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第3章 望ましい環境像
第3章 望ましい環境像
第1節 基本理念
本計画は、白井市環境基本条例に基づき、健全で恵み豊かな環境を守り、将来に引き継いでいくた
めに、市民・市民団体・事業者・市がそれぞれの役割を果たし連携・協力しながら、環境保全活動を
推進していくための指針となるものです。
基本理念は、環境の保全に関する基本的な考え方であり、市民、市民団体、事業者、市が環境の保
全を推進するための行動や判断の際に共通認識とすべき事項となるもので、次の4つを基本理念とし
て掲げます。
■ 基本理念 ■
1.健全で良好な環境を維持・継承します
私たちは、将来にわたって健全で恵み豊かな環境を享受できるように、また、将来の世代に引
き継ぐことができるよう、環境を守る努力や協力をします。
2.環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会を構築します
私たちは、環境を守る活動を自主的・積極的に行い、環境への負荷の少ない持続的な発展を続
けることができる社会を築きます。
3.人と自然が共生し、多様な自然環境を保全します
私たちは、自然を大切にし、多様な自然や生き物とともに生きる環境を創ります。
4.地球環境の保全をすすめます
地球環境問題は、私たち人類の課題です。私たちは、私たちの日常生活や事業活動が、地球環
境に深く関わっていることを認識し、地球を守るという広い視野に立ち、地球環境の保全をすす
めるため、できることから行動します。
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第2節 望ましい環境像
市の環境基本条例に示された基本理念を踏まえ、市が目指す望ましい環境像として次の5つを継続
して掲げます。
本計画では、望ましい環境像を実現するために、市の特色を活かしながら展開する各種施策を「第
4章 施策の展開」に示します。
■ 望ましい環境像 ■
1.豊かな自然を生かし、大切にするまち
緑豊かな丘陵部の雑木林や下手賀沼を始めとする河川や湧水、谷津周辺の水田などの自然環境
は、市民の生活はもとより、生き物の生息空間としても貴重な財産であり、これらを将来へ残し
ていくことは私たちの責務です。また、多様な自然環境を適切に保全するとともに人と自然との
触れ合いを進め、自然との共生を基調としたまちづくりをめざします。
2.市民の健康と快適な生活環境を守るまち
人の健康や生活環境に被害を及ぼす公害が、従来の工場・事業所を発生源とするものから、自
動車交通や生活排水など都市・生活型へと移行する中で、絶えず時代に即した公害対策に努める
とともに、有害物質などから市民生活を守るための取り組みを進めます。また、私たちが身近な
緑や水辺に憩い、美しく文化的なまちに暮らせるよう、白井市の風土を生かした、快適な環境を
めざします。
3.限られた資源・エネルギーを大切にするまち
ごみ問題や資源・エネルギー問題の解決に向けて、これまでの大量生産、大量消費、大量廃棄
型の経済社会システムやライフスタイルを見直し、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社
会の構築をめざします。
4.環境を知り、環境に配慮したやさしいライフスタイルを実践するまち
市民・市民団体・事業者・市の4者が一体となって環境保全活動に取り組んでいくため、環境
についての教育・学習の機会や情報の提供を図るとともに、市民・市民団体・事業者への支援や
相互の連携・協力などの環境づくりをめざします。
5.地球環境の保全に貢献するまち
地球温暖化をはじめとする地球環境問題は、人類共通の課題です。私たち一人ひとりの行動が
地球環境の保全に結びついていることを認識し、日々の生活や身近な環境から問題の解決に向け
た取り組みを進めます。
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