町田市下水道事業地方公営企業法適用業務支援委託 受託候補者選定

町田市下水道事業地方公営企業法適用業務支援委託
受託候補者選定のためのプロポーザル説明書
2016 年 4 月 1 日公表
1.
事業の経緯、契約の目的
町田市の下水道事業は、1964(昭和 39)年度に事業認可を取得してから、住環境の改善と河川等の
水質向上を目的に下水道の整備に努め、2014(平成 26)年度末で人口普及率が 98.4%に達しました。
町田市下水道事業で所有している施設は、管路施設約 1,600km、処理場 2 箇所、ポンプ場 1 箇所です。
町田市では、
「町田市下水道ビジョン(2012(平成 24)年度~)」を策定し、基本理念「次世代につ
なげる良好な水環境を目指して」のもと、三つの基本方針「より良い環境・安心な暮らし・より良い下水
道サービス」を掲げ事業に取り組んでいます。また、実施計画である「町田市下水道アクションプラン
(2012(平成 24)年度~2016(平成 28)年度)」に基づき、汚水処理施設の整備、浸水対策、地震
対策、改築更新など、下水道事業が安定的に機能し続け、重要な都市基盤として快適で安全な暮らしを支
えていくための様々な事業を展開しています。また、2014 年度に「資産管理基本計画」を策定し、アセ
ットマネジメント手法を取り入れた維持管理に着手したところです。
しかし、事業着手から 50 年が経過し、今後、耐用年数をこえる施設が増大し、安定した処理ができ
るかが懸念されています。更に、これまでに整備してきた膨大な施設の老朽化に伴う更新投資の増大や、
人口減少に伴う使用料収入の減少が見込まれるなど、経営環境はますます厳しさを増します。このような
状況の中で、必要な市民サービスを将来にわたり安定的に提供していくためには、自らの経営・資産等を
正確に把握し、中長期的な視点に立った計画的な経営基盤の強化と財政マネジメントの向上等が重要とな
ります。このことに取り組むためには、地方公営企業法の適用(以下「法適化」という。)が必要不可欠
です。
本委託業務は、町田市公共下水道の法適化に向けて、公営企業会計方式への移行に必要となる固定資
産台帳の整備、法適化に必要な事務手続き支援、例規整備支援及び各システム構築を行い、法適化に必要
な移行業務を効率的かつ円滑に進めるための支援を行うことを目的としています。
2.
契約の概要
契約件名
町田市下水道事業地方公営企業法適用業務支援委託
契約期間
契約締結日から 2019 年 3 月 31 日まで
履行場所
町田市指定場所
委託する業務
町田市下水道事業地方公営企業法適用業務支援委託仕様書のとおり
契約約款
町田市が定めた業務委託契約約款を使用する。
契約保証金
契約保証金の納付は免除する。
契約代金の支払方法
委託契約書で定める各年度の支払限度額の範囲内で委託料を支払う。
前金払いはしない。
契約目途額
契約金額の上限は、152,172,000 円(消費税含む)とする。
(予定価格)
また、2016 年度は、19,764,000 円(消費税含む)以内とする。
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3.
プロポーザルの目的
法適化を行うにあたって、限られた行政資源(ヒト、モノ、カネ)の中で移行することが求められてい
ます。そのためには、移行業務の3本柱である「資産調査・評価業務」、
「移行事務支援業務」及び「シス
テム構築業務」を総合的に行い、準備期間を短くし、効率化を図ることが必要です。
よって、このプロポーザルは、契約者を決定するにあたり、価格のみの競争ではなく、事業者又は業
務責任者の実績、経験、技術力、企画力等、受託者としての適格性を確認するために行うもので、プロポ
ーザルに参加する事業者(以下「プロポーザル参加者」という。)が提出した提案書等の内容及びヒアリ
ング等の状況を評価し、最も高い評価を受けたプロポーザル参加者を契約候補者として特定します。
ただし、参加がない場合又はプロポーザル参加者の中に適格者がいないときは契約候補者を特定しな
い場合があります。
4.
