権を獲得! 九州大学大学院理学研究院教授 森田 浩介 九大から世界へはばたけ! トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム 歓迎!新入生 箱崎キャンパス合格発表風景 Column 歴史散策 Kyudai History Stroll 工学部創立75周年記念庭園(箱崎キャンパス) 本 学は九 州 帝 国 大 学 工 科 大 学が 創 設された 1911 (明治44) 年を創立年としている。1986 (昭和 61) 年は創立75周年にあたり、5月に記念式典が挙 行された。このときの記念事業は他に『九州大学七 十五年史』の編集が主なものであったが、工学部は 独自に記念事業を行った。そのひとつが「工学部創 立75周年記念庭園」の建設であり、同庭園は1986 年2月、箱崎キャンパスでは最初の建物であった旧工 学部事務棟跡に造られた。庭園の設計者は工学部 建築学科の光吉健次教授 (当時) 。向かい側の五十 周年記念講堂との調和を配慮して設計がなされてい る。写真は2012(平成24)年4月の記念庭園の様 子。造園当時に植樹された桜が美しい。 (大学文書館 教授 折田悦郎) KYUSHU UNIVERSITY CAMPUS MAGAZINE Contents April 2016 EDITION vol.102 平成28年度新入生歓迎 記念庭園での花見の様子 (2012年4月) 表紙について 平成28年度一般入試(前期日程)の合 格発表が、3月8日に箱崎キャンパスで行わ れました。発表された合格者は、帰国子女 入試の4名を含む2,209名。 02 総長メッセージ 03 学部長からのメッセージ 午前11時に合格者の受験番号を記した ボードが掲げられると、 たくさんの歓喜の声 07 【特集】 が上がりました。 11 【特集】 コーラスなどで合格者を祝福。 この日の空 ̶アジア初 ̶ 113番元素の命名権を獲得! 九大から世界へはばたけ!トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム 掲示板の前には、 各サークルに所属する 在校生が駆けつけ、胴上げや万歳三唱、 はあいにく霞んでいましたが、胴上げをされ 17 記者会見レポート 21 KYUDAI NEWS! 23 九州大学基金 21 25 同窓会だより 筑後地区九大同窓会総会・講演会・懇親会 編集・発行 九州大学広報室 住所 〒819-0395 福岡市西区元岡744 TEL 092-802-2130 FAX 092-802-2139 E-mail [email protected] URL http://www.kyushu-u.ac.jp/ 印刷 城島印刷株式会社 編集協力 取材:藤浦一都 撮影:今村成明 デザイン:團野孝幸 29 MUSEUM REPORT 30 新聞で報道された九州大学 33 広報室学生スタッフ 34 KYUDAI INFORMATION 開学記念行事 ◎お読みになってのご感想やご意見をお待ちし ています。 ◎本誌記事を転載する場合は、事前に九州大 学広報室までご連絡願います。 ◎「九大広報」は九州大学Webサイトでもお読 みいただくことができます。 ◎次号は、2016年7月発行予定です。 渾沌会関東支部2015年度新歓での関東 「火祭り」 ありあけ九大会総会・講演会 マンドリンクラブ同窓会台湾演奏旅行 九州大学学び舎 ~Cross Road~ インドネシア九州大学留学生OBOG会がシンポジウムを開催 第14回唐津地区同窓会 平成27年度関西同窓会新年賀詞交歓会 平成27年度松の実会総会 九州大学同窓会連合会主催 目指せグローバル、 就職セミナー 九州大学Webサイトがリニューアル! て宙を舞う合格者の笑顔はキラキラと輝い ていました。 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 01 夢・挑戦 年4月から「基幹教育」が 大 学での学 びは高 校 までの学 にしてほしいと思います。 か」と『主 観 を 磨 く』こ と を 大 切 分 とは 何 なのか」「何 をしたいの 身 を見つめること、すなわち「自 課題と真摯に向き合い、さらに自 ごしてく ださい。また、社 会の諸 流を深め、有意義な学生生活を過 て さ ま ざ ま な 人 との 出 会 いや 交 ン テ ィア 活 動 や 趣 味 な ど を 通 し さや深さを知り、課 外 活動、ボラ 時期です。勉学を通して学問の広 テ ィテ ィ を 確 立 し てい く 大 切 な 自身の方向性を見出し、アイデン 年 期 は 柔 軟 な 思 考 を 通 して 自 分 現在属している時期、いわゆる青 過ごすことになります。皆さんが 学 で4 〜6 年 間 の 貴 重 な 時 間 を これから皆さんは、この九州大 お慶びを申し上げます。 関係者の方々に、心からお祝いと り と 支 え てい た だい たご 家 族 や られた皆さんを、今日までしっか します。また、新しく九大生とな とを、本学を代表して心から歓迎 り、九州大学の一員になられたこ 皆 さんのこれ までの 努 力 が実 うございます。 リ ー ダ ー と な る た めの 基 盤 づ く 学で共に学び、グローバル社会で 突き進んでください。この九州大 しっかり持ち、その夢に向かって と思います。そして、自 分の夢を 果 敢 に 取 り 組 ん でい た だ き たい 失 敗 を 恐 れ ずさま ざまな 課 題に 最 後に、新 入 生の 皆 さんには、 しいと思います。 修得し、世界に向けて挑戦してほ 基 幹 教 育 におけ る 幅 広 い 学 び を ることが大切です。そのためにも 多くの人と接し、お互いを理解す ます。異なる文化や価値観を持つ の 留 学 プロ グ ラ ム も 充 実 し て い まっており、海外の有力大学等へ 20 0 0 人 を 超 える 留 学 生 が 集 はアジアを中 心に世界 中から また、九州大学のキャンパスに らいます。 た めの 姿 勢 と 態 度 を 修 得 し て も の 見 方・考 え 方・学 び 方」を 学 ぶ ティブ・ラーナーとしての「もの たって 自 律 的に学 び 続 けるアク を 育 成 す る と 同 時 に、生 涯 に わ な学びの機会を創り、幅広い視野 の 専 門 分 野 を 学 ぶ 前 にさ ま ざ ま から学ぶ基幹教育では、それぞれ スタートしました。皆さんがこれ 平成 びとは違います。つまり、「教えて り に 邁 進 さ れ るこ と を 期 待 し ま 新入生の皆さん、入学おめでと も ら う」か ら「自 ら 学 ぶ」に 変 わ す。 26 るということです。九州大学では 02 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 久保千春 九州大学総長 (専門分野:心身医学、 アレルギー学) 平成28年度 新入生歓迎 学部長からのメッセージ ともゆき 専門分野 言語学 さかもと いっこう 坂元 一光 専門分野 教育人類学 先人によって蓄積されてきた業 績を知ること、先人の 組みや課題、それを取り巻く社会や文化、制度環境など 理学を二つの大きな柱として、人間の成長や発達の仕 しょう。教育学部ではそんな皆さんのために少人数学 方法論に学ぶことは必要ですが、学んだままに、先人と について様々な学問的立場から探求するところです。 人が右と言えば左、左と言えば右という風に、徹底し た天邪鬼だと、社会で暮らすのが難しくなると思いま 同じことをやっていては、先人を越えられません。どう 部ならではのアットホームできめ細かいサポート体制 か皆さんも、教員の言うことは適度に天邪鬼って、自分 そのアプローチはとても多 様ですが、基本的に共通 しているのは人間に対する深い洞察と共感的な理解の を準備してお待ちしています。教育学部は教育学と心 の進むべき道はどこにあるのか、そして何よりも、自分 れたアプローチを拒絶するとてもリアルで全体的な存 態度です。そしてこの人間は、学問領域ごとに細分化さ てください。 外活動での素晴らしい出会いを通して、この厄介で愛 力を身につけてほしいと思っています。 すべき人間へのあくなき探求心と豊かな共感力、想像 在でもあります。皆さんには大学での様々な学びや課 文学部の を超える専門分野が、皆さんと学問する のを、楽しみに待っています。 20 にとっての学ぶ意味とは何なのか、自分でじっくり考え あることは、必要なことだと思います。学問の世界では、 皆さんはこれから始まる新しい大学 生活に向けて、 大きな期待と幾何かの不安をおぼえておられることで ご入学おめでとうございます。教育学部の教職員を 代表して皆さんの入学を心より歓迎いたします。 人間や他者への 共感力と想像力を養いましょう 教育学部長 すが、やみくもに人に従うのではなく、適度に天邪鬼で 歓迎します。 九州大学、そして文学部への御入学、おめでとうござ います。文学部の教職員・在学生一同、皆さんを心から あまのじゃく 久保 智之 くぼ 適度に天邪鬼 文学部長 03 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 田中 教雄 専門分野 民法学 伝統を踏まえて 新しいことに挑戦する いそがい あきのり 磯谷 明德 専門分野 制度経済学・進化経済学 理学部長 中田 正夫 まさお 専門分野 固体地球物理学 何が起こるかについての不確実性が格段に高まっていま しを取り巻く環境が複雑化・高度化し、 さらに、 これから として登場した時代とは違って、われわれの日々の暮ら ものにほかなりません。ただ現代の経済は経済学が学問 ものではありません。それは人びとの日々の暮らしその れません。経済は人間にとって何か特殊な活動といった 経済学部に入学して、初めて経済学というものに触れ る皆さんは、経済学とは何だろうかと戸惑われるかもし いを申し上げます。 新入生の皆さん、九州大学経済学部へようこそ。経済 学部の教員一同を代表して、皆さんの入学を心よりお祝 学 部 で の 授 業 を 楽 し く かつ 有 意 義 な も の に し て 下 さ ます。勉 学への意 欲や将 来に対する志を持ち続け、理 はまず自然科学の基礎をしっかり学んでほしいと思い 理学の目的である自然の正しい理解には、自然科学 に関する知識の習得が必須です。そのために皆さんに 動を行っています。 パスに移 転 し、自 然 豊かなキャンパスで教 育、研 究 活 ざまな分野で活躍しています。昨年 年の創設以来2万名以上の方が卒業し、国内外のさま 球惑星科学、数学、生物学の5学科からなり、1939 新入生の皆さん、九州大学への入学おめでとうござ います。理学部へようこそ。理学部は物理学、化学、地 月に伊都キャン す。二十世紀を代表する経済学者ケインズは、 この不確 い。 かもしれませんし、大きな判断違いをしてしまうことも 四年後には、皆さんは否応なくそうした不確実な世界 に飛び立って行きます。途方に暮れてしまうことがある して人間としても大きく成長し、充実した学生生活を ン能力は非常に大切です。さらにサークル活動等を通 際社会で活躍するためには英語でのコミュニケーショ 自然科学の基礎の学習に加え、英語の勉強に力を注 いで下さい。大学院進学、就職にかかわらず、将来、国 あるかもしれません。ただ、今からの四年間は、それへの 送られることを期待しています。 に、健やかに、そして遠くまで行く術と知恵を、 これから 方や振る舞いをする必要があるでしょうか。むしろ、静か 準備の期間、助走の期間です。その時、何か大げさな考え 述べました。 実性について、「われわれは、単に知らないだけなのだ」と 静かに行く者は健やかに行く、 一緒に自然科学を 健やかに行く者は遠くまで行く 楽しみましょう 経済学部長 の大学生活で身につけてもらいたいと思います。 04 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 10 法学部長 20 ご入学おめでとうございます。教員一同を代表して、 皆さんのご入学を心から歓迎いたします。 皆さんの目標には、いろいろなものがあるでしょう。 弁護士・裁判官・検察官になること、国家公務員・地方 公務員・裁判所職員になること、 国際機関に勤めること、 企業に就職すること、ジャーナリストになること、また、 司法書士などの資格試験を受験する人、大学の教員を 目指している人もいるでしょう。もちろん職業とは関係 なく、法律や政治に関する知識を身につけることそれ 自体を目標としている人もいるでしょう。 いずれにしても、教員をはじめ職員一同は、皆さんの 目標達成のためのお手伝いをします。 法学部には、 法学・ 政治学の基礎的な分野から先端的な分野まで、様々な 専攻の教員がおり、演習においては 名以下の双方向 的な少人数教育を実施しています。これらの環境を十 二分に活用し、4年間の時間を有効に使って、皆さんの 能力を高め、また、新たな能力を獲得するように努めて ください。 九州大学法学部は、1924年に九州帝国大学法文 学部法科として創設され、1949年に法学部として 独立しました。創設から 年以上、法学部となってから でも 年以上の伝統を持っています。皆さんは九州大 学法学部に入学することにより、その伝統を継承する 機会を得ました。伝統を踏まえて新しいことに挑戦し、 充実した大学生活を送ってください。 90 なかだ のりお たなか 65 住本 英樹 専門分野 生化学 新入生の皆さん、入学おめでとうございます。意欲と 希望にあふれる皆さんを医学部に迎えたことを大変嬉 しく思います。 これから 皆さんは、一年 間 伊 都キャンパスで学んだ 後、場所を馬出の病院キャンパスに移し、「未来の医学・ 医療を担うプロフェッショナル」となるための基本を身 につけることになります。医を学ぶことは、自分自身を 学ぶことであり、そして社会と繋がることでもあり、時 に厳しくもとても楽しい営みです。今からの四年間あ るいは六年間は長いようですが瞬く間に過ぎ去ること と思います。そして、友、先輩後輩、師と巡り合うことと 思います。どうか出会いを大切にして下さい。また、専 門以外のことにも積極的に取り組み、広い視野を身に つけてほしいと思います。よく学びよく遊び、芸術・ス ポーツに親しみ、友と語らい、そして本を読みましょう。 多 角的に知性を磨くことはもとより、感性もしっかり と鍛えましょう。医の問題は全て、多かれ少なかれ「如 何に生きるべきか」という問いに重なってきます。 皆さんが大学生活を大いに楽しむとともに、これか らの人生の礎を築いてほしい、と切に願っています。 平田 雅人 専門分野 生化学 高い志を持って 幅の広い人間に 歯学部長 皆さんの歯学部への入学を心から歓迎します。 さて、入学生の諸君には本学の教育憲章の一読を勧めま す。本学では「人間性」「社会性」「国際性」「専門性」を養 うことを目的に教育が行われます。 歯学部は基本的には歯科医師を養成する事を目的と しています。学部で行われる教育もこの目的に沿って行 われます。しかしながら、本学では、高い専門性を有した 高度職能人としての歯科医師の養成はもとより、歯科医 療や歯科医学さらには広く生命科学や健康科学の教育 ·研究におけるリーダーとして国内外で活躍できる、専 門性とともに高い国際性も有した優れた人材の育成を 目指しています。 これらの目的に添うようにカリキュラ ムが組まれ、また全教員が熱意を持って皆さんの教育に あたっています。 