建設技術研究所 会社 案 内 人を想い 社会を創る 人々の 暮らしに想 いを馳 せ、技術の力を発揮することが私たちの使命です。 安 全なインフラ整 備で社会を支え、安心して暮らせるように。 道 路や橋を人々が 行き交い、豊かに発展できるように。 自然 環 境とも調 和し、潤 いのある生活が広がるように。 私たちは日本で最 初 の 建設コンサ ルタントとして、 7 0 年 以 上にわたってこの想いのもと、歩んできました。 そして、これからも。 高 い 技 術とあふれる英 知で、 安 心して暮らせる明るい 社会を創り続けます。 1 ▶西仲橋(東京都中央区月島 月島川)2014年竣工 2 トップメッセージ 多様な価値観が共 存する明るい未 来に向かって 株式会社建設技術研究所は、1945年に前身である財団法人建設技術研究所が創立されて以来、 技術力の高さを最大の強みとして発展してきた “日本で最初の建設コンサルタント” です。行政の パートナーとして国土づくりを支えるとともに、 学協会活動にも積極的に取り組み建設コンサルタント の地位向上に貢献してきた、業界のリーディングカンパニーであると自負しています。 いま、日本の社会は大きなターニングポイントに来ています。 国土強靭化、インフラ施設の老朽化対策、地方創生といった、時代からのさまざまな要求に、 私たちは総合建設コンサルタントとして応えなければなりません。2015年には、今後の発展に 向かってCTIグループ中長期ビジョン『CLAVIS 2025』を策定し、このビジョンの実現に向けて 組織の改編や制度改革といった具体的な施策を進めています。 建設コンサルタントに欠かせないのは、お客さま、自然、施設、さまざまな相手とのコミュニ ケーションです。一方だけの都合ではなくさまざまな価値観を認識し、コーディネートするのが コンサルタントの役割です。 私たちは「世界に誇れる技術と英知で、安全で潤いのある豊かな社会づくりに挑戦する」を 経営理念として 掲 げ て います。 「 豊 か な 社会 」にはたくさ ん の 意味 が あります が 、私 た ち が 考えるのはまず「安全」が基盤にあり、 「 潤い」、喜びや楽しみがある明るく活力ある社会です。 自分たちが“やりがい” とも言うべき使命感を持って楽しく仕事をすることで、人々に喜んでもらえる ものを提供できるとの考えのもとで業務に取り組んでいます。そのためにも、まずは自分たちが どのような社会を創りたいかを真摯に思い描き、さまざまな関係者との対話を重ねることで、 みんなが抱く理想が一体となった新しい提案をしていきたいと思っています。 代表取締役 社長 3 よりよい未 来へ一歩一歩 沿革 これまでも、 これからも、建設コンサルタントのパイオニアとして、 常に変化する時代のニーズをとらえ、社会資本の基盤づくりを担います。 1945年8月 日本で最初の建設コンサルタントとして、 財団法人 建設技術研究所創立 経営理念 世界に誇れる技術と英知で、 安全で潤いのある豊かな社会づくりに挑戦する 1963年4月 この理念を実現するため、健全な企業経営のもと、 全役職員が具体的かつ実効性のある配慮行動をとるための決意を行動憲章として策定しています。 東京都中央区銀座西(現 銀座三丁目)に 建設技研株式会社を設立 1964年1月 行動憲章 商号を株式会社建設技術研究所に変更 (英文社名:CTI Engineering Co., Ltd.) 【顧客満足度の向上】 専門家としての誇り、使命感、倫理観を持って、顧客の理解、満足、信頼を第一優先として行動します。 1964年12月 【技術力向上と品質向上】 建設省(現 国土交通省)に建設コンサルタント登録 専門家として、新しい分野や技術への積極的な挑戦、高度な技術力の確保と向上、 優れた人格の形成など自己研鑽に励み、提供するサービスの品質向上に努めます。 【倫理・法令の遵守】 1994年6月 社会的責任と公共的使命を認識し、独立したコンサルタントとして公正な企業活動を行います。 