2015 年は 3 年連続の二桁成長を達成

バイエル薬品株式会社
〒530-0001
大阪市北区梅田 2-4-9
TEL 06-6133-7333
www.bayer.co.jp/byl
News Release
「変革」を続けるバイエル薬品、2015 年は 3 年連続の二桁成長を達成
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「イグザレルト®」「アイリーア®」が大きく貢献
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オープンイノベーションセンターを通じて、パートナーシップの拡充、ビッグデータの活用、異業種と
の連携を推進
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患者さん志向の企業文化を進化
大阪、2016 年 4 月 6 日 ― バイエル薬品株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:カーステン・ブル
ン、以下バイエル薬品)は、2015 年の売上高が前年比 12.2%1 増の 2,795 億円 2(以下、薬価ベース)を達
成したと発表しました。3 年連続二桁成長を遂げ、国内の医療用医薬品企業における売上高順位が 2012
年の 17 位から 10 位 3 に上昇しました。これは、選択的直接作用型第 Xa 因子阻害剤(経口抗凝固剤)
「イグザレルト®」と眼科用 VEGF 阻害剤「アイリーア®」の 2 製品が成長を牽引し、「後発医薬品なし(特許
保護期間または再審査期間中製品)」の製品が売上高に占める割合を 75%に上げるなど、革新的製品を
市場に提供することが出来た結果であると考えます。2016 年は、製品ポートフォリオの若返りを継続し成
長を持続させます。
主力製品である「イグザレルト®」と「アイリーア®」の 2 製品は、2015 年に売上高・シェアともに同類薬市場
において 1 位となり、マーケットを牽引しています。「イグザレルト®」は、売上高 516 億 7,800 万円(前年比
28.3%増)2 と拡大し、経口抗凝固薬市場における 2015 年の金額シェアは 37.1%2 を占めました。「深部静
脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制」に対する承認を 2015 年 9 月に取得し、同年 12 月に
は新規経口抗凝固薬として初の剤形となる「細粒分包」を日本で発売し、より多くの患者さんに貢献してい
ます。「アイリーア®」は、売上高 450 億 2,000 万円(同 64.0%増)2 に伸長、眼科用 VEGF 阻害剤市場にお
ける 2015 年の数量シェアは 63.3%2 を記録しました。さらに、2015 年 6 月には網膜静脈閉塞症に伴う黄
斑浮腫の適応で承認を取得しています。2 製品ともさらなる適応拡大に向けて臨床試験を実施しており、
今後もバイエル薬品の業績を牽引していきます。
革新的製品に注力するバイエル薬品は、薬価制度の改革をはじめとする市場環境の変化に対応するた
め、2016 年より、一層「患者さん志向」の企業を目指して変革します。
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製品に関しては、新薬の市場投入・適応拡大による新たな治療選択肢の提供とともに、発売後に臨床医
が直面する課題解決にも積極的に取り組みます。リアルワールドエビデンス(実臨床データ)の蓄積により、
開発治験を補強することを目指し、現在「イグザレルト®」ではさまざまな医師主導臨床研究が実施されて
います。2016 年 3 月には、骨転移のある去勢抵抗性前立腺癌の治療薬「ゾーフィゴ®」と、血友病 A 治療
薬として、新規の遺伝子組換え型血液凝固第 VIII 因子製剤「コバールトリイ®」の 2 製品の承認を取得し
ました。2016 年は、開発パイプラインとして国内で 45 件の第 II 相および第 III 相臨床試験の実施を予定
しており、アンメットメディカルニーズに積極的に応える有望な医薬品の開発を続けていきます。
また、オープンイノベーションセンターを通じて、バイエルグループとして、パートナーシップの拡充やビッ
グデータの活用を進めるとともに「創薬」を超えたソリューションの提供にも取り組みます。京都大学産官学
連携本部との連携では、複数の共同会議「アゴラバイエル」を開催しています。未開拓の創薬の可能性を
引き出す取り組みとして、創薬候補を発掘する公募型研究助成プログラムを拡充し、抗体に特化した支援
プログラムも導入しました。また、ビッグデータを活用し、共同研究候補や連携先、治験候補施設の効率
的な選定を始めています。さらに、医薬品業界を超えた異業種との連携も推進します。2016 年より、デジ
タルヘルス分野での革新的なテクノロジーの開発を促進し、潜在的な協業企業の発掘を目的とした助成