六年 間に、専門性や国際性を養うとともに、歯学部内 はもとより他学部の学生諸君や我々教員、また様々な局 面での実社会とのふれ合いを通して、高い倫理観を含め た人間性、社会性を涵養するように努めて欲しいと思い ます。 九州大学歯学部は、受験勉強の抑圧から解放されて遊 んで過ごすようなところではありません。 一方で高校時 代とは異なり、勉強だけをしていればいいというところ でもありません。幅の広い人間性を持つように高い志を もって大学生活を送ることを希望します。 しげひろ 大戸 茂弘 薬学部長 専門分野 薬剤学 に邁進してほしいと思います。 九州大学の推奨するアクティブ・ラーナーとして、常 にチャレンジ精神を持って、薬のプロフェッショナルの道 培ってほしいと思います。 て、 いかなる社 会環 境にも適応できる強 靭な精 神 力を 大会やソフトボール大会なども盛んです。 これらを通じ ための創薬拠点の形成が加速化しています。 一方、 テニス と地球環境に優しい「グリーンファルマ研究」を推進する 境が整備されています。さらに九州大学薬学部独自の人 は、チーム医療や創薬の連携研究が実践できる最適な環 た2年次以降、医療系学部が集結する病院キャンパスで に満ち溢れ、薬づくりの新たな発想が醸成されます。ま 1年次の伊都キャンパスでの基幹教育は、学部を越え て教員と学生が一堂に会して学習できる総合大学の特色 魅力ある学部です。 究の展開と医療体制の構築により、国民の健康に資する す。また4年制と並立させた6年制を導入し、新たな研 した。卒業生は、産学官のリーダーとして活躍していま 薬学部は、 これまで薬の研究と生産、そして医療の3 分野で活躍する薬のプロフェッショナルを育成してきま 新入生の皆さん、九州大学薬学部へのご入学、誠にお めでとうございます。 九州大学独自の 薬のプロフェッショナルの追求 おおど まさと ひらた ひでき すみもと 医学部へようこそ 医学部長 05 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 平成28年度 新入生歓迎 学部長からのメッセージ 髙松 洋 専門分野 熱工学 将来の自分と 社会のために たかまつ ひろし 安河内 朗 社会が期待する 芸術工学の設計家 専門分野 生理人類学 平松 和昭 ひらまつ かずあき なく、専門や文化を異にする多くの人達と語り合いま けましょう。学問をするのは当然ですが、それだけでは 自分の頭で考え、難しくても最後まで考え抜くクセをつ の考えをひとに理解してもらえる能力を養いましょう。 り身につけましょう。そして、ひとの考えを理解し、自分 いは研究者になるため、それぞれの分野の基礎をしっか がけと行動次第です。皆さんが一人前のエンジニアある 4年間がどれほど実り多きものになるかは、皆さんの心 が整った伊都キャンパスで過ごすことになります。この これから皆さんは、人生の中でも最も重要でかけがえ のない4年間を、自然に富み、そして新しい建物と設備 築し、その知恵を発揮する能力を養う必要があります。 の枠を外し、知識に裏打ちされた革新的アイデアを構 めの知識の活用法を培うことです。そのためには常識 のは社会に埋もれる様々な課題を発見し、解決するた それらはあくまでも設計家としての基礎です。重要な 様々な体験を通して学び、身体に馴染ませていきます。 系、また芸術系にいたる幅広い分野を座学だけでなく 計 家 を 養 うのが芸 術 工学 部です。ここでは、理 系 や 文 捨選択し、人間らしさを求めて計画的に活用できる設 情報や急速な技術の進歩を人間のしあわせのために取 「技術の人間化」という明確な理念です。溢れる莫大な 芸術工学部は今から 年前に全国で初めて設置され たこの分野のパイオニアです。そのオリ ジナリティは る地球規模での食料問題と環境問題を克服し、食料・生 ワーを持つ皆さんとともに、 世紀の人類的課題であ ています。このミッションのもと、新鮮な感性と若いパ を実現する」をミッションとして活動を行うことを定め 類と地球環境の豊かな共存を目指して、進化する農学 本 学 部では、「生 命、水、土、森、そして地 球から 学 び 得た英知を結集し、人類の財産として次世代へ伝え、人 てきました。 の人々の生活の向上と関連産業の発展に大きく貢献し 躍する優れた人材を多数輩出し、我が国やアジア地域 備えた多様な人材の育成を通して、これまで各界で活 ばかりでなく、豊かな課題探求能力とバランス感覚を 農学部へのご入学、おめでとうございます。 農学部では、国際的に通用する専門性と技術を有する 新鮮な感性と 若いパワーへの期待 農学部長 目を向けましょう。世の中には難題が山積しています。 ご入学、おめでとうございます。 専門分野 水環境学 あきら やすこうち しょう。社会の変化や技術の急速な発展、そして世界に 新入生の皆さんご入学おめでとうございます。 芸術工学部長 自分が思っているよりはるかに高いポテンシャルを持っ りに直接貢献できるチャンスを持っています。皆さんは 社会の問題など、様々な問題の解決と新しい世の中づく 工学を学ぶ皆さんは、 エネルギー問題、環境問題、高齢化 類のしあわせのために活躍できる資質を養います。 ゼンテーション力を身につけ、世界のリーダーとして人 学力、異分野間のコミュニケーション力、国際的なプレ 芸術工学がもっとも得 意とするところです。さらに語 知識・技術と感性を併せもった人材に大きく成長して 友人達と大学生活をエンジョイし、豊かな人間性を 身につけるとともに、グローバル化社会を支える専門的 加えたいと考えております。 福祉に貢献し、農学部 活資材の安定供給、生物生存環境の保全、人類の健康と 年余の伝統に新たなページを ています。皆さんが4年後、見違えるようにたくましく 大学でやるべきことは多くありますが、 一方で気さく な教員、また素敵な仲間や先輩たちと楽しく学び遊べ 成長して卒業していくことを祈っています。 ほしいと願っています。 21 48 るのも大学です。皆さんの旺盛なチャレンジ精神に期待 しています。 95 皆さんの健闘を切に期待しています。 06 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 工学部長 【特集】 アジア初 113番元素の命名権を獲得! 九州大学大学院理学研究院教授 森田 浩介 Kosuke Morita [略歴] 1979年 九州大学理学部物理学科卒業 1984年 九州大学理学研究科博士後期課程 (物理学専攻)満期退学 理化学研究所流動研究員 理化学研究所サイクロトロン研究室 研究員補 1991年 同上 研究員 1993年 同上 先任研究員 2006年 同上 森田超重元素研究室 准主任研究員 2013年 九州大学大学院理学研究院 教授 理化学研究所 超重元素研究グループ グループディレクター(兼務・非常勤) [受賞歴] 2005年 仁科記念賞 井上学術賞 2006年 日本物理学会論文賞 “Experiment on the Synthesis of Element 113 in the Reaction 209Bi(70Zn,n)278113” 2012年 ナイスステップな研究者2012 プロジェクト部門 選定 2016年 日本学士院賞 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 07 取り組んだのは、元素の合成に必 入ったのは、1984 年。最 初 に 森 田 教 授 が 理 化 学 研 究 所 に ばれるのです。 私 たちの 研 究 室 はエネルギー 運をもたらしました。 ことになります。それが思わぬ幸 田 グループは実 験 室を 移 動 する ることになりました。その加速器 の 低い加 速 器 の 照 射 室に 移 動 す 計でした。 は、エネルギ ー が 少 し 増 強 され、 要 な 気 体 充 填 型 反 跳 分 離 器の設 もともと機 械工作 系は好 きで 原 子 核 を 融 合 さ せ るの に ち ょ う 元素の周期表 (発見が報告されているもの。2012年9月現在) 新元素の発見が公に認められるというのは、 科学とは別の意味で大きなことなので、大変感動しました。 月 日。理化学研 新元素発見の始まりは 1984年の理研入所 2015年 機関が新元素であると認定し、グ が発 見 した113 番 元 素 を国 際 したが、その分離器は私が経験し 102 101 究 所 を 中 心とする研 究 グループ ループに新元 素の命 名 権 が与 え どいい状態になっていたのです。 しかも、その加速器をほぼ独占で たことの ない電 磁 石 を 使った 装 置だったので、 一から勉強して設 られました。元 素 周 期 表 に、ア ジ アの国としては初めて日本発の元 Lr 103 Fm Md No 100 Es 99 Cf 97 96 70 67 65 98 Np Pu Am Cm Bk Lu 71 Tm Yb 69 Er 68 Dy Ho 66 Gd Tb 64 利用できるようになりました。そ 109 計しました。その分離器が思った 108 素が加わることになったのです。 107 の 際 に、分 離 器 の 改 造 に 着 手 し 106 よ う な 性 能 を 発 揮 で き ない ま ま 105 その研究グループのリーダーを務 104 Ds て、本来の性能を発揮できるよう になったのです。 118 88 Mt 年近くが経過しました。 117 87 Pt Ir めたのが、森田浩介教授です。 リ ア で き る 状 況 で ないと 新 元 素 116 77 Hs 元 素は重くなるほど合 成は難 1984 年の 時 点で発 見され の合成はできないと考え、自分た 115 Fl 76 Pd Rh 知らせが届いた 瞬 間の気 持 ち いている問題ですが、公に認めら ていた元素は109番まで。まず ちの 装 置 で108 番、110 番、 113 ▲ 114 Cn 113 75 Bh しくなり ます。私 たちは、これま れるというのは、科学とは別の意 は110 番 元 素 を 作ることを目 ツと同 じ 手 法で再 現 することに 112 Rg 74 Os を、森田教授はこう語ります。 味で大きなことなので、大変感動 的としていましたが、1994年 挑みました。アメリカ、ロシア、ド 111 73 Db Sg で や ら れ て き たこ と を 軽 々 と ク しましたし、うれしかったです。 か ら 19 9 6 年 にかけ て ド イ ツ イツに 比 べれ ば 私 た ち は まった 110 72 Rf 実験室の移動が 幸運をもたらしてくれた 元素の原子番号は、その原子核 が110 番、111 番、112 番 くの新参者で、仮に113番を合 86 At 56 Ra † 113番元素については、科学 の陽子の数で決められます。 し ま し た。私 た ち の タ ー ゲ ッ ト の 元 素 の 合 成 に 立て 続 け に 成 功 85 Po 55 Re の 課 題 としてはすでに決 着 がつ 自 然界に存 在する元 素は原子 は、自ずと113番元素の合成へ るかどうかもわからない。そこで、 成 で き て も 世 界 に 認 めて も ら え と変わりました。 1 1 2 番 ま で を 合 成 して 実 力 を 84 Bi 46 Fr 111番、112番の元素をドイ 番のウランまで。それ以降 合 成 させて 人 工 的 に 作っていく の原子番号の元素は、元素同士を 2000年、理化学研究所で新 番号 ことになります。その合成に成功 示す必要がありました。 83 Pb 45 31 しい加速器を作ることになり、森 82 Tl 44 Ni Co 12 することが新元 素の〝発 見〞と呼 08 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 81 43 7 人工合成により発見された元素 自然界で発見された元素 80 Au Hg 42 Ru 95 79 41 Nb Mo Tc 94 78 I 40 W 93 53 Te 39 Ta U 52 Sb 38 Hf 92 51 Sn 37 Ba * Pa 50 In 29 Zr 91 49 28 Cs Th 89 48 Ag Cd 27 6 90 †アクチノイド Ac 47 26 Cr Mn Fe 63 36 Br 25 Y 62 35 Se 24 Sr 61 34 As 23 Rb Nd Pm Sm Eu 33 22 V 60 32 Ga Ge 21 5 Pr 31 Zn 20 Ti 59 115 Lv 117 118 30 Cu S P 19 Sc Ce Rn 18 Ca 58 Xe 17 K La 54 16 4 57 *ランタノイド Kr 15 Si 原子番号(陽子数) Na Mg 森田教授が合成した元素 超重元素 Ar 14 12 Al 11 3 Ne Be 13 Cl 10 F 9 O 8 N 7 C 6 B 5 1 4 Li 2 18 17 16 15 14 13 2 H 1 1 3 He 元素記号 H 10 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 族 周 期 92 113番元素の合成 原子番号30の亜鉛を原子番号83 のビスマスに照射・融合して113番元 素を合成。その後、陽子と中性子が2 個ずつ離れていくアルファ崩壊(図α1 ~α6)が起き、111番のレントゲニウ ム、 109番のマイトネリウム、 107番の ボーリウム、105番のドブニウムへと 変化していきます。2004年と2005 年にはドプニウムは自発核分裂を起 こし、2012年にはさらにアルファ崩壊 を繰り返して、103番のローレンシウ ム、101番のメンデレビウムへと変わ りました。 ただ、新元素の合成はひたすら もてるようになりましたね。 113 番 元 素の合 成にも 確 信 を 自分たちの実力に自信を深め、 再現に成功しました。 森田教授は、次々と元素合成の 族 や 友 人 に も 頼 んで 同 じ よ う に 賽銭を入れてお祈りしました。家 いろいろな神社で113円のお たと語ります。 するまで、たくさんの神頼みをし 森田教授は、最初の合成に成功 格別でした(笑) 。 ルートでした。新元素合成を証明 は、いずれも自発核分裂を起こす のですが、私たちが成功した合成 り返すかの2つのルートをたどる こすか、さらにアルファ崩壊を繰 子 核 に分 裂 する 自 発 核 分 裂 を 起 105番のドプニウムは2つの原 いう 確 信 はあ り ました。でも、そ ていれば、いつかは合成できると 正しい条件で正しいことをやっ つだけでしたから、できることは て、(合成の)現象が起こるのを待 して は や るべきこと は や り きっ してもらいましたよ。自分たちと ルートだけでも主張できると思っ が重要なので、それは自発核分裂 起こして既 知 核に到 達 すること するには、その元素が崩壊連鎖を 〝待ち〞の研究でもあります。 れがいつ起こるかはまったくわか ていました。 2度目の合 成に で、特にビールが一番 好きだった 祝 杯 を あ げ ま し た。お 酒 が 好 き 報告をし、集まった仲間とともに その日は、すぐに上司や仲間に 出したら鳥肌が立ちます(笑) 。 壊 という 現 象 を ていくアルファ崩 が2 個 ずつ 離 れ ら陽子と中性子 す。合成の直後か 射 して 合 成 しま 定しなかったのです。 として、新元素発見の優先権を認 しかし、国際機関はデータ不足 神頼みしかなかったのです。 森 田 教 授 は 2 間が悪かった 3度目の合成成功 りません。何も起こらなくて当然 という感覚を身につけていかない と、この実験はできないのです。 