日本証券業協会に株式を店頭登録 【情報の開示】 株主をはじめ、広く社会とのコミュニケーションを図り、正しい企業活動情報を適確に開示します。 1996年10月 東京証券取引所市場第二部に株式を上場 【社員満足度の向上】 社員の人間性を尊重し、活力をもって働ける職場環境を確保し、ゆとりと豊かさを実現します。 1999年6月 【環境への配慮】 当社株式が東京証券取引所市場第一部に指定 人と自然が共に存在する恵み豊かな環境と美しい国づくり、 地球環境問題の解決に向けて積極的に行動します。 【社会貢献】 よき企業市民として、積極的に社会貢献活動を行います。 【国際貢献】 国際的な事業活動においては、国際ルールや現地の法律を遵守し、 多様な文化や慣習を尊重し、その発展に貢献するように行動します。 2002年4月 国土文化研究所を設立 2013年4月 株式会社設立50周年 2015年5月 CTIグループ中長期ビジョン「CLAVIS 2025」を策定 4 流域・国土事業部門 ▲ニケ領上河原堰(東京都調布市・神奈川県川崎市 多摩川)2012年竣工 5 事業案内 上・下水道分野 河川・海岸分野 河川・海岸に強い総合建設コンサルタントとして、洪水・津波・高潮に対する 管きょ・施設の設計、耐震診断、耐震補強設計や劣化診断、長寿命 防災対策や、水環境保全に向けた対策を提案します。 化計画などを行い、 コストを抑えた継続的な上・下水道サービス 河川・海岸の調査や解析・実験から、計画・設計・維持管理まで広範囲に行い、 の実現を目指します。 河川構造物全般の耐震対策も重点的に行っています。 ● 河川・海岸における計画・実験・設計・維持管理計画 水道施設の統廃合・再編や広域化など、更新事業費・維持管理費 を削減する方策の提案 ● 水環境・水循環の保全・改善の提案 水理模型実験の活用などによる総合的な浸水対策の提案 ● ● ● 河川環境の保全と整備による水辺空間の 復元・創出 汚濁負荷の低減、 水資源の有効活用、 水域の水質浄化などによる水環境 の向上と創造 ● 既 存 施 設 の 健 全 度 評 価・老 朽 化 診 断 、 長寿命化計画 ● 下水道サービスを継続するための 経済的で適切な維持管理の提案 ● 下水道の資源・エネルギー活用の 提案 ● 河川や海岸における総合的な防災・減災対策の提案 ● ▲粘り強い堤防 ▲浸水想定区域図 砂防分野 港湾・海洋分野 港湾・海洋インフラの整備と、地震・津波など ダム分野 の防災対策に貢献します。 土砂災害を防止するため、予防や復旧対策などの 新設ダムの計画・設計はもとより、既設ダムの有効 います。 計画から管理の各場面で幅広い提案を行います。 調査から計画・実験・設計まで、一貫して取り組んで ● 土砂災害警戒区域の指定、砂防基本計画と施設配置 計画・設計 ● 砂防施設の長寿命化・老朽化対策設計 ● 大規模土砂災害の流域監視・警戒システム検討 ● 砂防水理実験による砂防施設の配置・形状検討 活用策、ダム建設による環境変化への対応策など、 ● 耐震性能など最新技術に基づく施設健全度の評価 ● 施設・機能の点検・評価と長寿命化計画の提案 ● 放流・発電設備の改良・増設、放流操作の高度化など、 ハード・ソフト両面での機能向上策の提案 ● 土砂・水質の管理計画、魚道などによる環境保全計画 の提案 水中ロボット本体 ▲スリット式砂防堰堤 ▲砂防水理実験施設を使った学習支援 ▲ダムの計画・設計 ▲皇居外苑濠浄化施設 ▲水中ロボットによるダム堤体の点検 ● 港 湾・海 洋 施 設 の 整 備 計 画 、長 寿 命 化 に 向けた維持管理計画の提案 ● 耐震性能照査、合理的な耐震補強方法の 検討、津波シミュレーション解析などによる 港湾施設の大規模災害への評価とその対応 ▲地震発生後の水位分布 農林・水産分野 農山漁村の防災対策・環境調査、農業水利施設や漁業施設の 維持管理計画の策定を支援します。 ● 漁港施設や中山間部の復旧と防災 対策の提案 ● 農業水利施設、林道、漁港施設など の施設計画・設計 ● ため池などの老朽化診断と耐震対策 ● 植物工場による水耕栽培への挑戦 ▲漁港防波堤の改良設計 6 交通・都市事業部門 ▲伊香保温泉石段(群馬県渋川市)2010年竣工 7 事業案内 道路分野 交通分野 橋梁分野 社会ニーズや道路交通の実態を踏まえた道路事業 道路交通管理のための情報提供システム構築や災害時の支援 信頼性の高い道路づくり・維持管理に貢献します。 計画・交通運用を提案します。 の評価・計画・設計の面から、長く使われる安全で 物資物流のためのシステム構築など、安全で信頼性の高い交通 ● 交通量調査に基づく分析、交通量推計、定量的な整備 効果の評価などにより、合理的な道路の計画を提案 ● 貨物車から乗用車、自転車など多様な利用者や沿道住民などへの 交通インパクトを勘案した施設計画や交通運用計画の立案 ● 土工、橋梁、 トンネルなど道路を形成する構造物の 計画・設計・施工計画を通じて、安全で快適な自動車・ 歩行者・自転車走行環境を実現 ● 人、もの、情報などの円滑・安全な移動を実現する交通運用計画 の立案 ● 自然環境や生活環境への影響緩和、維持管理などを通じた道路 環境の改善 ● ビッグデータ分析などを活用した、 交通事故、 渋滞の分析や、 災害時 の交通流動分析を踏まえた交通計画や防災計画の立案 ● 道路トンネル、のり面などの管理計画・点検・補修設計 を通じて、効率的な道路の維持管理を支援 ▲施工中の常葉川橋 ▲トラプロの販売/分析サービス 都市・建築分野 諸問題に多様な都市技術を駆使して対応し、潤いある まちづくりをサポートします。 ● ● 公園や 駅周辺 のアメニティ施設 などの 都市施設 の 計画・設計、景観への配慮など、コンパクトシティの 実現も視野に入れたまちづくりの提案 との調和や景観、コスト縮減に配慮した最適な構造 形式を提案するとともに、橋の長寿命化や維持管理 の計画を提案します。 ● 最新の技術を駆使した合理的な橋梁計画・設計の提案 ● 橋梁の長寿命化を実現するための点検・調査・補修・ 補強設計、維持管理計画の提案 ● 特殊条件下の構造物についての、固有技術や最新の 知見を活かした提案 ▲銚子大橋 ▲トンネル点検 少子高齢化、地方創生、震災復興など、都市が抱える 利用者の利便性、地震や台風に対する安全性、環境 ▲インターチェンジの高度化 PFI・PPP分野 鉄道分野 PFI・PPP*事業における豊富な実績を活かし、より高いサ ービスや 鉄道事業に対応できるよう技術領域を拡大し、 ● 庁舎や教育・文化施設、公営住宅などの公共施設や公有地活用事業 が 求める踏切改良促進に対応した踏切改良 ● 公共事業でのより高いサービス提供と、公共負担の軽減の実現 経済性を実現する公共施設整備を提案します。 地方都市における鉄道立体化支援や国土交通省 など、鉄道技術サービスを展開しています。 ● 都市交通の円滑化や地域分断解消に寄与する 鉄道連続立体交差計画の立案、事業効果算出、 分割施工による事業効果早期発現検討および 駅部レイアウトの提案 ● 路面電車など既存交通システムの立体化の提案 ● 踏切部の道路拡幅など踏切改良に係る計画・ 設計 ● 河川を跨ぐ鉄道橋に対する築堤などの河川整備 の影響検討と対策方法の提案 庁舎や学校など質の高い公共施設の計画・設計 ▲PFIによる学校校舎整備 ▲公園施設整備 ▲公共施設玄関ホール設計 ▲桁下の点検 ▲PFI・PPP事業の例 *PFI:Private Finance Initiativeの略。公共施設の整備、維持管理、運営について、民間事業者のノウハウ と資金を活用することにより、 より高いサービスや経済性を長期間にわたり実現化するための事業手法。 *PPP:Public-Private Partnership(公民連携)の略。地方公共団体と民間が連携して公共サービスの 提供を行う枠組みのこと。 