かぐや姫の余興には笑いが止まりません。 こうやって13年目も毎日笑って過ごしましょうね! 日頃より大変お世話になっております。 2月22日に、日和くにみは12周年の創業祭を開催することができました。日和梁川の利用者様も駆けつけて、 大変賑やかでした。この日が迎えられたのも、利用者の皆様とご家族様のご協力とご理解があってこそと感謝し ております。本当にありがとうございます。 つい先日、約9年間ご利用下さった方がお亡くなりになりました。御年100歳です。私が初めてお会いした時は、 91歳。脳梗塞の入院加療を経て、これから在宅生活を…、という時に私達日和が介入させていただくことにな りました。高齢ではありますがお元気で、裁縫が得意で、言葉も振る舞いも上品なかわいらしいおばあちゃん。 ですが、利用当初の1か月は「行きたくないんだから!」と言ってデイサービスの利用には強い拒否が…。それは もう91歳とは思えない程の力強さで、息子さんと二人がかりの説得も叶わず、この小柄な体のどこにそんな力が あるのかと驚かされたことを今でもよく覚えています。その後は利用にも慣れ、休まず通って下さるようになり、 本当に良かったです。 昨年の始め頃からでしょうか、それまでと違い「七つの子」などの童謡や、鼻歌を歌っている姿が多く見受け られるようになりました。不思議に思い息子さんに聞くと、懐かしいだろうからと、毎日唱歌のCDを流してい るとのこと。また、ご本人も「小さい時にお母さんが、寂しくないようにと歌ってくれた歌なんです」と教えて くれました。いつの間にか歌が日課となって、優しいお母さんの顔を思い出しながら日和でも口ずさむように なっていたのですね。息子さんの愛情を受け、穏やかに穏やかに一日一日を過ごしておられました。 最後まで笑顔で上品で、凛々しい姿を見せていただきました。人生の大先輩として一人の女性として、その姿 は憧れです。突然の訃報にまだ信じられない思いではありますが、昨年の敬老会で一緒に100歳のお祝いが出来た こと、そして最後まで日和で一緒に過ごせたことに感謝しています。9年間たくさんの思い出をありがとうござ いました。 もうすぐ春を迎えますね。春は、花見にドライブ…と楽しい季節です。13年目の日和くにみを、今後ともよろ しくお願い致します。 日和くにみ 生活相談員 梶川雪恵
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