プロポーザルの形式、参加資格
このプロポーザルは公募型プロポーザルとし、このプロポーザルに参加させる事業者は、以下のすべ
ての条件を満たしている者とします。ただし、以下のいずれかに該当しないこととなった場合は、指名を
取り消します。
① 東京電子自治体共同運営電子調達サービスにより入札参加資格審査申請を行い、町田市における競争
入札参加資格者名簿に登録されていること。
② 町田市から資格停止措置等をうけていないこと。
③ 経営不振の状態にないと認められること。
④ 委託業務を実施する事業所等が都内または近郊に所在すること。
⑤ 本件と類似する契約実績を有すると認められること。
(本件と類似する契約実績とは、下水道事業の法適化業務支援を行ったことを言う。
)
また、このプロポーザルに共同企業体として参加申請を行う場合は、以下のすべての条件を満たすも
のとし、提出書類に共同企業体を編成したことを証明する書面(協定書の写しなど)を添付してください。
① 共同企業体を構成する者(以下「構成員」という。
)の数は2者ないし3者とすること。
② すべての構成員が、「4.
プロポーザルの形式、参加資格」の①~⑤に規定する事項を満たすこと。
③ 協定書等には、役割分担、構成員の破産や解散時の処置及び共同企業体解散後の瑕疵担保等について
定めること。
④ 本委託業務の契約期間終了後も、なお3ヶ月は共同企業体として存続するものであること。
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5.
プロポーザルの日程
このプロポーザルは、次の日程で行います。
項番
期限等
(1)
案件公表
2016 年 4 月 1 日(金)
(2)
資料配布
2016 年 4 月 1 日(金)
(3)
参加申請書の提出
2016 年 4 月 14 日(木)午後 5 時まで
(4)
参加資格審査結果の通知
2016 年 4 月 15 日(金)
(5)
質疑の提出
2016 年 4 月 20 日(水)午後 5 時まで
(6)
質疑の回答
2016 年 4 月 25 日(月)
(7)
提出書類の作成、提出
2016 年 5 月 10 日(火)午後 5 時まで
書類審査の結果通知、提案説明・ヒアリ
2016 年 5 月 13 日(金)
(8)
6.
手続き等
ングの開催通知
(9)
提案説明・ヒアリング
2016 年 5 月 20 日(金)の指定時間
(10)
評価、採点
2016 年 5 月 20 日(金)
(11)
結果通知、結果公表
2016 年 5 月 23 日(月)
(12)
契約内容の調整、仕様書の決定
2016 年 6 月 6 日(月)予定
(13)
見積書の提出
2016 年 6 月 7 日(火)予定
(14)
契約書の調印
2016 年 6 月 9 日(木)予定
プロポーザルの手順
前記「プロポーザルの日程」に示した項番順に手続きの方法を説明します。
(1) 案件公表
このプロポーザルに関する情報は、随時、町田市ホームページで公表します。
(2) 資料配布
この契約に関する資料及びプロポーザルに参加するために必要な資料は次のとおりです。
①
プロポーザル説明書
②
町田市下水道事業地方公営企業法適用業務支援委託仕様書
③
情報セキュリティ確保・個人情報保護のための特記仕様書
④
町田市情報システム統合基盤利用者ガイドライン
⑤
町田市基盤要件
⑥
町田市公共下水道事業地方公営企業法適用について
⑦
業務委託契約書及び約款
⑧
参加申請書
⑨
経営不振の状態にないことの誓約書
⑩
質疑書
⑪
提案書
⑫
企画書
⑬
業務従事者実績書
3
⑭
類似契約実績書
この資料は、町田市ホームページに掲載してありますので、必要に応じてダウンロードし
てください。
町田市ホームページ URL;http://www.city.machida.tokyo.jp
事業者の皆さんへ>入札・契約>プロポーザルによる契約案件の公表>公募型プロポーザ
ル
(3) 参加申請書の提出
プロポーザルへの参加を希望される場合は、
「プロポーザル参加申請書」に必要書類を添
えて、2016 年 4 月 14 日(木)午後 5 時までに、下水道部下水道総務課に郵送、FAX 又
は持参してください。提出部数は 1 部です。郵送又は FAX の場合は期限までに必着としま
す。
(4) 参加申請審査結果の通知
プロポーザル参加申請者には、「プロポーザル参加申請審査結果通知書」を電子メールで