そ し て、2004 年7 月。つい 時間シフトで交代しながら、 にその瞬間が訪れます。 月に 成功します。 005 年 した。その日は、共 同 研 究 者 が帰 1 1 3 番 元 素 常に誰かが計 測 室にいる体 制で る直前にモニター画面を見て変化 は、原子番号 の に気づいたんです。「森田さん、来 亜鉛を原子 番号 のビスマスに照 のですが、当時は願掛けで半年近 07 番、105 番 番、1 0 9 番、1 ビールを1缶持ってきてくれまし へと 変 化 します。 繰り返し、111 てね。その缶ビールの味は本当に くビール断ちをしていました。合 ても興奮しましたよ。今でも思い 30 成に成功した日、共同研究員が缶 83 を 確 認 しました。その 瞬 間 は、と てますよ!」という声で私も画面 12 12 09 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 がかりになるはずです。 森田教授は、これからの世代の 若 者 た ち に 対 し て、次 の よ う な メッセージを語ってくれました。 そ して、2012 年8 月。森 田 なった後、さらにアルファ崩壊を は違って105番のドプニウムに たことの決め手となりました。 ルー プが113 番 元 素 を 合 成し ト を 確 認 で き た こ と が、森 田 グ ら、グループ内で議論をしていく ルー プに与 えられた 権 利 ですか 命 名 権 は あ く ま で も 研 究 グ には1年近くの時間を要します。 事 で す が、基 礎 科 学 を 突 き 詰 め の ために な る 研 究 は も ち ろ ん 大 新 し い 素 材 を 作 る と か、世 の 中 ことです。新 薬を開 発するとか、 科学者は、 非常に慎重でなければならないが、 同時にオプティミスティック (楽天的) でなくてはならない。 グループは、3度目の113番元 繰り返したのです。 国際機関は「新元素を発見した 一番 大 事 なのは好 奇 心を 持つ 素の合成に成功します。 ドプニウムがたどる2つのルー 接メールを送りました。 ください」という文章をつけて直 ていますが、この論文も加味して の委員の皆さんに「締切りは過ぎ 急いで論 文を仕 上げて国 際 機 関 悪すぎる」 と言われましたが (笑) 、 学研究所の担当理事からは「間が 目の合成に成功したのです。理化 ました。その 締 切 り 直 後に、3 度 を 添 えて113 番 発 見 を 主 張し 同じ崩 壊 をするという 実 験 結 果 番を直接合成して、そのひ孫核が 113番のひ孫核にあたる107 ルの 締 切 り が5 月 末。私 たちは、 ルを行います。2012年のコー 人は手を挙げなさい」というコー ください。 森田教 授の次の目 標 を教 えて す。 くらいの感 謝の 気 持 ち があり ま の代表者として、言葉にできない てくださいました。研究グループ んは、本当にこの研究を支え続け 理 化 学 研 究 所 の 関 係 者 のみ な さ の気持ちが非常に強いです。特に 私自身も、周囲の方々への感謝 シャーですよ(笑) 。 て 考 え る と、も の す ご い プ レッ えてきた周囲の人々の思いを含め ます。グループを長年に渡って支 をつけていくのかの議論から始め ないことなので、どうやって名前 ことになりますが、誰しも経験の ですね。 そ う い う 仲 間 を 見つけ て ほ しい 語 れ る 仲 間 が 大 事。大 学 で ぜ ひ せ る の は 難 し い か ら、同 じ 夢 を と り でそ ういう 性 格 を 持 ち 合 わ ど、同時にオプティミスティック に 慎 重 な 人 で ないといけ ないけ ることをすべて想 定できる非 常 う に 実 験 を す る 者 は、考 え ら れ いな、と思いますね。私たちのよ る 人 が 少 し は い て く れ た 方 がい 10 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 この合成は、過去2回の合成と この 追っかけ 申 請 が 功 を 奏 し 現在は、すでに118番元素ま ゼミの様子 (楽 天 的)で な き ゃ い け な い。ひ て、森田グループが第一発見者と 119番、120番の合成への足 素を作ることが目標です。それが より も 質 量 が大 きな118 番 元 す。まずは、今発見されているもの にな ら ないほどの 技 術 を 要 しま 番以降の合成にはこれまでと比較 でが発見されていますが、119 113 番 元 素の名 称 が決 まる 113番元素の名称は 周囲への 感謝の思いを込めて して国際機関に認められます。 森田教授が設計した気体充填型反跳分離器「GARIS」 (奥側クリーム色) と研究チームが新規開発した「GARIS-II」 (手前側みかん色) U のグローバル・リーダーを目指して~ トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム 「トビタテ!留学JAPAN日本代表 プログラム」は、意 欲と能力ある全ての 日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏 支援制度です。政府だけでなく各分野で み 出 す 気 運 を 醸 成 す るこ と を 目 的 と し て、2014年から開始された海外留学 活躍されている方々や民間企業も一丸と なり、官民 協 働で「グローバル人材 育 成 躍できる グローバル人 材の育 成 を目 的 コミュニティ」を 形 成 し、将 来 世 界 で 活 と し ていま す。ト ビ タ テ!で は、月々の 奨 学 金に加え 海 外 渡 航 費 や授 業 料の一 部が支給されるだけでなく、事前研修・ 事 後 研 修 も 行 わ れ る な ど 手 厚い 支 援 を 受けることができます。 理系、複合・融合系人材コース 新興国コース 支援します。 ル ドワ ー ク 等 の 実 践 活 動 を 行 う 留 学 を 学 修、研 究 や インターンシップ、フィー 理系分野、複合・融合系分野における (理系分野、複合・融合系分野) 1 世界トップレベル大学等コース 践活動を行う留学を支援します。 理解等の学修、 研究やインターンシップ、 フィールドワーク、ボランティア等の実 おいて現地語(英語以外)の習得、異文化 今後、経済成長が期待される新興国に (人文・社会科学系分野) 2 践活動を行い、産業界を中心に活躍する 意欲のある学生の留学を支援します。 以内に位置する等、トップレベルの大学 や 研 究 所 等 に 留 学 し 学 修、研 究 や イ ン ターンシップ、フィールドワーク等の実 世界大学ランキングで上位 100位 (人文・社会科学系分野) 3 スウェーデン 4名 イギリス 6名 オマーン 1名 17名 アメリカ A . .S へはばたけ! 重信 和宏 経済学部3年 3期生/世界トップレベル大学等コース 留学先:ベレア大学 (アメリカ) 貧困層の子どもたちに教育を提供するビジネスをするためのスキ ルを学ぶために留学を決意。トビタテの魅力は日本中の志の高 い学生との繋がりをつくることができること! トビタテ生派遣先一覧(延べ人数62人) シンガポール 1名 ドイツ 5名 ロシア 1名 デンマーク 2名 スペイン 1名 チェコ 2名 台湾 1名 ベトナム 1名 中国 1名 ベルギー 2名 フィンランド 2名 香港 1名 フランス 8名 オランダ 3名 ウガンダ 1名 オーストラリア 2名 11 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 九大から世界 na ds l r e th Ne 福田 沙耶香 ~奨学金で留学の夢をかなえよう !明日 トビタテ! 留学JAPAN 日本代表 プログラム 人間環境科学府修士1年 2期生/世界トップレベル大学等コース 留学先:ライデン大学 (オランダ) 留学先で感じた一番大きなカルチャーショックは、レストランでオー ダーするときに店員さんを呼ぶと失礼であるということ。日本との違い を感じびっくり! e r o gap Sin 森田 伸友 システム生命科学府博士4年 3期生/理系、複合・融合系人材コース 留学先:シンガポール国立大学 (シンガポール) 隅々まで気を配り、相手の気持ちを汲んで行動する日本人の能力は世 界的に見れば大きな強みだが、自由な発想や自分自身の考えを大事に する点ではシンガポール人の方が優 位。もっと自由に、自分の考えを はっきり持ち、細かいところまで気を配れる人間を目指す! 19人 20 11人 15 10 21人 5人 5 0 これから羽ばたく トビタテ4期採用者たち 12 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 1期 全国第9位 2期 全国第3位 3期 全国第2位 4期 全国第2位 4 多様性人材コース 応募人数 25 応募学生数 1次審査採用者数 2次審査採用者数 化、 起業や国際協力、 復興支援など、 各々 30 スポーツ、 芸術、 政治、 行政、 教育、 研究、 医療、 メディア、 観光、 ファッション、 日本文 35 きる学生の留学を支援します。 40 の分野や活動において、 今後活躍が期待で 九大トビタテ採用者推移 工学府 修士2年 福島 悠太 私は約1年間、米国アリゾナ州立大学(ASU) に交換留学をしました。私は材料工学を専攻してい ますが、ASUは材料組織を原子レベルで解析する 高分解能電子顕微鏡分野で世界有数の大学として知 られ、そこで専門性の習得と共同研究をすることが 体験談 芸術工学部環境設計学科 4年 上田 早織 で起こっている出来事が他人事ではなく身近に感じる 地にもうひとつ「実家」ができたことによって、世界 も怖がらず挑戦できるようになり、遠いヨーロッパの た。そしてフランスに留学してからというもの、何事 ており 、万 全の心 構 えで 留 学に臨むことができまし 行会、事前・事後研修などのサポートも非常に充実し 学前、留学中にも本当に大きな支えとなりました。壮 はもちろんのこと、トビタテ生同士の強い繋がりが留 ことを知りました。トビタテ!は、手厚い給付奨学金 留学することに決めました。そんな時、トビタテ!の う!」とフランス、パリ・ラ・ヴィレット建築大学に く 思 う よ う に な り 、「 と り あ え ず 飛 び 込 ん で み よ は、語学だけでなく自分の専門も学びに行きたいと強 り、留学をぼんやりとですが考えていました。入学後 価 値 観の中に飛 び込 んでみたい!」という 思いがあ もともと九大に入る前から「自分の知らない世界、 1期生 ようになりました。将来、また海外に出て働いてみた で、留学で得た経験を い!という夢があるの スタート地点として、 をつけ てい き たい と さらに知 識と実 践 力 思 っ て い ま す 。最 後 に、迷っているなら絶 対留学するべきだと思 います!行って後悔す ることなんて何もない 日、ぜひ飛びこんでみ です。思い立ったが吉 Q&A 留学先:アメリカを中心に実践活動 (3期生 多様性人材コース) ●経済学部3年 寺嶋和志 留学先:ウプサラ大学 (3期生 世界トップレベル大学等コース) ●工学部3年 神岡美咲 松 永 : 周りと違う道を歩むこと に不 安を覚えて躊 躇していたが、 視 野を広 げるために留 学を決 意 しました。 寺 嶋 : 学 生のうちに多くを経 験 して、 社 会人になるまでに人間と して成長したいと思ったからです。 神 岡 :トビタテの先 輩 方に出 会 い留 学 のイメージ が 変 わりまし た 。問 題 意 識 を 持って 自 らアク ションを起こしている先 輩の姿に 憧れ、私もそうなりたいと思いま した。 トビ タ テ に 応 募 し た きっかけは? 留学先:香港大学 (3期生 理系・複合・融合系人材コース) ●21世紀プログラム4年 財前裕一 ●理学府修士2年 坊地昌 留学先:スペイン企業にインターン (3期生 理系・複合・融合系人材コース) 留学先で感じた一番大 き な カルチャーショッ クは? 留学先:北アリゾナ大学 (3期生 理系・複合・融合系人材コース) 留 学 し よ う と 思った きっかけは? ●教育学部4年 松永圭世 神 岡 :トビタテを 知るまで留 学 は個人で行うものと思ってました が、留学中も互いに刺激し支え合 える 仲 間が全 国にできることに 魅力を感じました。 坊地: 個性豊かで素敵な仲間と 出会え、 トビタテ生は自分のやり たいことをしっかり持っていて、と てもエネルギッシュだと 感じたか らです。 財 前 : 奨 学 金だけでな く 、事 前 研修・事後研修などのサポート体 制がしっかりしていましたし、同じ 志 を 持つ同 年 代と交 流 を 持つこ とができるからです。 留学先:台湾大学 (2期生 多様性人材コース) 松永:大雑把さです。1人と言わ れていたルームメイトが現地に着い たら3人いたり、 授業料の領収書 が裏紙だったり、 お店の洋服は床に 散乱していたり、 などなど。日本人 は几帳面だと強く感じました。 大柿:香港では色々なものに砂糖 を入れます。 一番の衝撃はマヨネー ズが凄く甘かったこと。緑茶に砂糖 が入っていたときも驚きました。 坊 地 :スペイン時 間 。待ち合わせ や 予 定 時 間 は 分 以 上 遅 れま す 。数 時 間 遅れることも 。イベン トの計画も直前になってからしか 決まりません。 留 学 先 で一番 印 象 に 残ったことは? 30 一番の目的でした。私は電子顕微鏡関連の講義・ラ ボを受講して専門性を磨き、それを応用した材料解 析の共同研究に取り組みました。併せて専門科目外 の知識も身につけたいと思い、マクロ・ミクロ経済 学を学びました。休日には観光名所であるグランド キャニオンやセドナなどに出掛け、壮大な景色に触 れたり Thanksgiving (感謝祭)などのアメリカ文化 を楽しんだりしました。世界中から学生が集まった 環境で学び研究したことは自信となり、将来像や進 路を決める機会となりました。またトビタテ!留学 JAPANに採用され奨学金やキャリア形成などの 支援を頂き、また留学中は SNS上で他のトビタテ 生の活躍に刺激を受け、より有意義な留学を送るこ てください! ●工学部4年 大柿卓之 Q 寺 嶋 : 留 学 生 、とくにヨーロッパ 系の学 生の「 何 事 も 全 力で 取り 組む」姿勢。授業にもパーティーに も 全 力 で 挑 む 姿 勢 は 見 ていて 清々しい印象でした。 大 柿 :ピチピチの学 部1年 生の 女の子にディスカッションでぼこぼ こにされたことです。 財 前 : 言 葉がほとんど 通じない のに、積 極 的に関わろうときっか けを 作ってくれた台 湾 人の友 人 たちの優しさです。 Q トビタテ生の 先輩へ質問! Q Q 体験談 とができました。 現地の友人たちと(本人中央) 1期生 セドナマラソン参加時の様子 13 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 TOBITATE! NEXT JAPAN 九州大学アクションプラン2015 グローバル人材の育成 の 価 値 観 を 確 立し、国 際 的 な 視 野 籍・性 別の 壁にと ら われ ない自 ら 〜グローバル学生交流センター〜 九州大学の海外留学支援体制 を 身 につけ、そ して 将 来 の 日 本 を バル人材の育成」をその柱のひとつ プラン2015」を策定し、「グロー として、昨年「九州大学アクション 標としています。