8 環境・社会事業部門 ▲樽前山火山噴火監視システム (北海道苫小牧市・千歳市)2005年竣工 9 事業案内 情報・防災分野 環境・エネルギー分野 電気通信設備の計画や設計を通して、防災・社会 自然環境や生活環境への影響を最小限に抑えてインフラ整備 インフラの高度利用を実現します。また、危険度 を進めていくために、環境面の広範な課題を先進的な技術を 対策にハード・ソフト両面から取り組んでいます。 また、多彩な再生可能エネルギーの利活用に関するコンサル 解析や広域防災の活動計画など、大規模災害の ● ● ● 道路トンネル電気通信設備やダム管理用制御処理 設備、テレメータ・警報設備、河川情報設備など、 インフラの高度利用を支える電気通信設備と情報 システムの計画・検討および設計 非常時 の 広域・他機関 の 情報共有を目的とした 総合防災情報システムの設計 用いて解決する技術的提案を行っています。 ティングや事業 化 支 援に先進的に取り組 み 、震災復興 、地方 施設制御室 情報ネットワーク 創生の推進を支援しています。 自然環境や生活環境に関する調査・解析から 環 境 影 響 評 価 手 続 きまで 環 境 面 の 広 範 な 課題の解決 ● 先進的な技術を開発・導入した自然環境の 保全のための調査・計画の提案 ● 事業性や災害時の自立性などを考慮した再生 可能エネル ギー 導入・事業化支援 、および 地域の産業振興や活性化を目指したスマート コミュニティー計画などの提案 ▲道路トンネル電気通信設備の設計例 地震の危険度解析、洪水対策タイムラインの検討、 津波防災地域づくり推進計画の作成などによる、 大規模・広域災害を想定した防災計画の策定 凡例 市区町村界 町丁目界 第7回災害時活動困難度を 考慮した総合危険度ランク 5/1-84位 4/85-368位 3/369-1181位 2/1182-2815位 1/2816-5133位 ▲営巣木に登る実践的調査 ● ▲遊休地を活用した太陽光発電 ▲「災害時活動困難度を考慮した総合危険度」 マップ(東京都) 地質・地盤分野 資源循環分野 マネジメント分野 土木構造物の建設に必要な地質条件の提示や、土木 公共事業の効率的・効果的な執行に向けて、タイムリーかつ 廃棄物や土壌汚染などの問題について、調査・解析 事業の計画・設計・施工・維持管理などの各ステージ 的確な技術・人材の提供を行います。 による現状評価 から対策工 の 検討 、事後 の 環境 で地質リスクの削減を提案しています。 * ● CM による発注者支援 ● 地盤の特性を正しく把握することで、効果的な防災・ 減災対策の立案・設計条件を提示 ● 公共工事の積算基準に関する手法の検討や、資材・歩掛・諸経費 などの調査・解析 ● 地盤や地下水の環境改変リスクを考慮した対応策の 提案 ● 公共工事の業者選定方式などの制度設計の支援 モニタリングまで、豊富な実績による総合的な支援 を行います。 ● 循環型社会の構築に向けた、廃棄物中間処理やリサイ クル関連事業の支援 ● 環境への負荷の小さい最終処分場関連事業の支援 ● 不法投棄対策・汚染修復関連の調査・計画・設計 ▲CM方式によるダム建設 ▲深層崩壊発生箇所の現地調査 ▲小学生野外学習での地質の 重要性の啓発活動 *CM (コンストラクションマネジメント) :発注者の補助者・代行者であるCMR (コンストラクション マネージャー)が中立性を保ちつつ、事業を監理していく手法。 ▲新小山最終処分場(写真提供:一般 財団法人三重県環境保全事業団) ▲リサイクルセンター 10 グループ中長期ビジョン/中期経営計画 高い志とたゆまぬチャレンジで インフラ整備への社会の期待が変化していく中で、さらに社会貢献を果たしていくため、 2025年を目標としたCTIグループ中長期ビジョン『CLAVIS 2025』 と、その基盤強化のための『中期経営計画2018』を策定しました。 