送付いたします。
(5) 質疑の提出
本案件の契約内容に関する質問は、「質疑書」に記載し、電子メールに添付して「8.本案
件に係る問合せ先」の電子メールアドレスへ送付してください。
電子メール送信の際の件名は次のとおりとします。
件名:案件番号質疑+参加業者名+送信年月日
例
:町田下水プロポーザルに関する質疑
株式会社○○
160415
(株式会社○○が 2016 年 4 月 15日に質疑書を送信した場合)
(6) 質疑の回答
提出された質問事項への回答全てを取りまとめて、プロポーザル参加者全員へ「質疑回答
書」を電子メールに添付して送付します。ただし、個別質問については質問者のみに回答し
ます。
プロポーザル参加者全員へ通知後「質疑回答書」は、町田市ホームページにも同様に掲示
します。
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(7) 提出書類の作成、提出
次のとおり提出書類を作成し、2016 年 5 月 10 日(火)午後 5 時までに、下水道部下
水道総務課に郵送又は持参してください。
また、共同企業体を構成した場合は、共同企業体を編成したことを証明する書面(協定書
の写しなど)を添付してください。
提出書類の作成にあたっての注意事項
【共通事項】
特に指定がある場合を除き、A4判普通紙を縦置きに使用し、文章は横書きとしてくださ
い。
文字サイズは 10 ポイント以上とします。文字等の色指定はありません。
提案書及び見積書を除き、提出書類には会社名、ロゴマーク等、作成者がだれであるかが
分かる表示は一切しないでください。
書類等の名称、様式
提案書
<指定様式>
記述内容、提出部数等
必要事項を漏れなく記入し、代表者又は契約代理人名義で記名押
印してください。押印は東京電子自治体共同運営の受付票の印影と
同一としてください。
提出部数は 1 部です。
見積書
様式は自由です。できるだけ詳細な内訳書を添付してください。
<様式自由>
見積り金額には消費税を含みます。ただし、契約目途額を超える
金額は記載できません。
ページ数の制限はありません。提出部数は 1 部です。
企画書
次の課題又はテーマについて記述してください。
<様式自由>
①
町田市下水道事業の現状と課題について
②
実施計画について
「固定資産調査及び評価業務」、「法適用移行事務支援業
務」、
「公営企業会計システム業務」について、項目・内容・
方法・体制等を記述してください。
なお、システム構築については、
「町田市情報システム統合
基盤利用者ガイドライン」及び「町田市基盤要件」に基づく
ことが前提となります。
③
実施体制について
ページ数は全体で 5 ページ以内。提出部数は 10 部です。
工程計画表
業務実施スケジュールを記載してください。
<様式自由>
提出部数は 10 部です。
業務従事者実績書
契約締結後に本業務に従事する予定の業務責任者、照査技術者、
<指定様式>
担当技術者が、本件と類似した契約に携わった経験がある場合は、
指定様式に契約の概要を記載してください。
(受注した団体の人口、
管きょ延長、処理場・ポンプ場の有無等も記載してください。
)
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予定業務従事者が過去に所属していた企業における実績も含め
ます。ただし、2006 年 4 月 1 日~2016 年 3 月 31 日の間に
完了又は契約しているものに限ります。
提出部数は 10 部です。
類似契約実績書
法人として、本件と類似した契約を履行した実績がある場合は、
<指定様式>
指定様式に契約の概要を記載してください。
(受注した団体の人口、
管きょ延長、処理場・ポンプ場の有無等も記載してください。
)
ただし、2006 年 4 月 1 日~2016 年 3 月 31 日の間に完了
又は契約しているものに限ります。
提出部数は 10 部です。
契約書の写し
類似契約実績書に記載した契約について、契約書の写しを添付し
てください。件名、契約金額、契約当事者名が表記されている部分
だけで結構です。
提出部数は、契約案件ごとに 1 部です。
【書類の綴り方】
提
案
書
見
積
書
企
画
書
工
程
計
画
表
業
務
従
事
者
実
績
書
類
似
契
約
実
績
書
契
約
書
の
写
し
企
画
書