この実現の第一歩 トップ百大学に躍進することを目 掲げ、すべての分野において世界の としたユニークなプログラムです。 に 関 わ ら ず、す べての 学 生 を 対 象 代 表 プログラムは 留 学 経 験・期 間 トビタテ!留 学JAPAN日本 ています。 分野で活躍して欲しいと強く願っ グローバル人材として、さまざまな の学生の皆さんに将来グローバル人材として活躍する夢 スにグローバル学生交流センターが置かれており、多く 九州大学には伊都・箱崎・病院・筑紫・大橋キャンパ 千春 とし ました。人 材の 多 様 性 は 学 術 一人でも多くの九大生の皆さんに 久保 第 代九州大学総長 研 究 の 多 様 性 を 確 保 し、イノベー チャレンジして欲しいと思います。 リードしながら世界に貢献できる ション創出の原動力となります。 本学は海外留学を志す皆さんを 談をお待ちしています ! ! 名の学生の皆さ 21 グローバル学生交流センター 留学相談はこちら [email protected] 平成29年度前期(第6期)官民協働海外留学支援制度 ~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~の募集について 支援対象期間:平成29年4月1日~平成29年10月末までの留学開始 (未定) 募集スケジュール:平成28年7月~10月で募集予定! んが合格しました。次はあなたの番です!みなさんの相 います。4期生は全国で2番目に多い 九州大学からトビタテに採用された学生は年々増えて トも行っています。 バイスはもちろんのこと二次審査(面接審査)のサポー 日本代表プログラムにおいては、留学計画の相談、アド い支援を行っています。特に、トビタテ留学JAPAN 学に関する渡航の手続きや各種奨学金の相談など、幅広 を叶えてもらうために、留学コーディネーターが海外留 九大生の皆さんには若い時期に 募 を 期 待 す る と と も に、いつか グ 九 州 大 学 では、創 立 百 周 年 を 機 表 プログラム」では、充実した奨学 ロー バルに 活 躍 する 皆 さんと一緒 最大限に応援します。 金や第一線で活躍する講 師 陣によ に仕 事をできる日を心から楽しみ 世 界へ羽 ば た き、留 学 を 通 して 国 る事前・事後研修、全国から集う刺 に「躍進百大」というスローガンを 文部科学省官民協働海外留学 創出プロジェクト ディレクター にしています。 交流の機会を提供します。さらに海 激 的 な 学 生や 支 援 企 業・団 体 との グローバル化、ボーダーレス化が 外 で 日 本 の 魅 力 を 発 信 し た り、帰 船橋 力 加 速 す る 今 日、日 本 国 内 の 問 題 の ぜひ将来どんな自分になりたい 魅力的な挑戦の機会も用意します。 ば実現できなくなりつつあります。 か、そのためにどのような海外経験 国後にその成果を発表したりする そんな時 代に生きるすべての若 をしたいかを自由に留学計画書(願 解決も、あなた自身の志も、国境を 者に、海外留学を通じて「視野を広 書)に描き何度でもエントリーして 超えて多くの人を巻き込まなけれ げ、視座を高めるタフな経験」を積 ください。 九州大学の皆さんの積極的な応 ん で き て 欲 し い で す。そ の た め に 「トビタテ!留学J APAN日本代 14 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 23 【留学を実現するためのステップ】 p Ste 1 p2 Ste p3 Ste 交換留学 (大学間・部局間) 目的設定 情報収集 留学計画の立案~決定 短期留学 私費留学・ その他の留学 (サマープログラムなど) ①目的設定 留学をしたい!と思ったら、まず初めに何のために留学するのかを考え ましょう。留学を成功させる大きなポイントは「目的」と「計画」です。 明確な目的意識のもと、周到な情報収集を行い、将来を見据えてしっ かりと留学計画を立てることが大切です。そのための第一歩として、 将来の姿を思い描きながら、現在の自分と向き合い、しっかりとした 留学目的を設定しましょう。 ●留学情報を収集 ・九州大学海外留学Webサイト http://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/ ・九州大学海外留学メールマガジンへの登録 http://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/study/mailmagazine ・日本学生支援機構(JASSO) 「海外留学情報ページ」 http://ryugaku.jasso.go.jp/ ・米国大学院学生会 ②情報収集 http://gakuiryugaku.net/ 留学には、交換留学、長期休暇を利用した短期留学、語学留学、イン ターンシップ、ボランティア、または学位取得留学などさまざまな方法 があります。しっかりと情報収集を行い、 ・必要な英語力は?(英語の場合TOEFL iBTやIELTSなど) ・必要な学業成績は?(GPAなど) ・必要な資金は?申込可能な奨学金は? ・申請方法は? ・ トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム http://www.tobitate.mext.go.jp/ ・所属学部Webサイトの掲示板 ・山川賞 など ●留学窓口に相談 ・学務部留学生課(伊都) ・グローバル学生交流センター ・ビザ取得方法は? (伊都、箱崎、大橋、筑紫、病院) などを事前に確認しましょう。 ③留学計画の立案~決定 ●各種留学関係の説明会やイベントに参加 集めた情報をもとに、自分の目的にあった留学計画を立てましょう! 大学間交換留学や短期プログラムは九大の「留学情報」HPをチェック! 九州大学 留学情報 ・交換留学説明会(5月、 7月に開催) ・短期留学説明会 ・留学相談ランチアワー など KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 15 シリコンバレーで英語を学ぼう ! ! SJSUキャンパス内 松尾代表は長い間日本企業の米 る英語研修とは大きく違います。 運営しています。この研修は単な 英語+起業家精神研修」を企画・ 用化学科卒)は、「九大生のための フィス(松尾正人代表・工学部応 九 州 大 学 カ リ フ ォ ル ニ ア オ 観 に 触 れ 人 生 観 が 変 わ っ た」 なった」「広い世界と多 様な価 値 来 について 深 く 考 え る よ う に との出 会いを通じて、「自 分の将 トファミリーやアメリカ人 学 生 多様なキャリアを持つ講師、ホス 語 力の向上はもちろん、仲間や、 「もっと勉強がしたくなった」「起 なっています。これをきっかけに 国駐在員として「世界で活躍でき 1 0 0 人 を 超 える 九 大 生 を ア メ 長期留学を目指す学生も少なく 業に強い関 心を 持つようになっ リカに受け入れています。 ありません。 た」な ど の 声 が 聞 か れ る よ う に 参 加 者 はカリフォルニア 州 サ 「九大から世界へ」 。カリフォル 結果、多様な研修を開発し、毎年 ンノ ゼ市 で4〜5 週 間 を 過ごし ニ ア オ フ ィ ス は、こ れ か ら も グ る人材とは」について考えてきた ます。サンノゼはシリコンバレー ローバル人 材の育 成に尽 力しま ください。 す。詳しくはWebサイトをご覧 の 中 心 地 で、 Apple, Google, などの新しい企業が革 Facebook 新的なアイデアで次々に起業し、 年 間 で1 0 0 兆 円 の ビ ジ ネスができたといわれるイノ http://www.isc.kyushu-u.ac.jp/california/ この ベーションのメッカです。研修期 間 中は参 加 者 全員 がホームステ イをして、毎日4時間の英語授業 を 受 け ま す。毎 週、近 隣 の リ ー ダーたちからの特別講 義と企業 や 大 学 へ 訪 問 を 行 い、イ ノ ベー ション/ 起 業 家 精 神とは何かを 身 近 に 学 び ま す。最 終 週 に は 議 論 を通して皆 が困っている課 題 を見つけそれを解 決する方 法を 探し、新しいビジネスプランを作 プロジェ るという「 Zero to One クト」の体験もします。 Japan Culture Class Triple Ring Technologiesでの ものづくりワークショップ 30 この研修を通して、参加者は英 16 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 Silicon Valley 次南極地域観測隊長(兼夏隊 しては初めてとなります。 次と4回を数え、第 次で 平 成 月 日(火) 、 糸島市・九州大学・住友理工 「健康」 「医療」 「介護」事業の 連携協力に関する 3者協定に調印 年 本 学 は、糸 島 市 お よ び 住 友 る「健 康」 「医 療」 「介 護」事 と は 違 い、隊 長 は 隊 全 体 門の研究に集中する隊員 談会で小山内教授は、「専 に開催された定例記者懇 住友理工の西村義明会長が協定書に署名しました。 祐二市長、本学の久保総長、 調 印 式 で は、糸 島 市 の 月 形 調 印 式 を 執 り 行 い ま し た。 に、3者間で協定を締結し、 業における連 携 協 力 を目 的 を統括する役を担うもの この連携協力は、高齢者が地域で長くいきいきと暮ら (木) 平成 年 月 日 で、大 き な 責 任 を 感 じ て せるまちづくりを目指して始めるものです。月形市長は 初 年 度 に あ た り、計 画 の 観測の次期6か年計画の 地域観測隊は南極地域 地域に密着しながら皆様の安心・安全・快適に貢献して い」 、西村会長は「この連携協定への参画は大変意義深く、 課題の解決という同じ目標に向かって事業を実施した 「産官学の3 者が持つ資源を生かしながら、地域の社会 い る。ま た、第 成功に向け良いスタート いきたい」 、久保総長は「この協定により、健康・医療・介 産業の創出を図りたい」とそれぞれ挨拶されました。 護分野における地域福祉の向上、教育研究活動の推進、 る よ う サ ポ ー ト し た い」 ケアシステムLABO 糸 島」を設置 す ることも 発 表 し 実証研究などを推進するオープンラボ「九州大学ヘルス また、2016年春の開所を目指して、住友理工との た。 第 ました。 豊かな社会づくりに貢献していきます。 深め、研究成果を地域社会へ還元していくことで、より をかけて隊員の選考や訓 月末頃南極に向 この協定を通じて糸島市、住友理工との連携をさらに 本年 練、物資の準備等を行い、 次 隊 は、今 後 1 年 と意気込みを語りまし を し、第 次隊が成功す を切れるよう十分に準備 58 平 成 月 1 日(火) 、伊 都 キ ャ ン パ ス に て、総 合 総合研究棟 (農学系) 新営工事の 安全祈願祭を開催 年 12 KYUDAI NEWS! 院長など 名が出席しました。 理 事・副 学 長、芝 田 理 事・事 務 局 長、農 学 研 究 院 の 平 松 厳かに執り行われ、本学からは久保総長をはじめ、安浦 建設工事の安全を祈願する神事は冬晴れの空のもと より開催しました。 研究棟(農学系)新営工事の安全祈願祭を工事受注者に 27 第 次南極地域観測隊長 (兼夏隊長) に本学教員が決定! 次、第 15 本 学 大 学 院 比 較 社 会 文 化研 究 院の小 山 内 康 人(おさ ない やすひと)教授が第 次、第 長)に 決 定 し ま し た。小 山 内 教 授 の 南 極 歴 は、こ れ まで 次、第 KYUDAI NEWS! 理 工 株 式 会 社 と、地 域 包 括 第 12 58 は観測隊副隊長も務めています。 39 ケア システ ムをは じ め と す 31 27 KYUDAI NEWS! 28 この度の隊長就任は、本学からの南極地域観測隊長と 49 19 次南極 11 58 成 年1月末に工事が完成する予定です。 地上8階建、延床面積42、080 ㎡となる予定で、平 研究がより一層推進されます。総合研究棟(農学系)は、 ミ ッ ク ゾ ー ン の 骨 格 が 整 備 さ れ、学 際 的 な 学 問 領 域 の い、セ ン タ ー ゾ ー ン か ら ウ エ ス ト ゾ ー ン に 至 る ア カ デ 進が可能となります。また、本事業の整備完了にともな り、世 界 ト ッ プ ク ラ ス を 目 指 す 最 先 端 研 究 の 更 な る 推 様化に対応した教育研究環境が整備されることによ ス テ ー ジ に お け る 農 学 系 施 設 の 整 備 で す。高 度 化・多 本 事 業 は、伊 都 キ ャ ン パ ス へ の 統 合 移 転 事 業 の 第 3 22 58 49 定例記者懇談会での小山内教授 第49次隊 (南極・セールロンダーネ山地) け出発します。 神事の模様 27 58 11 30 KYUDAI NEWS! (右から) 月形市長、久保総長、西村会長 久保総長による 「苅初之儀」の模様 21 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 平 成 月 日(火) 、本 学 と オ ー ス ト ラ リ ア の シ 平成 月9日(月) 、伊都キャンパスにて、亭亭舎 伊都キャンパスに 亭亭舎・皎皎舎が開所 年 平成 月 「第 回九大祭」 「第 回芸工祭」を開催 年 日( 土) 12 68 21 日( 日 )、伊 都 キ ャ ン 11 ラ リア に お け る 日 本 の 大 学 の プ レ ゼンス が 高 ま る と と がなされました。このシンポジウムを通して、オースト 教授の基調講演の後、3つのテーマ 学の Veronica Taylor 別セッション(ガバナンス、教育、研究)に分かれて論議 れ、東京大学のエリス俊子教授、オーストラリア国立大 シンポジウムでは、本学の久保総長から開会が宣言さ 的な大学間シンポジウムです。 日 本 の 大 学 が オ ース トラ リア で 開 催 す る 初 め て の 本 格 創成支援「SHARE Q」の取組として行ったもので、 このシンポジウムは、本学のスーパーグローバル大学 するパートナーシップ:経験から学ぶ」を開催しました。 設「亭々舎」を継承しています。 亭亭舎の建物名称は、旧六本松キャンパスの学生集会施 などが集う場となることを願って建設されたものです。 九 州 大 学 生 活 協 同 組 合 か らの 寄 附 に よ り 学 生 や 教 職 員 ジェクトへの寄附と、同プロジェクトの主旨に賛同した 亭亭舎は、本学卒業生有志による六本松・亭々舎プロ にもご出席いただきました。 九州大学生活協同組合理事長、矢原徹一理学研究院教授 を代表して、新亭々舎プロジェクト代表の青木直之氏、 浦理事・副 学長 など 開所式には、久保総長をはじめ、丸野理事・副学長、安 およびレセプションを開催しました。 が 行 わ れ ました。今 年 も 昨 スタン プラリーな どの企画 本学教員による特別講義や 楽 し ん でい た だ き たい と、 者 に思い思いの色に染 めて テーマは「染めよう。」来場 り 上 が り ま し た 。