プログラム「Grants4Apps」を導入し、初回は「服薬アドヒアランスを改善するデジタル技術を活用した革新
的な解決策」をテーマに募集しています。
バイエルは、2016 年 1 月より医療用医薬品部門、コンシューマーヘルス部門、クロップ サイエンス部門の
3 部門からなる「ライフサイエンス企業」に変革しています。バイエル薬品は「差別化され、かつ、統合され
た価値提供を通じて顧客の期待を上回る結果を生み出す革新的なリーダーになる」という将来ビジョンを
掲げ、社員の意見・発想を活性化するとともに従来にはない新しい方法を積極的に試し、その成功に向け
て様々な部門の社員が協働する企業文化の醸成にも取り組みます。これらの変革を通じて「患者さん志
向」の企業として、社会のニーズに応える治療の選択肢を開発、提供し、人々のクオリティ・オブ・ライフ
(QOL)のさらなる向上に貢献していきます。
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Source: ©2016 IMS Health, Calculated based on JPM Dec. 2012, 2013, 2014, 2015 MAT, Reprinted with permission
2
Source: ©2016 IMS Health, Based on JPM Dec.2015, Reprinted with permission
3
Source: ©2016 IMS Health, Company 1 ranking in IMS Topline data in 2012-2015, Reprinted with permission
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バイエルについて
Bayer: Science For A Better Life
バイエルは、ヘルスケアと農業関連のライフサイエンス領域を中核事業とするグローバル企業です。「Science For A Better Life」と
いうミッションのもと、バイエルはその製品とサービスを通じて、人々のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上に貢献すると同時に、
技術革新、成長、およびより高い収益力を通して企業価値を創造することも目指しています。また、バイエルは、持続可能な発展
に対して、そして良き企業市民として社会と倫理の双方で責任を果たすために、これからも努力を続けます。グループ全体の売
上高は 463 億ユーロ、従業員数は 116,800 名(2015 年)。設備投資額は 26 億ユーロ、研究開発費は 43 億ユーロです。この数字
は、コベストロ社として株式市場に 2015 年 10 月 6 日に上場した高機能ポリマー材料の事業を含んでいます。詳細は
www.bayer.com.をご参照ください。
バイエル薬品株式会社について
バイエル薬品株式会社は本社を大阪に置き、医療用医薬品、コンシューマーヘルス、動物用薬品の各事業からなるヘルスケア
企業です。医療用医薬品部門では、循環器領域、腫瘍・血液領域、ウィメンズヘルスケア領域、眼科領域、画像診断領域に注力
しています。コンシューマーヘルス部門では解熱鎮痛薬「バイエルアスピリン」をはじめ、アレルギー性疾患治療剤や皮膚科領域
に注力しています。動物用薬品事業部は、動物用医薬品の提供を中心にコンパニオンアニマルおよび畜産動物のヘルスケアに
貢献しています。同社は「Science For A Better Life」 というミッションのもと、技術革新と革新的な製品によって、日本の患者さんの
「満たされない願い」に応える先進医薬品企業を目指しています。詳細は www.bayer.co.jp/byl をご参照ください。
バイエル薬品株式会社
2016 年 4 月 6 日、大阪
将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)
このニュースリリースには、バイエルの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking
Statements) が含まれている。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動
向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがある。これらの要因には、当社の Web サイト上
(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれる。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、
将来の出来事または情勢に適合させる責任を負うものではない。
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