木俣貴光編著松島一秋税務監修「持株会社・グループ組織再編・M&A を活用した事業承継スキーム－後継者・税務・株式評価から考える－」中央経済社 2016.2 396 ページ 4,200 円(税別）著者らは、大手金融グループのコンサルティング会社において、中小企業から大企業まで幅広いオーナー経営者の事業承継に関する悩みに対して、オーダーメイドの対策を立案し、実行をサポートしている。本書は、こうした豊富な経験を踏まえて、目次に掲げる広汎な項目について、法務、会計、税務の基礎的な考え方や教科書的な知識から実務での事例まで体系的に解説しており、改正会社法など最新の法律にも対応している。さらに、断片的な記述ではなく、事業承継プロジェクトを進めるにあたってのスケジュール、留意点等も触れられている。相続税対策のための単なる株価対策にとどまらず、経営力強化にも資するため、グループ組織再編や M&A なども紙幅を割いている。編著者は、三菱 UFJ リサーチ＆コンサルティング株式会社コーポレートアドバイザリー室長。【主要目次】第1部事業承継対策を考えるにあたって第1章真の事業承継対策とは第2章事業承継対策への決断第3章事業承継対策プロジェクトの組成第4章自社株対策に必要な税務の基礎知識第5章税務上の規定における取引相場のない株式（非上場株式）の評価原則第6章税務実務における取引相場のない株式（非上場株式）の評価方法第2部基本的な事業承継対策第7章事業承継スキーム設計上の留意点第8章持株会社制移行第9章分社化第 10 章持株会の活用第 11 章自社株買い第3部超高株価企業の事業承継対策第 12 章配当還元価額の活用第 13 章 MBO／MEBO 第 14 章 M&A 第 15 章 IPO（株式公開）第 16 章財団法人の活用第 17 章海外を活用した事業承継対策（グローバル事業承継対策）