今 年 の る 九 大 祭 と な り 、大いに 盛 のみならず 来場者も楽しめ 参 加 型 企画 も 多 く、九 大 生 催しました。 パスにて第 回 九 大 祭 を開 もに、参加者は、日豪両国の大学交流の経験と現状を共 皎 皎 舎 は、福 利 厚 生 施 設(店 舗)として 九 州 大 学 生 活 年 同 様 、2日 間 で2万 人 を に、学 生 に 愛 さ れ る 施 設 と な 表します。亭亭舎・皎皎舎とも 明 る い さ ま、人 柄 の 潔 白 さ を 表し、「皎皎」は、日や月の光が ま、ま た 遠 く は る か な さ ま を 木などが高くそびえたつさ 霞 外」と あ り、 「亭 亭」は、山 や 文」の 中 に「其 亭 亭 物 表、皎 皎 あ る 孔 稚 珪 が 著 し た「北 山 移 中国の南北朝時代の文人で 案が採用されました。 48 ることを期待しています。 今年度の九大祭は来場者 68 回芸工祭を開 ではといった、クリエイティブな芸工祭となりました。 で組み立て、照明、音響、映像を使った芸術工学部なら く「火文字」も行いました。舞台の骨組みから自分たち 最終日には、「火祭」が行われ、今年は炎で文字を描 示や、噴水を演出に取り入れた演劇が行われました。 ターテイメントショー、空間をデザインする体験型の展 成果の展示、巨大スクリーンを使ったファッションエン 夜祭からさまざまな企画が催されました。教室での研究 催しました。今年は「Re:」というテーマのもと、前 また、同日、大橋キャンパスでは、第 ショーを行い、盛況のうちに九大祭の幕を閉じました。 のフィ ナ ー レ に は レ ー ザ ー 22 - 名 が出 席しました。また、寄 附 者 有 し 理 解 を 深 め、改 め て 日 豪 の 大 学 が お 互 い を 重 要 な 協同組合から寄附を受け建設されたもので、皎皎舎の建 完成した亭亭舎・皎皎舎 パートナーであることを認識し、今後の更なる戦略的か と 27 オーストラリアで初の 本格的な日豪大学間 シンポジウムを開催 年 11 (ていていしゃ)および皎皎舎(こうこうしゃ)の開所式 27 KYUDAI NEWS! 超える 来 場 者 が あ り 、 日 日豪の大学の教員による交流の様子 物名称は、公募により本学の卒業生である瓜生宏輝氏の ドニー大学との共催で、「日豪大学間シンポジウム 成功 24 つ実効的な連携を推進していくことを確認しました。 シンポジウム会場の様子 多くの企画や来場者で染まる会場 (九大祭) 巨大スクリーンを使ったファッションエンター テイメントショー (芸工祭) 22 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 12 11 KYUDAI NEWS! 22 27 KYUDAI NEWS! 九州大学基金 未 ―来を切り拓くリーダーの育成 寄附者ご芳名 ― 21 月 九州 大 学 基 金の趣 旨にご賛 同いただき、多 大なご支 援を 年 27 11 月 日までに寄附申し込みいただいた皆様の 賜り、誠にありがとうございます。本 号では、平 成 1日から同年 31 様 森本歯科 もり歯科医院 様 様 むかえ歯科医院 様 医療法人 古澤こども歯科 クリニック 様 州大学基金をよろしくお願い申し上げます。 企業・団体など あべ歯科医院 井上邦子 歯科クリニック 様 木村歯科クリニック 様 医療法人社団 様 渡辺歯科クリニック 様 やまて歯科 久保デンタル クリニック 外 匿名希望2企業等 様 さいとう歯科医院 様 (計 企業等) 個人 20 青木 謙二 赤峯 悦生 秋重 邦和 秋山 伸一 朝廣 和夫 麻生 美希 阿部 英子 様 様 様 様 様 様 様 しもかわ歯科医院 様 新飯塚いとう歯科 クリニック 様 株式会社 スペースキューブ 様 医療法人双飛会 なかがわ歯科医院 様 はっとり歯科医院 様 平井歯科クリニック 様 ひろなか歯科 様 阿部 和久 安部 洋一 新井 伸作 有地 榮一郎 有地 淑子 有村 由紀 飯島 忠彦 石井 潔 石井 浩之 泉 正憲 市来 嗣朗 市山 郁生 怡土 信一 伊藤 浩史 井上 朝雄 井原 惠子 今井 文紀 井村 久史 井山 寿博 猪山 英徳 弥永 邦夫 入江 善文 ご芳 名(五十 音 順)を掲 載させていただきます。今 後とも九 12 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 岩井 信次 岩宮 眞一郎 印具 毅雄 植下 周治 上床 義人 江頭 康雄 江藤 順 大石 正道 大川 達輝 大島 一夫 大関 悟 太田 敏郎 大町 浩二 大町 徹 岡 増一郎 緒方 謙一 緒方 哲朗 緒方 富士雄 岡本 慎治 岡本 麻由 沖 輝久 尾本 章 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 椎木講堂の桜(伊都キャンパス) 尾本 千津子 海津 知緒 甲斐田 英俊 鍵谷 忠慶 梶原 豊 勝野 靖弘 加藤 弘正 加藤 直幸 樺山 哲郎 竃 美和子 辛嶋 哲 川島 鋼 河原 一彦 河本 直之 川森 越二 間邉 千里 紀伊 和徳 岸本 泰洋 北原 亨 北村 憲司 北村 哲朗 城戸 雅和 木戸 玲子 鬼頭 政勝 木原 康 木村 俊夫 木村 宏之 木村 裕一 清島 保 久住 和茂 久保 慶朗 栗栖 浩二郎 桑鶴 利香 鯉川 和行 古閑 たか子 古賀 隆則 古賀 ともゑ 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 古賀 真 國分 裕二 小倉 嘉弘 伍藤 忠春 後藤 哲哉 小林 咲栄 近藤 晃 西郷 賀津雄 齊藤 一誠 齊藤 陽子 坂口 春日 坂根 敏治 坂本 佳名子 坂本 ゆかり 坂本 幸継 櫻井 重治 酒見 和平 佐藤 利和 佐野 茂 佐野 裕一 佐保 兆基 塩塚 理人 篠丸 哲也 柴﨑 顕一郎 清水 哲夫 清水 利夫 清水 俊貴 清水 真弓 清水 康裕 白石 君男 神領 正行 末次 恒夫 杉野 博二 杉本 美貴 鈴木 篤史 鈴木 由郎 角 義久 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 住吉 圭太 髙井 信吾 髙木 英行 高見 重美 田口 榮一 田口 恵 武 雄二 竹口 将太 武末 和邦 武居 良裕 竹之内 隆志 田島 逸男 田島 正大 辰巳 奈美 立石 良文 田村 孝史 筑井 徹 千代 愛 築山 鉄平 辻 礼 辻本 陽子 津田 隆志 津田 裕子 堤 いずみ 常行 久夫 寺尾 文恵 寺嵜 亨 寺山 敦 土井 啓郁 徳永 衆一 徳永 秀信 徳弘 龍夫 東狐 徹哉 富松 潔 知足 美加子 友寄 喜樹 外山 智美 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 23 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 永井 雅恵 中川 正洋 中里 文子 中里 一成 中島 昭彦 中島 敬介 永住 英子 永田 年 永田 俊彦 中富 満城 長友 ひとみ 中野 寛子 中野 美千代 長濵 圭一 中原 雅考 中村 誠司 中山 英二 中山 悦治 中山 宏明 波木 英樹 西田 寿一 西出 裕輔 西村 恒和 西村 明 能智 星悟 野尻 武生 羽田 和彦 秦 周平 浜地 みどり 早崎 治明 林 慶和 林原 泰子 早水 政宏 原 淳 原 広美 原田 佳枝 春山 直人 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 久田 正吾 日高 圭介 兵頭 恵生 平田 榮子 平田 早恵 平田 晶子 平田 崇人 平田 寛人 平田 昌子 平田 雅人 廣川 惇 廣谷 勝人 福河 和人 福田 隆一 藤 智亮 藤野 翔香 藤本 直樹 藤原 夏樹 舟越 純治 船場 ひさお 古市 卓也 星 健治 堀田 裕児 本多 信彦 前澤 洋一 前田 英史 前村 昌紀 増田 朋和 又吉 聡子 松浦 尚志 松浦 美智子 松浦 好江 松木 良介 松村 香織 松本 直記 萬田 昭彦 水上 哲也 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 水上 深 水町 光徳 南野 森 簑原 尚之 三村 明広 宮崎 雅文 宮谷 英樹 美山 英治 明星 稔 森 祐二 森田 昌嗣 森永 泰弘 森家 祥行 安河内 朗 安武 雄 栁邉 純子 八尋 一彦 山﨑 裕 山城 崇裕 山田 栄一 山田 久仁子 山西 信裕 山根 晃一 山根 一聡 山根 進 山村 建樹 横川 真 吉田 淳 吉田 茂 吉田 眞一 吉田 晋一郎 吉田 祐子 吉村 研治 若宮 幸平 脇元 洋子 和田 尚久 渡邉 亨子 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 様 〒819-0395 福岡市西区元岡744 TEL:092-802-2150 FAX:092-802-2149 E-mail:[email protected] Webサイト:http://kikin.kyushu-u.ac.jp 者 附 声 寄 らの か 美山 英治様(1965年経済学部卒) 外 匿名希望 名 (計321名) 九大会員 日現在 様 様 様 様 様 様 様 様 様 ) クレジット決済による 継続的な支援者 年 月 赤松 真千子 荒木 直比呂 江頭 泰弘 小野 喜美子 坂元 政一 白井 謙治 隅田 男 堤 不可私 松尾 正人 外 匿名希望6名 (計 名) 平成 九大会員総数11443名 ) 起業が人生の基調を変えた 48 31 うちクレジット決済による 継続的な支援者189名 ●お問い合わせ ( ( 会 社 事 務 机 の 上 に 躍 動 す る イ ル カ 2頭 を 配 し た「ペ ン立て」があります。 台半ばで起業して程なく、 「海洋 ません。講義、馬術部生活、中央図書館での雑読と、それ と は い え、学 生 時 代 が 無 味 乾 燥 だ っ た わ け で は あ り れました。 あった気がします。起業は、その基調を見事に変えてく 通 し て、 「そ こ そ こ」つ ま り 中 途 半 端 が 私 の 人 生 基 調 で 首尾よく合格した九大時代とその後の社会人生活を 私には珍しく、全力で取り組んだ日々が蘇ってきます。 「ペン立て」を眺めていると、設立、展開、後継者育成と、 ました。そこの提携先から記念に贈られたものです。 機器業務提携」交渉のため米国・サンディエゴ市へ飛び 40 な り に 面 白 く 過 ご し ま し た。名 講 義 と し て 高 木 暢 哉 教 授 の「経 済 学 史」が、 さやかな寄附を思 「九 大 基 金」へ の さ 貢献の一環として 人 生 も 終 盤、社 会 いるほどです。 を今でも諳ん じて 録』全 巻。文 中 の 詩 『第 二 次 大 戦 回 顧 は、チ ャ ー チ ル の 中で圧倒されたの 雑 読 し た 書 籍 の 記憶に鮮明です。 次夏の北大遠征が の牧場合宿と二年 部活では一年次夏 H27年10月11日 (日) 、松風会 (九大馬術部OB会) シニア勢で馬場を訪ね馬匹や現役部員と 交流。馬匹の右横の女性が藤田主将、 その横が私です。 い立ちました。 24 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 12 15 27 九州大学総務部基金事業課 年筑後地区九大 月 7 日(土) 月7日(土)、東京都大田区城 南 島 海浜 渾沌会関東支部2015年度 新歓での関東 「火祭り」 年 年 月 日(土)、あ り あ け 九 大 会 総 会・講 ありあけ九大会総会・講演会 平 成 演会が開かれました。本会は地域同窓会の草分けと 周 年 を 迎 え ま す。大 学 し て 設 立 さ れ、平 成 年に 公園のキャンプ場で、渾沌会(九州大学芸術工学部・九 ました。 のDVDを鑑賞しながら、母校の話題で盛り上がり 毎年開催されている、「火祭り」が行われました。 講 演 会 で は、蓮 尾 勇 次 氏(昭 和 年から大橋キャンパスで 九州・山口から初代〜3代目、5代目の「火祭り」の KMアルミ工業株式会社社長)に「アルミの話、あれ 年・工 学 部 卒、 メンバーをご招待し、子供連れの家族を含む 数名の 人歓迎会が開催され、昭和 からは山縣理事の出席を賜り、大学の現状について 炎の下での「火祭り」 州芸術工科大学同窓会)関東支部の平成 年度新社会 平成 14 筑後地区九大同窓会総会・講演会・懇親会 平 成 同窓会が 名、来 賓 と し に 開 催 さ れ ま し た。出 席 者は会員 て大学から法科大学院の 11 老若男女の同窓生が集い、トーテンポールを据えた燃 懇親会では、新入会員 これ」と題し、講演いただきました。 名のうち出席者6名によ え盛る薪を中心に、高さ5m 級の炎の下で踊り、芸工 http://konton.jp/kanto/index.html 〈関連Webサイト〉 : [email protected] E-mail 〈連絡先〉 渾沌会関東支部 支部長 有座 雅彦(昭和 年・芸術工学部卒) と思います。 展できるように繋げたい 理 念(技 術 の 人 間 化)を 発 な 息 吹 を 結 集 し、芸 工 の 互 い に 集 う こ と で、新 た した先輩や新しい世代が す。今 後 と も、関 東 で 退 職 しい支部同窓会が出来ま 員 に バ ト ン タ ッ チ し、新 総 会 が あ り、次 世 代 の 役 今 年 は、4 年 に 一 度 の (この模様は、左記Webサイトで観られます。 ) る 自 己 紹 介 が 行 わ れ、乾 杯 祝 宴、女 性 演 奏 家 に よ る 50 田 淵 浩 二 院 長、あ り あ け 28 27 のエネルギーの結 晶で ある「大 火」を 実 現 しました。 50 九 大 会 か ら 森 山 良 一 氏、 鬼塚賢慈氏にご出席を頂 27 20 年 月 日(土)に、 周年行事を開催しま ありあけ九大会事務局長 鬼塚 賢慈(昭和 年・法学部卒) 待ちしております。 皆様方のご参加を心からお 総長のご講演と大学本部の す。会 長 以 下 会 員 一 同、久 保 創立 平成 次回のありあけ九大会は、 益々盛り上がりました。 部会の表彰をしつつ会も に」を 熱 唱 し、合 間 に ゴ ル フ ミニコンサートを楽しみました。また、学生歌「松原 10 きました。 総 会 に 先 立 ち、石 橋 美 年・文 学 研 究 科 術館学芸課長森山秀子氏 (昭 和 修 了)よ り、 「久 留 米 の 画 家 た ち」と 題 し て 講 演 を 年・経済学部卒)の音頭で乾杯 11 11 頂 き ま し た。久 留 米 市 が 輩 出 し て い る 青 木 繁、坂 本 〈連絡先〉 27 20 28 繁 二 郎、古 賀 春 江、高 島 野 十 郎 な ど の 著 名 な 画 家 た ちの交流、保存展示に貢献した石橋正二郎氏の功績 年・法学部卒)の挨 など、興味深い内容で大変参考になりました。 総会では猪山渡新会長(昭和 て盛会のうちに終了しました。 紹介や活発な交流が行われ、楽しいひと時を過ごし し懇親会に入りました。