フローリック GR は、セメントに対する分散性能が極めて 大きく、高い減水性が得られ、また、特殊リグニン化合物の 効果によって、施工時にモルタル中に混入してくる有機物、 シルト質粘土等の影響を受け難く、安定した性能を発揮します。 性 状 フローリック GR は、ナフタレンスルホン酸と、変性リグ ニンの共縮化合物に、特殊リグニンを配合したものを主成 分とする茶褐色の液体です。 塩化物や有害物は含まれていません。 密度 g/cm3(20℃) :1.15±0.01 粘度(20℃) :50cps 以下 特 長 フローリック GR を用いたスラリーの単位水量は、プレー ンのものより 15 〜 21%低減します。従って、同量の単 位水量の場合はスラリー粘度が低下し作業性が大幅に改善 されます。また、硬化後の強度には悪い影響を与えません。 フローリック GR は分散効果が持続します。従って、長時 間にわたる作業でも安心して使用いただけます。 フローリック GR の使用量を増すことによって、凝結時間 を遅延させます。従って、高温期においても作業中の粘度 上昇を防止することができます。 用 途 一般土木・建築用 モルタル吹き付け用 グラウト用 標準使用量 フローリック GR の標準使用量は、セメント質量に対して 1.5%ですが、 目的に応じて 1.0 〜 2.5%の範囲でご使用下さい。 ●使用量と粘度 ●スラリー粘度経時変化 セメントスラリー (1000kg/m3) 粘度 (CP) 粘度 (CP) 90 配 合:セメント (N種) 230kg/m3 クレー (Kaolin) 340kg/m3 ナフタレンスルホン酸系 混和剤 80 70 1200 60 50 800 40 30 400 フローリックGR 20 10 0 1.0 2.0 フローリックGR添加率 (%) 0 図-1 GRの使用量と粘度 使用上の注意 0 30 60 90 経過時間 (分) 120 図-2 セメント・粘土混合物粘度 フローリック GR の使用量は、ご使用の目的に応じ、試し練りを行って決定し て下さい。 フローリック GR をセメントに対して 3%以上使用しますと、凝結遅延が大き くなります。特殊なケースを除いて標準使用量の範囲でご使用下さい。 フローリック GR と他の混和剤を混合しますと、沈澱物ができることがありま すのでご注意下さい。 フローリック GR には有害物は含まれていませんが、人体または衣服に付着し た場合は、水洗いによって洗浄して下さい。 詳細な内容が必要な場合には、 製品安全データシート(MSDS)をご参照下さい。 荷 姿 タンクローリー コンテナ(1,150kg 入) ドラム缶(220kg 入) フローリック GR は、ジェットグラウト協会の認定品です。 (平成 4 年 9 月 17 日認定証第 4 号) JJGA 日本ジェットグラウト協会 事務局 三信建設工業(株)内 〒 111-0052 東京都台東区柳橋 2-19-6 TEL.03-5825-3753 FAX.03-5825-3756
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