中期経営計画2018 グループ中長期ビジョン - CLAVIS 2025 - 【基本的な考え方】 【目指す方向】 マルチインフラ企業 今 後 のインフラ多 様 化 及び 競 合 の 激 化に グローバル企業 日本を代表する建設コンサルタントとして、 アジアさらには世界各地域へ技術サービスを拡大する企業へ より幅広い分野へ。 「つくる」 から 「つかう」 までの あらゆるニーズに対応する企業へ (1)人材力向上をはじめとする経営基盤の 技術者と技術を資源とし、 社員が活き活きと行動し成長する企業へ 強 化とこれによる受 注・収 益・品 質 の 同時確保 (2)多様な手段による事業ドメインの拡大 マルチインフラ企業への展開 (3)次ステージの会社を目指すアクティブ・ 対象とする事業範囲 既存のコア分野 イノベーション 従来業種 (調査・計画・設計・施工監理) 道路・交通、都市、区画整理 環境・社会事業部門 情報、環境、地質、廃棄物、 マネジメント (調査、検討) 未参入分野 港湾、空港、鉄道、水道、農業土木 など 新分野・周辺分野 建築・都市・不動産、土壌・地盤・地質、 環境調査・分析、地球環境、エネルギー、 社会調査、マーケティング、観光、物流、 住宅・オフィス、無線・放送 など CM・PM、 インフラ整備・運営、 行政代行サービス、 シンクタンク、 農業経営、農業コンサルタント、 経営コンサルタント、 公共施設等付加価値化サービス、 気象予測サービス、 データモニタリング・分析・販売、 システム開発・納入、 システム評価・監査 「CLAVIS」はラテン語の「鍵」 に由来しており、本ビジョンによって新たな未来を開くことを意図しています。 【重点課題】 (1)人材力向上戦略 さらに発展 河川、砂防、ダム、下水道 交通・都市事業部門 将来業種 新業種・未参入業種 (運営など) 新業種へ拡大 流域・国土事業部門 新分野へ拡大 11 グローバル企業へ向けての基盤を築く。 【基本テーマ】 アクティブ企業 ● 備え、企業体力を強化するとともに、事業 ドメインの 拡大を図り、マ ル チインフラ& (2)経営、組織、生産の構造改革 インフラ評価・監査、 インフラ投資、 知的財産供与・斡旋・紹介 注) 「 将来業種」は2025年の先に展開 する範囲 (3)受注シェアの戦略的拡大 (4)新たな事業フィールドの開拓 (5)品質および効率の向上 CTIの社会貢献 「安全で潤いのある社会」 に向け真摯に活動 経営理念と行動憲章に基づき、ステークホルダーの期待に応える企業活動を行い、 企業と社会の持続可能な発展を実現します。 CSR基本方針 ● 社会貢献活動 私たちは、私たちが行っている社会資本整備のための企業活動を誠実に遂行することが、CSR 活動そのものとの意識をもって行動します。 ● 私たち社員一人ひとりは、常に行動憲章を意識し、 これを念頭に日々の企業活動を行うことを 通じてCSRを実現します。 社内に「CSR委員会」 「 CSR推進会議」を設置し、業務内容を活かした交流活動 などの社会貢献活動に取り組んでいます。また、2014年度からは 「ボランティア 休暇制度 」や「 社会貢献活動補助制度 」などを導入し、より積極的に活動を 行っています。 努力を惜しみません。 私たちは、技術を拠り所とする会社であることから、常に技術と人を磨き、CSRを実現する ● 研究センターつくばでの 小学校理科の校外授業 ● 私たちは、地球環境への取組みを大事にし、グローバルな視点でCSRを推進します。 研究 センタ ー つくば に ある水理模型実験 ● 私たちは毎年、CSR活動目標を設定し活動するとともに、その達成度をステークホルダーに ● 報告することによって対話をはかります。 品質管理への取り組み 社内すべての組織を対象に、 品質および環境 施設を活用し、地元小学校の児童を受け入れ 校 外 授 業 を 行って い ま す。東 京 本 社 水 理 センタ ーと砂防部 の 社員 が 講師となって 人材の確保・育成 「人材こそが唯一最大の経営資源である」と マネジメントシステム(QEMS)の認証を いう基本認識のもと、 「 人材ポリシー」を定め、 取得し、高い品質の確保と十分な環境への プロフェッショナルの育成に力を入れています。 