懇親会では初参加者の自己 長の野田豊氏(昭和 拶、来 賓 ご 挨 拶、会 計 報 告、公 職 者 紹 介 等 の 後、前 会 59 26 http://koyukai.kyushu-u.ac.jp/alumni/83 〈関連Webサイト〉 〈連絡先〉 TEL:0944 5-1 1-158 : [email protected] (山田元樹) E-mail 44 25 筑後地区九大同窓会副会長 福田 洋一(昭和 年・経済学部卒) 33 51 57 TEL:0942 2-6 8-353 : [email protected] E-mail 53 11 27 57 同窓会だより 平成27年筑後地区九大同窓会での集合写真 学生歌「松原に」 を熱唱 25 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 年 か ら 数 回 に 亘 り、台 湾 最 大 企 業 マンドリンクラブ同窓会台湾演奏旅行 本 会 は、平 成 九州大学学び舎 〜 〜 Cross Road こ の 度、東 京 同 窓 会 で は、卒 業 後 も 学 び の 心 を 忘 年1月5日(火) 、ジャカルタでシンポジウ インドネシア九州大学留学生 OBOG会がシンポジウムを開催 平成 ムを開催し、留学経験者100名が参加しました。 れ ず、人 脈 の 交 差、知 識 の 交 差、世 代 の 交 差、感 情 の 交差を通じ、切磋琢磨して成長していく事を目標に 傘下の奇美実業マンドリンクラブとの合同演奏会 や、台 湾 中 部 地 区 音 楽 協 会 主 催 の 演 奏 会 出 演 な ど、 事務局長は「同窓生の絆を大事にしてほしい。ぜひと 古川貞二郎氏 九大へのインドネシア人留学生は毎年100名を 籍を超えて学生時代を懐かしみつつ語らいました。 部 卒、元 内 閣 官 超 え ま す。国 別 で は 第 3 位 で、九 大 と イ ン ド ネ シ ア (昭 和 年・法 学 開会に際し、久保総長より挨拶があり、芝田理事・ 音楽を通じた交流を深めてきました。 〜」を 設 立 掲 げ、 「九 州 大 学 学 び 舎 〜 Cross Road す る 運 び と な り ま し た。中 堅 同 窓 生 が 中 心 と な り、 も積極的に九大の活動に参加を」と呼びかけました。 月から1週間、合計5か所にて 各業界で活躍される先輩方を訪問、月1度のペース 懇 親 会 で は、学 生 歌「松 原 に」を 合 唱 後、世 代・国 年 コ ン サ ー ト を 開 催 し ま し た。特 に 最 終 日 に は、台 南 で懇親・面談の場を設けております。年始より既に、 今 回 は 平 成 市内奇美博物館名画展示室にて、初めて参加した現 名に及ぶ演奏となり、奇 歳になる許文龍氏も一番前の席で 役学生5名を含めた総勢 美実業創始者で 熱 心 に ご 視 聴 さ れ ま し た。 双方にとってプレゼンスが大きいといえます。 会員は母国の多分野で活躍しており、特に科学技 房 副 長 官)、櫻 井 龍 子 氏(昭 和 年・総 合 戴 致 し ま し た。 お言葉を多く頂 き、含 蓄 の あ る 一緒させて頂 高 裁 判 事)と ご 会長のスンボコ氏(平 一線で活躍しています。 学 部 卒)は、政 財 界 の 第 デュル氏(平成6年・農 事のヌルディンアブ 理 工 学 府 修 了)、南 ス ラ ウ ェ シ 州 バ ン テ ィ ア ン 県 知 術 庁 で 長 官 を 務 め る ウ ン グ ー ル 氏(平 成 大 学、O B 会 の 年・総 合 理 工 学 府 成 九州大学東京同窓会事務局 濱田 貴将(平成 年・経済学部卒) ります。 べく努力して参 発展の一助とす 年・法学部卒、最 44 『浜 辺 の 唄』で は マ ン ド リ ン を 手 に 一 緒 に 演 奏 さ れ、 また、許文龍氏の要望で『ふ る さ と』を 特 別 に 合 奏 す る 櫻井龍子氏を囲んで集合写真 〈連絡先〉 : [email protected] E-mail 〈関連Webサイト〉 修 了)は、 「今 後 も 交 流 を 深 め、両 国 の 発 展 に つ な げ た い」と 述 べ ま した。 〈連絡先〉 TEL:+62 8-12 7-05 2-296 : [email protected] E-mail 後列左から、渡邊教授、芝田理事・事務局長、久保総長、 ヌルディン知事、 ウングール長官、前列は留学生OBOG会幹事団 など、和やかな雰囲気の下、 大 成 功 裏 に 終 了 し ま し た。 現 役 学 生 の 皆 さ ん に は、初 め て の 海 外 演 奏 で あ り、台 湾各地での大歓迎振りは一 生に残る貴重な経験であっ たと思います。 マンドリンクラブ同窓会関東支部事務局長 田崎 康夫(昭和 年・法学部卒) 〈連絡先〉 TEL:070 6-483 8-661 : [email protected] E-mail 〈関連Webサイト〉 13 インドネシア九州大学留学生OBOG会幹事 東山 陽介(平成 年・農学部卒) 14 12 http://koyukai.kyushu-u.ac.jp/alumni/62 16 マンドリンクラブ同窓会・現役メンバー台湾演奏旅行 33 20 12 http://koyukai.kyushu-u.ac.jp/alumni/132 http://mckhonbu.jpn.org/ 26 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 28 22 27 88 44 年1月 日(土) 、唐津シーサイドホテルにて第 第 回唐津地区同窓会 平 成 えながらご説明いただきました。 大 学 の 各 キ ャ ン パ ス で 展 開 さ れ る 学 術 研 究、教 育 の 最 新 情 報 に つ い て ご 説 明 い た だ く と と も に、学 生 の 皆 さ ん の 充 実 し た 教 育 環 境 に つ い て、D V D の 映 像 と 山 縣 理 事 の わ か り や す く 丁 寧 な ご 説 明 で、九 州 大 学 の 今を実感することができました。 回唐津地区同窓会を 年1月 日(月) 、ハ ー ト ン ホ 平成 年度関西同窓会新年賀詞交歓会 平 成 者さん。がんを尿1滴で診断!」という 年・経 全国で話題の研究について講演いただ きました。 第 二 部 は、北 野 嘉 文 氏(昭 和 名で、平成 工 学 部 卒)の 乾 杯 の ご 発 声 で 交 歓 会 の 挨拶のあと、佐藤廣士副会長(昭和 年・ 年・工 学 部 卒) 、大 学 の 山 縣 理 事 の ご 済学部卒)の司会で上野至大会長(昭和 57 年度卒業生を 名、う ち 女 性 は 5 名。 幕を開けました。参加者は 名、昭 和 卒 70 ま た、当 日 は 総 務 部 基 金 事 業 課 の 三 村 主 任 に も お い で い た だ き、山 縣 理 事 の ご 説 明 卒 新入会員の挨拶は平成 52 年・教育学部卒)が司会に加わり、多くの参加者からのスピーチで楽しま 関西同窓会幹事長 岡 政徳(昭和 年・法学部卒) 06 4-797 6-280)内にありますので、同窓会、打合せなどでご利用希望の 際は、上記へご連絡ください。 最 後 に、本 会 事 務 局 は 九 州 大 学 大 阪 オ フ ィ ス(大 阪 駅 前 第 1 ビ ル 6 階、 ドで、 「松原に」を全員で歌って終了しました。 せてくれました。恒例のコールアカデミーOBの合唱のあと、応援団OBのリー (平成 から、楽しい会なので今後も参加したいと話がありました。途中から長友理沙氏 含 み、転 勤 で 大 阪 に き た 初 参 加 の 会 員 27 の 中 で の 久 保 総 長 の 九 大 運 営、研 究 教 育 に か け る 情 熱、大 学 の 運 営 に あ た ら れ て い る 山縣理事をはじめとする役員の方々、スタッ 名によ 年・工学部卒)の万 25 フ の 人 柄 を も 垣 間 見 る こ と が で き、大 変 有 意義な同窓会になりました。 最 後は、毎 年、恒 例の参 加 者 総 勢 年少の高下恵丞氏(平成 歳三唱で幕を閉じました。 唐津地区同窓会事務局 幸島 英伸(平成8年・工学部卒) : [email protected] E-mail FAX:020 4-624 7-429 〈関連Webサイト〉 http://koyukai.kyushu-u.ac.jp/alumni/20 42 18 40 る「春の賛 歌」と「松原に」の合唱 と参 加 者最 40 43 koyukai.kyushu-u.ac.jp/alumni/65 〈関連Webサイト〉 〈連絡先〉 : [email protected] E-mail 44 25 究 院 の 広 津 崇 亮 助 教 か ら「線 虫 の お 医 テ ル 北 梅 田 に て、新 年 賀 詞 交 歓 会 を 開 18 27 28 開催しました。 山縣理事(中央) をお迎えしての集合写真 催しました。第一部では、大学院理学研 14 本年は、隅田 男会長(昭和 年・医学部卒)による開会挨拶の後、九州大学の 山縣理事にお越しいただき、九州大学の現在をテーマに広報DVDの放映を交 16 14 28 〈連絡先〉 同窓会だより 新入会員紹介の様子 27 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 平成 年度松の実会総会 年2月7日(日) 、平成 年2月 九州大学同窓会連合会主催 目指せグローバル、 就職セミナー 学生の就職活動解禁も間近に迫った平成 日(土) 、九州大学同窓会 活生 名が参加し、熱心に聴講そして質問を投げかけてくれました。 ニックを説明するセミナーが行われました。様々な学部から教室一杯となる就 な る 学 生 の 皆 さ ん に 業 界 の 事、自 身 の 業 務 の 事、そ し て 今 回 は 特 別 に 就 活 テ ク 同窓会から7名、Skypeを通じカリフォルニアから1名が参加し、就活生と 連合会主催、学生支援センター共催により就職セミナーが開催されました。東京 20 平 成 年度松の実会総会を開催い たしました。 経 済 学 部 が 担 当 し て 初 め て と な る 今 回 の コ ン セ プ ト は、 「カ ジ ュ ア ル な 雰 囲 気 で 活 発 な 交 流 を」で し た。西 鉄 イ ン 福 岡 を会場に、女子卒業生の会らし く和やかな雰囲気のもと始ま りました。 年経済学部卒)を中 28 今回のテーマは内向き指向の強い傾向を踏まえ、 「目指せグローバル!負ける な九大生、翔(はばた)け九大生」とし、世界を見据えてもっと幅広い選択肢から 就職先を選ぶよう訴えました。聴講生に示したこととして、一つは上場企業勤務 にも入っていない現実を、後者 者が評価した大学ランキング、もう一つは卒業生の中で首都圏に就職する人の 比率です。前者では全国144大学中、トップ 業種 名を超えるOBOGの力を 活支援を行っていく予定です。 借 り、上 京 し て く る 就 活 生 の 為、昨 年 同 様 就 に溢れた で す。3 月 か ら は、後 輩 を サ ポ ー ト す る 気 概 触れ伝え、後輩諸君の背中を押し続ける所存 として、首都圏の大学生の活発な動きを折に 首都圏で働き生活する東京同窓会メンバー てしまっている為と認識しています。 いという傾向が、九大の存在感を希薄化させ では1割にも満たないことを説明しました。私は卒業生が九州外へ出ていかな 20 講演会では、九州大学の久保 総長より「九州大学アクション 名の参加者の皆さまにも、オープン 周年に向けて、志村恭子会長(昭和 東京同窓会事務局 楢﨑 光雄(昭和 年・法学部卒) 〈連絡先〉 : [email protected] E-mail 〈関連Webサイト〉 http://koyukai.kyushu-u.ac.jp/news/detail/50 意見交換の様子 プ ラ ン 〜 多 様 性 と ハ ー モ ニ ー」 と 題 し、大 学 の 近 況 や 将 来 像、 ご専門とされている心療内科 ヶ 条」と の事などお話いただき、最後に 「夫 を 早 死 に さ せ る して逆説的に健康法を説かれた時は、会場もこの日一番の笑いに包まれました。 年卒の大先輩から現役学生まで 懇親会は、福岡同窓会・貫正義会長の乾杯のご発声で賑やかに歓談がスタート し、昭和 来 年 度 の 松 の 実 会 で眺めの良い会場で楽しんでいただけたのではないかと思います。 98 古田 直子(昭和 年・経済学部卒) 心に理事一同、一心に務めてまいります。 九州大学女子卒業生の会 松の実会 理事 〈連絡先〉 : [email protected] E-mail 〈関連Webサイト〉 http://koyukai.kyushu-u.ac.jp/alumni/24 28 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 52 59 70 46 10 50 17 27 28 30 50 27 志村恭子会長による開会の挨拶 MUSEUM REPORT 九州大学総合研究博物館の収蔵資料 歴史を語る古人骨 『古人骨』 vol.04 縄文・弥生時代人の複顔と弥生時代遺跡出土人骨 史的な過程を辿ってきたのか、 この答 日本列島に住む人々は、どのような歴 く異なることを知っていますか。現在 日本列島に住む人々の顔かたちは、 はるか昔の縄文 時 代と現 在では大き 主食となる米つくりが始まった重要な 時代であるとともに、現在の日本人の る弥生時 代は「倭人」の形成に関わる 人骨があります。資料の大部分を占め する古墳時代人骨など様々な時代の えを教えてくれるのは過去に生きてい していたかを知る手がかりを与えてく ていたか、どのようなことをして暮ら 人の骨の形の違いや変化は、過去に 生きた人々がどのような顔かたちをし くの情報を得、新しいことを「発見」す に至るまで、残された人骨からより多 掘が行われた1950年 代から現 在 います。たくさんの研 究 者たちが、発 ならず国外の研究者も数 多く訪れて 生時代人骨を数百体規模で所蔵する れます。本学博物館には遺跡から出土 るために新しい分析手法を考案し、 こ れらの資料と向かい合ってきました。 けでなく、親族構造の変化や儀礼の変 います。このうち古人骨 資 料は、医 学 化、身体活動の変化など日本人の形成 多様な視点で人骨を研究・調査するこ の中 橋 孝 博 名 誉 教 授・故 田 中 良 之 教 過程や歴史的変遷が様々な角度から とで、日本人の顔の形や体型の変化だ 授が連綿と発掘調査に携わり、収集さ 明らかにされています。 故永井昌文教授、比較社会文化研究院 れた西日本各地の遺跡出土人骨です。 〈九州大学総合研究博物館 助教 米元史織〉 日本人起源 論 争の中心となった弥 生時代人骨をはじめとし、それに後続 部解剖学第二講座の故金関丈夫教授・ 日本で唯一の博物館であり、国内のみ までの人骨が約3000体所蔵されて した縄文時代から近世・現代にいたる た人そのものです。 時代でもあります。