工
程
計
画
表
業
務
従
事
者
実
績
書
類
似
契
約
実
績
書
9組
1組
適当な封筒に入れて提出する。
※提出書類を1組ごとに重ね、左上をステープラでとめてください。
6
(8) 書類審査の結果通知、提案説明・ヒアリングの開催通知
提案説明・ヒアリングの前に、書類審査を行います。合格した者のみ、提案説明・ヒアリ
ングを実施します。なお、合格者が 5 者以上の場合は、上位 5 者を合格とします。参加者全
員に電子メール(又は FAX)で結果の通知を行います。また、合格者には、提案説明・ヒア
リングの開催通知を電子メール(又は FAX)で通知します。
(9) 提案説明、ヒアリング
次のとおり提案説明及びヒアリングを行います。提案説明及びヒアリングに出席しない場
合は、採点しません。
項目名
日 時
注意事項等
2016 年 5 月 20 日(金)
集合時間は、ヒアリング等開催通知書で指定します。
会 場
町田市庁舎 2 階 2-4 会議室
内 容
始めに、提出した企画書等の内容について、20 分間以内で説明してくだ
さい。パソコン、プロジェクター等の機材は使用できません。
次に、評価委員から質問しますので、簡潔に回答してください。質疑時
間は約 10 分間程度とします。
説明員
原則として、契約締結後に業務責任者になる予定の方が説明及び回答を
行ってください。
会場に入室できるのは、受託後業務を遂行する予定のメンバーに限りま
す。人数は 5 名以内とします。
入室する方は、会社名を表示した衣類やバッチ等、会社名を特定できる
ようなものを身に着けないでください。
(10) 評価、採点
このプロポーザルのために組織した評価委員会において、プロポーザル参加者の提案及び
ヒアリングの状況を評価、採点を行い、契約候補者を特定します。
評価項目及び配点は下表のとおりです。なお、提出書類が所定の形式に適合していない場
合は減点することがあります。
評価項目
配点
企画書
50 点
工程計画について
15 点
業務従事者の実績について
75 点
類似契約の実績について
25 点
見積りについて
20 点
プレゼンテーション及びヒアリングについて
15 点
合計
200 点
7
(11) 結果通知、結果公表
プロポーザル参加者全員に電子メール(又は FAX)で「プロポーザル評価結果通知書」
を送付し、契約候補者として特定した者の名称を通知するとともに、町田市ホームページで
「採点結果調書」を公表します。
(12) 契約内容の調整、仕様書の決定
契約候補者と下水道部下水道総務課とで業務内容の調整を行い、仕様書を確定します。
(13) 見積書の提出
契約候補者は、確定した契約内容に基づき、契約締結に向けた見積書を提出してください。
(14) 契約書の調印
契約書に調印し、契約を締結します。
7.
その他留意事項
① プロポーザルに参加する費用は、すべてプロポーザル参加者の負担とします。
② 提出書類等で用いる言語は日本語、通貨は日本円とします。また、提出書類等で用いる計量単位は、
特別の定めがある場合を除き、計量法(平成 4 年法律第 51 号)に定めるものとします。
③ 提出後の提案書等の修正又は変更はできません。ただし、やむをえない理由により修正又は変更が生
じた場合で、町田市が承諾したものについてはこの限りではありません。
④ 提出書類に虚偽の記載をした場合は、町田市入札参加資格停止措置要綱に基づき資格停止措置等を行
うことがあります。
⑤ 提出書類の著作権は、プロポーザル参加者に帰属します。ただし、町田市が本案件のプロポーザルに
関する報告、公表等のために必要な場合は、プロポーザル参加者の承諾を得ずに提出書類の内容を無
償で使用できるものとします。また、本案件に係る情報公開請求があった場合は、町田市情報公開条
例に基づき、提出書類を公開することがあります。
⑥ 提出された書類は一切返却いたしません。
⑦ プロポーザルで第一優先の契約候補者となっても契約締結しない場合があります。
8.
本案件に係る問い合わせ先
町田市下水道部下水道総務課(町田市庁舎 8 階)
所在地:〒194-8520
町田市森野二丁目 2 番 22 号
電話:042-724-4290
FAX:050-3161-6448
e-mail: [email protected]
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