配慮のもと、コンサルティングサービスを また、 「 魅力ある職場環境づくり」 として、 ワーク 提供しています。 ライフバランスの推進や多様な正社員制度の 成果品の品質管理については、 「 ステップ 創設などにも積極的に取り組んでいます。 レビュー」 という独自の管理プロセスを導入 実験と解説を担当しました。 ● ▲河川模型での実験の様子 高校の校外学習プログラムの支援・指導 埼玉県内の高等学校が取り組む校外学習プロ グラムにおいて、当社社員が講師として指導を 行 いました 。事 前 学 習と河 原 で の 現 地 学 習を 経て、埼玉県教育委員会主催の「高校生による サイエンスフェア」での校外発表会につながる など、貴重な機会となりました。 ● ▲鬼怒川での実習の様子 河川敷などの清掃活動への参加 「隅田川クリーン大作戦」 「 広瀬川流域一斉 しているほか、社内に「CTI品質向上通信」 清掃」など、大規模な河川敷の清掃活動に を定期的に発行するなど、常に品質向上に 協賛企業として定期的に参加しています。 向けて取り組んでいます。 ▲コンプライアンス研修 ▲当社からの参加者 12 国土文化研究所 知 識と技 術を結集して 社会に貢献するシンクタンク=国土 文化研究所 国土文化研究所は、 “ 国土文化” という視点により、豊かな社会を創造するためのさまざまな研究や政策提言を行い、 これを通して「心の豊かさを醸成できる空間を創出」する役割を担っています。 研究開発 地域・社会活動 「自分らしく、そして日本らしく暮らしていくための 東京・日本橋は、江戸時代以降日本の経済と文化の 研究から、 新たな21世紀社会の構築に向けた各分野を融合する 眼力を養う」ための 機会を広く地域 の 皆さまに 中心地として発展してきた街です。当社はこの地域に 総合的技術までを対象に、広範なテーマの研究開発を行って ご提供するため、2008年からオープンセミナーを 50年以上にわたって本社を置く企業であり、企業の います。研究成果は年次報告書としてとりまとめ、 公開しています。 開催しています。また、研究開発や顧問の先生方の 社会的責任として、その得意分野を活かして地域の 著作などをとりまとめ、出版を行っています。 活性化やまちづくりに参画し、貢献していきたいと 社会資本整備に関わる技術者の能力向上のための基礎的な 〈主な研究テーマ〉 ● ● 考え、さまざまな地域活動の支援を行っています。 女性技術者の量的・質的拡大へ向けた企業経営のあり方に 関する研究 ● お江戸日本橋 ● 再生可能エネルギーにおける水力発電の価値評価と開発 推進に向けた研究 ● 子どもを育む都市部における水辺環境に関する研究 ● コンパクトシティ (低炭素型社会づくり)に関する研究 舟めぐり 日本橋地域の企業・学校・団体などと協働で「江戸東京再 人口減少社会における都市構造の再編とインフラ維持管理 のあり方に関する研究 ▲研究成果の学会での発表 13 社会への情報発信 発見コンソーシアム」 を立ち上げ、東京都心の観光集客事業 を通じた地域活性化のお手伝いをしています。当社が所有 する小型電気ボートを用いて日本橋川や隅田川など地域の 川をガイドと共にめぐる 「舟めぐり」の運航や、社内技術者が ▲地域の皆さまに参加いただけるオープンセミナー 水面からの視点で都市のインフラ、 防災、 環境などを解説し、 考える機会を提供するインフラツアーを実施しています。 ▲出版した書籍の例 ▲小型電気ボート 「江戸東京号」 による舟めぐり 〒103-8430 東京都中央区日本橋浜町3-21-1 (日本橋浜町Fタワー)TEL.03-3668-0451 http://www.ctie.co.jp/ 2016.04
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