本学博物館は、弥 弥生時代人骨の収蔵状況 土井ヶ浜遺跡人骨出土写真(撮影者:故金関丈夫) 29 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 新聞で報道された九州大学 12月 平成27年 未来へアクセル ミッキー訪問 子供ら笑顔 福岡モーターショー 注目車紹介 九大病院 一足早いクリスマス 「SUVに見応え」 「自動運転に期待」「長い間根気よく治療を続けてい 石井明 芸術工学研究院 教授 る子たちの励みになれば」 (12/1西日本) 古江増隆 医学研究院 教授 外国人患者受け入れ促進 専門部署・乳がん治療拠点・ 医療ツーリズム 質の高い医療を提供 九大病院、 「国際医療部」 を創設 熱帯病薬 胆管がん抑制 九大、 マウスで確認 新療法に期待 鈴木聡 生体防御医学研究所 教授、 西尾美希 生体防御医学研究所 助教 (12/3日経、12/4朝日・産経) (12/17日経) (12/22日経・朝日・読売、 12/23西日本・毎日・ (12/2日経) (12/6西日本) (12/19西日本、12/25西日本、12/28読売) (12/24朝日) 大学ブランド力 日経BPコンサルティング実施 九大トップ「一流感がある」 「勉強、 研究に熱心である」 など 23項目でトップ 「地域の健康格差、貧困影響」 全国の大学教員ら、 九大で研究大会 浦川邦夫 経済学研究院 准教授 九大の選択科目 「自炊塾」 読売、12/28日刊工) 災害時の外国人支援考える 比良松道一 持続可能な社会のた 「文字の旅 二千年」 大人の科学実験教室 めの決断科学センター 准教授、 文字記す技法2000年の歴史 催し通じ理解訴え 長糸で無重力体験 九大生 中川理香子さん、 活版、 写植など紹介 県内でも活動広がる 牧原正記 水素材料先端科学研究 片岡冴望さん、 松浦浩巳さん、 九大総合研究博物館 「いざという時に支援できるように (12/5西日本、12/6読売、12/9西日本) センター 教授 畑中孝太さん、萩野孝さん、 したい」 (12/24糸島) 九大院生 竹内太郎さん 九大職員 西宮奈緒美さん 公立小中学校と塾 (12/1~12/5・12/9西日本、12/21日経) (12/18毎日) 再発防止策、道半ば 九州も連携拡大 司法試験漏洩、 元教授に有罪 海洋エネ調査開始 摂食障害治療 支援拠点に 首長ら前向き/「慎重に」 の声も 「できる限り大学院の現役教員を 佐賀・唐津市加部島沖で実施 「公教育本来の意義を損なわない 九大病院で開所式 選ばない方がいい」 九大、風況シミュレーション技術で 明確な方針が必要だ」 助言や啓発活動も 田淵浩二 法学研究院 教授 協力 八尾坂修 人間環境学研究院 教授 須藤信行 医学研究院 教授 (12/3産経) 焼酎の醗酵音と芸術が協演 現代神楽「甕の音なひ」公演 芸術工学研究院ソーシャルアート ラボ主催 藤枝守 芸術工学研究院 教授 (12/2日経、12/3毎日・朝日、12/4読売、 12/13西日本) 九大軽音楽部ジャズ研究会 糸島市でコンサート開催 (12/3糸島) 「九大寺子屋」 が好評 児童の8割「よく分かった」 糸島市と九大が連携して実施 (12/8西日本、12/13西日本) 公益財団法人 県すこやか健康事業団 がん研究優秀賞 細川健太郎 医学研究院 助教、 九大院生 柴田智博さん (12/10朝日・西日本・読売) 九大留学生と異文化交流 「異文化交流もちつき大会」 糸島市志摩で開催 九大留学生 張乾坤さん (12/10糸島) 叙位叙勲 従三位 荒木誠之 名誉教授 (12/12西日本) (12/3糸島) 私の傍聴日記 ビッグデータの活用を 九大生 和田裕己さん (12/19西日本) ふく娘 ひと足先に 大熊手 福岡市長表敬 九大生 原口れいらさん (12/24毎日) 多様な人材九大モデル あったかく 福岡市児相HP刷新 「21世紀プログラム」創設15年 九大院講師と学生ら、資金募り 田北雅裕 人間環境学研究院 講師 文理問わず講義を選択 (12/19読売) 丸野俊一 理事・副学長、 九大生 宝蔵蓮也さん、 随筆喫茶 宝蔵花穂さん、 パスツールで思う、生物の進化とは 植村友紀さん 〈九大卒〉 石野良純 農学研究院 教授 渡司陵太さん 〈九大卒〉 (12/19西日本) 「小中一貫を進めるべき」 か 公教育をどう考えるのか 格差拡大を懸念 元兼正浩 人間環境学研究院 教授 (12/19朝日) 伊都キャンパス 歩いて自然観察 九大で学習会 (12/26西日本) 法科大学院の補助金 4校ゼロ、33校減額 九大は増額 (12/26日経・朝日) ひと リチウムイオン2次電池の開発者 吉野彰 エネルギー基盤技術国際 教育研究センター 客員教授 (12/20西日本) 欧州のクリスマス (12/27西日本) いとしま国際観光大使の 九大留学生が紹介 18歳選挙権大学生動く 九大留学生 陶芸体験 世界に発信 九大留学生 顔 (12/3糸島) 当事者意識同世代に訴え 第58次南極地域観測隊長 クリスティーナ・パカさん、 「1日数分でも若者が政治に触れる 小山内康人 比較社会文化研究院 クレール・ユノーさん、 新産業創世記 機会になれば」 教授 テオ・ フェレルストさん 「神の手」操る技術、 「ゲノム編集」 (12/13西日本) 学生グループ、 (12/28読売) 不老長寿を研究 ウェブサイト 「Vote→Japan」 を開設 ベンチャー企業エディットフォース 就活は普段着で 中小企業 九大生 朝舩颯哉さん 中村崇裕 農学研究院 准教授 (12/21西日本) 人材確保へ見学ツアーも (12/3日経) 「経営者と直接対話できる場には 九大と北海道大学 積極的に参加したい」 「林業女子」魅力語る クロスアポイン トメント制度締結へ 九大生 増田隆洋さん 糸島森づくりシンポ (12/22西日本、12/23日経・朝日、1/6日経) (12/16読売) 「森づくりと女子力」 について スタートアップの風 語り合う 私の傍聴日記 九州、 高まる創業機運 佐藤宣子 農学研究院 教授 超高齢社会の安心とは (12/3西日本、12/6西日本、12/10糸島) 成長の担い手づく り 産学官で 九大生 妹尾勇気さん 「起業家教育に力を入れ、 研究成果 (12/16西日本) が社会で生かされるようにしたい」 糸島市、九大、 住友理工が調印 若山正人 理事・副学長 (12/22日経) 高齢者医療や介護で連携 (12/16読売・朝日・日刊工、12/17西日本、 12/18毎日、12/24糸島) 30 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 1 平成28年 月 日本初新元素認定 原子番号113番 森田浩介 理学研究院 教授 ニッポンを託したい New権者のリーダー像 「内向き」 からの脱却を (1/1西日本・朝日・読売・日経・産経・毎日、 九大生 呉唯意さん 1/5毎日、1/6日経産業・西日本、1/7朝日、 (1/10西日本) 1/8朝日、1/9西日本、1/21読売・産経、 1/21~1/23産経、1/22朝日・西日本・日経、 温暖化に農業先手 1/28日経、1/29朝日・西日本・毎日、ほか) 九州・山口 取り組み進む 「地域から世界へ」 年頭挨拶 久保千春 九大総長 「行政も支援加速を」 吉村淳 農学研究院 教授 (1/1糸島) (1/11読売) 「糸島に住んで良かった」 定住促進を進める糸島市 「移住者と地元との摩擦を除く 受け皿作りが必要」 坂口光一 工学研究院 教授 水素社会を展望 九大が 「水素先端世界フォーラム2016」 を 開催 (1/8西日本) (1/17読売) (1/12日経産業、1/13西日本、2/1日経) 歴史語る九大の木製備品 九大総合研究博物館で展示 吉田茂二郎 農学研究院 教授 水素研究の最先端 人物 現在形 国境から国、 福吉中の32人が体感 世界をみつめる 九大伊都キャンパス 岩下明裕 アジア太平洋未来研究 「未来のいとしま学チャレンジ教室」 センター 教授 (1/25西日本) 開催 (1/19西日本、1/20朝日、1/21糸島) 叙位叙勲 正四位瑞宝中綬章 近藤英二 名誉教授 (1/20読売・産経) 奥田日記 苦闘の足跡 奥田八二元県知事遺族、 九大大学文書館に寄贈 福留久大 名誉教授、 折田悦郎 大学文書館 教授 (1/20西日本) 九大、 水俣市と連携協定 馬奈木俊介 工学研究院 主幹教授 (1/26産経、1/27朝日) 九大初代総長の日記発見 九州各地の視察裏付け 近代教育の礎築いた山川健次郎 (1/27西日本) 核の時代 戦後問うシンポ開催 「核時代を生き延びるために― 『戦後70年』 を問い返す」 地球社会統合科学府主催 吉岡斉 比較社会文化研究院 教授 センサー300個 多方向からの風の影響測定 九大 火山学の基礎伝授 (1/13朝日) (1/27朝日、1/28西日本、2/1毎日・朝日・西 「乱流」研究 風車の故障防げ 理学部、 コース開設方針 日本) 内田孝紀 応用力学研究所 准教授 (1/3西日本、2/19読売) JAXA、 電離圏の高温度層解明へ (1/20毎日) 手を使って脳を活性化 プラズマなど観測 ひとり親 時間も貧困 ジャグリング体験 GPS精度向上に一役 学生のNGOが活動報告写真展 世帯の3割 数値で裏付け 九大ジャグリング部のメンバー、 九大なども参加 中国のハンセン病の村訪問 育児や仕事に追われる (1/14日刊工) パフォーマンスを披露 フ ィ リ ピンで水道管敷設 浦川邦夫 経済学研究院 准教授 (1/28糸島) 「海外ボラ ンテ ィ アに興味を持つ (1/4西日本) 祐徳の神水で玉肌応援 「ファブ施設」福岡に続々 佐賀県鹿島市が産学官新ブランド きっかけにしてもらいたい」 ゲームで介護予防 FIWC九州代表 3D印刷機など最新機器利用 九大や民間企業との産学官連携 片足でバランス 筋トレに 九大生 呉唯意さん 手軽に試作・少量生産 で新ブランド立ち上げ 九大大学院などのグループ (1/20西日本、1/26毎日) (1/16西日本) 九大 大橋キャンパスに4月開設 開発中 「ファブ施設の運営・活用を担える ココ ・ カラTeens 人付き合いのこつ 松隈浩之 芸術工学研究院 准教授 叙位叙勲 正四位 人材の育成も目指す」 「ぐちる力」 が大切 (1/5読売) 小嶋正治 名誉教授 安河内朗 芸術工学研究院長 増田健太郎 人間環境学研究院 (1/16産経・西日本) (1/29日経) 九大、文・理横断の新学部 教授 18年度にも 脳卒中治療にビッグデータ (1/21西日本) アフガン復興を支える (1/5西日本、1/6朝日・日経・産経・毎日) 体制改善目指す まずは農業の復活 電気料金明細で宝く じ 飯原弘二 医学研究院 教授 JAXA、 「きぼう」実験テーマ 政治的野心を持たず、 「笑」 エネプロジェクト (1/16・1/17読売) 12件を選定 「宇宙空間における 民生支援で信頼を 九大生 福田健太さん、 ミドリムシによる物質循環サイクル 安価で早期発見 医療費も削減 NGO「ペシャワール会」 中村忠暉さん の実現可能性検証」 「線虫」 がん診断 福岡県支援 (1/21糸島) 中村哲 特別主幹教授 (1/30朝日) 星野友 工学研究院 准教授 19年度実用化目指す 学問の木 伊都でも育て (1/5日刊工、1/22西日本) 広津崇亮 理学研究院 助教 我慢できない皮膚のかゆみ 九大 孔子ゆかりの 「楷樹」 (1/16毎日、2/16日経・毎日) 三菱日立パワーシステムズ、 乾燥やこすり過ぎで悪循環 箱崎キャンパスから移植へ 省エネ複合発電 商用化 「地方創生~九州地域間・産学官 柴田篤 名誉教授 肌の健康は、柔軟な血管から 燃料電池+ガスタービン 連携サミット」 (1/21読売、1/28糸島) 前田享史 芸術工学研究院 教授 (1/30日経) CO2削減にも期待 箱崎キャンパスで開催 教科書閲覧 各社謝罪や弁明 佐々木一成 工学研究院 主幹教授 石破地方創生担当大臣講演や 九州大学韓国研究センター、 「厳しい処分必要」 (1/6西日本) 「デロリアン」走行も 八尾坂修 人間環境学研究院 教授 日韓教育相表彰に選ばれる (1/16日経、1/20西日本、1/23毎日、2/10西 九大の 「元留学生会」 日本、2/11読売、2/13産経・西日本・毎日、 (1/22毎日・読売、1/23産経・毎日・読売) 中野等 韓国研究センター長 (1/31西日本・毎日) インドネシアで開催 2/14毎日) 「MICE大使」 を任命 久保千春 九大総長らが参加 災害時の 「引き渡し」確認 福岡市、大学教授ら9人 ギターの魅力 九大生奏でる (1/7西日本) 新宮小で親子が防災訓練 九大のサークル「Unplugged (アン 若山正人 理事・副学長 津屋崎ブランチに学ぶ (1/23日経) 震災への備えについて講演 プラグド) 」 がコンサート開催 鉄道消えたが人増えた 田北雅裕 人間環境学研究院 講師 「練習を積み、 より多くの人に 農水産物 狙い通り改良 (1/31西日本) 「幸せに暮らす機会が磁力に」 ギターの魅力を届けたい」 「ゲ ノム編集」技術開発 柴田建 人間環境学研究院 助教 九大生 浅田悠紀寛さん 神戸大や九大、遺伝子改変 (1/1糸島) 中村崇裕 農学研究院 准教授 九大箱崎キャンパス跡地案 (1/23日経) 水泳部新成人に冷たい祝福 院生が知恵 九大などの8大学、津屋崎で寒中 九大などに通う留学生ら 「実現性高い」関係者評価 水泳大会 節分大祭のPRイベントに参加 末廣香織 人間環境学研究院 准 「寒かったけど、 いい1年になりそう」 豆まきを体験 教授、九大院生 高橋昂平さん 九大生 中崎太陽さん 「日本も祖国も災害がなく、 (1/9西日本、産経) (1/17毎日・朝日・西日本、1/18読売) 福が来ますように」 交流拠点営む糸島に 九大留学生 地下のCO2漏出 検知 九大院生が「恩返し」 アリル・アディティアンさん 九大など、地震計で分析 地域おこしやまちづくりを考える (1/23毎日) (1/19日経産業) 連続講座を企画 九大院生 福井崇郎さん (1/9朝日) KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 31 2 平成28年 月 健康的に食べ途上国支援 キャンパス新発見 代金の一部 給食費に 畳や木材香る日だまり 九大、 TFTに取り組む学生サークル 卒業生主導し 「集会所」再現 が発足 地域や学生の交流施設「亭亭舎」 「TFTの輪を広げて、 世界の食問 「学生同士だけでなく、地域にも開 題、途上国について知るきっかけに けた交流の場になってほしい」 してほしい」 青木直之さん 〈九大卒〉 (2/8日経) 九大生 門松舞さん お茶の間学 木の家 九大生にキャリアセミナー 睡眠の質高く 産学で立証実験 経営者ら働きがい語る 調湿、 香りが効果 「仕事の裁量や規模の違いなどを 清水邦義 農学研究院 准教授、 知ることができ、 価値観が広がった」 藤本登留 農学研究院 准教授 九大生 伊豆亮祐さん (2/17西日本) (2/21読売) 薬剤投与 注射の痛み緩和 訃報 九大、 シート使い経皮吸収 山田英之 薬学研究院 主幹教授 (2/1西日本) 九州の日照で「蓄電」 後藤雅宏 次世代経皮吸収研究セ (2/23朝日・西日本・読売) インドネシアに元県留学生の会 福岡県・九大と採算性検証 ンター長 柳川ウナギ復活 高校生の挑戦 (2/17日経産業) 「交流の懸け橋に」 トヨタ工場 水素エネ活用 伝習館生物部 (2/10日経) ジャカルタで祝賀会 王子と王子が恋をした 「掘割育ち」 でおもてなしを 「教育分野を中心に、経済・技術 福岡に子どもホスピスを 同性愛の絵本、元中学教員ら翻訳 申請人に 面での交流の懸け橋になることを 療養支える 「第二の家」 「特別じゃないよ」幼いうちから 望岡典隆 農学研究院 准教授 目指したい」 NPO法人「福岡子どもホスピスプロ アンドレア・ゲルマ― 比較社会文 (2/23西日本) モハマッド・ショリヒンさん 〈九大卒〉 ジェクト」 、 設立に向けて活動 化研究院 准教授、 (2/2西日本) 最後の教壇 濵田裕子 医学研究院 准教授 九大院生 真野豊さん 地方再生のヒントを示す (2/12毎日) (2/17朝日) 日韓学生 進化する交流 木佐茂男 法学研究院 教授 共同教育プログラム 医療機器をリサイクル 外国人の介護・ (2/25毎日) 「アジア太平洋カレッジ」 済生会二日市病院、 ベンチャー、 家事労働者受け入れ 糸島の活動終える 歩む道 考えるきっかけに 九大連携 技能実習生、 格差の恐れも 「地域の人や大学生が学びあい、 模索する学生 広がる輪 希少金属回収し再資源化 小川玲子 比較社会文化研究院 交流する場がたくさん作れた」 崔慶原 韓国研究センター 准教授、 井上良子 ユヌス&椎木ソーシャル・ 准教授 九大院生 福井崇郎さん 九大生 山口祐香さん、 ビジネス研究センター 学術研究員 (2/18西日本) (2/25糸島) キム・ゼボムさん (2/13西日本) 九大病院 (2/3朝日) 九大発 地域からの提言 外国人医師がロボット手術 有機ELベンチャー企業「Kyulux」 知の明日を築く 尹東柱の詩碑 福岡に建立を 国家戦略特区制度を利用した初め スマホ画面素材 開発へ 味の測定で消費変える 鎌田厚志 法学研究院 助教 てのケース 安達千波矢 最先端有機光エレク 都甲潔 味覚・嗅覚センサ研究開発 (2/13西日本) 清水周次 国際医療部長 トロニ クス研究センター長 センター長 (2/18西日本・日経・毎日、2/19産経、 叙位叙勲 従四位瑞宝小綬章 (2/25西日本・朝日、2/26日経・日経産業・ (2/3日経) 2/21読売) 毎日・日刊工、2/28読売、日経産業) 岡本正夫 名誉教授 未承認薬の審査期間短縮 (2/13産経・読売、2/14西日本) 春の悩みの種 減らせる? 認知症 1万人追跡調査 10年間 九大病院に特区認定 スギ発芽能力 赤外線で判別 糸島市営渡船 新船が進水式 九大など8大学計画 (2/5朝日) 植え替え進めば花粉抑制 (2/26産経・日経) 尾方義人 芸術工学研究院 松田修 理学研究院 助教 TPP12ヵ国署名 農業 影響は? 准教授がデザイン (2/19西日本) 九大生、気仙沼と心一つ 輸出拡大の可能性大 (2/13西日本) 「復興支援者に第二の古里を」 伊東正一 農学研究院 教授 快走大学発ベンチャー 濡れた表面強力接着 ゲストハウス 「架け橋」 を運営 (2/5西日本) そよ風集め黙々と発電 九大が化学合成剤 九大生 田中惇敏さん 〈休学中〉 「マルチロータ風車」 大学院人間環境学府主催 (2/26西日本) フジツボの原理応用 九大とリアムウィンドが開発 学際シンポジウム 強度、生物由来の2.4倍 新・小惑星 名前は 「王貞治」 大屋裕二 応用力学研究所 教授 「こころを掘り起こす」 を開催 檜垣勇次 先導物質化学研究所 (2/19日経) 背番号なども考慮 橋彌和秀 人間環境学研究院 助教、 山岡均 理学研究院 助教 准教授、 高原淳 先導物質化学研究所 教授 医人伝心 (2/27朝日・日経・西日本・毎日・読売、 堀賀貴 人間環境学研究院 教授 (2/16日刊工) 解剖増やし死因究明さらに 2/28読売・産経) (2/6西日本) 池田典昭 医学研究院 教授 九大箱崎跡地の再開発 九大生農作業お助け (2/20西日本) 原爆体験どう継承 17年度から事業者公募へ 糸島の農家求人 学生が発信 被爆2世ら学習会 改憲、若年層年金を問う 福岡市と九大方針 「地域とのつながり広げたい」 直野章子 比較社会文化研究院 (2/16西日本) 参院選予定候補ら招き公開討論 九大生 安部穂香さん、 准教授 有志グループ「FSL」、 白井健一さん、 羅子鳴さん 空き部屋ホテル 学童保育… (2/7西日本・朝日・日経) 大学生ら対象に企画 (2/29西日本) 宗像市日の里再生 提案続々 九大生 黒瀬弘展さん、 仕明達也さん 九大自然環境研ダブル受賞 九大芸術工学研究院生、 (2/20毎日・西日本) 「エココン」 で準グランプリ・会場賞 現地調査報告 カブトガニ調査、 干潟守る 「政治へ関心を」大学生提言 九大留学生 張栄さん、 九大生 久保園遥さん、 17人、 福岡市議会を傍聴 板垣早香さん 平井三智さん (2/16西日本・朝日、2/19読売) 九大生 緒方理子さん、 (2/7読売) 柳川寿々花さん 健康検査 上海で実証 (2/20西日本) NTTドコモ、 九大システムLSI研究セ ンターなど4者で実証実験を開始 (2/17日刊工) 32 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 私たちが 広報室学生スタッフです! 本文_躍動_9.5ポイント (13.5級) 5段組 12/22 「書」の創作 の創作を通して、 個性を表現する。 個性を 九校 日本文化を代表する 「書道」。 広報1 50年を越える伝統を守りながら、 チャレンジを忘れない。 自由で朗らかな雰囲気の中、 湧き出る創作の心で、筆を動かし、 自分を表現する。 広報2 今回の「躍動」 では、 書道部の活動内容に迫ります。 広報3 城島1 城島2 ライター デザイン 團野 幹事 平下 康輔さん 経済学部2年 旧帝国大学の書道部が合同で行う展示会で、 毎年8月に行います。 臨書と創作に分かれてお り、 九大は主に創作に出展します。 副幹事 山田 凌乃介さん 工学部1年 「九大祭」 体育館での書の展示の他に、 ステージ発表も行 います。 今年は3年生合作の五体千字文の展示 や、 音楽に乗せたパフォーマンスを行いました。 サークル 紹介 書道部 書道パフォーマンス リーダー 清田 小春さん 医学部2年 ▲「躍動」の文字を書いてもらいました。 し か し たこ と が あ り ま せ ん で し と言います。僕は高校までは臨書 山田:お手本通りに書く書を臨書 引き寄せていかに個性を表現す どのような活動をしていますか。 るかが大切です。 示会や学祭に向けて練習します。 互いに独立して練習しながらも、 平下:各自が好きなときに来て展 大学で行う書道とは。 手本を書いてもらい、それをもと 考 えた 書 を一度 先 生に 見 せてお 清田:高 校までの創 作は、自分が が高校との違いだと思いますね。 する書を創作と言います。大学で くまで書き上げることが出来る点 た。対して自分で考え自由に表現 は創作が出来ますし、書を納得い 活ではなく、週に1回、習い事 と 刺激し合っていますね。 山田:僕は小 学3 年からです。部 してやっていました。 書道歴はどのぐらいですか。 12 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.01 コミュニケーションを取りながら 恵まれています。 ま な 人 たちに 見 て も ら う 機 会 に でいちから 作 品 を 創 り 上 げるの で、私はそこが好 きですね。大 学 に書いていました。大学では自分 に入ってからは 作 品 展 でさま ざ 所属していました。 清田:私は小学2年から書道教室 大 学で書 道 をしよう と思った理 由は何ですか。 平下:僕は大学に入ってからです。 ちなみに部員の半数は、僕と同じ く未経験者です。 に行き、中学・高校では書道部に 書 道の魅 力 や 特 徴 を 教 えて く だ 山田:集中力がつくところだと思 さい。 個性あふれる九大書道部。 会が多くなったのが魅力ですね。 気持ちでしたね。 山田:書道が自分の中に染みつい 平下:僕は年賀状を筆で書きたい ていて、大学でも当然やるという 平下:ノートの字を友達が見たと 書道部の魅力としては、個性を出 きに、「きれいだね」と言われる機 喋らないので、集中は絶対に切れ ないようになりました。 また、 九大 せるところです。 字の上手い下手で います。字を書いている間は全く いうよりお手本通りに書く習字 に 近 い で す。大 学 の 書 道 で は 極 端に言えばお手本通りに書くの きたいです。 と思って入部しました。まだ書け 平下:高校までの書道は、書道と ていないのですが、今年こそは書 高校までと大学での書道の違いは 何ですか。 き合っていきたいです。 はなく個性を見てくれます。 教えにきてくださいます。その講 で は な く、お 手 本 を 自 分 の 方 に 平下:毎週火曜日にOBの講師が 清田:字が上手くなるだけではな く、デザインやレイアウトの力が 師の方は「九大書道部の書は偉大 つくところも魅力です。 僕 ら 九 大 書 道 部 は 本 当の 書 家 を なる素 人の 書 だ」と言 われます。 ず、できれば書と一生付き合って 書 道 に 関 す るエ ピ ソ ー ド は あ り 目指すわけではないですが、適当 ますか。 す。僕は作 品 を 見たときに、あの う、旧 帝 国 大 学 の 7 つ の 大 学 で 平 下:九 大 書 道 部 は 旧 帝 展 と い せ ん。学 生 時 代 に 努 力 を お し ま に 書 道 し て いる わ け で も あ り ま 少 し 形 が 崩 れていて も 芯 がしっ 開 かれ る 作 品 展 に 毎 年 出 展 して 人 らしい書 だと思える書 が本 当 います。そこでは作品をランダム いこ う と い う 思 い で 書 い て い ま と し て 活 動 し てい く こ と が 目 標 九 大 書 道 部 の 人 も、九 大 の 書 だ に 飾 る の で す が、他 大 学 の 人 も です。 かりしている書というような、そ の 書 であると 思いま す。例 え ば、 の 人 ら しい 書 を 書 け る よ う に 部 他 大 学 の 作 品 と は 違いが あ るか 個性豊かな書体で創作していて、 らです。 け は ど れ か す ぐ に 分 か り ま す。 書 道の習 慣 を 絶 やさ ず一生 涯 付 趣味として続け、上手くなりたい (左から) 福田健太 工学部 学部3年 修士2年 毛雪梅 地球社会統合科学府 髙崎竜太朗 農学部 学部4年 ent yushuUniv.Stud cebook.com/K https://www.fa 山田:書 道 が好 きなので、ずっと ました。 タッフが制作し この記事は、広報室学生ス 最 後 に 部 や 個 人 の 目 標 を 聞 かせ 九州大学書道部 ◎部員数 52人 (男27人、 女25人) ◎活動場所 伊都キャンパス学生支援施設、箱崎キャンパス 課外活動共用施設、唐人町八橋神社 ◎活動日 火曜日、 木曜日 ◎問い合わせ先 E-mail:[email protected] Webサイト…http://kyudaishodo.web.fc2.com/ ▲千字文の練習風景。 2年生も2016年の九大祭での展示を目指し ▲創作心のこもった九大祭での展示作品 ています。 てください。 多くの方に自分たちの書を見てもらおうと、 昨 年より始めた展示会です。毎年3月頃に行い ます。 です。嫌になる時 も あ り ます が、 「卒展」 躍動 【取材協力】 主な展示会 「旧帝展」 KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.01 11 前回101号の躍動ページ。書道部を取材しました。 学生スタッフが運営しているFacebookページ 広報室学生スタッフとは? 広報室学生スタッフは、広報室と一体になって、九州大学のさまざまな情報を収集・ 発信しているチームです。 今年で結成4年目に入り、 メンバーは14名 (2016年2月現在) と なりました。 さまざまなバックグラウンドを持つ学生が、知恵や意見を出しあいながら、 一 体となって活動しています! 活動内容 主に、広報誌「九大広報」 のサークル紹介ページ 「躍動」 の取材・編集 (本号は休載) 前回の躍動を参考にしながら新しいページを企画しています。 や 「新聞に掲載された九大」 の情報収集、 Facebookでの情報発信を行っています。 躍動の取材・編集では、部活動・サークルの活動場所へ取材に行き、 その団体の魅 力を読者に伝えられるページを作っています。 Facebookの投稿では、 面白い情報がなかなか見つからず苦労することも多々ありま すが、 「いいね!」 や 「シェア」 の件数が上がるたびにやりがいを感じています。 また、 「いつ もFacebookの記事を楽しみにしています」 と、嬉しい言葉をいただくこともあります。 今後の活動 学生独自の視点を生かして、九州大学の学生生活に関する情報を中心に発信して いきます。 今回Facebookのリニューアルも行いましたので、 私たちの活動に少しでも興 毎朝、 新聞に掲載された九大の情報をクリッピングしています。 味をお持ちになった方は、是非チェックしてみてください。 新メンバーを 随時募集しています! 学生スタッフメンバー 河上 洋輝 (工学府修士2年) 安保 真 陳力 (地球社会統合科学府博士2年) 髙崎 竜太朗 (農学部4年) 津村 秀一 (工学府博士3年) 韓 淑テイ (地球社会統合科学府博士2年) 福田 健太 (工学部3年) 三根 貴大 (工学府修士1年) 毛 雪梅 (地球社会統合科学府修士2年) 禹 喜栄 (農学部2年) 和田 健太郎 (工学府修士1年) 李 泰衍 (工学部1年) 鍋倉 航平 孟 含晴 (工学部2年) (システム情報科学府修士1年) Facebookはコチラ! 週に数回更新を行なっています! https://www.facebook.com/KyushuUniv.Student (工学府修士2年) 九州大学/広報室学生スタッフ KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 33 KYUDAI INFORMATION 開学記念行事 九州大学は5月11日を「本学記念日」とし、例年、開学記念行 事を開催しています。今年も以下のとおり、開学記念式典および 学内施設公開を予定しています。 ■ 開学記念式典(関係者のみ) 日 時:2016年5月11日(水)10:00~12:00 会 場:伊都キャンパス 椎木講堂コンサートホール 対 象:招待者、教職員、学生 次 第:総長挨拶、感謝状贈呈式、名誉教授称号記授与式、 講演会 など 講演者:森田 浩介 九州大学大学院理学研究院 教授 [演題]113番新元素の発見 ■学内施設公開 一般の方や中・高校生に、九州大学の最先端の教育研究内容 を知っていただくため、研究施設等を公開します。 公開内容、日程等の詳細は、本学Webサイトなどにてお知らせ します。 日 時:2016年5月11日(水)を中心に開催 会 場:各キャンパス (伊都、箱崎、病院、筑紫、大橋、演習林) 昨年のイベントの様子 (大橋) 講演者:森田 浩介 教授 旧工学部本館4階会議室 (箱崎) 参加者と共に散策 (福岡演習林) お問い合わせ 九州大学総務部総務課総務第一係 〒819-0395 福岡市西区元岡744 TEL:092-802-2125 FAX:092-802-2139 E-mail:[email protected] 九州大学Webサイトがリニューアル! 九州大学Webサイトが2016年3月にリニューアルされました。情報 の伝わりやすさやユーザーの使いやすさなどを考慮したデザインへ 変わり、 「先生の森」や「データで見る九州大学」など新たに特設サイ トを設けています。 ぜひ、新しくなった本学Webサイトをご覧ください。 特設サイト 「先生の森」 Webサイト:http://www.kyushu-u.ac.jp/ KYUSHU UNIVERSITY Campus Magazine 2016.04 34 【施設情報】 Webサイトトップイメージ 住所変更ほか、 発送についてのお問い合わせは、 封筒記載の連絡先へお願いします。 九州大学広報室 TEL:092-802-2130 E-mail:[email protected] 九州大学学生後援会 TEL:092-802-5968 E-mail:[email protected] 九州大学同窓会連合会 TEL:092-802-2158 E-mail:[email protected]
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